大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

妙高から火打 2006年8月

2010年05月25日 | 北アルプス
なかなか良さそうな大谷ヒュッテ(避難小屋)とテントで妙高と火打をやった。
花には遅すぎだったが結構楽しめた。
最終日の朝のキジ撃ちの顛末は「山雑考②」参照。

2006年8月25日-27日(2泊3日、避難小屋とテント)(単独)

1.初日
赤倉スキー場から大谷ヒュッテまで
13:20-15:40

妙高までの長旅も当然ながら18キップ。家から7時間かかった。タクシーで乗りつけ、
ゴンドラで空中散歩としゃれ込んだ。
スキー場の横の案外と雰囲気のいいブナ林を登り、本格の登山道に入ると涸れ沢を横切って
根曲がり竹の繁茂する場所を抜ける。途中にコシアブラもあったがあまり採らないらしい。
他に旨い山菜が沢山あるからとか帰りのバスの運転手が言っていた。うらやましい。
コンクリートの道に出てしばらくで大谷ヒュッテだった。水場は2-3分のところで、
トイレもあり、最高の避難小屋だぜ。
車で乗り着けられるとはあの湯ノ沢避難小屋みたいに混むのじゃないか、との心配は全くの
杞憂だった。
同宿は火打までピストンして8時過ぎに帰ってきた変なオジン一人だけだった。
普通なら笹ヶ峰に抜けるんだがなあ。よくわからん。
しかしこんないい小屋を使う人間が少ないなんて最高。混んだ小屋はうるさくてかなわん。
オジンは1階、俺は2階をそれぞれ独占して別に話もせずにさっさと寝た。

2.二日目
妙高から高谷池テン場、火打ピストン
5:35-9:00妙高南峰-10:10長助分岐-11:15大倉乗越12:30
-12:50黒沢ヒュッテ-14:30高谷池15:00火打ピストン18:30

朝一番の天狗平まではわずか30分なのだが、シンドイ。燕温泉からの人が2人到着。
ここから3時間かかったが雰囲気の良い道だった。山頂手前で白馬方面を一望する岩場に出た。
皆、眺望を楽しんでから山頂を目指すが、そのあとも景色は付いて回る。
南峰から北峰に着いたら結構な人が群れていた。さっさと下りるが急下降が続く。
登る人が多いが急登なので向こうが待つのが多い。まあ自然な流れではある。
降りついた湿っぽい長助分岐から大倉乗越を目指す。
この道で結構疲れさせられるとは予想外だった。
トラバース気味でそんなに急な登りでもないのに何故か疲れる登りだった。
やっとこ登りついたところで食事にし、大休止とした。
黒沢ヒュッテから茶臼山を越える道ではウメバチソウが一番目立った。よそのよりも結構大型だ。
池の傍やら稜線やらといろんな環境の道を歩いたので、当然ながら花の種類は結構あったが
旬の物は少なかった。
テント設営してからピストンした火打への道にあったウサギギクはすでに盛りをとうに過ぎており、
何ともいいようがなかった。
火打の山頂からは登山禁止の焼山が何とも登高意欲をそそるが、ここからは遠いぞ。
その先には雨飾山だ。(今は焼山も登れるらしい)
帰りの道で天狗の庭で火打の眺めを楽しんだ。
帰り着いたテント場は結構混んでいてうるさくてウンザリ。
おまけにトイレに行ったら紙は持ち帰りだと!
翌朝のことを考えるとちょっと心配。笹ヶ峰までなら我慢できそうだがなあ。

翌日3時間近くかけて笹ヶ峰に下りたが途中の出来事は「山雑考②」の通りであまり思い出したくない。

この大谷ヒュッテは気に入ってこの年の秋山でも使って燕温泉で汗を流した。
ちょっと遠いのが玉に瑕なのだが、静か・トイレ・水場と3拍子揃った良い小屋だ。
初夏の根曲がり竹の頃にも行ってみたいんだがなあ。

花の記録

ウメバチソウ ミヤマカラマツ モミジカラマツ ツマトリソウ イワイチョウ カニコウモリ
アオノツガザクラ トモエシオガマ ハクサンコザクラ ヨツバシオガマ イワカガミ トウヤクリンドウ
ヤマハハコ ミヤマシシウド ワタスゲ ミヤマトリカブト ハクサンシャジン ミヤマリンドウ 
ウサギギク ミヤマキンポウゲ ミヤマアキノキリンソウ ミヤマコウゾリナ タカネニガナ
オタカラコウ マルバダケブキ イワオトギリ
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