13-68.ホワイトハウス・ダウン
■原題:White House Down
■製作年、国:2013年、アメリカ
■上映時間:131分
■料金:1,800円
■観賞日:8月31日、新宿ピカデリー(新宿)
□監督・製作:ローランド・エメリッヒ
◆チャニング・テイタム
◆ジェイミー・フォックス
◆マギー・ギレンホール
◆ジェイソン・クラーク
◆リチャード・ジェンキンス
◆ジェームズ・ウッズ
◆ジョーイ・キング
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
ローランド・エメリッヒ監督が放つアクション大作。謎の武装集団に占拠されたホワイトハウスを舞台に、邸内に居合わせた議会警察官が人質となった大統領と自身の娘の救出とホワイトハウスの奪還に挑む姿を活写する。
米国大統領ジェームズ・ソイヤーを警護するシークレットサービスを目指すも、不採用となってしまった議会警察官のジョン・ケイル。不採用だったことで幼い娘を悲しませたくないと、気晴らしも兼ねて彼女を連れてホワイトハウスの見学ツアーに参加する。だが、そこへ謎の武装グループが乗り込み、瞬く間にホワイトハウスを制圧した上に大統領とケイルの娘らを人質にして籠城。未曽有の事態に全世界が混乱する中、ケイルは武装グループに挑む。
6月に「エンド・オブ・ホワイトハウス」という映画を観たが、共通しているのはどちらもホワイト・ハウスが攻撃の対象になって大統領が危機一髪の状況の追い込まれる点だ。ここでは正体不明のテロリスト集団が修理工事人として潜入して破壊活動を展開する。大統領はテロリストの攻撃で死亡したと認定されたことで、副大統領が大統領代行に就任したが、この時、副大統領はエアフォース・ワンで移動中。
だが、副大統領はテロリスト集団の一人であるハッカーがセキュリティー・コードを解除したことからミサイル攻撃を受けて撃墜され死亡。今度は下院議長が大統領代行に就任と目まぐるしく展開が変る。
この大統領代行就任にまつわり前半部にヒントが隠されていた。当初は当日が退職日だったSS(シークレット・サービス)長官であるウォーカーが中東での軍事行動中に死亡した息子のかたき討ちだったと思われた。が下院議長のラフェルソンはソイヤー大統領が死亡したと思いこんだことが誤算だった。ラフェルソンは大統領が推進している中東での平和条約に反対の立場だったことから大統領殺害を計画したのだった。だが、大統領はケイルの献身的な活躍もあって無事、彼のウォーカーを巻き込んだ策略は失敗に終わり、ケイルはこの活躍が認められSSに就任することになった。
6月にも類似した作品が公開されていたけど何故だろう?確かに世界の中枢であるホワイト・ハウスが危機に陥るという設定は映画的にはワクワクするけどね。
今回は一見するとテロリストの無差別乱入と思われたのが、実はSS長官の企て?いやいや本当は、大統領の政策に反対していた下院議長が全てを仕組んでいたのが判りましたね。でも、SS就職を目指すチャニング・テイタムの活躍の陰には偶然にもホワイト・ハウス見学中だった娘の密かな活躍もあったりしていて、まあこの辺は良かったですね。それにしてもジェイミー・フォックスが大統領役を演じるのは、やはりバラク・オバマ現大統領の時代だからこそでしょうが、大統領一人があんな危機に陥っていては困りもんですよアメリカは。あと、ポケベルが使われていたのもミソでしょうか?
チャニング・テイタム、優男のイメージでしたが、これで少し変るかな?