もはや驚きでもないが、バイデン惨敗の討論から二日間、CNNの世論調査で「バイデンは再選に挑むべきではない」と答えた人が72%となった。
アメリカの極左メディアから民主党絶対支持のニューヨークタイムズまで「バイデンよ、引っ込め」の大合唱。民主党は「全国大会までにバイデンが選挙戦から撤退することはない」としているが、すでに代替候補の動きは表面化した。
元バラク・オバマ側近だったジョアンナ・マスカがXに投稿し「大統領候補を変更するよう民主党に促した」とした。「候補者を変更しなければならないが、傍観している優秀な候補者は大勢いる」とも述べたが「優秀な候補者」って誰だ。
最有力とみられるのはギャビン・ニューサム加州知事だが、全米での知名度は薄い。ニューサムは同性婚を真っ先に認め、自らゲイパーティに出席した。パンデミックでロックダウン中に豪華パーティーに参加していたことまで発覚している。
ニューサムは経済統計を都合良くねじ曲げることでも知られる。不法移民とハイテク企業の他州への移転、治安悪化でカリフォルニア州の深刻化する経済危機を「成功」と評価して失笑を買った。
ホームレスや犯罪の増加を軽視してきた。彼の強みは、嘘を真顔で行えることであり、こうした統計やその操作方法を知らない人々にとってニューサム知事は知識が豊富で手強い人物と錯覚しやすい。
ラスムセン・リポートが3月に有権者912人を対象に実施した調査でニューサムが2024年の民主党候補になった場合、トランプ前大統領が17ポイント(51%対34%)リードするという結果がでている。
2024年2月、エマーソン大学が1,225人を対象に実施した世論調査ではトランプがニューサムに10ポイント(46パーセント対36パーセント)差で勝利すると出た。ダークホウスとして時々名前があがるのがミシェル・オバマ前大統領夫人だ。しかし仮想対決の世論調査でもトランプ50 vs ミッシェル43となった。
誰がバイデンと交替で大統領選挙に挑もうとも、すでに勝負はついている。アメリカの左翼路縁は頓挫した。次は左翼が乗っ取っている民主党全国委員会の全体主義的体質の誤りが問われるだろう。
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