『報道しない自由 - 「見えない東京の壁」とマスメディアの終焉』西村幸祐著(ワニブックスPLUS新書) 「閉ざされた言論空間」がネット空間に拡がった メディアが報道しない事実にこそ「真実」が宿っている
日本の新聞発行部数が激減している事実は誰もが知っている。毎年200万部減らしているというから日経クラスの大手メディア一紙が消えたと同じ、深刻な状況にある。
日本新聞協会の21年12月データでは、一般紙97紙の総発行部数は前年比5・5%減となって3065万部。1997年には5376万部だったから、過去四半世紀に2300万部も減らしたことになる。
コスト割れして、夕刊をやめた新聞も多い。
新聞を . . . 本文を読む