8月14日、キャンプ3日目
すばらしい晴天の午前中に、隣の森の仙人をお招きしての、野点(のだて)を楽しみました。
手頃な夏茶碗を100円ショップで見つけました。抹茶はいつもの店で、それなりの物を買い求めました。菓子は長崎羊羹(ようかん)です。水は京極の吹き出し水を組んできたものです。
私なりの茶をたしなむ根本です。茶「道」ではありません。たぶん、一休宗純(呼び捨てで失礼して)の心境に近いのではないかと。
隣の森の仙人と、量子論の最近の動向を少し話題にして、大いに感じることありました。(ここまでは、前回と重複します)
孫たちを虻田の知人宅に送り届けて、一人キャンプ地に戻りました。
質素な夕食を堪能して、夕暮れの山を南に仰ぎ見て、思いにふけりました。
1 世界は、いつも問題にあふれています。日本も、政治・政権・経済の不平不満にあふれて います。愚民迎合番組や記事にあふれています。
ここに来ると、私の精神は実に平和です。いったん身についたごみをそぎ落とした心境になります。原点に戻ってこれからを考える気持ちになります。
2 日本も含めて世界は、これからも熱力学の法則のエネルギー発散を続ける文明なのでしょうか。経済緩和政策とはこのことでしょう。かつて滅びた古代文明は、周辺の自然破壊がエネルギー発散でした。現代は、世界規模での地球規模でのエネルギー発散が起こっています。
3 一方、経済緊縮政策をとることは、必要不可で最小限のエネルギー保存の法則を意識することでしょうか。これまでは、この政策で国家は再生しました。この頃は人々が満足しないどころか、暴動さえ起こります。幾つもの国で。
4 日本の国家の繁栄があるから、私もこうして尻別岳ふもとで、いい気持ちでキャンプしていられます。
5 日本の人口減少は、文明コントロール機能が作用しつつある例のように思えます。100年規模の作用と考えています。人口膨張国家は、文明コントロール機能はどう作用するか、かなりの困難を伴うことでしょう。
6 動物が急激に増えると、大群での自殺行動が起こって、結果的には生存の調節があったのだといえます。人間は、地球をどうするか叡智を高める時代に入っていると感じています。
7 だぶん、原子核融合反応をダイレクトに熱に電力に変換する、エネルギー収支の効率を高める、エネルギー発散を抑える科学と技術が急がれる、と改めて考えました。
8 50年前から少なからずの日本を含む世界の物理学者は、核分裂の原子力発電は100年から200年間だろう。その後は、太陽の原理の核融合時代に入ると想定して研究を続けています。
植林した木は70年後、計画的に100年以上の木も育てて欲しいものです。木材として有効に使うことになるでしょう。山の北側に育つ木々ですから、良質でしょう。そしてまた次々に木を植えて欲しいものです。どんな子孫が手掛けるのでしょう。ここに育つ木、どんな使い方をするのでしょう。楽しみです。