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トランプは新党「愛国党」を結党へ(ウォールストリート・ジャーナル) 英紙インデペンダント、ロシア紙スプートニクも追跡報道(宮崎正弘国際情勢解題)

2021-01-23 | アメリカ情勢

トランプは離任演説で「なんらかのかたちで、私は帰ってくる」と言い残し、フロリダ州の別邸へ向かった。「戦いはいま始まったばかり」とも言った。

これを保守系の「ウォールストリート・ジャーナル」紙は、「トランプは共和党支持者を集めて、新党『愛国党』を結党する」と報道した(1月21日)。

事実、1月6日の議事堂占拠事件以後、共和党内は分裂気味だが、トランプ陣営に寄せられた政治献金は増え続けており、4億ドルを超えたとも言われる。

トランプ新党という観測記事は英紙インデペンダント紙が追加で報道し、つづけてロシアの有力英字紙『スプートニク』紙も報じる騒ぎとなった。

現時点での共和党の実情から言えば、2024年にトランプは予備選を勝ち抜いて、共和党正式候補となる可能性は低い。すでに共和党主流派はトランプを離れているし、マルコ・ルビオ上院議員を推す動きがある。茶会系はテッド・クルーズ上院議員を再び担ぐだろうし、エバンジュリカルはペンス前副大統領に集中するだろう。ダークホースはニッキー・ヘイリー元国連大使である。

この分裂状態の共和党を、いま一度、トランプが凄まじい求心力を持って再結集させるには、今後二年間にカリスマ性を維持発展させる必要がある。いずれにしても、トランプの新党結成の動きは、共和党内主流派が意図的に流した報道と思われる。

二年後の中間選挙でトランプ応援の議員らが流れを変えれば、次の展望が拓けることだかは確かだろう。


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