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三度目

2007-09-08 08:02:45 | Weblog
「二度あることは三度ある」と、ことわざにある。悪いことが重なった時に、三度目がないように注意を怠ってはいけないという意味である。

確かに同じような出来事が続くときは偶然でなく、根本的な原因があると思って対応した方がいいのだろう。

安倍改造内閣では、政治とカネの問題がないことが、入閣の条件だった。特に農相は二代続けて国民の信用を失い、一人は自殺し、もう一人は更迭されている。

当然のごとく、改造の焦点になった、指名されたのは農政通の遠藤武彦氏。ところが就任時に「ここだけは来ない方がよかった・・・」と話している。

いま思えば正しい発言だった。農相がトップの農業共済組合が、加入者を水増しする手口で国から115万円の補助金を不正に受け取っていたことが判明した。

農相は3年以上前に事実を知り、「大変大きな由々しき問題と感じた」と振り返っている。その認識も正しと思うが、トップを退くでもなく、不正受給分を変換するでもなく、月日が過ぎている。

この鈍感さは一体何なのだろう。農相は農水副大臣も経験している。本音では国からの補助金、要は税金を自分のカネのように思っているのでは、と勘ぐりたくもなる。