大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

白雲小屋から忠別小屋 2012.07.19

2012年07月23日 | 北海道
白雲の水場近くにチシマノキンバイソウが咲いていてビックリ!

初めて目にしたがいつもは歩く時期が少し早かったんだ。
黒岳の登りではいつも咲いていたが。

水を汲んでいるとユースで一緒だった伊勢原氏がやってきた。
予定通り裏旭にテントを張りさっき着いたらしい。

昼はラーメンだがあまりの強風に、管理の青年に中で火を
使わせてくれと頼んだら気持ち良くOKしてくれた。
ラーメンを食べ終えて帰りしなにロイズのチョコを少し渡したが、
こんな管理人ばかりだと良いんだが。

さて歩き出して少ししたらチシマノキンバイソウとトカチフウロが
混生していた。これも初めて見る景色だった。

高根が原分岐付近は今までと違って花が少なく面白くない。
ホソバウルップソウなどは緑のサボテンみたいだ。

高根が原を過ぎて平が岳の登りになるがここで疲れるんだと
やっと分かった。
しかし、初めて見る花のリシリリンドウ・タカネシオガマが
出てきたし、チシマツガザクラの大群落があった。

ダラダラした登りでニセピ-クを二つ越えてやっと頂上?。
山名板も無いからどれが本当のピークだったか判然としない。
平ケ岳はずっと手前だった。ピークを踏まないから山名板が
ある訳も無い。

見下ろす忠別沼の周りにはチングルマの絨毯が広がっていた。
こんなに綺麗な所だったとはなあ。
キバナシャクナゲも少し咲いていた。

忠別岳に登り着いて待っていたM氏にここでリタイアして
小屋に行くから一人でヒサゴへ行ってくれと頼む。
明日は8時に化雲岳の標柱の前で落ち合う事にした。
さすがに歩き疲れたのと肩の痛さにウンザリしたんだ。

ここもチングルマが広がっていたがミヤマオグルマや
エゾノハクサンイチゲも結構あった。

小屋への降り途中でM氏の歩く姿を確認してから分岐へ。
これが案外とかかって小屋へ着いたのは2時半過ぎていた。
先客は二人だったが小屋の中は結構荒れていた。

ドアに水入りのペットボトルが吊るされていたが熊対策の由。
ここの周りは結構出没するんだ。


    

「チシマノキンバイソウとトカチフウロ(奥の薄紫)」 「チングルマの先にトムラウシ」 「雪渓とニペソツ」
 高根が原二題


     

「見下ろす沼」 「リシリリンドウ」 「イワツメクサ」 「クモマユキノシタ」 「コマクサ」

リシリリンドウの鮮やかな深いブルーはイイデリンドウに似ている。


     

「チングルマとエゾコザクラ」 「エゾカンゾウがちらほら」 「ヨツバシオガマ」 「コマクサの畑」 「ウサギギク」


     

「チシマツガザクラの大群」 「チシマキンレイカ」 「タカネシオガマ」 「エゾヒメクワガタ」 妍を競う

タカネシオガマの色は実際はもっと黒っぽくて花弁の根元の色なんだが写真だと明るくなっている。


    

「エゾノハクサンイチゲ」 忠別沼三題  先行するM氏と小屋の幕営者


     

最初の花は「ミヤマオグルマ」で大雪の固有種。忠別の近くだけと思い込んでいたが後から出てきた。


  

小屋付近の花。2000年の時に見た「チシマクモマグサ」は見かけなかった。




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