I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

秋色のティーコジー&ティーマット

2006年10月31日 | 手作りのお話

                    紅茶を美味しく入れるための必需品

今回の作品は、秋色のキルト生地を使ったティーコジーティーマットです

                   

ティーマットの方は、キルト生地にリボンとタグと縫いつけ(裏に縫い目が出ないように手縫いで)、バイアステープでパイピングしてミシンで縫いつけただけのもの。キルト生地はもともと二枚の布の間にキルト芯を挟んであるので、裏布を付ける必要がありません。とっても簡単です

                   

一方、ティーコジーの方は保温効果を高めるため裏布をつけたので、3重構造になっています。まずキルト生地をティーポットの大きさに合わせた形に2枚カットし、タグとリボンを縫いつけ、中表に縫い合わせます。次に、同じ形にカットした裏布を中表に縫い合わせ、表に返したキルト生地の中に入れ、最後にバイアステープでパイピングして完成!保温効果抜群のティーコジーのできあがりです

さて、これらを使っておいしい紅茶を淹れてみましょう

おいしい紅茶を淹れるには「できるだけ温度を下げない」という鉄則があります。ティーポットはあらかじめお湯で温めておき、茶葉を入れ、沸かしたてのお湯を注いだ後、茶葉を十分に蒸らすためにティーコジーをかけ、なるべく温度を下げないようにします(下にマットを敷くと保温効果はさらにUP!)。こうすると紅茶の風味がぐーんと良くなりますよ

                   

おいしい紅茶を淹れるには、茶葉を蒸らす時間も大切です。大きめの茶葉なら約5分、細かい茶葉なら約3分は蒸らしましょう。今回はTWININGSのアールグレイ(ベルガモットの香りがとっても爽やかな紅茶)を使ったので5分ほど蒸らしました。ティーカップを温めておくことも忘れずに! 

           

                         

ちなみに、こちらのティーカップは佐賀県伊万里市にあるNoritakeの工場で手に入れたもの。山でよく見かけるシンプルなシダの模様に一目惚れしました B級品なのでかなりお安く購入することができましたよ 素人が見るとどこがB級品なのか分かりませんが、お値段は半額以下だったような…

             

タグに書いてある「Trèfle」とはフランス語で四つ葉のクローバーのこと。私が小さい頃から大好きだった絵柄の一つです。タグを付けるかどうか迷ったのですが、タグがあるだけで全体の雰囲気が明るくなったような気がします

秋の夜長においしい紅茶でホッとひと息。こんな時間も大切にしたいですね 


ミゾソバ(溝蕎麦)

2006年10月30日 | 植物のお話

                    轟峡の近くの川縁で見つけました

この花は私が大好きな野草の一つ、タデ科のミゾソバです。日本各地に分布し、原野、道端などの水辺に群生して生える多年草で、名前の由来は読んで字のごとく、溝の近くに生え、蕎麦に似ていることから「ミゾソバ」なんだそうです。

                   

この写真を撮った時も小さな小川の側に群生していました。満開できれいでしたよー

                   

同じ日にたまたまソバ(蕎麦)の花も発見しました
ミゾソバと比べてみると、確かに葉のカタチとか似てるかも!

                   

夏から秋にかけて花を咲かせるミゾソバ。そろそろミゾソバの季節もおしまいかと思っていたら、連日の秋晴れで気温が高かったせいか、いまだにたくさんの花が咲いていました 気が付けば明日で10月も終わりだというのに、日中は半袖でも過ごせそうなこの暖かさ。今日の長崎の最高気温は24度で、明日はもう少しあがるんだそうです

毎年こんなもんでしたっけ!?

 

油断してたら風邪を引いてしまうこの季節。実は私も昨日からくしゃみ&鼻水が出始め、ちょっと風邪気味のようです 皆さんも油断は禁物ですよー 


サイヨウシャジン(細葉沙参or細腰沙参?)

2006年10月30日 | 植物のお話

                    秋の鬼岳にちょこちょこ生えてます

花のカタチがスズランのようで可愛いこちらの植物はキキョウ科のサイヨウシャジン。九州以南、台湾にかけて分布する多年草です。

                   

「サイヨウシャジン」
カタカナで書くとなんだか覚えにくい名前ですが、この名前には二つの説があるようです。

①細沙参 → 葉が細いツリガネニンジンの意味
②細沙参 → 花の美しさを柳腰の美人に例えて

う~ん、どちらもうなずけるなぁ
でも「腰が細い」っていう発想は今までなかったからちょっとおもしろいかも。

ツリガネニンジンは同じキキョウ科の多年草で、サイヨウシャジンと同じように釣り鐘形の花を咲かせます。サイヨウシャジンはご覧のように花の口が少しすぼんでいるのに対し、ツリガネニンジンの方は広がっているという違いはあるものの、どちらも淡い紫色であまり区別がつきません。

                   

白いサイヨウシャジンも発見しました。もしかしたらツリガネニンジンだったりして…

それにしても可愛いカタチをしているなぁ インターネットでいろいろ調べてみたところ、山口県の秋吉台にも咲いているとのこと。学生時代を山口県で過ごしたkero-keroにとって、秋吉台はとっても思い出深い場所なんです。この時期にドライブしたらすんごく気持ちがいいだろうなぁ 

なんだか山口に行きたくなってきました


轟峡 (諫早市高来町)

2006年10月29日 | 山のお話

                    轟峡のモミジはまだ新緑のように青く輝いています

諫早市高来町にある自然干拓フラワーゾーンのコスモス畑を見に行った後、同じ高来町にある轟峡(とどろききょう)に行って来ました。

                   

轟峡には「轟の滝」・「楊柳(ようりゅう)の滝」・「大龍(たいりゅう)の滝」と主に3つの滝があり、夏は多くの人が涼を求めてここへやってきます。秋になるとほとんど人影もなく、しーんと静まりかえっていますが、こんな時の方が樹木たちの声が聞こえてくるような気がして、私は好きです

                   

入り口で出迎えてくれたのは、大きな大きなクスノキ科のタブノキ。轟峡の樹木たちは紅葉とは縁のない常緑樹が多いので、秋とはいえほとんどの樹木たちが葉を青々と茂らせています。

                   

遊歩道を下っていくと「轟の滝」が見えてきました

                   

滝の目の前まで下りてきました。こちらが轟峡の代表選手「轟の滝」です。落差は12mなのでそんなに大きな滝ではありません。最近雨量が少なかったので(9月の台風以来、長崎ではほとんど降ってないんです)、水量もいつもより少ないように感じました 写真の右側の方に耳鳴り岩という壁のような大きな岩があって、その前にある足跡マークの位置に立つと、滝の音がまるでステレオのように反響して聞こえます。なんとも不思議な感覚ですよ~

                   

滝の反対側の様子です。あんまり秋を感じませんよね

        

森の中には不思議なカタチをしたものもたくさんあります。これらの樹木はいったい何年くらいこの地に根付いているのでしょう?

 

遊歩道をたどり、いろんな木々に出逢いながら、真っ赤な吊り橋「河鹿橋(かじかばし)」を渡り、木造の階段を最後まで上ると、最初の駐車場の少し手前に出てきました。

                   

駐車場の手前には、このように轟峡の名水を汲める場所があります。一口飲んでみましたが、まろやかでとっても美味しかったですよ ポリタンクを持ってこちらの水を汲みに来る人も少なくないようです。

                 

駐車場の真ん中に居座っているのは、アオガエル科のカジカガエル(河鹿蛙) 水のきれいな場所にしか生息しないんですって。6月くらいになると、渓流の音とともに美しい鳴き声を聞くことができるそうです 実物は雄が3~4cm、雌が5~7cmほど。会ってみたいなぁー

                 

駐車場から売店の前を通って少し歩くとすぐ右手に見えてくるのは、こちらの「楊柳の滝」。落差は50mあるので、「そうめん滝」とも呼ばれるほどその流れは細長く、晴れた日には虹が架かることもあるそうです。残念ながらこの日は曇っていたので、虹を拝むことはできませんでした

                   

「楊柳の滝」を通り過ぎ、キャンプ場の方へ下っていくと、最後に現れたのがこちらの「大龍の滝」。別名「鉈落としの滝」とも呼ばれるこの滝は、落差8mと高さは最も低いですが、水量は轟の滝より多いように感じました。

 

水はやっぱりきれいです 少し赤く染まっているように見えるのは、モミジではなくハゼノキでした。

                   

この巨木、何の木か分かりますか?

実はこれ、モミジなんですよ 大龍の滝の側に数本立っていました。この木が紅葉したらそれは見事でしょうね!

                    

そしてこれらは秋の轟峡を彩る草花たち。中でも水際に多かったミズヒキ(写真一番上)は私のお気に入りの野草となりました 一つ一つの花はとても小さいですが、一本の茎に並ぶ紅色のつぼみと、動きのある茎のカタチに魅力を感じます

                   

水の音だけが鳴り響く静かな轟峡は、少しひんやりとはするものの、空気が澄んでいてとっても心地よかったです。マイナスイオンをたっぷり浴びて気分もリフレッシュすることができました。ゆっくりと散策するなら夏よりも秋の轟峡をオススメしますよ~


カマキリの眼

2006年10月28日 | いろんなお話

                    マクロで撮ったカマキリ。カメラ目線と思いきや…!?

栗林慧(くりばやし さとし)さんってご存じですか?

長崎では長崎の銘菓長崎物語のCM(←知らない方はクリック!)でお馴染みの栗林さんは、長崎県北松浦郡田平町に栗林写真科学研究所を構える昆虫カメラマン。子どもの頃から「いつか自分が虫の眼になって、その世界を表現したい」という夢を追いかけ、自らレンズや機材を発明し、昆虫たちの姿やありのままの自然を写真を通して表現してきました。その成果が世界的に評価され、栗林さんは今年10月16日にレナート・ニルソン賞(スウェーデンの写真家レナート・ニルソンを記念して1998年に設けられ、科学分野で優れた写真を撮った人に贈られる賞)を日本人で初めて受賞したのです! 御歳67歳。もちろん今も現役のカメラマンです

                  

このカマキリを発見した時、いつだったかテレビで栗林さんが「カマキリはとっても表情が豊かなんですよ」とおっしゃっていたのを思い出し、かなり接近した上でさらにデジタルマクロを使って撮影してみました。するとカマキリの表情がこんなにもはっきりと写っていたのです ちゃんと黒目があるのが分かりますか?目線を辿ると、どうやらカメラより私の方が気になっているようです。カマキリから見たら私はかなり巨大な生き物ですからね。私たちの目の前に恐竜が接近してくるのと同じくらいの恐怖感かも知れません

                   

こちらはオンブバッタ。カマキリと同じように接写してみようと思いましたが、これがなかなかうまくいきません。近づくとすぐにピョンと飛び跳ねて逃げてしまうのです

                    

怖いモノ知らずのバッタくんは、姪っ子の靴の上に飛び乗ってしまいました バッタに近づけるのはこれが限界。これ以上近づくと、またまた飛び跳ねて逃げてしまうのです。以前チョウにも接写を試みましたが、近づくとやはりすぐに飛び立ってしまうので無理でした

では、カマキリはなぜあんなに接写することができたのでしょう?

その答えは彼らの身の守り方の違いにありました。カマキリは跳ぶことがあまり得意ではないので、敵が近づいてきた時にカマで威嚇するのに対し、バッタは得意の跳躍で逃げていきます。だから私でもこんな風にカマキリの表情を捉えることができたのでしょう。昆虫たちも生きるためにそれぞれいろんな技を身につけているのですね

ところが、栗林さんはそんなバッタやチョウの表情でさえも実に生き生きと捉えているのです 興味のある方はぜひ栗林さんの写真集をご覧になってみてください。普段は決して見ることのない昆虫たちの姿や昆虫の目線で見た自然の風景を楽しむことができますよ。私にはそんな技術はありませんが、長崎を拠点に頑張っておられる栗林さんを見習って、これからも自然の素晴らしさをお届けすべく、様々な場所でステキな瞬間をカメラに納めていきたいと思います

栗林慧さんのホームページはコチラ→KURIKEN~自然世界の不思議を見よう~


ホトトギス

2006年10月27日 | 植物のお話

                    姪っ子と実家の庭で花の観察 

                   

花びらの斑点模様が特徴のこちらの花は、ユリ科のホトトギス。関東地方西南部以西、四国、九州の山地にはえる多年草です。鳥のホトトギスと区別して、一般にハナホトトギスとも言われるようですが、花びらの斑点が鳥のホトトギスの胸の斑点と似ていることからこの名前が付けられたそうです

                   

こちらは真横から見たところ。なんかどこかで見たようなカタチ

                   

花は晩秋に咲くとのことなので、花の見頃はまだ続きそうです

                   

「あ!花が咲きそう!」

気が付いたのは私ではなく3歳の姪っ子の方でした 子どもの観察力ってすごいなぁ

                     

夏には葉がもっと青々と茂っていたのですが、先月の台風で半分くらい倒れてしまい、例年より花が少ないようです。それでも秋の庭では一際目立つ存在となっているホトトギス。繁殖力が強いので、地植えするとたくさん増えてくれますよ。葉も大きくて形がよいので、花の時期じゃなくてもきれいです 皆さんのお庭にもいかがですか


轟の滝公園(佐賀県嬉野市嬉野町)

2006年10月26日 | 山のお話

                    公園の中に滝がふたつ

今日は先月佐賀県の多久聖廟を訪れた帰りに立ち寄った公園を紹介します

                   

一見普通の公園に見えるコチラの公園は、お隣の佐賀県嬉野市嬉野町にある「轟の滝公園」。国道34号線をひたすら嬉野方面に向かって走っていくと、温泉街の手前に見えてくる公園です。道路沿いの公園に滝があるっていうもの珍しいでしょう!?これでも天然の滝なんですって

                   

この公園の住民がこちらのカモたち。どうやら1年中ここで生活をしているようです。水鳥が大好きな私は、この公園に立ち寄った時は必ずカモたちの様子を見に行きます。この時も私が川縁まで下りていくと、こちらに気付いたのか、餌をついばんでいたカモたちが「グワッグワッ」といって集まってきてくれました 29羽くらいいたかな?

                                      

カモたちはいつも私の手が届きそうな所まで近づいてきます。別に私のことを認識しているわけではなく、餌をくれると思って集まってくるんですけどね 彼らの動きや仕草はとっても可愛くて、ずーっと見ていても飽きません。夢中になって写真を撮ってしまいました

 

カモたちは私の存在を意識しながらも、ひたすら餌(藻かな?)をついばんでいます。しばらくは私の周りに集合していたカモたちも、私が餌をくれないことがわかると、再び「グワッグワッ」と言いながらみんな川の方へ去っていってしまいました。彼らは常に集団行動で動くようです。この中にボスがいるのかな?

                   

春は桜、梅雨時は紫陽花、その他にも四季折々に表情を変える轟の滝公園は、地元の人たちの憩いの場であると同時に、嬉野町の観光スポットともなっているようです。温泉もいいけど、公園散策もオススメですよ

またカモたちに会いに行きたいkero-keroなのでした 


自然干拓地フラワーゾーン

2006年10月25日 | 植物のお話

                    色とりどりのコスモスたち

10月に入り、秋の気配が深まり始める頃、毎年恋しくなるのがこのコスモスの花。私のふるさと長崎県諫早市には、この時期になるといくつものコスモス畑が現れます。中でも白木峰高原・山茶花高原のコスモス畑は規模が大きく有名なのですが、諫早市高来町にあるこの自然干拓地フラワーゾーンのコスモス畑は、ここ数年の間に作られたもので、高来町の新しい観光スポットとして人々の憩いの場所となっています

                   

諫早方面から国道207号線にのり鹿島方面に向かう途中にある自然公園フラワーゾーン。何かと批判の多い諫早湾干拓によってできた干拓地の一部は、こんな風に利用されているのです

                   

                   

こちらは同じ日に撮った白木峰高原の写真です 今年は雨が少なく、山間部の土地が乾いてしまい、白木峰高原や山茶花高原のコスモスは例年より元気がなかったようです いろんな色があってきれいではあるんですけどね。

                  

一方高来町のコスモス畑は、もともと水分をたっぷりと含んだ干拓地にあるため、とっても元気がよく、今もなお瑞々しい姿を保っています。しかもこちらのコスモスは花が大きく、みんな私の手のひらほどの大きさがあります

                    

この日は風がとても強く、雲が次から次へと流れ、太陽の光が突然パーッと差したかと思うと、いつの間にか曇ってしまったり。その度ごとに、コスモスたちの表情も変わっていきます

                   

コスモスたちはみんな太陽の方向を向いていますよ やっぱり太陽が好きなんですね!

 

中にはこんな変わったコスモスも!季節はずれのヒマワリも咲いていました

                   

人々の心を癒すコスモス畑。背景には島原半島にそびえ立つ雲仙岳を臨むこともできるとってもステキな場所です

その一方で、畑の横の小川に目をやると、水が濁っていてとてもきれいとは言えない状態でした。それでも何か生き物がいないかと小川を観察していた私の横で、一人のおじいさんがひと言「これじゃあメダカも住めないな…」とつぶやきました。やはり諫早湾を締め切ったことで生き物たちの住環境に少なからず影響が出ているようです。

美しいコスモス畑の陰で、住む場所を無くした生き物たちがたくさんいることも考えなければいけないなと思いました。kero-keroはこれからも干拓地の様子を見つめていきたいと思います


ランチ&雑貨・マリーローズ

2006年10月24日 | 美味しいお話

                    ピンク色のお家が目印です

今日は諫早市のお隣、大村市にあるステキなお店を紹介します

このお店がある三浦半島は、波の穏やかな大村湾に面する小さな半島です。海岸線沿いに走る県道37号線は、とっても眺めが良くて信号もないので、私の大好きなドライブコースの一つとなっています その道路沿いにある「ランチ&雑貨・マリーローズ」は、雑貨屋さんとカフェが一緒になったちょっと可愛いお店。外観は優しいピンク色の佇まいで、目の前には大村湾の美しい景色が広がっています

                   

店内は白とグリーンを基調とした装飾で、食事をする場所には暖かな白熱灯の光が灯されていて、とってもあたたか~い感じ 家具はすべて統一されていますが、テーブルクロスは各テーブルごとに異なっていて、それぞれ違った雰囲気を楽しむことができます。

                   

お食事を待っている間、雑貨を見て楽しめるのはマリーローズならでは!飾り棚にはグラスやランチョンマットなどのキッチングッズやちょっとしたガーデニング用品など、シンプルで可愛い雑貨がたくさん並んでいます お食事をする場所とは違ってこちらの方は蛍光灯が灯されていました。商品の色がきちんと識別できるようにかな?

                  

今回私がいただいたランチはコチラのカレーセット サラダ・カレー・ドリンクがついて980円です。あまりスパイシーではなく、お子さんでも食べられそうな優しいお味でした

 

ドリンクはコーヒー・紅茶などから選べるのですが、私はハーブティーを選びました     こちらのハーブティーには、レモングラス・ステビア・オレンジピール・ハイビスカスなどたくさんのハーブが入っていて、ビタミンCもたっぷり!…とお店の方が教えてくださいました 味が濃すぎて飲みにくいハーブティーもありますが、このハーブティーは味も香りも良くて、とっても美味しかったです

                   

一方、一緒に行った母が注文したのが、こちらのワンプレート和ランチ 一日限定10食のこちらのランチは、一枚のお皿に彩りよく盛られた和のおかずに、ご飯とお吸い物がついてちょうど1000円。女性にはうれしいヘルシーな内容となっています ドリンクが付いてなかったのがちょっと残念だったかな 

                   

お皿にはローズマリーの花が一輪添えられてありました ローズマリーの花って初めて見ました。家にもハーブを植えたくなっちゃったな~ 

                   

窓ガラス越しに生けられたお花もステキでした 店内にはオルゴールの曲がかかっていて、ゆったりとした時間が流れています 

                   

 

お店の外にはたくさんのお花やハーブが植えられていました。毎日お庭のお花を少しずつお店の中に飾っているのでしょうね

                   

お店の駐車場から見える大村湾です 雲の隙間からこぼれる太陽の光が海面に反射してとってもきれいでしたよ いつかこんな景色が毎日見られる場所に住めたらいいなぁー 夢はいつ叶うかしら

                   

優しいハーブの香りと季節の花々に包まれたお店「マリーローズ」。ゆったりと静かな時間を過ごしたい方、心からリラックスしたい方にオススメです。ぜひ一度お出かけくださいませ!

 

ランチ&雑貨 マリーローズ

住所 大村市西部町1471-12
電話 0957-50-2660
営業時間 10:00~18:00
駐車場 有り
店休日 火曜日


葛(かずら)をいただきました

2006年10月23日 | 手作りのお話

                    取っ手のとれたマグカップを花器にして

先日「すし春」の奥さんにいただいた葛を使って、ちょっとしたカゴを編んでみました

                   

手先がとっても器用な奥さんとは、お店に行くたびにいつも手作りの話で盛り上がるんです 先日訪れた時に私が「そろそろ葛の季節ですね!」と言うと、「たくさんあるから持って行く?」と言って、葛を大量に持ってきてくださいました これらの葛は一昨年に採ってきたもので、一週間ほどあく抜きをした後、乾燥させ、保存していたものなんだそうです。こんなにいただけるなんてうれしいなー さてさて、何を作ろうかな?

                   

ちょうど取っ手のはずれたマグカップ(洗ってるときにシンクにぶつけちゃった)があったので、それと組み合わせて花器にすることにしました さっそく制作開始!編む前に2時間ほど水に浸して葛を柔らかくした後、芯を2本ずつ十字に組んでしっかりと固定し、二本取りで編んでいきます。

                   

        

できあがったのがコチラ! 底の部分をしっかりと編んだ後は、花器に合わせて好きな形をイメージしながら編んでみました。籐(とう)と違って、節があったり太さが微妙に違ったりするのが葛のいいところ!今回は葛の曲線をそのまま生かして、不規則な形に仕上げてみました

                   

ワインの瓶もサルトリイバラの赤い実をちょっと飾ってインテリアとして活用しています。去年山で採ってきたものなのに、まだこんなにきれいな色をしてるんですよ 取っ手のとれたマグカップも再利用できてよかった!

ちなみに一枚目の写真の後ろに写っている籐のカゴは私の母の作品です。昔は籐工芸の先生をしていたこともあって、さすがに作品の完成度も高いです もう随分前の作品ですけどね。私も小学生の頃母に教えてもらいながらよくカゴを編んでいたものです。あの頃の経験が今に生かされているのでしょうね。葛をくださった「すし春」の奥さんと母に感謝です

もう少し寒くなったら今度は自分でとりに行かなきゃな 今年はもっといろんな編み方ができるように自分で研究してみたいと思います。頑張るぞー 


嵯峨島探険 ~女岳(めだけ)編~

2006年10月22日 | 五島のお話

                    かくれんぼ

嵯峨島の半分を歩き終え、残す所は女岳のみとなりました

                   

「海浜広場・展望広場」を目指して再び歩きはじめた私たちの目の前に、何やら気になるものが…

                   

なんか干してあります。なんだろう?作業をしていたおじさんに声をかけてみました。「こんにちは!何を干してるんですか?」

                  

答えてくれたのはとっても優しそうなコチラのおじさん。キビナゴやミズイカを干しているのだそうです。しかもnaoとおじさんは顔見知りで、私たちがこれから女岳に登ることを告げると、「途中まで乗せていってあげるよ」と言って、自慢のスクーターを持ってきてくれました。最初は「え?どこに??」と思いましたが、よくよく見ると後ろに荷台が付いています。

                   

スクーターの荷台に乗るなんて、初めての経験でした。途中止まりそうになりながらも、おじさんのスクーターはちゃんと坂道を上りきり、女岳山頂の入り口へと私たちを運んでくれました。おじさんの背中が逞しく見えたほんの数分間のツーリング。気持ちよかったなぁ。おじさん、ありがとう

                   

こちらが女岳山頂の様子です。標高は130m。151mの男岳に比べると少し低いですが、眺めは女岳の方がいいですよ!

                   

ここからは男岳や嵯峨島港はもちろん、福江島にある高浜海水浴場や頓泊海水浴場をも臨むことができます。遠くから見ても三井楽の海の美しさは一目瞭然 晴れた日は男女群島も見えるとのことでしたが、どれがそうだったのかは分かりませんでした

                  

 

女岳山頂でしばらく休憩したあとは、来た道とは違う道を下りました。舗装された道がしばらく続きます。

                   

またまた案内板を見つけました。女岳山頂が最終目的地だと思っていたら、どうやら他にも見所があるようです。それが「女岳火山海食崖」。

 

とりあえず、山を下りずに矢印に従って「女岳歩道」とやらを歩いてみることにしました。今度はどんな景色に出会えるのかな?

                   

またまた断崖が現れました これを海食崖(かいしょいくがい)というようです。長い年月を経て海に浸食され、奇怪なカタチをした崖がそびえ立っています。

                   

断崖の横を通り、お次は女岳火口へ。火口まではずっと遊歩道が続いています。

                     

こちらが女岳の火口。これまでの断崖とは明らかに違って、岩肌が赤く染まっています。すぐ下が崖になっていて、これ以上近づくことはできませんでした。

                   

遊歩道はここで行き止まり。できれば下の方まで写真を撮りたかったんですけど、落ちたら大変!撮影は断念し、帰路につくことにしました。

                   

行きがけに見た断崖は、反対側から見るとまるでライオンが大きな口を開けているように見えました。よく見ると鼻の頭に鳥がとまっています。怖くないのかな~?

              

 

いろいろな花や実の写真を撮りながら舗装された道を歩いていると、お次は二人のおばぁちゃんと遭遇しました 何やらただのお散歩ではない様子。

                   

「お散歩ですか?」声をかけてみると、おばぁちゃんたちはバッグの中に入っているたくさんの実を見せてくれました。これは一体…?

                     

 

おばちゃんたちが集めていたのは椿の実でした 椿油にするために野生の椿の実を取りに来たんですって。興味津々の私たちにわざわざ実を割って中身を見せてくれました。二人の可愛いおばぁちゃんたち、ありがとう 

                   

 

しばらくすると堤防が見えてきました。テトラポットの隙間には野良ネコちゃんがたくさん住んでいるようです。カメラを向けるとなぜかしっかりカメラ目線(笑)。 

                   

ちょうど午後3時を回った頃、スタート地点の嵯峨島港に戻ってきました。最終便が出る4時までには少し時間があったので、案内板にある小野神社を探しに行ったのですが、結局見つけることができませんでした。地元の人に聞くと、港側から入る道は今は草や木に覆われていて人が通れる状態ではないのだそうです。千畳敷方面からの道は開かれているとのことだったのですが、時間がなかったので今回は諦めました。

                   

船が出るまでまだ少し時間があったので、漁港周辺の写真を撮ろうとカメラ片手に歩いていると、最後に可愛いわんちゃんと一人のおばぁちゃんに出逢いました。

                   

このワンちゃん、名前は「ボン」というそうです。側にいたお婆ちゃんが教えてくれました しばらく腰を下ろしておばぁちゃんと話をしていると、漁に出る準備をしていた息子さんもやってきました。

                   

嵯峨島の漁師さんたちは夕方からがお仕事なんです。まさに海の男!っていう感じのかっこいいおじさんでした 旅の記念に写真を一枚撮らせてもらい、再び島を訪れることを約束した後、私たちは帰りの定期船に乗り込みました。

福江島西方に浮かぶ嵯峨島。景色もいいけど人もいい!ここもまた私のお気に入りの場所の一つとなりました。今度は違う季節に訪れたいと思っています。さて、次は何島を探検しようかな!?

kero-keroの島探検はこれからも続きます


嵯峨島探険 ~千畳敷(せんじょうじき)編~

2006年10月20日 | 五島のお話

                    千畳敷に寝ころんで…

嵯峨島探険の続きです

                   

標高151mの男岳山頂まで登った後、今度は一転して海の方へ下ります。いざ、向かうは千畳敷! 一体どんな所なんだろう??

                     

山ではいろんな植物たちに出会います 気になる植物がたくさんありすぎて、その度に立ち止まってはデジカメのシャッターを切っていたので、なかなか前に進みません

                   

30分くらい歩いたでしょうか。次第に千畳敷の姿が見えてきました もう少し!

                   

千畳敷に着きました! 位置的にはちょうど港の反対側の浜にあたります。今までに見たことのない絶景に一瞬言葉を失いました。

 

幾重もの地層が重なって、まるで絵に描いたような神秘的な世界が辺り一面に広がっています。 なんてステキな景色なんだろう…

                   

そしてこの海。どこまでも蒼く透き通った美しい海。ずっとずっと眺めていたくなってしまいます。

                     

天然の水族館を見つけました 見たこともない魚たちが優雅に泳いでいました。水中に揺れる海草も水面に映る太陽も本当にきれい!

                     

naoが海岸でナガレコをget! アワビの小型版みたいなやつで、食べると味が濃くて美味しいそうです。私はまだ食べたことがないんですけどね ナガレコは周りの石と同化していてパッと見るとまったく気が付きません。私だったら見過ごしていたでしょうね。やっぱりnaoはすごいなぁー

                   

この写真だけ見ると小さな玉砂利をマクロで撮ったように見えるでしょう?でも実は…

                   

こんなに大きいんです 真ん中にいるnaoと比べてみると分かると思いますが、きれいに丸く削られた大きな岩がゴロゴロと転がっているのです。 こんな浜も初めて見ました

                   

これまたステキな洞窟が現れました この風景、どこかで見たことがあると思ったら、岩の感じもこの洞窟も佐賀県にある七ツ釜に似ているような気がします。 

                   

海の色もちょうどこんな感じだったような…。この蒼い蒼い海の中には一体どんな世界が広がっているんだろう。やっぱり一度潜ってみたいなぁ。来年こそ挑戦してみようかな

                   

高くそびえ立つ断崖の写真を撮ってみたのですが、私には人の横顔がたくさん並んでいるように見えて仕方がありません

        

naoはこの通り高い所もへっちゃらの様子 高所恐怖症の私は腰が抜けそうでした 写真を撮ろうと思って恐る恐る下を覗いてみましたが、私にはこれが精一杯。めっちゃ怖かった…

                   

                   

見渡す限りの神秘的な景色。こんな素晴らしい景色に囲まれながら食べたおにぎりは、いつもより何倍も美味しく感じました 今ここに実際に存在する世界でありながらまるで別世界にいるような、そんな感覚にとらわれながら、私たちはこの千畳敷でゆったりとした時間を過ごしました。

                   

とっても名残惜しかったのですが、美しい千畳敷とお別れをし、私たちは最後の目的地女岳(めだけ)山頂に向かいました。この先で待っていたのは島の人たちとのステキな出逢い

嵯峨島探険もいよいよクライマックスを迎えます


嵯峨島探険 ~男岳(おだけ)編~

2006年10月19日 | 五島のお話

                    男岳山頂を目指して

先週naoと三井楽町の嵯峨島(さがのしま)に行ってきました!

嵯峨島は福江島の西側に浮かぶ小さな島で、三井楽町の貝津港から定期船で約20分ほどで着くところにあります。私が前から行ってみたかった場所の一つです

嵯峨島行きの船は一日4便(土日祝日は3便)。半日あれば島を歩いて一周できそうだったので、9:10発の始発で行って16:00発の最終で帰ってくることにしました。ちょっとだけ早起きして、ちょっとしたお弁当を作り、ワクワク気分でnaoの車に乗って8:20頃福江を出発! 

                   

約30分で到着した貝津港の乗船場には、普段は福江港から出ているサンセットクルーズ船「ソレイユ」が繋留されていました。どうやらオフシーズンはこちらで活躍しているようです。

                   

こちらはソレイユの船内。定員は30人くらいかな?この日は二人で貸し切り状態でした

                   

船は波しぶきをバンバンあげながらあっという間に嵯峨島に到着!まるで遊園地のアトラクションのようで楽しかったですよー

                   

まずは港にある案内図で今日のルートを確認します。案内板には島の説明もありました。

                           嵯峨島

『嵯峨島は、三井楽半島の西約4㎞沖に浮かぶ南北約3.3㎞、東西約1.3㎞、面積約2.8㎢のひょうたん形の島です。この島は北部の男岳(151m)南部の女岳(130m)の二つの火山が複合してできた島で、熔岩と噴出した堆積物によって形成されており、嵯峨島火山海食崖千畳敷海岸島のすばらしい自然景観から西海国立公園の特別保護地区および特別地域に指定されています。また島内には東シナ海を遠望しつつ海食崖を一望できる展望所や園地、歩道等が整備されているため、歩いて散策することができます。』

とのこと。嵯峨島のことがだいたいお分かりになりましたか?さぁいよいよ嵯峨島探険に出発最初に目指すのは北部に位置する男岳(おだけ)山頂です

                   

港から歩いて10分もしないうちに嵯峨島教会が見えてきました。ここも隠れキリシタンの島だったのでしょうね。日曜日でちょうどミサが行われていたので、中に入ることはできませんでしたが、外観は木造瓦葺きで日本風の教会でした。少し高台にあるので、眺めがとてもよかったです

                  

教会を見学した後は、一路男岳山頂を目指します。ところどころこのような木のトンネルがあって、しばらく山道が続きます。

                   

登り始めて30分くらいたった頃、一つ目の休憩所を発見!まだ全然疲れてなかったので、そのまま通過しました。

 

道端でツワブキや色鮮やかなカラスウリを見つけました。ツワブキの黄色い花が見られるのももうそろそろかな?

                   

山頂に近づいてきた頃、最終目的地の女岳がはっきりと姿を現しました。まだまだ探険は始まったばかり。女岳まで頑張るぞぉ

                  

角度が急な山道には、このように木の階段が続いていて、歩きやすくなっています。道の両脇に木が立っている場所では、立派な蜘蛛の巣に何度も引っかかりそうになりました それもまた山歩きの醍醐味ということで、蜘蛛の巣と格闘しながら山道をどんどん登っていきます。

                   

二つ目の休憩所に辿り着きました ここまで来ると山頂は目の前です

                   

歩き始めて約1時間、最初の目的地男岳山頂に着きました!360度見渡す限り真っ青な海が広がってます。島だから当たり前ですけどね

                 

男岳山頂、標高151メートル。鬼岳の半分くらいの高さです。ここでは家から持ってきた梨とお茶でちょっと休憩しました 水分補給はこまめにね!

                   

やっぱりこの時期はススキがきれいですね 秋晴れの太陽の下、キラキラと輝いています

                   

男岳山頂で休憩した後は、二つ目の目的地千畳敷(せんじょうじき)へと向かいます。さて、どんな絶景が私たちを待っているのやら


新規開拓 その2

2006年10月18日 | 五島のお話

                椿の木と半泊の海

新規開拓ドライブの続きです

今回の目的地間伏(まぶし)を訪れた後、以前一度だけ行ったことのある半泊(はんとまり)へ。こちらも地元の人もあまり行かないという福江島の秘境のような場所です。私たちが見た限りでは、民家の数はわずか4軒ほど。教会があるので昔はもっとたくさん人が住んでいたのでしょうけどね

                   

半泊の海岸は玉砂利の浜で、水もとってもきれいです 浜の傍らでおもしろい看板を見つけました

                  

                 残さないで! 足跡以外は残さないで
                 とらないで! 写真以外はとらないで
                 捨てないで! 思い出とゴミ空缶などは捨てないで

なんともインパクトのある看板でしょう?ただ注意するだけの文言じゃなく、ユーモアのあるところが人の興味を引くのでしょうね 私たちも思わず声に出して読み上げてしまいました。そうそう、その通り。ゴミも思い出もちゃんと持ち帰らないとね 

                   

きんなご網代も間伏もそうでしたが、この半島一帯は砂浜ではなく玉砂利の浜が多いようです。その中でも特に半泊の浜はきれいな模様の入ったステキな石が多いように感じます。「写真以外はとらないで」とのことだったので、写真にだけおさめてきました

                   

きれいな石の他にこの浜で目立っていたのは大きな大きな貝殻。石に混じってゴロゴロと転がっていました。浜によって落ちているものが違うところがまたおもしろいですよね 浜辺にはホソバワダンの他にも変わった花が咲いていましたよ。

 

右側のナスのような花を咲かせる植物の説明は改めてすることにして、次は秋の気配が深まる鬼岳に向かいます

                   

夏に訪れた時は芝生が青々としていた鬼岳も、今はすっかり秋色に染まっています。コチラは山頂から眺めた様子。ここまで来ると以前火口だった所を見ることができるんですよ 写真の右側が火口です。

                   

コチラは山頂に登る途中から見た展望台側の風景。福江の町を一望することができます。

         
         

秋の鬼岳で見つけた愛らしい植物たち。山肌一面にはえるススキの根元をよく見てみると、その中でも一際可愛い紫色の花をいくつも発見しました

                   

その花の正体は…?                 

 

リンドウ科のリンドウです 以前見たフデリンドウはもっと小さくて春咲きでしたが、元祖リンドウは今が見頃。本州、四国、九州の山や丘陵地に自生しているそうなので、山に登る機会があればちょっと足下に注意して歩いてみてください。夕方になると花が閉じてしまうので、日の当たる時間帯に探すことをオススメします

                   

最後は鬼岳から沈みゆく夕日を眺めて今回のドライブはおしまい。この日の夕日は次の日の快晴を予告するようなきれいな夕日でした 久々にチハルちゃんに会えたし、新たなステキスポットも発見できたし、とっても楽しく充実した一日でした

チハルちゃん、今度はゆっくり遊びに来てね!待ってるよー。またね


ハマベノギク(浜辺野菊)

2006年10月17日 | 植物のお話

秋の浜辺に小さなお花畑を見つけました

マーガレットの花にも似た藤色の花を咲かせるこの植物はハマベノギク(浜辺野菊)。奄美大島と沖縄本島などに分布する海岸生の多年草です。

海岸は潮風や波など海から様々な影響を受けるため、土壌の発達が悪く、土地は乾燥し、種子植物やシダ植物が生育するには厳しい場所となっています。このような過酷な環境に適応した植物は海岸植物(海浜植物)と呼ばれ、比較的丈が低いわりに花が大きく、葉に厚みがあるなどの特徴があり、海岸で生き残るために様々な工夫がなされています

                   

このハマベノギクやホソバワダンのようなキク科の植物は、海岸の中でも特に岩場の多い海岸にはえる植物で、秋になると花を咲かせるものが多いようです。なぜこのような厳しい環境を住処に選んだのかは分かりませんが、もしこのような植物たちが海岸に生育してくれなかったら、ここはカラカラに乾燥した寂しい岩場でしかなかったでしょう。自然界のバランスはこのような植物達によって保たれているのでしょうね。

海岸を乾燥から守り、寂しい岩場に明るさを与えてくれるハマベノギク。あなたの存在に感謝します。これからもきれいな花を咲かせて下さいね