I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

展海峰のコスモス(長崎県佐世保市)

2010年10月23日 | 植物のお話
コスモスネタをもう一つ。
先日久々に佐世保へバスケの練習をしに行った翌日、ちょっと時間があったので、
一人でぷら~っと佐世保にある展海峰(てんかいほう)のコスモスを見に行ってきました~



こちらのコスモス畑は少し高い場所にあるせいか、すでに満開の時期を少し過ぎているようでした。
でもちょっと階段を上って上から眺めてみると・・・



どうです?この景色。きれいでしょ~ 
展海峰のコスモス畑はこのように上から見るのがおススメ。
高木町のコスモス畑と違って、畑が丸い形なっているので、遠くから見ると一つのアートに見えるのです。



この日は観光バスや一般のお客さんがたくさん訪れていて、この美しい景色を楽しんでいました。


大きな木がたくさんあるので、木陰に座ってピンク色のコスモス畑を眺めながらおしゃべりするものおススメです
こんな午後のひと時っていいなぁ~と思いながら、園内をゆったりお散歩していると、興味深いお知らせを発見!
なんとこの展海峰のコスモス畑は10月の(金)~(日)はライトアップされているとのこと。
そしてこの日はちょうど金曜日。これはぜひ見に行かねばっ!



この日は松浦に住んでいる友人chiharuちゃんと久々に会うことになっていたので、
パールシーリゾートの中にあるピノキオで晩ごはんを食べ、
今度はchiharuちゃんと一緒に再び夜の展海峰へ

本日二度目の展海峰に到着すると、駐車場には交通整理の人が数人いるものの、
車はほんの数台しか止まっておらず、「本当にライトアップしてるの~?」と思わず疑ってしまった私達。
しかしコスモス畑の方へ歩いていくと・・・



ちゃんとライトアップされていました~
しかし残念ながら、「ライトアップしています」というよりもむしろ「電気を点けました」という感じ
そして辺り一帯には発電機の音が常に「ガガガガガ・・・・」と耳に入ってくるので、なんとも落ち着かない
私のイメージでは、静まりかえった夜の闇に、ふわっ~とピンク色のコスモス畑が浮かび上がる感じだったので、
正直ちょっと想像していたのとは違ってたかな~



でもまぁ昼の顔とはまた違ったコスモス畑の表情が見られてよかったです。
写真はあまり上手に撮れませんでしたが(夜の撮影は難しい)、なんとなく雰囲気は伝わったでしょうか??
ともあれ、一日に二度もコスモス畑を訪れることができて、お花畑好きの私には満足な一日でした。
chiharuちゃん、またワクワクドライブしようね~

コスモスの季節到来!

2010年10月23日 | 植物のお話
秋です。コスモスの季節です。先日学校帰りの姪っ子と母を連れて、諫早市高木町にあるコスモス畑に行ってきました


何カ所かある長崎県内のコスモス園の中でも、
ここのコスモスは花が大きくて、とっても瑞々しいんです。
もしかしたら、白木峰や展海峰のコスモスとは種類が違うのかもしれません。
10月19日の時点ではまだつぼみもたくさんあって、八部咲きと言った感じ。
多分今週末が一番きれいだと思います



可愛らしいピンク色のコスモスの花。



大きな蜂が美味しそうに蜜を吸っていました。


美味しそうですが食用ではありません(笑)


ひときわ大きな花を発見!
なんと私の手のひらと同じくらいの大きさです。



コスモスとにらめっこ。相手は手強いぞ~。



空は曇っていたけど、コスモス達はこんなに元気!



ここのコスモス達は背丈も高くて、
小2の割には背が高い姪っ子より高く伸びた花もたくさんありました。



残念ながら週末はお天気が悪そうだけど、
来週くらいまではきれいに咲いていてくれそうな気がします。



みなさんも瑞々しいコスモスの花に囲まれて
穏やかな秋のひとときを過ごしてみてはいかがでしょう?
この感動はこの時期にしか味わえませんよ~

鉢巻山展望所の彼岸花(長崎県大村市野岳町)

2010年10月04日 | 展望台のお話
「彼岸花って何色の花?」と聞かれれば、ほとんどの人が「赤」と答えるでしょう。でも実は赤だけじゃないんです。白や黄色の彼岸花があるってご存知ですか?


ここは長崎県大村市にある鉢巻山展望所。野岳湖の近くにあるこの展望所では、毎年この時期に『ひがん花まつり』が行われており、地元の人たちによって植えられた100万本もの彼岸花が辺り一帯を紅白に彩ります。メインは真っ赤な彼岸花ですが、その次に多いのはなんと白い彼岸花。


その色は真っ白というより、ちょっと黄色がかったクリーム色。一見すると別の花のようにも見えますが、その姿形は彼岸花そのものです。真っ赤で少し毒々しい感じの彼岸花とは違って、ふんわりと柔らかな雰囲気です。


そうそう、毒と言えば幼い頃「彼岸花には毒があるから取ってきちゃだめ」と言われたことがありませんか?よく近くの田んぼで遊んでいた私は、真っ赤な彼岸花を花束にして両親へのお土産に持って帰ろうとしたのですが、いつしか母親か祖母に教わったその言葉が耳に残り、断念した記憶があります。実際その鱗茎には毒があり、誤って食べると吐き気や下痢などの中毒症状を起こし、ひどい場合には死に至るのだとか。田んぼの周りに彼岸花が多いのは、昔の人がその有毒性を知り、ネズミなどの田を荒らす動物を近づけないために田の周辺に彼岸花を植えたためなのだそうです。子どもの頃は半信半疑でしたが、「彼岸花に毒がある」というのは本当の話だったのですね


この日は私の提案で小学2年生の姪っ子と私の両親と一緒に彼岸花観賞へ。太陽の光が夕陽色に染まり始める時間帯に鉢巻山に到着しました。


真っ赤な彼岸花の向こうに見えるのは、いつも穏やかな大村湾。太陽の光を浴びて黄金色に光っています。


今夏の猛暑のため例年より開花が遅かった彼岸花ですが、私たちが訪れた10月1日にはすでに花の盛りを終え、少し枯れかけていました。ちょうど一週間くらい前が見頃だったようです。


彼岸花もさることながら、この展望所からは五ヶ原岳や多良岳の美しい稜線と大村湾を望むことができ、その素晴らしい景色はいつ訪れても人の心を穏やかにさせてくれます。桜の木もたくさん植樹されているので、春の景色もオススメですよ~ ちなみにここに来るといつも気になるこの木は、すでに枯木となっているようですが、その立ち姿には何とも言えない風格があり、思わず毎回写真を撮ってしまいます。一体何の木なんだろう?


大村湾に太陽がゆっくりと沈んでいきます。
彼岸花達もまるでその様子を見守っているかのようです。

夕陽が沈むまで眺めていたいなぁ
いや、でも帰って晩ご飯の準備をしなきゃ!

というわけで、これから見られるであろう美しい夕景を想像してうっとりしつつも、主婦の仕事を全うすべく、最後にこの一枚をカメラに収め、鉢巻山を後にしたのでした 来年はうちの旦那さんも一緒に、もう少し早い時期に訪れてみたいと思いまーす

清旬の郷&湯治楼(長崎県東彼杵郡波佐見町)

2010年10月03日 | 美味しいお話
竜門峡で森の宝探しを楽しんだ後は、お昼ご飯を食べに有田町のお隣にある波佐見町へ向かいました。温泉にも浸かりたかったので、波佐見温泉に今年の春オープンした『清旬の郷』というレストランへ行ったのですが、ちょうどお昼時だったこともあり、店内は大変混み合っていました。お店の方に「40分待ちです」と言われ、ギャラリー兼待合室に通されたのですが、じっと座っておくのも何だったので、席が空くまで辺りを見学することにしました


木を基調とした建物は、懐かしさの中にもモダンな雰囲気を感じる佇まい。焼き物の町だけあって、店の内外には様々な波佐見焼きの陶磁器を見ることができます。


とても個性的な形の焼き物には水が張ってあり、中には生き生きとしたホテイアオイが浮かんでいました。なかなかステキなオブジェだな~


お隣にはなんと焼き肉屋さんもありました。こちらも美味しそう!


待ちに待ったお昼ご飯はこの『喰くらわんか丼セット』。このボリュームでお値段なんと700円!しかもサラダとご飯とみそ汁は食べ放題でした ランチならではのお値段です 席についてからもお食事が出てくるのにずいぶん時間がかかりましたが、このお値段と内容には大満足でした


美味しいご飯を食べた後は、お隣の波佐見温泉『湯治楼』 波佐見温泉自体はずいぶん前からあり、そのお湯はとても評判が良かったのですが、以前の建物は大変古く、中もごちゃごちゃしていたので、「もう少し建物がきれいだったらお客さんがもっと来るのになぁ」なんて、この温泉の将来を勝手に心配していたのでした。リニューアルした新しい温泉施設には3つの内湯があり、そのどれもがなんと源泉掛け流し。中でも炭酸が封じ込められた高濃度炭酸泉は健康効果の高いお湯なのだそうで、この日もこの炭酸泉をお目当てに大村から毎日通っているという方がいらっしゃいました。サウナなどはありませんが、入湯料は600円と妥当なお値段です。焼き物だけでなく、お食事やお風呂も楽しめる波佐見町。これからますますステキな町になりそうです

竜門峡できのこ探し(佐賀県西松浦郡有田町)

2010年10月02日 | 植物のお話
またまたきのこネタですみません 今回はきのこ探しが目的だったわけではなく、ドライブ仲間のtamiとただ佐賀方面へドライブに行くだけのつもりだったのです。本当に。しかし、ドライブの目的地である竜門峡の駐車場でふと周りの木々に目をやると、なんと桜の枯れ木にびっしりときのこが生えているではありませんかそれを見て「この辺りには変わったきのこが生えてそう」と直感した私は、tamiも巻き込んでまたまたきのこ探しにハマってしまったのでした


これが最初に目にしたきのこ。
この手のきのこは全部スギヒラタケに見えるのですが、
なんだか違うような気もします



ふと地面の方に目をやると、見たこともないきのこが
きのこというより、ちょっとお化けっぽいなぁ
これも名前は分かりません。



バンガローのある森の方へ入って行くと、なんとも可愛らしいきのこを発見 太陽の光がスポットライトのようにきのこを照らし、きのこの方はまるで「私を見て!」と言わんばかりにその形の整った美しい傘を広げています 柄についている節のようなものは「つば」と呼ばれ、きのこの種類を判別する特徴の一つなのですが、このきのこも名前は分かりませんでした


こちらは倒木に生えていた小さな小さなきのこ。
鮮やかなオレンジ色なので、小さくても目立ちます。



こちらも小さなきのこで、その傘のサイズは1センチほど。
こちらは周りの土の色と同化していて目立ちません。



これはしめじっぽいけど、よく見かけるニガクリタケかな?



たぶんこれもきのこ。
なんだかちょっと不気味なきのこです



一旦通り過ぎた後、ふと後ろを振り返った時に見つけたきのこ。
柄が長くてとってもスマートなきのこです
木の根元から一本だけ生えていました

この辺りから二人ともどんどんきのこセンサーが働いてきて、
きのこ探しは初めてだったtamiも次から次へときのこを発見し始めます。



そしてtamiが見つけた最大のきのこがこれ!
ナラタケモドキというきのこに似ているようですが、
やはり確信はありません。
う~ん、きのこの判別は難しい



真っ白なきのこも生えてましたよ~。


落ち葉の中から顔を出すオレンジ色の小さなきのこ。
とても小さいので写真がピンぼけしちゃってます

今回は竜門峡の駐車場の周りにある散歩道を歩きましたが、ほんの1時間弱でこんなにたくさんのきのこ達と遭遇することができました 一緒に行ったtamiもすっかりきのこ探しにハマってしまったようで、いろんな形のきのこを見つけては「これもきのこじゃない!?」と喜んでいました。きのこって普通に歩いていても見つからないから、大人でも宝探しをしているかのようなドキドキ感が味わえるのでしょうね



ちなみにこれは森の中で見つけた花。まるで何かのアクセサリーのように見えます。地面に落ちていたのですが、これが何の花かは今のところ分かりません。一見何もないように見えますが、ゆっくりと森の中を歩けばいろいろな「宝物」が見えてくるものです。皆さんも森の中で宝探しをしてみませんか?きっと夢中になっちゃいますよ~

県民の森できのこ探し(長崎県長崎市神浦北大中尾町)

2010年10月01日 | 植物のお話
県民の森で見つけたどんぐりの兄弟

きのこネタが続きますが、野生きのこ観察会からちょうど一週間後、再び県民の森へきのこ探しに行ってきました~ 今回の提案者は私ではなく、なんと「きのこ」なんてものには全く興味がない夫のgero-gero。どうやら私があまりにも「きのこ」という単語を連発するので、思わず「週末はきのこ探しに行く?」なんて言葉が口から出てしまったようです。何でも口に出して言っておくものですね~


前回と同じように森林館の駐車場に車を停め、
さっそくきのこ探しへLet's go!
するとあっという間に枯れ草の中から頭を出しているきのこを発見


これも多分同じ種類のきのこ。
かさが開くとこのように破れてしまうようです。
名前は分かりません


これはスギヒラタケかな~?
倒木に群生しています。



倒木の陰にひっそりと佇むきのこ達。
これはモリノカレバタケのように見えますが、確信はありません



これはクリタケかな?
クリタケだったら食べられるけど、
ニガクリタケだったら毒きのこです



これはハナウロコタケでしょうか?
ヒラヒラしていて可愛らしいきのこです



苔の中からにょこっと生えているきのこを発見
もしかしたらキクバナイグチ幼菌かも!



これはベニイグかな?
イグチ系はひだではなく官孔と呼ばれる無数の穴があるタイプ。
傘の裏を見ればその違いは一目瞭然です。



これはきのこではないけど、きのこを探しているうちに偶然出合ったハマウツボ科のナンバンギセル。ススキなどイネ科の植物の根に寄生し、その栄養分で成長するため、寄生された宿主は成長を妨げられ、死に至ることもあるそうです。とても珍しい花で、私はこの県民の森でしか見たことがありません。もし皆さんも県民の森に行く機会があればこのナンバンギセルの花を探してみてくださいね!

今回は一週間前に訪れた時ほどきのこを見つけることができず残念でしたが、夫のgero-geroは2時間ほど山歩きができただけで満足したとのことでした もうちょっと涼しくなったらきのこ達にとって最も適した季節になるので、また一ヶ月後くらいにきのこ探しに行ってみたいと思います。ターゲットは『森の女王』と呼ばれているウスキキヌガサダケ。会えるかな?会えるといいな~