BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

JJY 標準電波局 (1985-2001年)

2014-03-31 | 国内局ベリカード
一般の放送局とは違う業務局について、取り上げてみます。標準電波(標準周波数)局「JJY」です。
日本標準時(JST)を放送する局で、独立行政法人・情報通信研究機構 (NICT)によって運用されていて、コールサインJJYが使われています。業務局ですが、ベリカードを発行してくれています。

1985年のカードは、四国の郷土玩具「姉さま」とよばれる流し雛のデザインです。
茨城県古河市にあった名崎送信所から、短波2.5・5・8・10・15MHzで、 1秒ごとの信号音や、モールス信号、女声の合成音声で時刻が告げられていました。
 1991年のは、名崎送信所のアンテナ塔とコントロールルームの写真です。

 1996年のは、英語版のカードをいただきました。この年の3月末で、2.5MHzと15MHzの2波が廃止されるというので、2.5MHzを聴いたものです。

2001年のは、短波による放送が3月末で廃止となった記念カードです。
二つ折りで、表面は、歴代発行されたベリカード9パターン(うちNo.6は3タイプあり)のデザインとなっています。


中面は、1940年に開局してから61年間の、感謝の言葉が書かれています。

JJYは、1999年より長波の60kHzを使って福島県のおおたかどや山送信所から、2001年より40kHzで福岡・佐賀県境にあるはがね山送信所から日本標準時のデータを送信するようになりました。
2004年のは、長波による運用開始5周年の記念カードです。これも二つ折りになっています。


中面は、おおたかどや (大鷹鳥谷) 山送信所と、はがね (羽金)山送信所の写真が使われています。
この時の、ベリカードの発行条件はラジオによる受信でなくても、いただけた点でした。それは、JJYの役割である、時刻電波の送信という本来の目的に沿ったもので、「電波時計での受信でも可」でした。
でしたので、手持ちのカシオ製かけ時計の受信ランプインジケーターを見て確認し、レポートしました。こんなユニークな方法で、ベリカードをいだいたのは初めてでした。ただ、受信したのは確かですが、どちらの局かは時計に周波数表示はないので不明です。


2010年のは、おおたかどや山をラジオ(ICOM IC-R75)で受信したカードです。2011年3月の東日本大震災では、福島原発事故により送信所施設にも避難命令が出されたため、停波を余儀なくされたこともありました。

ところで、BCLをしていると、正確な時刻を刻む電波時計がかかせませんので、ラジオのそばに1個置いています。
普段の生活では、時間は感覚的にしか感じていないので、いつもしている腕時計は機械式でも不便を感じないのですが、ただ、旅先など戸外に出て受信する場合、1日1回の時刻合わせがかかせません。

最近では、JJYなどの標準電波ではなく、GPS衛星からの電波を受信する腕時計も発売されています。次に買うならコレと思っていますが、今の腕時計を長く使っているし、文字盤がゴチャゴチャしてイマイチ気に入るデザインではないので、とりあえずパスです。
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