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BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

鉄道・JRの信号機 3灯式や4灯式など

2024-01-21 | エトセトラ
今日は、鉄道についての話です。

「JRの信号機」に関してで、それは、JR西の試運転電車をいつも撮影している場所に、設けられている信号機についてです。
ふだん撮っているのは、反対方向からなので裏側しか見ていなかったのですが、何気なく、表側を見てみたら…、気になることだらけ。



鉄道知識があまりないので、これを機に、調べてみました。(間違って理解していることがあるかも)
ここは複々線区間なので、列車が走るのに使われる、2つの信号機が並んでいます。(試運転車両が走る線路用の信号機ではありません)



まず、疑問1つ目は、同じ場所なのに、3灯と4灯の信号機があるのは、なぜ? 
(3灯は、道路の信号機と同じ「赤、黄、青 (緑)」なので見慣れていますが、色の意味は違っています)

この違いは、高速・高密度運転に対応する信号機かどうか、の違いのようです。

鉄道の3灯 (3現示) の色は、「赤=停止信号」「黄=注意信号。基本は45km/h以下の速度で進入」「緑=進行信号。基本は最高速度まで出してもいい」とのこと。(黄色は、実際の呼び方は「橙」=だいだい)

そして、4灯式のは、4つの信号を現示出来るもので、高速・高密度運転している場所に設置されているようです。確かに、この場所は、130kmぐらいのスピードで走っていたり、3-4分間隔でやってきたりしています。

4現示は、3現示に加えて、「黄と緑が同時に点灯=減速信号。基本は65km/h以下の速度で進入」(あるいは、信号機と信号機の距離が短い区間では、「黄が2灯点灯=警戒信号。基本は25km/h以下の速度で進入」の場合もあり) です。

さらに、もう1灯多い5灯式にして、5現示させる信号機もあったり、簡単な「赤・緑」「赤・黄」といった2灯式も。



疑問2つ目は、3灯式と4灯式では、点灯箇所に違いがあるのは、なぜ?
たとえば、緑の位置が3灯式は一番上に、4灯式は一番下になっています。

これは、視認性を考えて、そう決めた、からなのでしょう。黄と緑は、離している方が良いでしょうから。

3灯式は、上から「緑、黄、赤」、4灯式は、「黄、赤、黄、緑 (黄、赤、緑、黄)」、5灯式なら、「黄、黄、赤、緑、黄」の並びになるとのこと。点灯が増えることで、より細かくスピードを制限したい場所に、設置されるようです。

3つ目は、信号柱に付けられている標識が、気になりました。

「外」「内」の表示です。
これは、同じ場所にあり、ここは複々線なので、外側の線路、内側の線路を意味している、と思いますが。

「0」とか「0閉」の表示です。
調べてみると、この信号機は、駅の手前に位置しているので、「第0閉塞 (へいそく) 信号機」に当たるようです。(「場内信号機」とも呼ばれることも)

数字の書かれた標識は、「閉塞信号標識」と言われるもので、前の駅から電車が進行していくにつれ、数字が減数 (…、3、2、1、0) していき、到着駅の手前は、「0」(もしくは「場」) の表示標識になっています。(駅からの出発は、ホーム先に「出発信号機」があり、「出」とか「1場」→「2場」… の標識が付けられている場合があるようです)

ここで、「閉塞」とは何? についてです。
鉄道では、走行列車の安全を確保するため、線路を一定区間(=閉塞区間)に区切り、1つの区間に同時に2つ以上の列車が入らない(入れない)ようにしています。駅と駅の間には、いくつかの閉塞区間を設けて、区間始めに設置された信号機が「閉塞信号機」になり、閉塞区間に列車がいない時は自動的に緑の進行信号を出し、いる時は注意信号や停止信号を出します。



4つ目ですが、赤白斜め模様の四角い板が、灯を囲むように付けられているもので、これも何かの標識のようです。

これは、駅にある「非常ボタン」が押されると、連動してこれが点灯する「非常報知灯」ですよ、を示しています。
駅に近づいてくる列車の運転士に、赤灯の点滅により、緊急事態の発生を知らせます。650m以上の視認性があって、これを見た運転士は、急ブレーキを掛けて列車を急停止させます。

この他に、この周辺には、下の写真のような全体が丸形の、「中継信号機」もあります。



これは、見通しの悪いカーブなどの先に主信号機がある場合に、設置されています。
「縦・横・斜め」に小さな3つの白灯が表示され、縦は「進行」、横は「停止」、斜めは「制限」(警戒か、注意か、減速か) で、その先にある主信号機の状況を伝えています。

信号機の下の方についている標識は、「信号喚呼(かんこ)位置標」です。黒い丸の中にある黄色い三角形で、前方の信号機の表示を (声を出して) 確認する位置を示すものです。

表示は、前方が、閉塞信号機の場合は、閉塞信号機番号の「数字」が、場内信号機は「場」、出発信号機は「出」、中継信号機は「中」、(遠方信号機は「遠」)、が書かれています。
縁が白丸になっているのは、内側の線路用ですよ、を表しています。

この他には、「入換信号機」や、連結時に使う「誘導信号機」があります。
長くなりましたので、今回はここまでです。次は、信号機以外の信号について、書いてみたい、と思っています。



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