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「将来の天皇」に相応しい処遇を 問題は警備態勢と予算 麗澤大学教授八木秀次氏が緊急寄稿

2016-12-03 | 皇室関係
2016.12.03
麗澤大学の八木秀次教授

秋篠宮妃紀子さまと、悠仁さまが乗られたワゴン車が11月20日、神奈川県内の中央自動車道で追突事故を起こした。この件で、皇位継承順位3位であられる、悠仁さまの警備態勢やご待遇への疑問が浮上している。麗澤大学の八木秀次教授が緊急寄稿した。

一歩間違えれば、取り返しの付かない事態になっていた。これではテロにも対応できまい。

秋篠宮妃紀子さまと悠仁さまが乗られたワゴン車の事故は幸いけが人はなかった。悠仁さまは翌21日朝、お元気な様子で登校された。

悠仁さまは「将来の天皇」である。ご誕生の直前まで、当時の小泉純一郎内閣は皇位継承の原理である「男系継承」を変更して、女性天皇や女系天皇を認めようと本気で検討していた。そんななかで、初代の神武天皇からの男系の血筋を引く男子として皇室に40年ぶりに誕生されたのが悠仁さまである。その存在は限りなく尊い。

運転していたのは30代の宮内庁職員という。霧で前が見えなかったというが、問題は運転技術ではなく、宮内庁の態勢や予算にある。

秋篠宮家は「将来の天皇」を擁していても一宮家の扱いで、「内廷皇族」である皇太子家(東宮)とは処遇が天と地ほどの開きがある。天皇皇后両陛下、皇太子家の日常の費用である「内廷費」の今年度予算が総額3億2400万円であるのに対し、秋篠宮家は6710万円。この中から、私的使用人の人件費やお子様方の学費も賄われている。

スタッフも皇太子家70人に対し、秋篠宮家は20人。お出掛けになる際の警備も皇太子家の場合は、白バイが先導し、後方に警備車両が続き、通過する一般道の信号をすべて青にし、高速道路は交通規制する。渋滞に巻き込まれることはない。

秋篠宮家の場合は、護衛の車両が1台つくだけで、交通規制はしない。運転手も皇太子家は、宮内庁からプロの運転手が派遣されるのに対し、悠仁さまをお乗せした車の運転手は一般の職員であろう。

宮内庁の西村泰彦次長は事故翌日(21日)の定例会見で、「今回の事故が警備態勢を強化しなければいけない事態ではないと認識している」と語ったが、杓子(しゃくし)定規すぎる。

交通規制はしないにしても、最低、白バイが先導をしたり、運転手をプロに替えるくらいの措置をとるべきだ。予算を含め、「将来の天皇」にふさわしい処遇が受けられるような、法整備が急がれねばならない。

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