BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

プラハの風景写真  聖母マリア柱、旧市街広場周辺の風景など

2024-06-12 | エトセトラ
チェコ・プラハに住む友人から送られてきた、「プラハの風景写真」です。

まずは、旧市街広場にある「聖母マリアの柱」(Mariánský sloup) です。



2020年6月4日に、マリア像柱が再建されましたが、今年になってから、悪魔と戦う3人の天使像が台座に追加され、先週、作業員が、さらに像に翼を付けているところです。



再建専門委員会の方々も、やって来て見守っています。そして、8月には、4人目の天使像が追加される予定だそうです。



元々の聖母マリア柱は、1650年に皇帝フェルディナンド3世によって、スウェーデン兵による1648年の攻撃からプラハを守ってくれたことに対し、マリア様に感謝を捧げるために建てられました。(1900年に撮影された写真です)



ただ、1918年のチェコスロバキア独立直後、オーストリア・ハプスブルク帝国を象徴するものだ、との誤った主張により、同年11月3日に破壊されてしまいました。

柱の高さは6m。頂上に設置されたマリア像はレプリカとのことで、今回、これらの天使像を新たに造るために、月日がかかったのでしょう。
「ヤン・フス像」の隣に再建されて以来、旧市街広場の新名所になっています。

次は、旧市街広場に面した「ティーン教会」の東側にある、昔の「税関 (ティーン) 建物」です。
建物の後ろに見えている尖塔は、ティーン教会のです。



教会は、正式には「ティーンの前にある聖母教会」(Chrám Matky Boží před Týnem) と言いますので、後方にティーンがありました。また、古いドイツ語では、「ウンゲルト」(Ungelt、義務税の意)とも、呼ばれていました。

11世紀以来、外国の商人はプラハに到着すると、まずここに来て、税金を支払わなければなりませんでした。この一角が、ティーン・アレー (Týnská ulička、アレー=通路) になっています。

現在、これら当時の歴史的な家は、大学や博物館として利用されていて、周りには、観光客向けの小さな喫茶店や飲食店があります。



通りは、石畳みで非常に狭いですが、観光馬車が通っています。



14世紀に建てられたと言われる、この建物は、「金の指輪の家」(Dům U Zlatého prstenu) と呼ばれています。



邪悪な力から家を守ってくれるよう、門の上に金のリングを吊るした、との言い伝えから、シンボルの看板が掛けられています。現在は、「プラハ首都博物館」(Muzeum hlavního města Prahy) として、利用されています。

少し南の方にある、「エステート国立劇場」(narodni divadlo) で、1783年に建てられた、ヨーロッパで最古の劇場の1つです。ドイツ語が主流だったプラハで、チェコ語での最初の演劇が、1785年にここで上演されました。



そこから東へ行くと、1475年に造られた、「火薬塔」(Prasna brana、Powder tower) です。



ゴシック様式で、旧市街を取り囲んで守っていた城壁の門の1つです。17世紀に火薬の保管庫として使われていたので、火薬塔と呼ばれています。
1878~1886年に再建されました。1856に撮られた写真で、塔の頂上は、今と異なっていました。



1918年までの王制時代ままの姿で、王の像、王室の装飾、「Praga Caput Regni」(プラハ王国の長) の文字板が掲げられています。



元々の門の入口だった道は、車が通行し、歩行者は、塔と「市庁舎」 (1912年に完成) を結ぶ通路橋の下に造られた歩道を通ります。





街中を、観光客が乗るクラシックカー仕様の車が走っています。



手作りの製品を販売している工芸品店です。入口には、魔女のような人形が置かれています。



トラム (路面電車) のラッピングカーです。



小説家の「フランツ・カフカ」(Franz Kafka) を、デザインしたもので、プラハで活動するイラストレーターの「シモーナ・ロレ」(Simona Lore) の作品です。(ロレさんの写真はネットから)



今年は、カフカ死去から100年 (1924年6月3日没) にあたるので、Kafka24プロジェクトの一環として、4月9日から、15T4タイプのトラムが運行されています。

最後は、「平和広場」での、「国際リサイクルツアー」という名前のイベントです。



若者のグループが、空き缶を使って、ウミガメの絵を描いているところです。








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