犬猫と日向ぼっこ

ミックス犬と二匹の猫と一緒に送る毎日の記録と庭の草花の栽培日記。また、旅行先での記録などを綴る。

ベトナム

2006-09-21 09:47:42 | ひとり言
昨日のA新聞の国際面に

「故 沢田教一さんが撮ったベトナム」と言う記事があった。

沢田さんは1965年、ベトナム戦争のときUPI通信の記者として

サイゴンに赴任して川を渡る母子の姿を撮った

  「安全への逃避」 でピュリツァー賞を受賞した。

その後も、戦場取材を重ねたが、1970年カンボジアで何者かに狙撃され

34才でなくなった。

ベトナム戦争の頃、私は中~高校生だった。

フォークソングやヒッピーなどと言う言葉も生まれた。

昨日の新聞に載っていた「安全への逃避」に写っている左端の人は

私とほぼ同じくらいの人だ。

あの頃の雑誌や新聞で、べトコンと言われたゲリラと米軍の残酷な戦闘場面の

写真を見たりしているので、この人の苦労が少しだが想像できる。

あれから約40年経っている。

最近は旅行社のツアーにベトナムがよく出ている。

物価が安くて、食べ物も美味しいとか‥。

でも、あの頃の事を新聞雑誌で見聞きしている私は、ちょっとと思う。

昨日の記事の中で、賞を受賞した翌年、沢田さんは、この母子を探し出し

礼がしたかったといって、「生活に困っていないか」と聞き、現金や食料を

おいていった。このうちの居間にはヘルメット沢田さんの写真が姿の

大事に飾ってあると書いてある。

あの時、写真に写っていたお母さんはなくなり、私と同世代のアインさん

リエンさん、そして2才でお母さんに抱かれて写っているホエさんが、

その後として写真に写って掲載されている。

旅行番組の食べ歩きなどで放送され、近代化されたように見えるベトナムだが

今も、農村では水道もなく、靴をはいた子供も見当たらないとある。

写真の背景にある田畑は豊かに実っているようで、40年の経過を感じさせる

が、早く人々の生活もそうなって欲しい。