前回は、組織をストレッチしておいた状態で触れると、制限の部位がよりハッキリさせやすいというお話しでした。
今回は、それにもうひと工夫加えます
例えば咬筋の動き、ここではその伸び具合をみるとしましょう。
これをみるためには左右の頬に手を当てて、口を開閉すればわかるはずですが、脂肪が厚かったり、頬のようにもともと組織のあそびが大きいとなかなかわかりにくいこともあります。このように
いちど自分の頬で試してください。
いかがですか?
わからないときは、予め皮膚を横方向に引っぱっておいて、あそびを少なくした状態で調べるととてもわかりやすくなります
頬なら、下から上へ皮膚を押し上げて組織のあそびをとり、口をゆっくり開閉してみましょう。
口を開けた時に、左右を比較してより早く緊張するほうが、もともと緊張が強い方だといえます。
今度はこの方法で、もう一度試してみてください。
いかがですか?
ただ触れているだけのときよりも、わかりやすいのではないでしょうか
咬筋だけではなく、左右の下顎頭のどちらがはやく前方に移動するかということもわかりやすいと思います。
気づいた方もいらっしゃると思いますが、この方法はASTRの手順と同じですね。
テキストにも紹介していますが、はじめに手掌などの広い範囲で触れて、軽く組織のあそびをとる(フックポジション)。
そして、関節運動を行って組織を伸ばす(ストレッチポジション)。
この動きの中で、最も緊張している、あるいは伸びが悪い組織を治療すべきポイントの候補にする。
このようにすれば、制限が小さい部位でも短時間で検出することができます。
もちろん、ASTRだけではなくほかのテクニックを行うために検出法としても用いることができます。
今回紹介した動的な触診法は全身で応用できるので、それぞれの部位で工夫してみてください
今回は、それにもうひと工夫加えます
例えば咬筋の動き、ここではその伸び具合をみるとしましょう。
これをみるためには左右の頬に手を当てて、口を開閉すればわかるはずですが、脂肪が厚かったり、頬のようにもともと組織のあそびが大きいとなかなかわかりにくいこともあります。このように
いちど自分の頬で試してください。
いかがですか?
わからないときは、予め皮膚を横方向に引っぱっておいて、あそびを少なくした状態で調べるととてもわかりやすくなります
頬なら、下から上へ皮膚を押し上げて組織のあそびをとり、口をゆっくり開閉してみましょう。
口を開けた時に、左右を比較してより早く緊張するほうが、もともと緊張が強い方だといえます。
今度はこの方法で、もう一度試してみてください。
いかがですか?
ただ触れているだけのときよりも、わかりやすいのではないでしょうか
咬筋だけではなく、左右の下顎頭のどちらがはやく前方に移動するかということもわかりやすいと思います。
気づいた方もいらっしゃると思いますが、この方法はASTRの手順と同じですね。
テキストにも紹介していますが、はじめに手掌などの広い範囲で触れて、軽く組織のあそびをとる(フックポジション)。
そして、関節運動を行って組織を伸ばす(ストレッチポジション)。
この動きの中で、最も緊張している、あるいは伸びが悪い組織を治療すべきポイントの候補にする。
このようにすれば、制限が小さい部位でも短時間で検出することができます。
もちろん、ASTRだけではなくほかのテクニックを行うために検出法としても用いることができます。
今回紹介した動的な触診法は全身で応用できるので、それぞれの部位で工夫してみてください