ウイスターのリハビリ仲間。
最近痩せて来ている事が気になって仕方がない。
いつもは見ても見ないふりでリハビリを過ごしていた。
でも彼の体調が案じられる。
同年齢のリハビリ仲間になって5年。
自動車事故で左足の付け根から迷子になってしまった。
それも同僚の運転でバックを案内しているときの事故だ。
自暴自棄になったこともあるだろう。
痛さで耐えられず睡眠剤を使っても眠れず夜中に叫ぶことあったとか。
とうとう精神科に入院した事もあると。
今はだいぶ落ち着いているのかな。
先週姿が見えなかったので心配。
メドマーとホットパックを並んで受けたのでお互いの近況を話した。
先週休んでいましたね、調子が悪いの?
「10日も寝込んでしまった。」
随分痩せて私の肉をあげたいくらい。
相変わらず夜眠れないの、睡眠剤を使っているの?
「眠剤は離せない、ないと眠れないんだ。」
せめて軽い方の薬にしてね。
「暑くなると余計に切り口が蒸れて、爛れて痛いんだ。」
切り口の部分をズボンの上から指さしてここなんだと。
「切り口以上に幻視と言ってもう無くなった足が凄く痛い。
医者も無い足につける薬は無い、我慢だけだと言われている。」
痩せると義足の付け口がゆるゆる、タオルを二枚巻きつけて合わす。
考えるともうどうなろうといいかなと思ってしまうらしい。
お互いに思いつめないで明るく楽しいことを考えてリハビリをしようね。
そういって離れた。
バイオサイクルに乗りながら窓から見える栗の実がだんだん大きく。
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