東アジア歴史文化研究会

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう
歴史の書き換えはすでに始まっている

『藤原道長 千年の夢』宮崎正弘著(1980円)(光源氏のモデル、紫式部は愛人?」

2023-10-11 | 日本の歴史

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大河ドラマ「光る君」(2024年)は紫式部と藤原道長が主人公

●これまでの「傲慢」「独裁」の道長像は真っ赤な嘘!
●「この世をば わが世とぞ望月の」は、本当に道長が詠んだのか?
おそらく右記を残した藤原実資の脚色だろう
●紫式部は舞台裏の詳細を日記に。ふたりは洒落た愛人関係だった
●清少納言も和泉式部も「恋多き女」
不倫とか密通とかの倫理観は儒教以後のモラルだ
とくに和泉式部の和歌は凄惨な凄み、与謝野晶子、岡本かの子、宇野千代もビックリ
●道長、仏教への帰依は稲盛和夫(引退し托鉢の一時期)の人生に重なる!
道長は法華経など写本を埋経した金峯山寺(吉野)は仏教修行僧の修練場。
道長の仏教への傾斜は当時の末法思想
繁栄を極めた土御門邸は跡形もなく更地。
招魂かたむけた法成寺跡地も学校のグランド
お墓? 雑草だらけゴミ集積場のごとし(宇治木幡)。
宇治平等院は息子の頼通が建てた
ところが紫式部は越前に「紫式部公園」、宇治に「源氏物語ミュージアム」。
そして京都の目抜き通りに紫式部墓園。
このふたりの後世の評価は天地の開きがある
●戦争のない、対外脅威のうすい時代だったから文化興隆がおきた
●道長のまつりごととは、天皇の外戚としての権力状況にあり人事権を握ったこと
●陰陽師、呪術、祈祷の根本は1052年に世の中が終わるという末法思想
結局、藤原政治とは派閥、姻戚関係強化競争であり、「尚武のこころ」も、「国家百年の計」も「倫理」もなかった
現代日本は、道長から、そして源氏物語から何を学ぶべきか?


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