I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

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旅立ちの儀式

2007年03月31日 | いろんなお話

                    福江港にて

島の子どもたちにとって、「先生」は目の前を通過していく存在であるようだ。

島に赴任してきたかと思うと、数年後には再び島から去っていく。

子どもたちにとって「先生」とはそんな一過性の存在なのだ。

 

にもかかわらず、子どもたちはお世話になった先生方の旅立ちを精一杯演出する。

港にはたくさんののぼりや手作りの看板が立ち並び、

ブラスバンドの演奏が流れ、それぞれの校歌を歌う子どもたちの声が響き合う。

 

フェリーの上からは虹色の紙テープが垂れ下がり、

旅立っていく先生と、それを見送る子どもたちとをつなぐ。

先生も子どもたちも目に涙を浮かべながら、互いにエールを送り合う。

出航を知らせる汽笛の音が鳴り響くと、船は次第に岸壁を離れていく。

小さくなっていく船の後ろ姿を、子どもたちは最後の最後まで追いかけていく。

 

この光景を、私は涙なしには見ることができない。

 

先日ニュースで道徳を徳育という教科に格上げしようとする動きがあることを知った。

こころを点数で評価することが一体どうやったらできるのか、私には分からない。

一番大切なことは、どれだけ子どもたちと正面から向き合ったか。 

子どもたちのこころはおとなたちとの関わり合いの中で必ず成長するものだ。

 

島の旅立ちの儀式を眺めながら、そんなことを考えた。

 

明日から新年度が始まる。私も島に来てからはや1年。

一期一会の縁を大切にしながら、来年度も引き続き島の生活を楽しむぞ!

 

 

お世話になった先生方へ

先生方の新天地でのご活躍を心よりお祈りしています!

またどこかで会えますように

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キブシ(木五倍子) or キフジ(黄藤)?

2007年03月30日 | 植物のお話

                    大瀬崎灯台付近にて

3月の初旬頃、山際などでよく見かけるようになったこの黄色い花は、キブシ科のキブシ。一見変わった形をしているので、この時期に花を咲かせる樹木の中でもちょっと目立った存在です

                 

キブシは北海道西南部から九州までの山地にはえる落葉低木で、花は若葉よりも早く咲くそうですが、この時はすでに若葉も姿を現していました。キブシという名前は、昔女性が歯を染めるのに、多量にタンニンを含むこの木の果実を乾燥させて粉にし、ヌルデ五倍子(ふし)の代用にしたためといわれています。一方、関東地方では枝から垂れ下がる様子がフジの花に似ていることからキフジ(黄藤)という名前で呼ばれることも多いそうです。なるほど。そちらの方がピンと来るかも!

                   

青空とキブシの花。青空のキャンバスに黄色の花が引き立ちます

                   

こちらは3月の半ば頃、鬼岳のサイクリングロード周辺で撮ったもの。おそらく同じキブシだと思うのですが、花が少し赤みを帯びていました。だんだん赤くなるのか、それとも最初から赤い花が咲くのかは分かりません。いずれにせよ、丸い実のような形をしているので、近くで見なければ花だと認識しづらいのがこのキブシの花。今年はもう終わりかけていますが、見つけたらぜひ至近距離で観察されることをオススメします!よくよく見ると可愛い花ですよ~

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五島さかなまつり!

2007年03月30日 | 五島のお話

                    五島市魚市場にて

3月18日(日)に五島さかなまつりというイベントがありました。このイベントは、私がアルバイトをしている五島地方局水産課の水産業普及指導センターの協力のもと、14ある五島地区の漁協のうち、5つの漁協(福江市福江漁協・五島ふくえ漁協・黄島漁協・五島漁協・奈留町漁協)が主催するもので、海産物の地産地消の推進を目的として去年から開催されているそうです。滅多に見ることのできないマグロの解体ショーも行われるということだったので、バイト仲間のyukiちゃんと二人で見学に行ってきました

                   

さかなまつりは午前10時から正午までの約2時間という短時間勝負。私たちが会場に着いた時には、すでにオープニングセレモニーの和太鼓の演奏が始まっていました。セレモニーが終わると、まな板の上に登場したのは、なんと体重57㎏のマグロ!このマグロは五島で養殖されているもので、この日だけは格安の値段で販売されるとのこと。気が付くと、解体ショーも終わらない内に100枚限定の整理券を手に入れようと、たくさんの人が長~い行列をつくっていました。みんな解体ショーよりお肉の方に夢中のようです

 

マグロを解体しているのは、この近くにある『稲よし』の大将。大きなマグロを手際よくどんどん解体していきます。人が多くて近くで見ることはできませんでしたが(写真は4倍ズームで撮ったものです)、なかなか豪快でしたよ!

                  

マグロの解体ショーが終わると、今度は水産加工品や鮮魚の販売などが始まります。イベントの一つに魚のさばき方教室なるものがあって、そこでは漁師さんに魚のさばき方を教えてもらいながら、無料でアジを一匹さばかせてもらうことができます。私もやらせてもらったのですが、なぜか私の時だけ隣にいたおばちゃんが懇切丁寧にご指導して下さって、漁師さんが教えていたさばき方とは全く違う方法でさばくことになってしまいました 戸惑いながらもおばちゃん流でさばいていると、しまいには周りで見ていたおじちゃんに「これじゃまだ嫁にはいかれんばい!」なんて言われる始末。あの~、一応主婦なんですけど… でも五島に来て釣りをするまで魚を丸ごと一匹さばくことなんてほとんど無かったので、まだまだ修行が足りないのは確か。もうちょっと頑張らなきゃなぁ

                   

一方、漁師さんの手つきはさすがに鮮やかでした 今まで自己流でさばいていたけど、やっぱり漁師さんのさばき方の方が合理的でかつスムーズでした。魚一匹さばくのにもいろんなやり方があるんですね~

                   

余談ですが、アジを一匹さばいたら大きめのアジを2匹ももらっちゃいましたよ~ こちらは塩焼きにして晩ご飯におかずにさせていただきました。とっても美味しかったです ちなみに『魚のおろし方』『長崎県魚の栄養あるある辞典』(←どこかで聞いたような…)という冊子も無料でいただきましたよ。これで魚に関する基礎知識はばっちりです よぉし!また来年挑戦するぞ!今度は「もう嫁に行けるばい!」って言わせてやる~

                   

表では中で販売されていたカキや干物をその場で焼いて食べることができるように、炭火が用意されていました

                   

残念ながら、カキはあっという間に売れてしまったので、今回は食べることができませんでしたが、あたり一帯に香ばしい炭火の香りと磯の香りが漂っていて、とっても美味しそうでした 食事の欧米化が進み、家庭で魚を調理して食べる機会が著しく減少していると言われる昨今ですが、こうして実際に漁師さんに魚のさばき方を教えて頂いたり、生産者の方々と会話を交わしたり、地元で獲れた鮮魚や様々な加工品を直接目にしたりすることで、改めて五島の海産物に関心を持ち、魚食文化(…なんて言葉はないかも知れませんが)を見直すきっかけになったような気がします。五島にいる間にしっかり魚料理をマスターするぞー

みなさんはご家庭で魚食べてますか?みなさんのお気に入りの魚料理って何ですか?よかったら教えて下さいませ!

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七ツ岳トレッキング4 ~キラキラ石編~

2007年03月24日 | 五島のお話

                    キラキラ石の正体とは…

「七ツ岳にはキラキラ石があるんだよ

そう教えてくれたのは、川漁師さんの愛娘で、小学校1年生(もうすぐ2年生!)のmidoriちゃん。日頃から川漁師さんと一緒に山や川へ出かけていっては、自然の中にある様々なものと触れ合っているmidoriちゃんは、私なんかよりずっといろんなことを知っている。この七ツ岳トレッキングの中でも私にたくさんのことを教えてくれました。それにしてもキラキラ石とはなんともステキなネーミング。一体どんな石なのかしら

                 

ここは七嶽神社奥殿につながる石段。midoriちゃんによると、ここにキラキラ石があるといいます。一体どの石がキラキラ石なの

                   

「あったよ!」 

ん?これがキラキラ石?? 晶洞とよばれる穴に顔を近づけてみると…

                   

きれいな無色透明の石を発見 キラキラ石の正体とは、なんと水晶だったのです

                 

川漁師さんによると、この辺り一帯にはマグマがゆっくり冷えて固まってできた花崗岩(granite)が多いとのこと。熔岩がゆっくり固まる際に二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物が石英(quartz)で、六角柱状のきれいな形になることが多く、結晶度が高い(大きな結晶であること)石英が水晶(crystal)と呼ばれているのだそうです。

                   

midoriちゃんによると、七嶽神社から歩いて5分ほどのこの沢にもキラキラ石があるとのこと。まずは白っぽい花崗岩を探してみましょう。

 

この辺りの砂利は花崗岩が細かく崩れたもので、もっと細かくなってくると白から黄土色の真砂土(まさど)と呼ばれる目の粗い砂になるのだそうです。この土が河川によって海に流されると、風化に強い石英主体の砂となり、白い砂浜となるのだとか。ということは、高浜などの美しい砂浜はこの花崗岩からできているということなのかな?

                    

晶洞がたくさんある花崗岩を発見!デジタルズームで接写してみると、

                   
                   

水晶がこんなにびっしり

                   

これも花崗岩。これまたよくよく見てみると…

                   

まるで歯のように上下から水晶が伸びています すごいなぁ~

 

水晶は水に濡れるとその輝きがさらに増します。後日この近くの別の場所で見つけたこちらの水晶はちょうど水辺にあり、太陽の光を浴びてキラキラと輝いていました 本当にきれいだなぁ~

midoriちゃんが教えてくれたキラキラ石の存在は、私にたくさんの感動を与えてくれました これまでお店の中で売られている水晶には目もくれなかった私も、自然の中で見つけた水晶の美しさにはすっかり目を奪われてしまいました。もし七ツ岳に行くことがあったら皆さんもぜひ神秘のキラキラ石を探してみて下さい。山歩きがより一層楽しくなること間違いなしですよ~

それにしても内容の濃いトレッキングでした。それもこれも川漁師さんファミリーのおかげです。本当にありがとうございました そして今後ともどうぞよろしくお願いします

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七ツ岳トレッキング3 ~植物編~

2007年03月23日 | 五島のお話

                    これはコケの仲間 それとも…

七ツ岳では数々の珍しい巨木の他にも様々な種類の植物に出会うことができました。まずは花や実のついていた植物から紹介します

                   

                      ヒサカキ(ツバキ科)

写真で見るより花はずっと小さいです。ちょっと離れて見ると、枝に白い小さな実が並んで付いているような感じに見えます。

                   

                      アセビ(ツツジ科)

ドウダンツツジに似た花の形をしています。調べてみるとやはり同じツツジ科の植物でした。

                   

                    タチツボスミレ(スミレ科)

春になるとよく見かけるようになるのが紫色のスミレの花。中でもこのタチツボスミレは優しい薄紫色で、とってもきれいです

                   

                     アリドオシ(アカネ科)

枝に付いているトゲがアリをも突き通すほど鋭いことからこの名前がついたのだとか。また、実が一年中持つことから「(実が)有りどおし」という説もあり、マンリョウ(万両)・センリョウ(千両)・カラタチバナ(別名:百両)・ヤブコウジ(別名:十両)・アリドオシ(別名:一両)とおめでたい木の最後に位置づけられるのだそうです。知らなかったなぁ~

                   

                        ナギ(マキ科)

昔から神社の境内などに植えられ、神の木とされてきた木。葉の繊維が強く、引っ張ってもなかなかちぎれないことから、縁結びの御利益があると言われているそうです。昔は男女の縁が切れないようにと葉を鏡の裏に入れたり、袋に入れてお守りにしたりしてたんですって。ちょっともらってくればよかったかな 艶があってとってもきれいですよ~

他にも様々な植物たちに出会いましたが、最も多様性に富み、印象深かったのが、数々のシダ植物たち。シダ植物といえば、コケ植物と裸子植物の中間に位し、胞子で繁殖する植物のこと。今回のトレッキングでシダ植物には実に多くの種類が存在していることが分かったのですが、その見分け方は決して容易ではありません とりあえず画像に残していたものを紹介したいと思います。

                

                    ウラジロ(ウラジロ科)

お正月の注連飾り(しめかざり)などに使われる私たちに一番馴染みの深いシダ植物。でもここのウラジロはデカイッ

                   

           コシダ(ウラジロ科)とオオカグマ(シシガシラ科)?

これらの名前に確信はありませんが、こうして見ると明らかに違う種類であることが分かります。

                   

                        ???

明るい緑色で、柔らかい感じの葉っぱです。なんていうシダだろう?                  

                    

                 リュウビンタイ(リュウビンタイ科)

これは間違いなくリュウビンタイ 「リュウビンタイ」とは「龍の鱗」という意味で、根元の託葉(黒褐色の塊状の部分)が重なっているのを龍の鱗に見立てて付けられた名前なのだそうです。

                   

                                イノデ(オシダ科)

おそらくそうじゃないかと… 茎が茶色く、葉に艶があるのが特徴のようですが…

                    

                    ナチシダ(ウラボシ科)

形の整ったきれいなシダです 和歌山県の那智山で発見されたことからこの名前が付けられたのだとか。

                   

                   オオカグマ(シシガシラ科)?

葉が深く切れ込まないのが特徴です。

                   

                オオカグマ(シシガシラ科)…じゃない!?

上の写真のシダと同じと思っていたけど、微妙に葉の形が違うような…

                    

                    マメヅタ(ウラボシ科)

ずっとコケの一種だと思っていました よく見るとシダ植物の特徴である胞子嚢(ソーラス)がびっしりついています。

                   

                   ヒトツバ(ウラボシ科)

これまた知らなかった新事実 ただの木の葉っぱのようなこの植物も実はシダの仲間。その証拠に葉の裏には胞子嚢がびっしり!

                   
         

                オニヘゴ[タイワンヘゴ](ヘゴ科)

そしてこちらが今では大変珍しい存在となっている木生シダの一種、タイワンヘゴ。こちらでは「オニヘゴ」と呼ばれているシダで、茎が高木状をなす大型のシダ植物です。ここ福江島にはヘゴの北限地帯が存在し、以前はその群生が見られたそうですが、そのほとんどが盗掘され、現在こうして自生するヘゴを見るのは大変稀だということです。その証拠にこの日見つけたヘゴはなんとこの一株のみ。インターネットで検索すると、このオニヘゴには驚くほど高価な値が付いており、恐らく商売のために盗掘されたであろうことは想像にかたくありません。ランなどもそうですが、珍しくて美しいものを自分のものにしたいという人間の欲求が、自然の植物を絶滅の危機に追いやっているのです。もし人の手が入らなかったら、この森は巨大なヘゴの森となっていたかも知れません。このトレッキングを通して、自然の中にあるからこその美しさを大切にしなければいけないということを強く感じました。

どのくらい長い年月がかかるか分かりませんが、どうかこのヘゴが大きく成長し、たくさんの子孫を残してくれますように

いよいよラスト!次回は『キラキラ石編』です

 

川漁師さんへ

名前の分からなかったシダの名前をご存じだったら教えて下さい。間違いがあれば訂正もよろしくお願いします

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七ツ岳トレッキング2 ~巨木の森編~

2007年03月20日 | 五島のお話

                    七嶽神社の社叢には巨木がいっぱい!

七ツ岳を下って行くと、七嶽神社奥殿の方へ下るちょっと手前に『巨木の森』というなんとも興味深い看板が立っています。矢印が指し示すとおりに森を進んでいくと、そこにはこれまで見たことのない様々な表情を持った巨木たちとの出会いが待っていました。解説板が付けられていた巨木たちをちょっとだけ紹介します

                 

              カクレミノ(ウコギ科)

1本の木にいろんな形の葉がつくことで知られています。楕円形、三裂した葉、若木には人間の手のように五裂した葉もあります。三裂っした葉の形が、昔話の「隠蓑」に似ているところからついた名といわれています。

いろんな形の葉がつくとはおもしろい!三裂した葉っぱが可愛いなぁ

                 

             スダジイ(ブナ科)

シイノキ、イタジイ、ナガジイとも呼ばれ、我が国の暖帯林を代表する樹種です。樹皮は黒褐色で、大木になると幹に深い割れ目ができます。堅果(ドングリ)は、全体が殻斗に包まれていますが、成熟すると3裂します。この木は幹周460cmで、福江島で有数の大きさです。この辺りは神社があり保護されていたため、幹周が5mを越えるものも見られます。

周りの樹木と比べてもその大きさは一目瞭然 どんなドングリがなるのかな?

                 

                イスノキ(マンサク科)

別名:ユス、ヒョンノキ

葉には大きな虫こぶができ、虫が飛び去ると空殻となり、これを吹くとヒョウ、ヒョウとなるので瓢木の別名があります。この木は、幹周279cmで、福江島で有数の大きさです。

幹が途中から大きく2つに分かれるのが特徴のようです。確かに座りやすそう!

        

これは…スダジイかな

                 

                  アカガシ(ブナ科)

別名:オオガシ、オオバガシ

材の色の赤みが強いのでこの名があります。樫とはカタギ(堅い木)のことです。この木は幹周317cmで、福江島で見つかった中で2番目の大きさです。

2番目ってことは1番大きなアカガシは別の所にあるのかな?気になる~!          

 

              カゴノキ(クスノキ科)

樹皮がまだらに剥げ落ち、白い鹿の子模様になるのでこの名があります。

鹿の子でカゴ。なるほど、確かに鹿の体の模様に似てる!

        

               バクチノキ(バラ科)

成長すると次々と樹皮がはがれ、博打(バクチ)に負けて、着ているものをはがされる人に似ているからついた名といわれています。この木は、幹周186cmで福江島で見つかった中で1番の大きさです。

博打で負けた人みたいだなんて、おもしろい名前を付けられたものですね。でもバクチノキとしてはちょっと不名誉かな

                 

こちらは大きなスダジイの木。…かな?根本の方からどんどん若い枝が伸びています。これなら上の方の枝が折れても大丈夫ですね

                   

遊歩道の途中に倒木を発見 川漁師さんの話によると、この木は最近倒れたものなんだとか。よくよく見ると二本倒れています。

                   

倒れた木の根元の方を見てみると、どうやら一本の大木が倒れる際に、手前にあった木も巻き添えにして倒れたようです。

                   

さらに倒れた木の幹をたどってみると、もう一本別の木の上にももたれかかっていました。下になった木は今にも倒れそうです。

                   

川漁師さんによると、こうして大木が倒れることによって森の中にギャップと呼ばれる隙間ができ、太陽の光が地面へ届くようになり、再び次の世代の森が形成されていくのだそうです。これも自然のサイクルの一環なんですね。森の世代交代の瞬間に遭遇できて、また一つ勉強になりました

                 

ここら辺一帯は古来から神社の森であったため、ほとんど人の手が入れられず、このような巨木たちが今もなお存在し続けることができています。巨木の森には遊歩道が整備されていて、起伏も少なく森林浴をしながらゆっくり散歩できるようになっているので、トレッキングに自信の無い方にもオススメです。駐車場からもそんなに距離がないので、気軽に訪れてみて下さい 実際に見るとその大きさに圧倒されますよ!

次は『植物編』です

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七ツ岳トレッキング1 ~登山編~

2007年03月19日 | 五島のお話

                    ジグザグの七ツ岳

福江島で初めてのトレッキングを体験してきました

実はここ福江島にはあまり高い山がありません。最も高い山が標高461m父ヶ岳(ててがたけ)で、二番目に高い山が今回私が登った標高432mの七ツ岳(ななつだけ)。ちなみに福江島のシンボル鬼岳は標高317mで、鬼岳と七ツ岳は九州百名山にも名を連ねています。

                   

以前から登りたかった七ツ岳に、念願かなって初めて登ることができました!このブログにも時々コメントを入れて下さる生物博士の川漁師さんファミリーのトレッキングに、私も同行させていただいたのです。七ツ岳の登山口はいくつかあるのですが、今回は玉之浦の七嶽神社の方から登ることになりました。福江島の中央を横断する県道27号線を荒川温泉の手前から右折し、七嶽神社の看板のところから山の方へ細い道をどんどん入っていくと、七ツ岳登山道の入り口に辿り着きます。

       

登山道の入り口には七嶽神社の鳥居が立っています。その鳥居をくぐっていよいよ入山です。一体どんな世界が待っているのやら

 

ここは七嶽神社の奥殿が在った場所。解説板によると、源平の乱に能登守教経(のとのかみののりつね:平清盛の甥にあたり、平家の猛将と言われている人物)以下七名がここに逃れてきて山麓に自刃したので、七基の石碑を建立して祀るようになったのが初めであるといわれています。神殿は昭和55年になんと煙草の火の不注意でここにあった杉の大木から燃えうつり消失したとのこと。もったいない…。写真は2本の杉の大木があった場所です。かなり大きな杉の木だったんだろうなぁ

               

今では階段の奥に小さな社が立っているだけ。

 

この瓦は消失した神殿の一部かな?しかし歴史ある建造物が人の不注意で跡形もなく失われてしまうとは…。森の中で火を扱う時は十分に注意しなければ!奥殿の跡地を目の当たりにして、改めてそう実感しました。

                   
                 

奥殿のあった場所から右のコースたどり、しばらく行くと、カクレミノやスダジイの巨木が現れました。幹の直径はmidoriちゃんの身長より長いようです 樹齢は一体どのくらいなんでしょうね

                   

ジグザグの尾根にさしかかったところで、父ヶ岳の山頂が現れました!

                   

遠くは荒川の漁港や島山島も望むことができます。結構歩いてきたんだなぁ~

                   

福江島の山々に向かって大きな声で呼んでみたけど、山彦さんはこたえてくれなかったね。風が強かったから、midoriちゃんの声も届かなかったのかな?

         

時には手を使いながらこんな大きな岩を越えることもあります。ジグザグの尾根を上ったり下ったりしていると…

                   

七ツ岳山頂の看板が現れました。ゴールまであと少し!

                   

登山口から約1時間半。見晴らしの良い尾根の頂上にたどり着きました!

                   

厳密にはここは山頂ではないということでしたが、この日はこの下のくぼみで風をよけながら昼食をとり、来た道を戻ることにしました。ここからは山内盆地を見渡すことができます。川漁師さんの話によると、山内盆地は以前は大きな湖だったのだとか。そう言われてみると、湖があったことを想像できるような形をしていますよね。

                   

midoriちゃんはヒトツバの生えたくぼみでひと休み。彼女の健脚ぶりもさることながら、その観察力には本当に感心させられます。一緒にいると私たちが見つけることのできないものに気付くことがすごく多い。子どもって好奇心の塊なんだなぁ~

                    

さぁ、ここからまたジグザグの尾根を越えて下山するぞ!

        

midoriちゃんもsakuraちゃんも山登りはお手の物。高い岩場も簡単に乗り越えてしまいます

        

ふかふかの腐葉土で覆われたなだらかな下り坂を滑り台のように滑っていくmidoriちゃん。子どもたちは簡単に下っていくけど、行きに上ってきた岩場は、下る時の方がスリリング!足を滑らせないように用心しながらゆっくり下ります。

山をほぼ下りきったあとは、直接奥殿の方に下らずに巨木の森へ。

七ツ岳トレッキングのお話は『巨木の森編』へ続きます

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大瀬崎灯台への道

2007年03月13日 | 五島のお話

                    目指すは白亜の大瀬崎灯台!

いつもは展望所から眺めるだけの大瀬崎灯台に、久々に行ってみることにしました

                   

灯台までの道は比較的歩きやすい遊歩道になっていて、今の時期はピンク色のヤブツバキの花が歩く人の目を楽しませてくれます

                

まだ3月初旬だというのに、この日は5月並みの暖かさ。決して厚着をしているわけではないのに、汗ばむほどの陽気でした。キブシの黄色い花も満開でーす

                

緑のトンネルを抜けると灯台が見えてきました!

                

灯台につづく最後の階段を上ると…

                

目の前に真っ青な地平線と真っ白な大瀬崎灯台が現れました 前回ここを訪れてからはや8年。その間、いろいろなことがあったなぁ~。…なんて、ちょっと20代の自分を振り返ってみたりして。雄大な景色を目の前にすると、人生を振り返りたくなるのは私だけでしょうか

                   

いつも見る風景を反対側から見ると、そこには全く異なる風景が広がっています。あんなに高い所から灯台を眺めていたんだなぁ。

                   

                   

水平線を見渡せる場所に歌碑がありました。「大瀬崎…西の……」う~ん、なんて書いてあるか分かりません。判読できた方がいらしたら教えて下さいませ!

                   

夕暮れ時にうす紫色に染まった灯台もいいけど、真っ青な青空に映える真っ白な灯台もいいな。よし、お天気の良い日にまた来よう。灯台をあとにしながら、心に誓ったkero-keroなのでした。帰りは上りばっかりでちょっとしんどかったけど、道端の草花を観察しながら歩くと、その道のりも短く感じました。遊歩道の入り口には往復40分と書いてありますが、景色を眺めながら歩くともう少しかかると思います。真夏は日差しが強くてかなりしんどいので、もし灯台まで行くならツバキの花が咲く今の時期か、新緑が美しい5月頃がちょうどいいかもしれません。時々ハイヒールを履いた観光客の方がものすごい形相で帰ってくるのを見かけるので、くれぐれも歩きやすい靴を履いて行くことをオススメします!

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祈りの女神(玉之浦)

2007年03月10日 | 五島のお話

                    長崎県民ならこの顔に見覚えがあるはず

九州最西端にある大瀬崎灯台を見渡せる展望所はいくつかあるのですが、ここは最近見つけた穴場の展望所。ここより手前には駐車場やトイレが完備された展望所が、この展望所の入り口の少し先には灯台へ下るための遊歩道があるため、私を含め多くの人がなかなか辿り着かない場所なんです。

                

展望台へつづく階段には、赤ではなくピンク色の椿の花が彩りを添えていました 椿の花に誘われるように階段を上っていくと…

                

玉之浦を一望できる展望所に辿り着きました!ここにはとても穏やかで柔らかい表情をした祈りの女神像と小さな鐘楼が立っています。

                   

                   

ここからは大瀬崎灯台や玉之浦の風景はもちろん、遠くは三井楽の嵯峨の島まで見渡すことができます。ちょっと風当たりが強いけど、お天気の良い日はとっても気持ちがいい場所ですよ~

                

ところでこの女神像、長崎市にある全国的に有名なあの大きな像にどこか似ているとは思いませんか?長崎県民ならば一度は見たことがあると思われるその像とは、長崎市の平和公園にある平和祈念像です!

                   

何を隠そうこの祈りの女神像の作者は、長崎の平和の象徴である平和祈念像を製作した北村西望氏。石像の土台にある彫刻を見てもしやと思い、側にあった解説をよくよく読んでみると、五島出身の長崎県知事であった久保貫一氏が、海難事故犠牲者を鎮魂するために、北村西望氏に依頼して作ってもらったのだそうです。西望氏が平和祈念像を完成させたのは1955年(昭和30年)、彼が72歳のとき。1978年(昭和53年)ということは…、95歳のときの作品 す、すごい… その製作意欲には驚かされます。ちなみに永眠したのは1987年、104歳のとき。西望さんってとっても長生きされたんですね~(北村西望氏についてはコチラ→南島原市HP「北村西望記念館」

                   

ここから大瀬崎灯台に行くには片道20分の遊歩道を下っていかなければなりません。学生時代に福江に遊びに来た時に一度だけ下ったことがあったのですが、往復するには結構時間がかかるので(特に帰りはきつい!)、それ以来展望台から眺めることしかありませんでした。しか~し、今回はお天気の良さと美しい椿の花に誘われ、久々に灯台まで行ってみることにしました

                   
         4倍ズームで撮った大瀬崎灯台

さて、私は再びあの場所にたどり着くことはできるのか 結構距離があるんですよね~ 長くなったのでその様子は次回アップしま~す

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立谷教会跡地(玉之浦)

2007年03月08日 | 五島のお話

                    信仰の深さを感じました

先日「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が、文化庁がユネスコに提出する世界遺産登録の暫定一覧表に入ることが決定されました。その教会群の多くは五島列島にあり、ここ福江島にもたくさんの教会や遺産が残っています。

                   

ここは玉之浦にある立谷教会跡地。石碑に刻まれた解説にはこう書かれています。

1797年(寛政9年)大村藩に住むキリシタン達の五島移住が始まった。

当時の大村藩主は、キリシタンであった側近の士族、鶴田沢右エ門を福江藩に依頼し、その配慮の結果、鶴田家はこの立谷の地に幽閉流刑されることとなった。その後、田原要蔵、永山平蔵らの移住があり、キリシタン部落が形成されていった。

1865年、大浦天主堂でプチジャン神父による信徒発見があり、鶴田沢右エ門らも念願のカトリック教会復帰を果たした。

1873年にキリシタン禁制の高礼が撤去されると、その5年後、1878年この地にキリシタン復活後最初の教会堂を建立し、翌年1879年ロカイン司教により献堂祝別された。

しかし、この貴重な教会堂も、1987年に老築化により自然倒壊するに至った。

この立谷教会跡地は、先祖の偉業を風化させぬよう、1999年井持浦ルルド創設100周年記念の年に、立谷教会に安置されていた無原罪のマリア像を再び在るべき場所に戻し、整備したものである。 

        

なるほど。ここには約200年前に命がけで信仰を貫いてきた人たちの思いが脈々と受け継がれているのか。

大宝から玉之浦に向かう途中の道路脇に、ミニチュアの教会がたっているので、以前から気にはなっていたのですが、まさかこんな山の中にこのような信仰の場があるとは驚きでした。車で入るにはちょっと狭い場所ではありますが、道路脇に車を停めて歩いて5分くらいで行けると思います。あまりパンフレットなどには載っていませんが、玉之浦でミニチュアの教会を見つけたら、ぜひここまで足を運んでみてください。五島独特のキリシタン文化に触れることができますよ~

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正体はコメツキガニ

2007年03月06日 | 五島のお話

 

『頓泊ビーチの神秘』で紹介したカニの正体はコメツキガニであることが判明しました 情報を提供してくださった川漁師さんよりお借りした図鑑に、コメツキガニのおもしろい習性についての解説が載っていたのでご紹介します

                   

『カラー図鑑カニ百科(成美堂出版)』によると、「コメツキガニは砂や泥をすくって口に入れ、有機物を摂取後、砂だんごにし、巣穴の周囲にばらまく習性がある」とのこと。なるほど。ただ掘り出した砂を丸めていたわけではなかったのか あと、これは別に調べたのですが、コメツキガニという名前は春から夏にかけてオスが背伸びをして両方のハサミを振り下ろす求愛行動(ウェービング)が臼と杵を使って米をつく動作ににていることに由来するそうです。その姿も見てみたいな~

情報を提供してくださった川漁師さん、どうもありがとうございました これからもいろいろと教えてくださいね!頼りにしてまぁす

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頓泊ビーチの神秘

2007年03月05日 | 五島のお話

          かくれんぼ   この中にある生き物が隠れています

高浜万葉展望所を訪れた後は、高浜ビーチのお隣にある頓泊ビーチへ。何度も来たことのあるここ頓泊ビーチで、今まで見たことのない神秘的な光景に出会いました

         

潮が引いている時は、ご覧のように芸術的な波紋が刻まれた砂浜が辺り一面に広がる頓泊ビーチ。何度見ても神秘的な光景です。しかし、今回はそれ以上に神秘的な生き物たちと出会うことができました

         

その神秘的な生き物の正体がこちら!

         

完全に保護色なのでどこにいるかよく分かりませんが、砂浜に顔を近づけてみると、この日はたくさんのカニたちが砂浜の上を彷徨っていました。穴を掘る時に掻き出した砂を均等に丸める技はお見事としか言いようがありません。どうやら潮が引くと穴の中から現れて、せっせせっせと穴を掘り、潮が満ちる前に再び穴に避難するようです。この愛らしいカニの名前をご存じの方がいらっしゃったら是非教えてください

         

砂浜に刻まれた波紋の上を移動するカニ。カメラを近づけるとフリーズしてしまいました。驚かせてごめんね~

                  

抜けるような青空と真っ白な砂浜。そしてそこに生きる小さな小さな生き物たちの神秘。またまたステキな発見をしてしまいました。こんなにステキな場所が身近に存在するなんて、私はなんて幸せなんだろう。kero-keroはこれからももっともっとこの島のステキな場所を発掘していきたいと思いま~す

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三井楽を一望できる展望台

2007年03月04日 | 五島のお話

                            前々から気になっていた展望台

バイト仲間のmaho&yukiと一緒に三井楽・玉之浦方面へドライブに行ってきました またまた新たなスポットを開拓してきたので、ご紹介します

三井楽と言えば、マリンブルーの高浜海水浴場が有名ですが、その高浜を含む三井楽町全体を見渡せる展望台を発見しました。その名も『高浜万葉展望所』。前々からその存在を知ってはいたのですが、車で行くことができない場所にあるため、なかなか足を伸ばせずにいた場所です。

                 

その展望所は、このブログでも何度か紹介したことがある魚藍観音がある展望所の真向かいにある金比羅神社の奥にあります。展望所までは何体ものカラフルな観音像や不動明王が、まるで道案内をしているかのように並んでいます。

         
         

どれも全部違う像なのかと思いきや、薬師如来・不動明王・千手観音・弥勒菩薩など数種類の像が繰り返し並んでいたようです(微妙に少しずつ違いはあったようですが)。最初は「色は付けない方がいいのに…」と思っていたけど、このカラフルな色が付いていることによって人の目を引くのは確かです。時にはガン黒の不動明王のようにちょっとコミカルな表情の像もあって、なかなか楽しかったですよ

          

展望台の手前にブロックで作られた建物を発見!中に鎮座しているのは…

                  

やはりこの地に縁の深い「弘法大師」。この島ではこのような弘法大師の姿を至る所で見ることができます。ここまで来ると、展望台はもう目の前!

          

金比羅神社から歩いて約10分。小さな矢倉のような建物が現れました。これが高浜万葉展望所です 展望台にのぼると、素晴らしい景色が私たちを待っていてくれました

          
               言わずと知れたマリンブルーの高浜ビーチ

                    
                真っ青な海に浮かぶ嵯峨の島と貝津港

                  
               三井楽町の真ん中にそびえ立つ京ヶ岳(183m)

このように、ぐるり360度ステキな景色を展望することができます。この日はお天気も最高に良く、心地よい風が吹いていて、とっても気持ちが良かったです。私たちはしばらくこの美しい景色に心を奪われ、深~いため息をついたのでした。

                   

足下を見下ろすと、可愛いスミレの花たちが少し早い春の訪れを知らせるかのように太陽を見上げていました。魚藍観音から望む景色とはまたちょっと違った風景が楽しめる高浜万葉展望所。車を降りて、カラフルな像を眺めながら展望所までちょっとお散歩してみませんか?お天気の良い日はオススメですよ~

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山口海産

2007年03月03日 | 美味しいお話

                    小浜の珍味がここに

『漁人市場とっとっと』でお魚料理を堪能した後は、口之津・加津佐を経由して島原半島をぐるりと一周することになりました。この日2つ目の目的地が前々から小浜にあるこちらの『山口海産』。『お魚せんべい』で人気のお店です。

                   

こちらが山口海産オリジナルの『お魚せんべい』(一袋525円)。たこ・あご・じゃこ・かわはぎ・いかの5種類ですが、その中でも最近人気が鰻登りなのがたこせんべい

                

お魚せんべいは毎日店内にあるこちらの機械で作られていて、先日『るり色の砂時計』というテレビ番組で紹介されて以来、製造が追いつかないほどの人気なんだそうです。実際に私もその番組を見てやってきた客の一人なんですけどね 作り方はとっても簡単!たこせんべいの製造過程を写真に撮らせてもらいました。

            
            ①もともとのイイダコ

            
            ②一回目のプレス。足がちゅるちゅるに!

                   
         ③二回目のプレス。見事にぺっちゃんこに!

このようにイイダコの干物をこの機械で2回プレスするだけです。あつあつのできたてを味見させてくれたのですが、これがまたうまい!あつあつのうちは柔らかいけど、だんだんパリパリになっていくんですよ。タコ100%でとっても美味しいです 快く写真を撮らせてくれた店員さんの味のあるトークも人気の理由のひとつかも知れません。一見厳つそうに見えるけど、ユーモアのセンスのあるイカした店員さんでしたよー

                   

店内にはお魚せんべいの他にもたくさんの海産物が揃っています。雲仙・小浜名物の湯煎ペイなどのお菓子もありますよ。お隣には無料の足湯もあるので、ドライブの途中でちょっと一休みしたい時はぜひぜひ立ち寄ってみてください。オススメでーす

 

山口海産

場所 小浜町マリーナ20-2
電話 0957-75-0607
営業時間 8:00~19:30
定休日 年中無休

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