さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

山林でのキャンプ2日目

2015-08-22 15:44:46 | 日記・エッセイ・コラム
尻別岳ふもと、まかばの林の中で周りはイタドリに囲まれてのテントの中は、
意外に寒くありませんでした。
明るくなったら目が覚める、これが自然です。

朝食の準備
昨夜の残りのご飯が入った鍋に、少しの水を入れて、ガスコンロにかけて
微小で熱します。
いいところで火を止めて、鍋ごとひっくり返しておきます。ここが肝心。
しばらくしてふたを開けると、ホカホカ飯になりました。
味噌汁はわかめと油揚げで十分、いい塩梅。
残りの油揚げを網で焼いて、おかず。
レタス・マヨネーズ、トマト、牛乳
満足な朝食でした。

アブが来ても、ハエ取りを振り回せば、しばらくは寄ってきません。
ハエ取りを振り回す音が苦手らしい。

10時から茶会です。
一口ようかん、抹茶、夏向きの茶碗でお隣さんをお招きしての
野点ならぬ山点です。
たぶん、半径数キロメートル以内に3人だけの、茶会でした。

お隣の仙人と、少しの問題を語り合いました。
こんな山深い山道に、不審な車が見られたこと
リサ・ランドール「ワープする宇宙」のこと
レイ・カーツアイル「ポストヒューマン誕生」と松尾豊「人工知能は
人間を超えるか」のこと
物理学のこと
そして、若い孫への希望のこと 


昼食も夕餉ものぶの参加で、食事準備・調理・後片付けがはかどりました。

テントでキャンプするとは非日常です。
食べるということ、地上で生きるということ、山・地面・天空ということ
老人と青年ということ、考えるということを考えます。

夜、寝袋に入って 語り合いました
他の人と比べる虚しさを
熱心になる熱中するのがおもしろいことを
学力と知恵は似て非なることを
人を非難する虚しさを
「蜘蛛の糸」では、どうして最後に糸を切るのかが不思議を

私が高校時代に思い続けたことでした
のぶが当時の私よりも高みで考えているのです

尻別岳に抱かれて、眠りに入りました