2023.2.20【米国】ノルドストリーム爆破計画はウクライナ侵攻の前にあった米国の対ロシア戦略【及川幸久−BREAKING−】
2月8日「アメリカは如何にしてノルドストリームを破壊したか」をスクープを出す。
ノルドストリーム爆破したのはバイデンであると、伝説の記者シーモア・ハーシュは断言した。
ハーシュの記事
米政府が欧州経済に絶対不可欠なガスパイプラインを如何に破壊したか、その内幕を記した。
この記事が本当であれば、この攻撃はNATO同盟国ドイツに対する「戦争行為」である。300億ドルのパイプラインの価値は9.11の損失よりはるかに大きい。
バイデン政権の信頼失墜になったが、ウクライナ戦争を終結させる可能性が出てきた。賞賛すべき成果である。
ノルドストリームがウクライナ紛争の原因となった。(及川幸久著『いま世界を動かしている「黒いシナリオ」 グローバリストたちとの最終戦争が始まる』第一章参照)
ハーシュの記事に対する疑問
ハーシュの記事でもっとも興味深いところ。バイデンがノルドストリーム破壊を決定したしたのは、国家安全保障チームの9ヶ月以上の極秘会議の後。
ロシアのウクライナ侵攻 2月24日
ノルドストリーム破壊 9月26日 7ヶ月後
爆破計画は、ウクライナ侵攻の前にあった。これは極めて重要な点である。すなわちバイデンはウクライナ侵攻に関係なく、対ロシア戦争行為を計画していた証拠である。ウクライナ侵攻はアメリカのノルドストリーム爆破計画のための隠れ蓑。
これはアメリカがロシアを挑発し、ウクライナ侵攻させた証拠となってしまう。
挑発行為、戦争前に挑発があった場合は自衛戦争になる。
バイデンがよく使うフレーズ「ロシアのいわれなき侵略」(挑発されていないのに侵略した)だと言っていた。しかし、ハーシュの記事はバイデンがロシアに挑発していた証拠になった。
そもそもバイデンはなぜノルドストリームを嫌ったのか。
2011年ノルドストリームプロジェクトが開始された当初から嫌っていた。
特にプリンケン国務長官、ヌーランド国務次官、サリバン国家安全保障顧問たちがノルドストリームに敵意を表明していた。
ノルドストリーム爆破の本当の理由
欧州の米国依存度を低下するのを止めたい。
ドイツ経済がロシアのガスによって繁栄していくのを阻止したい。
ノルドストリームとは独露関係を強化し、米国を弱体化させる。
ドイツとロシアが友好関係になると米国基地も高い米国兵器も不要となり、NATOの存在意義がなくなる。
ドイツとロシアが友好関係になると、エネルギー取り引きを自国通貨にする。米ドルで取り引きする必要もなく、米国債も備蓄する必要もない。米ドルの価値の低下。
ノルドストリームとは、欧州とロシアの経済統合。米国のコントロールのきかない経済圏ができる。
欧州とアジアが巨大な自由貿易圏。ユーラシア経済圏。(米国は外野に)
米国は欧州での権力を維持するためにノルドストリームを破壊する必要があった。
なぜハーシュは極秘情報をリークしたのか。ノルドストリーム破壊情報をリークすることで、ネオコンが米露戦争に導くことを阻止したかった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます