Blog: Sato Site on the Web Side

「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

GW6

2006年05月06日 | Weblog
「げんべい」の近くにあった、これも目的の一つだったイタリア料理の店へ。東京でこれを食べようとしたらそうとう高くついてしまうだろう、というフレッシュで繊細できちんと味覚を痛打してくる味だった。でも、さっき取ってきた、みたいな魚は、東京ではやはり無理なわけで、来た甲斐があった、というもの。

その後、とりあえず海見るか、ということで、ともかく南のほうに、潮の香りのするほうに。いやいや、レストランから海までは100メートルなかった。釣りしたり、ウィンド・サーフィンしたりの人々の脇で、鮫の死骸を発見するくらいしかぼくたちには何も出来なかった。

その後、「江の水」に行く案が浮上したが、鎌倉で江ノ電に乗りかえようとしたら、乗るまで30分待ちの大混雑。早々にあきらめた瞬間、今年のGWの小旅行も実質the end。藤沢から乗った帰りの電車で、目の前に座る若い男二人が、いかに自由に生きるかで熱い議論を戦わせていた。そのためには、金をいかにセーヴするかが大問題で、その際、彼女をつくることが最もまずい、という結論になったのだった。

GW5

2006年05月06日 | Weblog
5/4

朝に千葉を出て、今度は関東の西海岸、葉山に行く。「げんべい」のサンダルをみにわざわざ行ったのだった。小一時間、迷って歩いた後、あっけなく現れた。

GW3

2006年05月06日 | Weblog
5/3

海の家の隙間から海が見える。しぼんだどらえもんとあんぱんまんも。ぼくはこういうオレンジ色の時間の、なんでもないようなものたちのいちいちが好きで好きでたまらない。転がる空き瓶の箱とか、看板の「かすれ」とか、砂利の「てかり」とか、影とか。

GW2

2006年05月06日 | Weblog
5/3

隣の片貝海岸をさらにぶらぶらする夕方。夏でもないのに海の家でははまぐりを焼いていたりして、惹かれる。砂浜に出て、すぐに駐車場のほうに戻る途中で、小六くらいの活きのいい少女二人とすれ違う(姉妹だろう)。半ズボンに長い足が目立つ自意識がたってきた様子のお姉ちゃんが、ずっとAに釘付けになっている。足を止めてじっーと見てる。振り向いているのが限界になったあたりで、妹になにやら笑って話しかけはじめた。あの目は「嫉妬」だな。小六の乙女に嫉妬させるAというひとが面白くってその瞬間が忘れられない。

写真は、その後、海の家ストリートを歩いている途中で、上から突きあがっている竹串を踏んでしまいニューバランスを串が貫通した証拠写真。信じられないくらい痛かった。竹串を外側から内側から抜いていたぼくの脇で、Aはげらげら笑っていたのだった。

GW

2006年05月06日 | Weblog
5/3は、九十九里の海に行く。

豊海海岸には、ささやかな塔(見晴台?)が立っていて、そこにはカップルたちの彫り物が無数にあって、やや気持ちが悪い(怨霊みたいに見えなくもない)。