「グレートゲーム」の変遷、そのおりおりに起きた情勢の変化による同盟関係の変質を世界史の広い展望のなかに捉え直して、日本が生き残るためになすべきことを考える。世界史に多くの智恵と教訓があると中西教授が力説される。
近代における日本の「同盟」感覚のずれは、いまも根が深いものがある。幕末維新のときの世界史のゲームは列強のアジア侵略という文脈の中で、極東においても、英国とロシアの対決だったのである。英 . . . 本文を読む
2018.8.1
トランプ大統領は生粋のビジネスマンであり、自由資本主義者だ(ロイター)
米トランプ政権が中国に仕掛けている貿易戦争が習近平政権に打撃を与えている。習政権の肝いりの政策である「一帯一路」や、アジアインフラ投資銀行(AIIB)、「中国製造2025」などはもくろみ通りに進むのか。
本コラムでも指摘したが、この争いは中国に勝ち目がない。関税引き上げは、自由な資本主義国間では百害あっ . . . 本文を読む