BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

「World Radio TV Handbook 2022」最終版に

2021-12-26 | BCLアラカルト
英国のWRTH Publications社が発行している、「World Radio TV Handbook」(2022年版、第76版)を入手しました。この版でもって、1947年以来発行されてきたWRTHが最終となる、とのことです。

今や、世界の放送局の情報が掲載されている唯一の本、となってしまっていましたが、やはり、発行継続は難しいのでしょう。
国際的や各国内向けでも短波局が減ってしまいましたし、インターネットの時代になりましたし、紙の本の需要も少なくなったでしょうし。



これまで、毎年は止めにし、時々、購入していました。DX指向ではありませんし、値段が値段ですので。周波数などを知るというよりは、出力はどれぐらいなのかを調べるのに、役立ちました。

WRTHの思い出話になりますが、初めて入手したのが1970年。紀伊国屋書店の洋書コーナーで探して見つけました。その頃は、各局の放送スケジュールや住所が載っている、この本が良い参考書となりました。I.S.は、楽譜で掲載されていて、聴いただけで♪にすることが出来る担当者がいるのだな、と感心しました。



他に役立った事は、日本にあるFENへ何回レポートしても、梨の礫。沖縄のVUNCに出せば、宛先不明で返ってきました。WRTHを入手してからは、書かれていたアメリカ軍私書箱宛てに出してみると、カードをいただきました。

ただ、英語版なので、なかなか読もうという気にならないし、楽しむという訳にはいかないところでしょうか。日本語での、このような本は、日本BCL連盟の「DX年鑑」でしたが、1983年の発行まででした。



短波放送は、これからもなくならないでしょうが、このような参考書がなくなることは、ありきたりな言い方ですが、時代の変化を感じてしまいました。



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