I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

雪に願いを

2008年12月24日 | うたとことばのお話


(とある保育園の園庭に飾られたクリスマスツリー)

今日はクリスマスイブ。本来クリスマスとはキリストの誕生を祝うものだけど、キリスト教国でない日本ではそうとも限らない。

クリスマスが近づいてくると、街はイルミネーションに彩られ、あちらこちらに様々な風貌をしたサンタクロースが現れる。所々に巨大なクリスマスツリーが出現し、夜になるとカラフルな電飾が灯され、冷たい夜をあたたかく照らしてくれる。いつもとは少し違う、そんな街の雰囲気が私は好きだ。

クリスマスの過ごし方は人それぞれで、大切な人と2人きりで過ごす人もいるだろうし、家族や友人達とパーティーを開いて賑やかなひと時を過ごす人もいるだろう。誰かに想いを寄せながら、切ない夜を過ごす人もいるかも知れない。あるいは日常と変わらない生活を送る人もいるかも知れない。

私にとってクリスマスは幼い頃からちょっと特別な日だった。小さい頃は家族みんなで食卓を囲み、いつもよりちょっと豪華な夕食とケーキを食べるのがとても楽しみだった。サンタクロースの存在を信じていたから、家に煙突がないのを真剣に心配していたし、イブの夜はいつどこからサンタクロースが現れるのかとそわそわしてなかなか寝付けなかった。でも毎年朝目が覚めると枕元にプレゼントが置いてあったので、「最近は煙突の無い家も多いから、きっと別の所から入ってきてるんだ」と本気で思っていた。とにかく12月になるとその日が来るのがとても待ち遠しかった。

中学生になるとサンタクロースの存在は消え、男の子からデートに誘われるようになった。初めてのデートはグラバー園で、すごく寒くて2人でぶるぶる震えながら南山手周辺を歩いたのを覚えている。その男の子とは手を繋ぐことさえなかったが、記念すべき初デートもクリスマスだった。大人になるにつれて家族と過ごすよりも他の誰かと過ごすことが多くなっていったが、やはりちょっと特別な日であることに変わりはなかった。

当日もさることながら、クリスマスを迎えるまでの時間もちょっと特別だ。大切な人のことを想いながらプレゼントを用意したり、その人が喜ぶような演出を考えたりする時間は、人の心を優しく、そして豊かにしてくれるような気がするからだ。その間はもはや「キリストの誕生」という言葉は頭になく、その代わりに大切な人が喜ぶ顔ばかりが頭に浮かんだりするのだが、それはまさに「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい」というキリストの教えを実践しているようにも思う。

自分中心ではなく、相手のことを思いやり、敬い、その人の存在に感謝すること。自分のためではなく、相手のために生きること、または生きようとすること。そう思える人がいるということはとても幸せなことだと思うし、多分人はそうやってお互いに支え合いながら生きているのだと思う。その相手は両親かも知れないし、子どもかもしれない。大切な友達や恋人かも知れないし、長年生活を共にしてきた夫や妻かもしれない。そばにいることが当たり前になってしまうと、つい相手のことを思いやることを忘れがちだけど、今の私にとってクリスマスはそれを思い出させてくれる大切な日だ。

 

みなさんはどんなクリスマスを過ごしますか?願わくば身近にいる大切な人達の存在に感謝し、その気持ちを表現する一日であってほしいと思います。最後に槇原敬之さんの『雪に願いを』の歌詞から、私が好きな箇所を抜粋して紹介します。

 

”クリスチャンでもないのに”

そう思っていたけれど

クリスマスは優しい気持ちになるための日だね

 

今頃どうしてるのか

僕にはわからないけど

今君が元気でいるなら

それでうれしいよ

 

"I wish you a Merry Christmas"

例えば一人の夜でも

君のことを思ってる人は

必ずいるから

 

TWINKLE TWINKLE LITTLE WHITE SNOW

サンタが忙しい夜

みんなに素敵な

笑顔つもりますように

 

ではでは皆さん、どうか素敵なクリスマスをお過ごしください 

コメント (4)

清浄寺

2008年12月11日 | 五島のお話

またまたkaoriちゃんと大きな銀杏の木を発見しました  

kaoriちゃんの車の助手席に座って、おしゃべりをしながらふと外の景色に目をやると、黄色に染まった銀杏の木がひょっこりと頭を出しているのを発見 遠目にも前回見に行った富江の銀杏にも負けないくらいの大きさのようです。すぐにUターンしてその木の近くまで行ってみることにしました。

階段を上ると、入り口には古い歴史を感じさせるお地蔵様が並んでいて、その奥には比較的新しそうな本堂が建っています。一度も来たことがないけど、なんていうお寺かな~?

こちらは上大津にある清浄寺(しょうじょうじ)というお寺で、1508年までの約300年間宇久家(のちの五島家)の菩提寺であった場所で(その後は大円寺(だいえんじ)が宇久家の菩提寺となりました)、 小さいけれど由緒あるお寺なのだそうです。鐘楼古いままのようですが、本堂は昭和57年に改築されたそうで、残念ながら昔の面影はほとんど残っていません。

その境内にある銀杏の木は身長163cmくらいのkaoriちゃんと比べてもこの大きさ!10m以上はありそうです。葉っぱもまだたくさん残っていてとってもきれい でもやっぱり富江の妙泉寺の方が大分大きいかな?

しかしうちの近所にもこんなにきれいな銀杏の木があったとは、まさに灯台下暗し!!自分の視野の狭さを反省したkero-keroなのでした いつも車でしか通らない場所なので、逆になかなか気が付かないんですよね。自宅の周辺には他にも神社仏閣がたくさんあるので、今度ぶらりとお散歩してみたいと思います。ゆっくり歩いて回ると今まで視野に入らなかったステキなものが見つかるかも知れませんしね!

こちら福江島では、この2~3日間季節が逆戻りしたかのような暖かい日が続いていますが、週末はまた天気が崩れて寒くなるとのこと。体調管理には気をつけて、この冬も元気に過ごしたいと思います。皆さんも体調を崩さないように気をつけてくださいね!ではでは~

コメント (4)

チェック柄のバッグ

2008年12月07日 | 手作りのお話

ランチョンマットの裏に使ったチェックのガーゼとシンプルなリネンを使って手提げバッグを作ってみました 

ワンポイントに木のボタンと麻のレースをつけてちょっと可愛らしく このレースは諫早の『KEN'S IRON』というアンティークショップで購入した私のお気に入りです。やっと日の目を見ました

バッグの口は閉じることができるように紐を付けました。本当は革の紐を付けたかったけど、家にあるもので代用。もう少し長くすればよかったかな~とちょっと後悔してます 取っ手にはガーゼとリネンの間に接着芯を入れて強度をアップ!一番くたくたになりやすいところですからね。

裏はこっそり水玉模様。最初は内ポケットも付けようと思っていたのに、作業する間に忘れていました よって今回はポケットなし!

ガーゼは薄くて柔らかいので、取っ手と同じく中には接着芯を入れています。今回は長さをちゃんと計って、というよりはリネンの幅に合わせて作ったので大きさは適当ですが、A4サイズのノートがすっぽり入るちょうどよい大きさになりました。お勉強バッグとして重宝しそうです

しかし、今日も朝から冷えますなぁ。我が家ではホットカーペットの上にコタツを置いて暖を取っていますが(二つとも点けるとヒューズがとぶので点けているのはホットカーペットのみ)、さすがにそれだけでは足りなくなってきました。エアコンは壊れているし、ぼちぼちファンヒーターを出すべきか…。まぁもう少し様子を見てみましょうかね~。

さて、次は何を作ろうかな。少しずつためていた布が溢れてきたので、そろそろどうにかしなきゃ。創作意欲が消えないうちに、この冬はいろいろ作ってみようと思いまーす

コメント (2)

クリスマス用のランチョンマット

2008年12月06日 | 手作りのお話

なんだか急に寒くなりましたね! 昨夜はこの島にもあられがたくさん降ってきてびっくりしました。こんな寒い日は手芸に限る!ということで、昨夜は先日作ったコースターとお揃いの柄でランチョンマットを作ってみましたよ~ 

今回はこの3種類の布を使って作りました。大きさは縦28cm、横40cmと若干小さめですが、我が家の小さなコタツにはぴったりの大きさです

裏布には接着芯を張って少しパリッとなるようにしてあります。接着芯は無くてもいいんですけど、こうした方がしっかりと丈夫に仕上がります!

柊の柄をあしらったランチョンマット 裏はシンプルなチェック柄なので、これまたコースターと同様に裏返せばクリスマス以外でも使えます。最近ランチョンマットを全然作っていなかったので、この冬じゃんじゃん活躍してもらおうと思います

久々にもの作りの虫がうずきだした今日この頃。実は今日も一作品作ったのですが、それはまた次回アップすることにしましょう。

ではではよい週末を~

コメント

富江の銀杏めぐり

2008年12月05日 | 五島のお話

バスケ仲間のkaoriちゃんとyukiちゃんともうすぐ一歳になるyukiちゃんの赤ちゃんの4人で富江方面へ黄葉した銀杏の木を見に行ってきました

こちらは富江の松尾という地区にある妙泉寺。富江のRICから山手の方へ少し入ったところにあるお寺です。kaoriちゃんのお友達の話によると、ここにある銀杏の木がテレビで紹介され、とてもきれいだったとのこと。一体どんな銀杏の木とお目にかかれるのかしら?と期待に胸を膨らませ、お寺の境内に入っていくと…

ありました!こちらがその噂の銀杏の木です 写真で見ると分からないかも知れませんが、実際に木の下に立ってみるとかなりの大きさです。私達が行ったときは大分葉が落ちてはいましたが、それでもその大きさと黄葉の美しさには感動してしまいました。辺り一面黄色い葉で覆われた境内もとってもきれいです

時折はらりはらりと銀杏の葉が舞い落ちてくる様子もとても風情があってステキでしたよ~

次に訪れたのは、妙泉寺のお隣にある瑞雲寺。こちらの銀杏はお寺の裏側にひっそりと佇んでいました。少し高い場所にあるので、道路からもはっきりとその姿を見ることができるのですが、木の近くまで立ち入ることはできませんでした。大きさは妙泉寺の銀杏には敵いませんが、こちらの方がまだ葉が落葉せずにたくさん残っています。

 

この日はとても天気がよく、長袖シャツ一枚でも過ごせるほどの暖かさでした。ちょうど銀杏の木が見える場所にベンチがあったので、しばらくの間富江町ののどかな景色を眺めながら4人でひとやすみ。つかの間の冬の暖かな陽気に、ベイビーちゃんも思わずコックリコックリ…。

最後に訪れたの大浜の近くにある小さな神社。道路から黄葉した銀杏の木が頭の方だけ見えていたので、階段の下に車を停めて、その木の所まで行ってみました。

ちょっと隠れたところにあってあまり目立ちませんが、こちらもお寺の銀杏たちに負けず劣らず立派でした 状態もとても良くて、ちょうど今が見頃といった感じです。今年で最後になるであろう島生活の最後の冬にステキな銀杏の木々に出会えて本当によかったです kaoriちゃん、いつものことながら誘ってくれてありがとね~

この島の中にもまだまだ知らないステキスポットがあることを知り、ちょっと嬉しくなったkero-keroなのでした

コメント

クリスマス用のリース&コースター

2008年12月04日 | 手作りのお話

12月と言えばクリスマス クリスマスと言えばやっぱりリース

というわけで、小さなリースを二つ作りました。ここ数年は山や公園で見つけた素材で作っていたのですが、今年は100均グッズで簡単お手軽リースを作ってみましたよ~

まず一つ目はワイヤーの付いた造花をシンプルなリースに適当に絡み付けて・・・

一つ目のリースが完成 あんまりクリスマスっぽい色じゃないけど、こんな優しい色のリースもたまにはいいかな~なんて。しめて300円でできちゃいました

お次はちょっと小さめのリースに、赤をベースにしたポプリと、去年からストックしておいたコウヨウザン(杉の仲間)の実をグルーガンで適当にくっつけて・・・

ちょっと色鮮やかなリースに変身 こちらは200円でできちゃいました

残ったポプリはガラスの容器に入れて玄関に飾っています(一番最初の写真)。芳香剤としても活躍するのでなかなか良いですよ!先月復活した島唯一のショッピングモールにダイソーが店舗拡大して帰ってきたので、ちょっとした飾りや素材を手に入れるのにとても重宝してます

そしてこちらはストックしておいた布で作ったクリスマス用のコースター。ヒイラギの柄と雪の結晶の柄で作りました 裏は同系色のリネンを使っているので、裏返しちゃえばクリスマス以外でも使えます まだ生地が残ってるので、お揃いのランチョンマットも作っちゃおうかな~。ま、創作意欲が湧けば…ですけどね

コメント

秋の熊本&宮崎ドライブツアー 後編

2008年12月04日 | 旅のお話

さて、旅はいよいよ終盤に差し掛かります

『白滝』の美しい情景を堪能したあとは、再び265号線に戻り、この旅の最終目的地である椎葉村へ。「お腹空いたね~。なんか食べるところはないかね~。」と車内の会話がお昼ご飯のことしか出てこなくなった矢先、目の前に『八村蕎麦』の看板を発見!しかも”日本一おいしい”なんて謳い文句付き。「今度こそご飯だ~!」とすっかりラーメンのことは忘れ、迷わずそちらの方向へハンドルを切り、蕎麦屋さんへ直行!しかし看板はあるのですが、肝心なお店が見つかりません。しばらく山の方へ上って行くと一軒の民家が見えてきて、どうやらその横に小さな蕎麦屋さんが併設されている様子。ここか!と思ってお店を覗いてみると、店内は真っ暗。どうやらお休みのようです。またしてもがっかり… 

 

でもただじゃ終わらないのが私達の行き当たりばったりツアー。そのお店のすぐ傍には『利根川神社』という神社があり、私達はそこで宮崎の巨樹100選の一つ『八村杉(やむらすぎ)』に出会ったのです

こちらがその『八村杉』。国の天然記念物に指定されていて、樹齢約800年、幹周13.3m、樹高53mというかなりの大きさです 大きすぎてとても写真には収まりきれません 九州の中央部に位置するここ椎葉村は、平家の落人集落としても有名で、ここ利根川地区にも源平の戦いに敗れた平家の残党がひっそりと生活をしていたのだそうです。時の鎌倉幕府が討伐のために那須大八朗宗久を送り込んだのですが、落人達の暮らしぶりを見て哀れに思い討伐を止め、さらには平清盛の末裔である鶴富姫と恋に落ち、誰一人討つこともなく彼は鎌倉へと帰っていったのだとか。その鶴富姫が住んでいた場所がこの後私達が訪れることになる鶴富屋敷で、大八朗宗久が植えたのがこの八村杉だと言われているそうです。午前中の雨が上がり、辺りには霧が立ち込めていて、とても神秘的な雰囲気でした。私もいろんな杉の巨木を見てきましたが、その中でも八村杉は状態がすごく良くて立ち姿も美しい見事な杉だと思います。八村杉との出会いに感動し空腹を忘れた私達は、さらにこの近くにある『大久保の大ヒノキ』も見に行くことにしました。八村杉がかなり見事だっただけに期待も膨らみます

 

八村杉のあった場所からさらに車で10分ほど上ったところにその巨木はひっそりと息づいていました。駐車場に車を停めしばらく歩いていくと…

出ました!こちらが宮崎の巨樹100選の一つ『大久保の大ヒノキ』です このヒノキは県の天然記念物に指定されていて、樹齢約800年、幹周9.3m、樹高32m。八村杉よりは小さいのですが、何本もの巨大な枝がまるで千手観音の手のように広がっていて、目の前に立つだけでその偉大な姿に圧倒されてしまいました。こんなに大きなヒノキを見たのは初めてです。しかもこちらも八村杉同様にとても状態がよく、800年という長い年月を生き抜いてきたにも関わらず、とても活き活きとしていて、とてつもなく力強い生命力を感じました。樹木の状態がいいということは、この椎葉村の自然環境が非常に良いということなのでしょうね。私達はしばしこのヒノキと向き合い、これからもずっとこの環境が保たれていくことを願わずにはいられませんでした。

四ヶ所目のスポットでこれまたかなり満足した私達。しかしこの時点で時刻はすでに13:50。 2人ともいよいよ頭をかじられたアンパンマンのように力が出なくなってきました。と、ちょうどそこにドライブイン(?)の看板を発見!どうやら食事もできるらしかったので、迷わずその場所に直行!ところが、ここでまた悲劇が…。さっさと車を停め、駆け足で店の中に入り「やっとお昼ご飯にありつける~!」と安堵しながら席に座ろうとすると、お店の人の口から「すみませ~ん、たった今終わったんですけど」と無情の一言。終わった??…ってまだ14:00ですけど!?終わるのはちょっと早くないですか??するとそこに別の人がやって来て「お食事でしたら鶴富屋敷の隣の旅館で14:30くらいまで食べられると思いますけど…」。なに?あと30分しかないのー??急がなきゃーっ!

ってなわけで猛ダッシュで鶴富屋敷に向かい、その真向かいに蕎麦ののぼりを見つけたので、迷わずそのお店に入りました。「まだお食事できますか?」と尋ねると「大丈夫ですよ~」と嬉しい返事が!とうとうお昼ご飯にありつけるぞ~!メニューはどこかなーと探していると、

おばちゃん:「山掛けうどんしかないけど、それでいいかな?」

私達:「はいっ、何でもいいですっ!」

おばちゃん:「五穀米のおにぎりもあるけど食べる?」

私達:「食べます食べますっ!」

おばちゃん:「一皿に二つ乗ってるけどどうする?」

私達:「(迷わず)二皿くださいっ!」

ってよっぽどお腹が減ってたんでしょうね…。値段も聞かずに適当に注文しちゃいました。このお店はお土産屋さんの一角にあって、蕎麦とおにぎりの他にも漬物やら納豆やらいろんなものを試食させてくれたのですが、どれも美味しくて満足でしたよ~。しまいにはお土産にかりんとうまで頂いてしまいました。お腹を空かせて来た甲斐があったというものです。おばちゃん、ありがとうございました

やっとこさお昼ご飯にありつけて満足した私達は、お店の目の前にある階段を上っていよいよ『鶴富屋敷(那須家住宅)』へ。20km以上手前から道路標識に何度も登場していた場所なので、どんなに立派なお屋敷だろうと思っていたら、私達が想像していたようなお屋敷ではありませんでした。外観は屋敷というよりは古い長屋の民家といった感じで、部屋が3つと土間が並んであるのみ。これを『並列型民家』と呼ぶのだそうですが、この辺り一帯は平地が少ないため、奥行きが無いのは斜面をうまく利用するための知恵だったようで、この椎葉村の民家はどこもこのような形をしているのだそうです。見た目は昔話に出てきそうな素朴な家屋ですが、国の重要文化財に指定されているので歴史的には価値の高いお屋敷なのでしょう。

先ほど登場した那須大八郎宗久は平家の討伐を止め、それどころかこの屋敷を構え、平家の落人達に農耕技術を教えるなどして彼らと協力しながらしばらくの間この椎葉村で暮らしていたのだそうです。やがて鶴富姫と出会い、暮らしを共にするようになるのですが、しばらくすると幕府から兵をまとめて帰ってくるようにとの命令が下り、大八郎宗久は鎌倉へ戻らなければいけなくなってしまします。その時すでに鶴富姫は身ごもっていたのですが、平家の姫を連れて行くわけにはいかず、大八郎宗久は分かれの印に名刀『天国丸』を与え、「生まれた子が男子ならわが故郷下野(しもつけ)の国へ、女ならこの地で育てよ。」と言い残し、後ろ髪を引かれる思いで椎葉を後にしたのですが、生まれたのはかわいい女の子だったので、鶴富姫はこの地で大八郎宗久の面影を抱きながら大切に育てたのだそうです。対立していた源氏と平氏が愛しみ合いながら暮らしていたなんて、まさに戦争とは何か、平和とは何かを考えさせられるエピソードですよね。

ちなみにこの那須家の子孫の方が隣で小さな旅館をされていて、ドライブインで教えてもらったのは私達が食べた場所ではなく、こちらの方だったようです この旅館に宿泊すれば鶴富屋敷の中で食事をすることも可能なのだとか。このことは私達が忘れてきた『JAFメイト』の11月号にしっかり書いてありました(苦笑)。囲炉裏端で食べる食事も美味しそうですよね~

さて、私達の行き当たりばったりツアーもいよいよ帰路につきます 帰りは国道265号線を馬見原まで戻り、国道218号線に乗り矢部町へ。途中『道の駅 通潤橋』の標識を見つけたので、トイレ休憩も兼ねてちょっとだけ立ち寄ることにしました。そこで待っていたのはなんだかちょっと恐ろしげなモニュメント そして、その奥に見えるのは…

小学校の社会の教科書で見た通潤橋 しかし水も出てないし、遠くから見るとただの橋にしか見えません 「よし、あの橋の上まで行ってみよう!」と多少雨が降っていたにも関わらず傘も差さずに遊歩道を歩いていると、雨が次第に本降りに。しかも近道だと思って上った田んぼのあぜ道は途中で行き止まり。結局引き返してきてしまいました まぁまぁこんなこともありますよ。楽しみはまた次回の旅にとっておくとしましょう!

この後は御船インターから大村インターまで高速道路に乗り、その途中広川サービスエリアでハンバーグを食べ(ここの手捏ねハンバーグ、なかなか美味でした)、大村の喫茶店でパフェを食べ食べ反省会をして、家に着いたのは21:00くらい。後半ちょっと食べ過ぎた感がありますが、これも旅の楽しみの一つということで

 

例のごとく自然豊かな場所を訪ね歩いた今回の行き当たりばったりドライブツアーは、しょっぱなから雨に見舞われてしまいましたが、あの雨があったからこそ馬見原で見たつかの間の青空が余計に美しく、そこにある落ち葉も瑞々しく映り、私達の心を潤してくれたのだと思います。今回私達が辿った国道265号線は山間の道路なので、この時期はあたり一帯が紅葉していてとってもきれいでした。もう一週間早ければもっとよかったかも。もしかしたら春に訪れると山桜が山をピンク色に染めているかも知れません。自然が好きな人にはおススメのドライブコースです しかしラーメン屋さんはもちろん、お食事処は少ないので、そこだけは注意してくださいね

今回のツアー日記はこれでおしまい。しばらくはまた五島ネタをお届けしま~す

秋の熊本&宮崎ドライブツアー(完)

コメント (2)

秋の熊本&宮崎ドライブツアー 中編

2008年12月03日 | 旅のお話

朝、目が覚めると天気予報どおり外は。しかも降水確率100%…。でもね、こんなこともありますよ。人生だって同じ。いつも晴れるとは限りません。こんなときは落ち込んだって仕方ない。雨は雨なりに楽しまなければ!というわけで半ば無理やりにテンションを上げつつ、意気揚々とチェックアウトした私達。朝からフロントのお姉さんに「お若いですね~」と言われ(ただ元気が良かっただけ?)、ますますテンションが上がったところで車に乗り込み、いざ出発!!

…と思いきや、今回のドライブツアーのきっかけとなった『JAFメイト』の11月号が無い。そこに載っていた場所に行こうと思っていたはずなのに、なんと二人とも忘れてきてしまったのです しょっぱなから痛恨のミス!これまた忘れてきたものは仕方ないので、とりあえず最終目的地を宮崎県の椎葉村に設定し、かくしてkero-kero&tamiの行き当たりばったりドライブツアーが始まったのでした

まず内牧温泉を抜け、国道212号線から国道265号線に乗り、阿蘇山の東側を宮崎方面へ南下。ちょうど256号線に乗って少し行ったところに『古閑(こが)の滝』の看板を発見!しかし、駐車場に車を停めると目の前に『古閑の滝まで徒歩15分』の看板が…。後ろから来た車はその看板を見て迷わずUターン。それもそのはず。朝から降り続けている雨で道はぬかるんでるし、雨もしばらくは止みそうにありません。そんな中、山道を上って滝を見に行くなんてよっぽどの物好きでしょう。でもね、こんな時でも敢えて見に行くのが私達。さて、傘はどこだ~?車内を探すとなんと傘が1本しか無い。この日が雨だって分かっていたのに傘を持ってくるのを忘れてました…。二度目の痛恨のミス!!それでもめげずに2人で相合傘をしながら、お互いに肩を半分濡らしつつも、歩いて古閑の滝を目指しました。

結構急な坂道を上り、その間頭以外はびしょびしょになりながらも、ようやく『古閑の滝』に到着!この滝は男滝の落差80m女滝100mとなかなか見ごたえのある滝なのですが、この時期は水量が少なくてちょろちょろとしか流れていませんでした。う~ん、残念!

しかしこの滝は、もう少し寒い時期になると水が凍って氷瀑となることで知られていて、私も9年ほど前に一度見たのですが、その時の情景はとてもすばらしかったです。年末あたりに来ると氷の芸術が見られたのでしょうけど、今回はちょうど中途半端な時期に当たってしまいました。一ヶ所目のスポットは苦労して見に行った割にはちょっと期待はずれでしたが、次の行き当たりばったりスポットを求めて再び出発!

古閑の滝を見てびしょびしょになった服を車のエアコンで乾かしながら、再び265号線に乗って高森町方面へ。雨は一向にやむ気配なし。阿蘇山の雄大な景色もどこか寂しげに映る中、話題はお昼ご飯の話に。

私:「お昼は何食べる?」

tami:「う~ん、ラーメン食べたいねー。」

私:「いいね~!よし、絶対ラーメン食べよう!

この時点で私達の頭の中はラーメンでいっぱい。しかしこれがまずかった…。265号線沿いには行けども行けどもラーメンのラの字も見当たらない。あるのは蕎麦屋か田楽屋のみ。それでもなお、ラーメンにこだわり続けるおバカな2人。あとから考えてみたら、水の美味しいところに蕎麦屋はあってもラーメン屋なんてめったにないのに…。「とにかく何でもいいからラーメンって書いてある店があったらそこに入ろう!」と何度も美味しそうな蕎麦屋さんをスルーして、ひたすらラーメン屋を捜し求めていると、蘇陽町の馬見原(まみはら)という所で『ラーメン次南坊』の看板を発見 「やっとお昼にありつける~!!」

…と喜んだのもつかの間、なんとお店は閉まっておりました…。しかも営業すらしていない様子。看板はまだ新しそうなのに~ でも実はまだこの時点で時刻は11:15。朝食が少なかったとはいえ、お昼ご飯にはまだちょっと早い時間帯だったので、12:00くらいにはきっとラーメン屋さんが見つかるだろうと根拠のない自信をもって再び車に乗り込んだのでした ラーメンにはありつけなかったけど、雨も上がって陽も差してきたし、なんかいいことありそうな予感!

そしてその予感は見事に的中 『次南坊』からわずか数分、『馬見原(まみはら)橋』の看板を発見!一度は通過したものの、2人で「今の場所、なんか気になるよね!」とすばやくUターン。この時の2人の感は冴えていました。その橋の先にあったのは旧国道を挟むように立っている二つの夫婦岩。9メートルもの注連縄によってしっかりと繋がれている二つの岩は、まるでかたい絆で結ばれているかのよう。このように道を隔てて注連縄が掛けられているのは全国的にも珍しいんですって。

さらに周辺の神社の境内は、銀杏の落ち葉で敷き詰められていて、まるでふかふかの黄色いじゅうたんのようでした

 

銀杏の木自体にはもう葉っぱが残っていませんでしたが、銀杏ゾーンの他にも紅葉ゾーンがあり、そこにある階段は紅葉の落ち葉で真っ赤に染まっていました。雨が降ったせいで落ち葉もとても瑞々しくてすごくきれいでしたよ~

実は全く下調べはしていなかったのですが、この周辺は蘇陽峡(そようきょう)といって紅葉が美しい場所のようで、ここから見える山々は様々な色が散りばめられていて、まるで宝石箱のようです 二ヶ所目のスポットにかなり満足した私達。次のスポットへの期待が高まります

さらに265号線に乗り、次に訪れたのは五ヶ瀬町にある『白滝』。この滝は本当によかった!滝のすぐそばに駐車場があるし、紅葉や桜の木がたくさんあってとてもきれいでした  もう少し時期が早ければ紅葉がきれいだったでしょうし、春に訪れたら一面に桜の花が咲いて息を呑むほどの美しさでしょうね!また行きたいな~。三ヶ所目のスポットもかなり満足でした。

しかし、いまだに満足していないのは私達のお腹。この時点で時刻はすでに12:40。いよいよ空腹もピークに!もうラーメンは諦めて、とにかく何でもいいからお食事処があれば入ろうと決めたのですが、ここから先がまた長いのです…。そしてこの辺りからだったでしょうか。道路標識に『鶴富屋敷』の看板が何度も出てき始めたのは。よっぽど立派なお屋敷なんだろうな~と想像を膨らませながら、再び出発!

さてはて、腹ペコ娘達の運命はいかに!?

後編につづく

コメント (2)

秋の熊本&宮崎ドライブツアー 前編

2008年12月01日 | 旅のお話

波佐見散策の翌週は再び本土に上陸し、嬉野で高校の同級生michikoの結婚披露宴に出席したあと、親友tamiと翌日の休みを利用してそのまま熊本&宮崎ドライブツアーへ出かけてきました

今回のドライブツアーの提案者はtami。きっかけはごくごく単純で、月に一度送られてくるJAFの情報誌『JAFメイト』の11月号の特集がたまたま宮崎で、そこに載っていた写真を見て無性に行きたくなったのだそう。当初の目的地は宮崎県の南端に位置する日南海岸。しかし、披露宴が夕方まであり、そこから移動して一泊し翌日帰ってくるプランではちょっと無理があり、しかも海岸以外は特に何も無さそうだったので、夏ならともかく冬に行くのはどうかと思い、予定を変更して高千穂周辺の紅葉を楽しむことにしました

まずは11:00頃tamiの車で諫早を出発し、12:00過ぎに嬉野に到着。13:00からの披露宴では、新郎新婦の入場の前に自分が作ったプロフィールDVDが流されたのですが、今回はお客さんが多かったこともあり(多分200人くらい)、映像が流れる前はすごく緊張しました 

披露宴で流すDVDを作るのはかれこれ4回目。今回は9月から少しずつ準備をはじめ、ギリギリまで編集を重ねて最終的に約8分間の映像となりました。まずは結婚する2人と一緒に写真選びから始めて、それを五島に持ち帰ってからスキャンしてパソコンに取り込み、一枚ずつトリミングや色調補正を施す。それから2人の雰囲気に合った曲を探し、大まかな構成を考えてから写真と曲をムービーメーカーに取り込み、曲にあわせながら写真を写す時間の長さを調節し、さらに効果や言葉を入れていく。途中写真が足りなくて、どういう写真が欲しいか具体的に指示をして追加で送ってもらったこともありました。大切な披露宴で流すものですし、どうしても2人の思いが来場されるお客さんに伝わるようなものを作りたかったので、最後の方はメールで2人とやり取りをし、その中で感じた2人の周りの人たちに対する感謝の気持ちを映像に盛り込むため、最後まで何度も細かい編集を加えて、披露宴の1週間前にようやく完成!映像を流す前はいつも自分の自己満足で終わってないかすごく不安で、終わった後も皆さんにどのくらい2人の気持ちが伝わったのか分からず心配になってしまいますが、一つだけ言えるのは、大切な披露宴でこのようなお手伝いができたということ自体が私の宝物になっているということ。これってやっぱり自己満足なのかも知れないけど、こういう作業をさせてもらったことにとても感謝しています。写真にはそこに写っている人やそれを撮った人の歴史や思いがたくさん詰まっていて、こういうものを作らせてもらう度に本人達やそのご両親や友人達などいろんな人達の気持ちを感じさせてもらえる。今の私にとってそれはとても大切なことに思えるのです。

michiko、披露宴ではお色直しの介添えまでさせてくれてありがとう!2人にとってはもちろんだろうけど、私にとってもすごく思い出に残る披露宴になりました。いただいたクリスタルの飾りも大切にします。これからもまっすぐであつ~いhajimeさんと末永くお幸せにね!2人のこと、これからもずっと応援してるよ~

 

そんなこんなで16:30頃滞りなく披露宴が終わり、そこから着替えたりしてドライブツアーに出発したのは17:00。あたりはすでに薄暗くなっていましたが、そのまま嬉野インターから高速に乗り、本日の宿『阿蘇五岳ホテル』へレッツゴー! …と言っても私はすでに飲んでいたので、運転手はtami。ほろ酔い気分の私は助手席で地図を見ながらナビゲート。酔っ払いのナビでしたが、迷うことなくほぼ予定通りホテルに20:30頃到着しました

私達が宿泊した五岳ホテルは内牧(うちのまき)温泉にあり、かなりレトロな宿でしたが、24時間源泉賭け流しの温泉に入れるし、お値段も安い(2人で8500円)ということでこの宿をチョイス。しかしこれがまたおもしろいホテルで、なかなか楽しませてもらいました。というのも、まずツインの部屋だったのですが、よくよく見るとベッドの大きさが微妙に違う。多分シングルとセミダブル。なぜ?男性用と女性用??そして一般家庭によくあるメタルシェルフの上にテレビがここは学生の一人暮らしの部屋ですか?さらに不思議な位置にカバーの破れかけたソファーが一つ。そこに座ってもトイレのドアしか見えませんけど?極めつけは冷蔵庫が無いせっかくビール買ってきたのに~!!(泣)仕方が無いからビールは窓の外に置いて天然の冷蔵庫で冷やしました。お風呂上りに飲んだら案外冷えていて、それはそれでおもしろかったんですけどね~

とまあこんなホテルから始まった今回のドライブツアー。さてはて、どんな旅になるのやら?

中編に続く

コメント (2)