BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

自由中国の声  ベリカード (2)

2017-10-11 | 海外局ベリカード
台湾からの「自由中国の声」日本語放送を聴いていただいた、ベリカード (その2) です。

(1982年)  切り絵 (剪紙) の作品です。「竹に2羽(雄雌)のニワトリ」です。



もう1つは、仲が良いと言われている鳥、「雄雌の比翼」の作品です。



比翼(ひよく)とは、中国の空想上の鳥とも言われていて、「天にあっては、比翼の鳥となり、地にあっては、連理の枝 (隣り合った二本の木のからみあった枝) とならん」という、唐代の詩人・白居易(白楽天)の詩の一節に由来する、題材なのでしょう。

(1984年) 縦長のカードで、四季を代表する花として、「梅、蘭、竹、菊の絵」です。いつ頃、描かれたのかは、良く知りませんが、時代物の作品なのでしょう。

   

カードに書かれている説明では、古代の中国では、これらの花々は「4人の貴人」にたとえられているようです。

   

「梅」は、早春の寒い気候にも屈しません。で、人の永続する精神を。「蘭」は、よい香りの帝王で深山に育つ。で、人の独立性を。「竹」は、激しい嵐の中でも折れることがない。で、人の不屈の精神を。「菊」は、秋から冬の寒さの中で咲く。で、人の忍耐の精神を象徴しているそうです。

これらのカードのユニークなところは、受信データ面にも縮小された同じ絵がレイアウトされていることで、ミシン目が入れられていて、切り離せるようになっています。切り離すと反対面は、局名と私書箱が書かれてある紙片になります。





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