大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

ゴーストからゴーストへ?

2014年02月09日 | 政治・経済・社会
あのゴースト作曲家の話。

よくよく考えたらこんな馬鹿な事はやらなかっただろうに、よっぽど短慮な人だったんだ。

こんな事を自分から暴露して、上手く事が運ぶと本当に思っているのかな。

勤めている学校は首にされても仕方なかろうし、自分の家族も大変。

勿論相方と彼の家族はもっと大変だ。

どうせ金の問題なんだろうが、バレるまでこの路線で行くべきだったな。

文春側が嗅ぎつけたか、本人が売り込んだか分からんが、最悪の選択肢だったな。

金の問題は今後は印税の何割かを支払うように交渉すれば良かったろう。

一旦こんな関係になってしまったら墓場まで持って行くだろう普通は。

バレたら二人してゴメンナサイと頭を下げれば済んだ話だ。

明るくやれば案外と大したバッシングも起きなかったかも知れないぞ。

二人が雁首揃えて謝れば追求する事もできないし、ワイドショーが取り上げる題材にもならなかったかも。

人を殺した訳でもないし、現代のベートーベンだと喜ばせたんだからと胸を張って謝れば良かったんだ。

それを自分だけよい子になって相方を貶めては男がすたる。

佐村河内の周りからは何の動きも出てこなかったのが不思議ではある。

ピアノも初歩的な技術しか無かったなら、あの男がこんな曲を作るなんておかしいと思う人間がいた筈だが。

彼の周りは“大人”ばかりだったのかな。

耳が聞こえない振りをし続けるなんてとんでもない苦労だったろうと労いたいくらいだもんなあ。

俺なんてとてもやり通せないぜ。

告白した為にゴースト作曲家から本当のゴーストになっちまったが、よくよく考えるべきだったな。
コメント (2)
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アマダブラとマカルー

2014年02月09日 | 山その他
昨晩のNHK・BSで「ヒマラヤ古道を行く」というのをやっていた。

小槍と大槍をスケールアップした美しい「アマダブラ」と圧倒的なボリュームの「マカルー」が出てきた。

一般ルートではなく、昔から使われていた古道で「アマダブラ」を目指すというコンセプトだった。

麓の村人20数名をポーターとして雇い、30数日かけて登るのだから相当な出費。

標高4000mクラスの峠を2つ越えるんだが、苔だらけの湿っぽい樹林帯や沢の渡渉もあるし、800mほどの登り返しがあるはと大変。

結局上部の積雪地帯で雪崩のリスクが大きくて前進を断念。

スタッフはヘリで引き返し、現地メンバーは元来た道を戻った。

その後はノーマルルートから登ったがアマダブラ頂上は見えたが遥か手前で断念。

結局、25キロ前後の重荷を包んだのを額で背中に背負う形で運ぶ強力振りと登下降の大変さが際立つ記録だった。

マカルーの雄大さとアマダブラの華麗さや周りの
山々の姿も素晴らしかったから、普通の道でじっくり攻めたらもっと良い絵が撮れたろうにと思った。

ちょっと奇をてらい過ぎた感じだな。
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