I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

MERRY CHRISTMAS!

2006年12月26日 | 五島のお話

                    福江教会のイルミネーション

遅ればせながら、福江島よりMerry Christmas

島のいくつかの教会がライトアップされているとのことだったので、福江教会と水之浦教会をちらっと訪ねてみました。

          

左が岐宿町にある水之浦教会で、右が福江教会。感想は正直に言うと…イマイチかなぁ もう少し統一感と工夫が欲しかった。特に水之浦教会の方は期待が大きかっただけにがっかりだったなぁ。でもこうして教会をイルミネーションで飾るのって楽しそう!私も一度やってみたいなぁ。ただ派手なイルミネーションじゃなくて、人を感動させるようなステキなイルミネーションで教会を飾ってみたい 来年は手伝わせてもらえないかなぁ… なんてね。でもちょっと本気でそう思っっちゃった。

さて、クリスマスも終わったことだし、今度は新年を迎える準備をしなきゃ!年末は何かと忙しいですね~ 皆さんも体に気を付けて年末をお過ごし下さいね。


アジの干物を作ってみました

2006年12月22日 | 五島のお話

                          干物用の網(SSサイズ)398円ナリー

またまた釣りのお話です。いつも釣りに行く時はnaoママの釣竿を借りていたのですが、この度ついにマイ竿をゲットしました 早速初おろしに行ってきましたよー

                   

場所は先日と同じ奥浦方面にある南河原(なんごら)。南河原で釣るのはこの冬3回目となりましたが、この日は風がとても冷たかったので、下の堤防で釣ることにしました。こんな小さな港の中にも魚がたくさんいるのですが、漁船が停泊していて水深が浅い場所なので、へたな所に投げると、船をつなぐロープに引っかかったり、地球を釣ってしまったりと大変なことになってしまいます。なんとこの日は2度も餌カゴを失う羽目に…。まぁそんなこともあります!途中四苦八苦しながらも、なんとかアジを40匹ほど釣りあげました。

                   

他にも見たことのない魚が釣れました。こちらはスズキ目ベラ科ホシササノハベラ。ベラ科の魚の中ではもっともよく見られる魚なのだそうで、五島ではクサブと呼ばれています。目の下からまっすぐに伸びるラインと、体側に見られる白い斑点が特徴です。大きさは20㎝くらいはあったかな。

                    

こちらの魚は名前がわかりません。体長は12㎝くらいで、キビナゴに似ています。刺身にしてぬたで食べると美味しいそうです。

                 

今回はnaoママの提案でアジの干物を作ることにしました。作り方は簡単!まず、うろこと内臓と頭を取った後、きれいに水洗いし、しっかりと水気を切っておきます。その後、塩をして干物用の網にきれいに並べ、2~3日乾燥させればできあがり!naoママのアドバイスに従って、夕方から朝にかけて夜の風に当て、昼は虫が来るので家の中に入れるようにしました。

                   

まる3日間干した物をオーブントースターで少しあぶって食べてみました。身が柔らかく塩がきいてきて、ビールのアテにぴったりの一品です 欲を言えば、もう少しサイズが大きい方がよかったかな。 

とっても寒くて散々なマイ竿デビューだったけど、でもやっぱり外に出て自然の空気をたっぷり吸えてとっても気持ちよかったし、四苦八苦しながらも思ったより魚がたくさん釣れて楽しかった!きっと次回はもう少し手際よくできるはず。何事も経験ですよねー


五島産の毛蟹!?

2006年12月21日 | 五島のお話

                    色鮮やかなモクズガニ 

先日、以前テナガエビをお裾分けして下さった川漁師さんから「カニ食べる?」とお電話があり、「どんなカニですか?」と尋ねると「毛の生えたカニ。」という答えが返ってきました。まさか毛蟹?川漁師さんのことだから、きっと自分で採ってきたに違いありません。即答で「いただきます!」と答えると、早速家まで届けて下さいました

                   

すでに湯がいてあったカニはきれいな橙色に染まっていました そして川漁師さんが言っていたように毛がびっしり生えています。甲羅の大きさが私の手の平ほどもあり、大きなハサミを持つこちらのカニはモクズガニ。長崎ではツガニまたはツガネとも呼ばれ、秋から冬にかけて産卵のために川を下ってくるのだそうです。長崎県西海市大瀬戸町に「つがね落としの滝」という名の滝があるのですが、これは産卵のため川を往来するモクズガニが滝から落ちる様から名付けられたのだとか。なるほどね~

                   

モクズガニの特徴と言えば、やはりハサミに生えているこの立派な毛!英語ではこの毛の様子を手袋に例えてmitten crab(手袋ガニ)と呼ばれているのだそうです。ハサミの毛はドライヤーで乾かしたらフサフサになるのかしら?と思うくらい柔らかくて細いんですよ。雄の方がハサミが大きく毛量も多いんですって

モクズガニは昔から食用とされてきましたが、サワガニと同じく肺気腫や気胸を引き起こすベルツ肺吸虫中間宿主なので、料理の際にはしっかりと火を通さなくてはいけないそうです。お味はというと、カニ味噌がたくさん入っていて美味でしたよ~ 

川漁師さん、テナガエビに引き続きご馳走様でした。また美味しいものが採れたらよろしくお願いします 今度捕獲する時は同行してみたいkero-keroより

モクズガニについて→詳しくはコチラ


台風の被害を乗り越えて…

2006年12月17日 | 美味しいお話

                    松尾家の新鮮な野菜達

いつもお世話になっている野母崎の松尾さんから野菜が届きました!ターツァイ、ミックスレタス、サラダ人参、辛味大根、里芋、ジャガイモなどなど。どれもこれも農薬を一切使わずに育てられた有機野菜です。とってもきれいでしょう?

届いた野菜をちょっとだけご紹介します

                   

サラダに欠かせないミックスレタス。

                   

おろしに最適な辛味大根。

                   

葉っぱも美味しいサラダ人参。

                   

そしてホクホク感がたまらない巨大な里芋。その他にも季節の野菜がぎっしり!

今年長崎県内の農家は台風13号による塩害で大きな被害を受けました。松尾家の野菜も例外ではなく、出たばかりの芽が台風によって全滅してしまったのだそうです。これらの野菜は最初から全部種を蒔き直し、やっと収穫ができたとれたての野菜達なのです。そのことを知った時、はるばる五島まで貴重な野菜を送って下さった松尾さんへの感謝の気持ちと、「どれ一つ決して無駄にしてはいけない!」という二つの気持ちが私の中にふつふつと湧いてきました。

ちょうど一週間前にいただいた野菜達はジャガイモと大根以外はほとんど食べてしまいました。いただいた野菜をより美味しく食べようと、ターツァイと卵の中華スープや里芋のグラタンなど新しいレシピも増え、この一週間台所に立つのがとても楽しかったように思います。生産者の顔が見えるって大切なことですね。

松尾家のみなさん、美味しいお野菜を本当にありがとうございました。近いうちに必ず会いに行きますので、待ってて下さいね!

松尾家の野菜を食べてみたい方へ

松尾家の野菜は野母崎の水仙公園内にあるじげもん市で販売されています。本当に美味しいし、有機野菜だからといって決して高くはありません。興味のある方はぜひお立ち寄り下さいませ!


南河原で釣り三昧 ~リベンジ編~

2006年12月12日 | 五島のお話

                    naoママが釣ったクロ。ブルーの瞳がチャームポイントです

南河原での釣り三昧からわずか2日後、「今日は中潮だし、この間のリベンジに行かない?」というnaoママのお誘いがあったので、再び南河原(なんごら)へ釣りに行ってきました

                   

こちらでは「大潮より中潮、晴れより曇りの方が釣れる」と言われていて、それからいくとこの日はまさに釣りに適した一日でしたが、午前中は先日と同じく風が強く波も高かったせいか、なかなか釣れません おこぼれをもらおうとヒヨドリのような鳥が私たちの様子を伺っています

                  

午後になると風が止み、波も穏やかになってきました。「そろそろ来るかな?」と思い始めたちょうどその時、naoママの竿にクロがかかりました 生きているのは初めて見たけど、とってもきれいなお魚です

                  

相変わらず私の竿にはアジしかかかりません でも釣れた時はやっぱりうれしい!

                   

こちらは上の堤防で釣りをしていたおじさんが釣り上げたウマヅラハギ。通称ウマヅラです。フライにすると美味しいそうですよ

                   

ウマヅラのチャームポイントは頭の角です おちょぼ口だけど歯はしっかりと生えてました。確かに面長で馬っぽい顔をしていますよねー カワイイ

                   

本日の釣果はコチラ 今回は小さいアジは放したので量は少なめですが、サイズは大きめのものが揃っています。ウマヅラはおじさんが私たちにプレゼントしてくれましたよー クロが釣れたのでnaoママもちょっと満足そうでした

釣りの楽しみってイロイロあると思うんです。私の場合、たくさん釣れることより、長い時間釣り糸を垂れながら自然と向き合えることの方が楽しい。鳥のさえずり、風の音、潮の動き、雲の流れ、磯の香り、竿から手に伝わる魚の動きなどを、五感をフルに使って感じることに楽しみを覚えるんです。だから釣り竿の先にある浮きの動きを見ながらも、刻々と移り変わる景色や空を自由に飛び回る鳥たちにも目が行ってたりするんですよね 体中の感覚が研ぎ澄まされる感じっていうのかな。家の中にいたら絶対に味わえない感覚ですよね。見知らぬ釣り人たちとの出逢いも、私の中の釣りの楽しみの一つです もちろん、アジ以外の魚も釣ってみたいですけどね!

                   

釣りの途中でちょっとお散歩をしてみました。南河原の海は防波堤の無い場所はこのような岩場なんですよ。ゾウの皮膚のような岩肌が特徴的です。

 

ヤブツバキやノイバラの実を見つけました。五島にはツバキがあちこちに自生していて、これから見頃を迎えます。真っ白な野生のサザンカの花もきれいですよ!

冬は観光客も少ないようですが、kero-keroは冬の五島の良さも見つけていきたいと思いまーす


南河原で釣り三昧!

2006年12月08日 | 五島のお話

                    「チャンチャカチャーン」(奥浦町南河原にて)

久々にnaoママと釣りに行ってきました。今回は奥浦にある南河原(なんごら)という場所でサビキ釣りに挑戦です

                    

この日は大潮で、しかもこのお天気!たとえ釣れなくても、ここにいるだけで幸せな気分になってしまうほど気持ちの良いお天気でした 

                   

私たちの他にもおじちゃん達が二人いて、みんなで一緒に釣りを楽しみました おじちゃん達はとってもフレンドリーで、魚のことや潮のことなど釣りに関する知識をいろいろと教えてくれます。午前中は満潮で、風が強く波も高かったせいかあまり釣れませんでしたが、午後から潮が引き始め、風も止み、なぎになると、私の竿にもアジがちょこちょこかかるようになりました。そんな時、ハンチングのおじちゃんの竿に大物の気配が!

                   

かなり大きな魚がかかっているらしく、なかなか釣りあげることができません。私たちも一旦自分の竿を置き、みんなでおじちゃんの応援にまわります。「おじちゃん、頑張れーっ!」

                   

魚の方も捕まるまいと必死!糸を引きちぎりそうな勢いで逃げ回りますが、おじさんも逃がすまいと上手に魚を波止場の方へ引き寄せます。

                   

最後は重さで糸が切れないように、上手に獲物を釣り上げました この魚はヤズといって、ハマチの小さいやつなんですって

                     

この通り、おじちゃんのクーラーにも入り切れないほどの大きさです。スゴイなぁ まだアジとサバしか釣ったことのない私は感動しまくりです おじちゃんの笑顔がとってもステキだったので、ヤズと一緒に写真を撮らせてもらいました。ナイスショットでしょ!?お気に入りの写真なのでトップに使わせてもらいました

                   

私はというと、やっぱり専らアジ専門。9月に荒川で釣った時より大きくなっていましたよー

                   

日が暮れ始める夕方4時頃まで粘りましたが、この日の釣果は二人でアジ40匹ほど。決して大漁ではありませんでしたが、晩ご飯にちょうど良いくらいの量です お天気も良かったし、naoママやフレンドリーなおじちゃん達と釣りを楽しめただけでも満足の私。一方、大物がかからなかったのでnaoママはちょっと満足できない様子。「また行くぞぉ!」とリベンジを誓い、二人は家路につきましたとさ。

釣りのお話はリベンジ編へと続きます


和柄のランチョンマット&余り布のコースター

2006年12月07日 | 手作りのお話

                    リバーシブルにしてみました

久々にランチョンマットを手作りしました。このブログに載せるのは初めてかな?今回は表は落ち着いた色合いで同じ柄の二色使い、裏はちょっと賑やかな柄で作ってみました

                   

                   

気分によって裏表を使い分けられるので、1枚で2度楽しめるランチョンマットです。夏場は麻素材に拘っていましたが、寒くなってくると綿素材を使うようになりました。季節によって使いたい素材が変わってくるものなのですね

                   

余り布を合わせてお揃いのコースターを作ってみました。表と裏を中表に合わせて縫い合わせる方法だとサイズが小さくなりそうだったので、表布を裏布でくるむようにして作りました。角の作り方はこんな感じです↓

             
        ① 一回り大きく切った裏布の四つ角を落とす

                           ↓

             
        ② 角の部分を折り曲げ、アイロンで押さえる

                           ↓

             
        ③ 表布に合わせて辺の部分を折りたたみ、アイロンで押さえる

                           ↓

             
        ④ 同じようにもう一度折りたたんでアイロンで押さえる

                           ↓

             
        ⑤ しつけをする

あとはミシンで縁の内側と外側を二重に縫いつければできあがり!ランチョンマットもコースターも間に接着芯を入れているので、あまりしわにならず、割としっかりしています

小さく余ってしまった布も、縫い合わせれば一枚の布。サイズをきちんと測らなかったので形がちょっといびつですけど、思いがけずお揃いのコースターまでできちゃいました。後は美味しい料理と飲み物さえあれば言うことなし!この調子で料理もがんばるぞー


タチアワユキセンダングサ(立淡雪栴檀草)

2006年12月06日 | 植物のお話

                    コスモスに似てるけどどこか違う?(香珠子浜にて)

ちょうどコスモスが咲き始める時期から道端や空き地などでよく見かけるようになったこの花は、北アメリカ原産でキク科のタチアワユキセンダングサ。戦後日本に渡来し、九州南部や沖縄などの暖かい地域に広く分布する帰化植物なんだそうです。セイタカアワダチソウにも勝る名前の長さは、今まで調べた植物の中で最長なんじゃないかな!?群生して真っ白な花を無数に咲かせる様が淡雪のように見えたことから、この名前が付けられたのでしょうね。ステキな名前だなぁちなみにセンダングサの方は葉の形がセンダンという木の葉と似ていることに由来しています。

                   

こちらはタチアワユキセンダングサの種子。先っぽがかぎ型になっているので、毛糸の洋服などにくっついてしまうとやっかいです。こうしてじっくり見るとおもしろい形をしていますよね

                   

こちらの黄色い花は、去年私が植えていたウィンターコスモス(菊咲栴檀草)。この花もタチアワユキセンダングサと同じキク科センダングサ属の植物なんだそうです。こちらも名前の通り、冬に咲き、花の形はコスモスの花を思わせます。ちなみにコスモスはキク科コスモス属。キク科の植物ってバラエティーに富んでるなぁ

タチアワユキセンダングサ。よし、もう覚えたぞ。

これを越える長さの名前を持つ植物の出現が楽しみなkero-keroでした


クコの実

2006年12月05日 | 植物のお話

                    よく見ると赤い実が!(嵯峨島千畳敷にて)

以前紹介したナス科のクコに真っ赤な実がなっているのを発見しました!

                   

花の色は淡い紫色で落ち着いた色合いなのですが、実の色はとっても鮮やかです クコの実にはアミノ酸やタンパク質などが豊富に含まれ、この実を漬けて作ったクコ酒は古くから不老長寿の妙薬として知られているそうです。また乾燥させると生薬となり、肝臓に脂肪がたまるのを防いでくれるのだとか。クコってスゴイですねー

                    

見た感じ美味しそうだったのでちょっと口に入れてみましたが、甘くもすっぱくもなく、決して美味しいとは言えない味でした 干せば少しは甘くなるのかな?福江島ではクコは珍しい植物ではないようで、道路の脇なんかにも普通に生えていたりします。横を通り過ぎても立ち止まる人は誰もいません。インターネットで調べてみたらクコ酒なんか結構良い値段で売られているようですが、誰もこの実をとってクコ酒にしようなんて思っている人はいないようです。こんなに気になってるのは私だけなのかなー?

クコ酒ってどんな味がするのか試してみたいkero-keroなのでした


戸岐神社

2006年12月05日 | 五島のお話

                    戸岐大橋

12月に入ってここ五島もめっきり寒くなってきました。電気カーペットのみで暖を採っていた我が家にも、そろそろファンヒーターの出番がやってきそうです。しかし、灯油一缶(18リットル)1700円はちとイタイ。数年前までは1000円もしなかったような気がするんだけどなぁ…

灯油の話はおいといて、先日戸岐(とぎ)神社に行ってきました。戸岐神社は戸岐湾にかかる真っ赤な戸岐大橋のすぐ袂にある神社で、以前から橋を通る度に気にはなっていたのですが、入り口がよく分からず、なかなか行けずにいた神社なんです。今回は地元ッ子naoに連れて行ってもらいました。甥っ子ちゃんたちも一緒です

        

社自体はそんなに大きくないのですが、広々とした境内には桜の木が何本も植えられていました。きっと春に来たらきれいだろな 右側の石碑は『御鎮座三百年祈念碑』と書いてあります。300年の歴史がある古い神社なんですね。

                 

神社の奥の方になんとも気になる階段を発見!

                    

階段を昇ってみると小さな祠がたっていて、中には大黒天らしき像が祀られていました。福江島ではこのような像が祀られた小さな祠をあちこちで見かけます。

                  

広辞苑によると、『大黒天 ①密教では自在天の化身で、仏教の守護神。戦闘神あるいは憤怒神、後に厨房神とされる。②七福神の一。頭巾をかぶり、左肩に大きな袋を負い、右手に打出の小槌を持ち、米俵を踏まえる。(以下省略)』とあります。鎧を身につけているようなので、これは①にある戦闘神なのかな!?それにしては穏やかなお顔をしてらっしゃるけど…

                  

帰り際に私がずっと気になっていた鳥居の前で一枚。けっこう寒かったけど、子どもはやっぱり風の子ですね。二人とも元気元気!境内を走り回る二人を追いかけ回しているうちに、私の体もポカポカになりました 

福江島はほとんど網羅したと思っていたけど、まだまだ知らない場所がありそうです。今年の冬は寒くてもいろんな場所にでかけるぞー!


ふるさとめぐり その3

2006年12月03日 | 五島のお話

                    ツバキの花が咲き始めました(増田町水神宮)

2日目は朝から生憎の雨模様 でもこの日の目的はtamikoのお母さんが生まれ育った町、増田町を訪ねること。彼女が最後に訪れた12年前の記憶を手がかりに、ふるさと探しへ出発!

                   

手がかり① 家のすぐ目の前にきれいな砂浜があった

地図で増田町を調べると、近くに香珠子浜があったので、とりあえずそこに連れて行ってみました。でもこの周辺に民家はありません 雨も降っていたので早々に香珠子浜を離れ、別の浜を探すことにしました。

                   

手がかり② 近くに川があって、その川にかかる橋を渡っていた

香珠子浜から車で5分とかからない場所で手がかりとなる川を見つけました!その名も増田川。ちゃんと橋もあります

                   

手がかり③ 海が見える高台にお墓があった

道端に車を停め、傘をさしながら歩いて散策するうちに、高台に見覚えのある墓地を発見!この写真は彼女のおばあちゃんのお墓がある場所から撮ったものです。間違いなくここがお母さんのふるさとでした

                   

彼女が幼い頃、家から水着を着たまま泳ぎに行っていた美しい砂浜は、今は堤防で仕切られ、さらに半分はグラウンドとなっていました。12年前の風景ともかなり違っていたようです。十年一昔とは言うけれど、ふるさとの思い出深い風景が変わってしまうのはチョット寂しいですね

                   

おばあちゃんが亡くなってからは疎遠になってしまったという彼女のふるさと。でもきっと天国にいるおばあちゃんはtamikoが来てくれたことを喜んでるだろな

                   

最後はお母さんの母校である五島高校の門の前でパチリ!お母さんもこの門をくぐって学校に通ってたんだろうね 五島高校ってお濠の中にあるんですよ。お濠や石垣は昔のままなので、この写真を見たらお母さんも高校時代を思い出しちゃうかもね!

この日は雨風が強くてびしょ濡れになっちゃったけど、彼女のふるさとを探し当てることができて本当によかった。ドタバタ珍道中だったけど、楽しかったね 私も自分の両親のふるさとめぐりに出かけたくなっちゃったな。

みなさんのふるさとは昔のままですか?


ふるさとめぐり その2

2006年12月01日 | 五島のお話

                    気持ちいいー(嵯峨島千畳敷にて)

高浜と頓泊の浜で遊んだ後は、そこからほど近い貝津港に向かいました。嵯峨島へは貝津港から1日4便(土日祝日は3便)嵯峨島行きの旅客船が出ていて、往復760円(片道400円)で乗船することができます

                   

貝津港に着いて車を降りると1匹の大きなワンちゃんが私たちを出迎えてくれました。私たちが犬好きであるのを感じたのか、尻尾をフリフリ近づいてきたので、ちょっとご挨拶

                   

貝津港から嵯峨島までは20分しかかからないのですが、この日はとても長く感じました。ご覧の通り海は一見穏やかに見えますが、この日はうねりがすごくて、途中ひっくり返るかと思うほど船が揺れたんです 窓から見える海面の位置が私たちの頭上を越えたかと思ったら、次の瞬間には空が見える。一番ひどい時はこれの繰り返しです。私たちが「本当に大丈夫かなぁ!?」なんて怖がっていると、前に座っていたおばあちゃんが「このくらいは大丈夫。いつものことだよ」と言って私たちを安心させてくれました。いたって冷静なおばあちゃん。さすがです。肝の据わり方が違います。それにしても怖かった

 

港内に入るとさっきまでの揺れが嘘みたいに穏やかになりました。「無事に着いてよかった…」ほっと胸をなで下ろしながら船を降り、「帰りは大丈夫だろうか…」と多少不安を抱えながらも、私たちは千畳敷(せんじょうじき)へと向かいました。午前中曇りがちだった空も、気が付くとすっかり晴れ渡り、散策にはもってこいのお天気となっていました。道すがら出逢う花々も、私たちの気分を高揚させてくれます

                   

港から歩いて10分もたたないうちに、千畳敷に辿り着きました。前回来た時は、島の東側にそびえたつ男岳(おだけ)山頂まで登ってから千畳敷の方へ下ったので、ずいぶん時間がかかったのですが、直線距離だとあっという間でした

                   

                   

ここから見えるのは東シナ海。お皿のような岩に波が打ち上がっては滝のように海へ流れていきます。時折激しく波しぶきをあげていました。

                    

何度見ても(ってまだ2回目ですけど…)雄大な景色!やっぱりすごい

                   

青空に一筋の飛行機雲を発見!

                   

この千畳敷で最もお気に入りの場所がココ!洞窟のようになっていて、なぜかここだけ水の色が一際蒼く見えるんです

                

高い所が大好きなtamikoはどんどん岩を登っていってしまいました。高所恐怖症の私にはムリ!写真ではあまり分からないかもしれないけど、結構高いんですよ~。嵯峨島は本当に小さな島ですが、千畳敷の景色は本当に素晴らしいです。もっといろんな人に見てもらいたいなぁ。

                   
                    暴れん坊のワンちゃん達にてんてこまい

今回は2時間しか滞在できなかったので、千畳敷のみの散策となりました。船の時間が近まって来た頃、港の近くで前回来島した時に出逢ったおばあちゃんを発見!声をかけてみると、私のことをすぐに思い出してくれました 飼い犬のボンちゃんの他にもう一匹そらちゃんも一緒です。

 
お土産にいただいたグベ 

今回はお嫁さんが私たちに「グベ(アケビ科ムベ)」という果物を持ってきて下さいました。種がたくさんあって食べるのが難しいのですが、一気に口に含んで種だけをぺぺっと吐くのがコツなんだそうです。tamikoはコツを掴んで上手に食べていたけど、私はへたっぴだったな 味は甘みがあってとても美味しかったです

いつも息子さんが漁に出て行くのをここから見送っている優しいおばあちゃん。「今度は今日撮った写真を持って遊びに来ますね!」と声をかけると、うれしそうに頷いていくれました。港からいつもの場所に座っているおばあちゃんに向かって手を振ると、小さな体で大きく手を振り返してくれて、なんだか胸がじーんと熱くなってしまいました。必ずまた会いに行くから待っててね、おばあちゃん

帰りはあまり揺れることなく貝津港に辿り着きました。すでに夕日が沈みかけていたので、そのまま玉之浦の大瀬崎灯台園地まで車を飛ばし、東シナ海へ沈む夕日を眺め、その先の島山島の鹿たちと触れ合った後、まっすぐ家路につきました。ふるさとめぐりは翌日へと続きます

つづく