こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2013年3月23日 土曜日 「春の夢」

2013-03-23 10:03:14 | 想い出かたちんば
昨日、午後は月一回の定期検診。一挙に、そして同時期に、溢れ出るようにあちこちの桜が満開になった。
快晴と桜に誘われて歩いて御茶ノ水まで行った。通過する日本橋、大手町、駿河台・・・そして御茶ノ水へ。どこもかしこもカメラや携帯を持ち、桜に焦点を合わせる人々。
じぶんは、東京アッジェ(By荒木経惟さん)の如く、早足でそれらを通り過ぎながら、シャッターを切り続けた。

検診を終えて外に出ると、陽は長くなったもので、まだ夕暮れ。
空に地震雲的な光景。



そこから、淡路町、神田を通り越し、猥雑な空気をはらんだエリア、湯島~上野にと突入していく。コンビニの横にあるラヴホテルから出てくるカップル、入って消えていくカップルにもシャッターを切りながら。
上野公園にたどり着けば、蛆虫が湧いたような人の渦。

金曜、送別会、桜満開、再開発されゆく上野の4つが相乗効果を生み、ぐじゃぐじゃのカオスの街。
しばし、その外側でシャッターを切り続けたが、人ごみに疲れて、逃げるように帰った。
東向島を降りれば、静かなテリトリー。

幸福は、身近な近所と路地に潜んでいる。花なんか見ていない平成民の花見に、未だ疑問符???しか付かないじぶんは、近所に咲く桜を眺めて帰る。
なぜわざわざ桜を「花見」するのに、上野や浅草などに集合せねばならないのか?じぶんは、きたない人間の醜態を見たくはないので、人の居ない近所の公園の桜で十分ハッピーになれる。幸福は、身近な所に宿る。踊らされるのは、もうゴメンだ。

***

検診では、頚椎ヘルニアに関しても問われたが、時折強く襲って来る痛みは一生背負わないといけないものとは覚悟している。
いくら検査をしたところで、西洋医学では鎮痛剤かブロック注射しか手は無い。ブロック注射は既に試して効果がじぶんには無いと分かったのでやらない。鎮痛剤でごまかしながら、金曜で痛みが強いので、昨夜も今朝も自己流ストレッチを続ける。

***

昨夜は早々に午前0時前に消灯した。睡眠薬を服用し、ホワイトハウスのアルバム「グレイト・ホワイト・デス」を掛けながら。
ホワイトハウスというと、即ノイズミュージックにカテゴライズされるが、このアルバムは音量を最小にして掛けると、じぶんにはアンビエントミュージックになる。
■Whitehouse 「I'm Coming Up Your Ass」1985(From「Great White Death」)■

7:40朝日とすずめさんのちゅんちゅんのお話し声の中、起きて大きな伸びをする。たっぷり寝た感触は珍しい。

夢を見た。
夢に好まない仕事場の者が現れて、じぶんが追い詰められる。そういったことは多いのだが。
そんな場面もありながらも、1994年末・大阪で婚約寸前で破綻した葉子が出てきた。
街で、電車で、やたらとすれ違うのだが、横にいる女性の友人と話す言葉の粗さに、あの頃の牧歌的で愛らしかった葉子はもう居ないのだな、と思いながら。
あれから19年目の春を迎えている。

あの極寒の年末年始を経て起きた阪神淡路大震災。そのときに真っ先に電話をくれたのは葉子ではなくて、その前に別れた女だった。

昨夜携帯が鳴った。知らない番号と知らない声・・・と迷ったが取って話して分かるに時間を要した。10年ぶりくらいに、今は名古屋に居る大学時代の友人からだった。
芦屋の産まれ育ちの彼には、大阪時代には家探しから最後までずいぶんお世話になった。
阪神淡路大震災後、ボロボロの街の中を歩いて、彼の住む所に行ったり、彼をじぶんのマンションに泊めたりした。それからも時間が経過した。
明日、お墓参りがあって東京に来るので、夜に会わないか?という電話だった。今夜会う約束をした。
コメント (2)
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