Blog: Sato Site on the Web Side

「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

研究中

2005年11月29日 | Weblog
『ART FIELD』03号に寄稿する原稿がようやく完成に近づいた。8000字強(ちょっとはみ出てる!)。細かいところのチェックなどを行う。Ebreoというルネサンスの舞踏教師の理論書をめくったり、すると彼もダンスの完成の内に優美を見ていることが分かる。Historisches Woerterbuch der Rhetorikいう事典でAnmut(優美)の項目を引くと色々なことが分かった。ルネサンスの宮廷人カスティリオーネの優美論は、ルーツを古代ローマそれもプリニウスに持っているらしいこととか。この点、原稿には盛り込めないけれど、今後の資料として取っておこう。イタリア・ルネサンスの奥行きの一端を覗いたという感じでまだまだ氷山の一角、本格的な研究は今後の課題と言うことになる。ともかくも、ダンスの謎にさらに一歩近づいた気がする。

本郷からの帰り、町田のいつも行く「でくの坊」という名のラーメン屋へ。ここに来ると気持ちが落ち着く。そういうのってなんだろうなー。あまり、饒舌ではない寡黙な大将のセンスがきっとそういう気持ちにさせるのだ。そして美味いこと!べつに流行の感じの味(香味油うかしたり、とか?)ではないのだけれど、スープが美味。帰るとあっという間に就寝。



プールとサウナ

2005年11月29日 | Weblog
体と心というのは多分対等な関係にある並び立つ二つで、心がこじれると体が固まってきてこってくるし、その体をほぐしてやると心の方が楽になってきたりする。プールとサウナ、こいつがいま一番頼りになる。一時間泳ぎまくってその後どっぷり汗をかく。すると、気持ちがスーッとする。そんなものなんだな、案外簡単なのだ。とぎれなく次、次と新しい原稿を書き続けているとさすがにストレスがたまるが、この冬はこいつで乗り切ろう。汗が普段の二倍出る体になって夜に上智大へ。クリスマス・デコレーションしてる、電球が植え込みに付けられてて、ベンチに座る学生達がなにやら浮かび上がっている。不思議な光景。ラバンだのカニングハムだのヴィグマンだの借りてくる、お勉強。そして、研究会、今日も盛り上がった。