こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2013年3月30日 土曜日 「右岸から左岸へ」

2013-03-30 02:58:37 | 写真日和
毎年毎年、結局のところ。。。泣く泣くギリギリのラインで、この年度末を迎える。
何も起きなかった、安堵の3月末など久しくない。
今日も、深夜まで、なんとかデータを仕上げて、サーバーに送り込まねばならず、タイムリミットが無い中、2人で黙々とここ三日カンズメになって、爆弾パスを受け取り・引き継がれる業務を。。。
途中から開き直り、なんとか午前0時少し前に、データーを放り込む。ここで形だけ、2012年度が終了した。

2人で、夜の街頭に照らされた桜を血管浮き出しのまなこで見やり、駅へと向かう。
さすれば、想定内通り、バッチイ酔っぱらいの渦と化した駅構内。駅が酒の匂いで充満している。想定通り、来た電車に乗れば、ギューギュー詰め。辟易となる。
・・・というのに、ゲームに熱中して、じぶんにもたれかかり続けるバカ30代男。
さすがにブチ切れて、ひざ蹴りを食らわす。「何するんですかあ!」とバカ。
「お前が、常識が無いからじゃあ!このバカタレが。」間に入る、オトナのヒト。
「みんな気が立っているんですから、納めて納めて。。。」
それでも、不服そうなバカ。その姿に再度ブチ切れて「警察でも行こか?」と言うが、オトナのヒトが止めてくれる。こういう場面は、ついつい多々あるのだが。。。

もはや、泥酔者どもの醜態による電車遅延もあり、向島までの電車は無い。
仕方なく、1秒でも早く・大嫌いな「ニンゲン」から離れたいのもあり、同僚と別れて、バカの足に再度食らわし・南千住で降りて、歩くことにする。

人の居ない道を歩くのは、疲弊した状況でも楽しいものである。出会った誰も居ない瞬間をカメラに納めながら。
コートを着ているから、寒いことは無いが、少し温度の低い風が吹いている。その風に揺らぐ、愛する桜や花々たち。
はらはらと散る桜を見て、花を見て、夜の静けさに眠る街・眠る「そこにあるべきモノたち」を眺めながら、シャッターを切りつつ帰る。
隅田川を渡ると、遠くから川を渡ってくる風がひゅーと吹いていた。水は滔々と川をコールタールのように流れる。
駅を降りて、風を感じてから、ずっとキング・クリムソンの「風に語りて」が脳の中を、エンドレスで流れ続けていた。なんとか岸を渡り、長い長い1年が終わった。
■King Crimson 「風に語りて(I Talk to the Wind)」■


1時半ころ帰宅し、缶ビールを開ける。
































コメント (1)
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