対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

囲碁未来

2004-12-29 05:06:32 | 棋書
一般の書店で目に付く囲碁雑誌というと、「圍碁」(誠文堂新光社)、「碁ワールド」(日本棋院)、「NHK囲碁講座」(NHK)とありますが、どれも初段までの人には難しい気がします。
密かにこの中では「囲碁講座」が一番良いと思っていますが、講義内容で評価が上下するのが難点ですか。
しかし他にも通信販売で購入できる雑誌があり、その中の「囲碁未来」(日本棋院)を、HPMさんのブログで紹介してあったので、トラックバックの訓練も含めて書評してみます。

といっても、最新号はもってません。
じゃあ、いつのを持っているかというと98年01~12月号。
当時、私は連載が始まった「ヒカルの碁」の存在すら知りませんでしたし(読んだのは連載終了直前から。北斗杯の対高永夏戦です)、囲碁という単語が脳を駆け巡るのは年に一回もなかったはずです。

では何故所持しているかというと、家族から譲り受けた…のではなく、ある図書館のリサイクルコーナーに10月頃、ゴソッと置いてあったのを見つけたからなんです。
しかもちょうど一年分というのがgood。
評判だけは聞いており、一度手に取ってみたかっただけにゴッツ嬉しかったです。
これを自慢(?)したかったから、このログを書いたともいえます(汗)。

ちょっと目次を挙げてみますと

<入門・基礎講座>
あなたの棋力をスピード判定
死活に強くなる詰碁教室
囲碁用語の基礎知識
<初級講座>
ここが打てると強くなる
よく効くよく効く囲碁格言
置き去りの傷を探せ!
こんなに違う「手筋と俗筋」
<中・上級講座>
あなたに似た人
地の作り方と荒らし方
「手順」が働く形作り
<総合講座>
移動置碁教室
布石鑑賞室

これ以外、棋力別ステップアップ問題(アタリを取るのから詰碁まで)、趙先生の棋力認定試験問題2コース。
現在はどういう連載があるんでしょうね。
碁界情報、最新のプロの棋譜は一切ありませんが、内容はとにかく講座、問題びっしりで密度が濃い。
しかも難しすぎず簡単すぎず、長く使えそう。良すぎます。
誠文堂の「初級囲碁読本」をお持ちのかたには、あれの雑誌版と説明してもいいかもしれません。
いや一年をしっかりやれば、「キーワードで解く初歩の死活」「置き去りの傷を探せ」
「ポケット詰碁・手筋200」「ひと目の詰碁」…etc、初級に関しては全部網羅しているといえるかも。
とにかくオススメ。
一年でワンクールだそうです。

本当に何故これが一般書店にないのか、というHPMさんの意見に大賛成です。
碁界情報と棋譜を付け足せば、幅広い読者を獲得できそうなんですけどね。

それにしても「梶原囲碁講座」といい「囲碁未来」といい、
HPMさんは強くなりそうな選択をしていますね。脅威です(笑)。