I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

車と船で北海道へ! ~帰り道編~

2007年10月28日 | いろんなお話

          「おーい、お父さーん!」  山口県の吉田河川公園にて          
函館での最終日は、やっぱり雨でした・・・

でもそのうち天気が回復するかもしれないという淡い期待を胸に、朝10時頃小樽へ向けて出発!帰りは有珠山洞爺湖を見たいという私の強い希望により、ちょこっと遠回りして小樽を目指すことになりました

          

ちょうど3人のお腹の虫が騒ぎ始めた11時半頃、お昼の休憩場所を探していると、『噴火湾パノラマパーク』という興味深い看板を発見!噴火湾の海岸沿いを走る国道5号線から内陸に少しだけ入ったところに、その建物はありました。

          

中は子ども達が遊べる広いキッズルームやカフェ、売店などがあり、駐車場も広く、ドライブの休憩にはもってこいの場所となっています。少し高い位置にあるので、天気が良ければその名の通り噴火湾のパノラマが見渡せたのでしょうけど、雨のためにその美しい景色を見ることはできませんでした。一体いつになったら青空が見られるのでしょうか!?

          

パノラマパークよりも私が気に入ったのは、その対面にある『ハーベスター・八雲』。これぞ北海道!と言わんばかりに広がる一面の緑に、美しく映える白樺の木々。その先には洋風のかわいらしい建物が数棟たっています。

レストランでは石窯焼きのピザが食べられるらしいのですが、ちょうどお昼時だったのでお客さんが多くて入ることができませんでした。その他にも手作りの雑貨屋さんやファーストフード屋さんなどもあります。雑貨屋さんでは羊の毛で作った手作りの小物に一目惚れ うちは転勤俗なので、小物はなるべく増やすまいと思いながらも、やっぱり買ってしまいました・・・。他所に来るといろいろ欲しくなっちゃうんですよね~。

                 

やたらと凛々しい筋肉隆々のドラえもんを発見!!「僕チキえもんで~す」だって。お店の看板キャラかしら!?

          

八雲でお昼休憩を済ませ、次に目指すのは今も活動を続ける火山有珠山『西山(にしやま)火口展望所』から見た景色の中には、1943年の噴火で隆起してできた昭和新山(写真左奥)の姿も確認することができます。2000年3月の有珠山噴火により新たに誕生したのが、金比羅山火口群とこの西山火口群で、今もなお煙が上がっており、火山ガスの影響からか周辺の樹木はほとんど枯れてしまっています。

火口付近には遊歩道が整備されていて、今も生々しい噴火の傷跡を見ることができます。噴火したときに飛び散った噴出物と地殻変動によって倒壊した菓子工場は、この展望所からもはっきりと見ることできます。噴火の遺構を当たりにし、人間の無力さと自然の脅威を改めて実感しました。

          

西山火口展望所から山を下っていくと、やっと二つ目の目的地洞爺湖が見えてきました。周囲には温泉街が続いていて、来年行われるサミット(主要国首脳会議)に向け、町全体が活気付いているようす。天気が良ければ湖の向こうに羊蹄山が見えたはずなんですが、やはり雲に隠れて見えませんでした。

洞爺湖を眺めた後はスタンプラリーを楽しみながら北海道の旅の終着地点、小樽港へ。結局、最後まで天気に恵まれることはありませんでした。がっくり でもね、ここからがまた楽しかったんです!

行きと同じように、小樽からは新日本海フェリー『あかしあ』に乗船し、約20時間の船旅を経て舞鶴港にたどり着いたのは、すっかり日も暮れた夜の9時。普通ならここで一泊するところですが、倹約家の母が考えたプランは、そのまま高速道路に乗り、途中のサービスエリアで一夜を過ごすという、ドライバーにはあまり優しくないプラン。でもね、ETC搭載車なら、深夜0時から4時の間に高速道路を走っていれば、料金がなんと30%OFFになっちゃうんです!(詳しくはコチラ→『NEXCO西日本』)長崎まで約15000円かかるところが、およそ10000円で済むという計算になります。お得でしょ!?しかしこの後、計算外の出来事が起こるとは、この時はまだ誰も知りませんでした・・・。

帰りはちょうどお盆の帰省ラッシュにあたっていたので、渋滞を避けるため交通量の少ない中国道を通ることにしました。この日私達が宿泊したのは、広島県の『七塚原SA』の駐車場。8人乗りの車だったので、寝るのには十分な広さがあり、なかなか快適でしたよ。朝起きて車の外に出ると、すっごく天気が良くてびっくり!北海道でもずっとこんな天気だったらよかったのにな~。でもいろいろ言っても仕方ない。所詮人は自然には勝てないのだ。とりあえずお腹がすいたので、SAのレストランで朝ごはんを食べ、パワー充電!お昼過ぎには長崎に着くように早めに七塚原を後にしました

     

中国道のサービスエリアは、一昔前に比べるときれいに整備され、施設も充実していたような印象を受けました。途中立ち寄った山口県の『吉和SA』はちょっとした日本庭園風になっていて、花も緑もとてもきれいでした。空が青かったからますますきれいに見えたのかも知れませんね。

中国道を順調に走り続け、「さぁもう一息で九州だ!」と思い始めた時、ある事件が勃発しました。それは・・『父ぶち切れ高速道路走行中断事件』。 

ちょうど下関まであと一歩というところで、高速道路上であるにも関わらず、なんと車がストップ。ここにきて帰省ラッシュの渋滞に巻き込まれてしまったのです。そして電光掲示板には「20km渋滞」の無情な文字が・・。

父「20kmだと!?そんなに続くのか??ダメだ!下りろ下りろっ!

普段は温厚な父ですが、渋滞や順番待ちはめっぽう苦手で、イライラメーターが一気に急上昇してしまう癖(?)があるのです。都心ではしょっちゅうかも知れませんが、私も父も母も高速道路でこんな渋滞にあったのは初めて。母は「また始まった」と言わんばかりに父の言葉に難色を示していましたが、ドライバーだった私は父のイライラを治めるため、近くのICで高速道路を下りてしまったのです。当然、ETC深夜割引作戦もここまでとなり、母も私もちょっとがっかり(せこっ!)。渋滞の列を離れたことで父のイライラは解消されたものの、3人の間にしばらく不穏な空気が流れます。

          

そんな空気の中、下道で発見したのが『吉田河川公園』という看板。これは気持ちが良さそうだと思い、トイレ休憩もかねて河川敷で少し休むことにしました。

天気も良かったし景色もきれいだったので、先ほどまでの不穏な空気も薄れ、ちょっと和んだ我がファミリー。

父「よーし、次のICからまた高速に乗るか

気分を変えて再び車に乗り込み、鼻歌交じりに車を走らせていると、さっきまで乗っていた高速道路がふと私達の視界に入りました。よくよく見てみると、あの渋滞はどこへやら、車が次から次へと軽快に走っているではありませんかっ!

母「もしかしてあの渋滞、ICの付近だけだったのかも・・

またしても車内に不穏な空気が流れ始めます。さらに!勘のいい人はもうお気づきかも知れませんが、ナビの画面上で次のICのマークが見え始めた頃、今度は高速道路に乗る車の渋滞に巻き込まれてしまったのです。

父「・・・・・。

母「やっぱりそのまま高速道路に乗ってればよかったのに・・・。

私「でもまあいいんじゃない?河川敷で遊べたし(笑)。

それから家にたどり着くまでの間、父のイライラメーターが上昇することはありませんでしたとさ。ちゃんちゃん♪

家族っておもしろい。たくさん喧嘩もするし、お互いの欠点も分かっているけど、やっぱり仲良し。我が家の場合、このような話はのちのち「父伝説」として語られ、家族の団欒には欠かせないネタとなっています(笑)。ちなみに私の伝説もかなりありますけどね~。

10日間に及んだ北海道旅行のお話はこれでおしまい。久々に親子3人で過ごした今回の旅もまた私の思い出の1ページにしっかりと刻まれました。車と船の旅、いかがでしたか?みなさんも機会があったら是非試してみてください。思いがけない出会いや発見があって楽しいですよ~

2007年北海道旅行記 完


車と船で北海道へ! ~いとこ達との再会 後編~

2007年10月26日 | いろんなお話

              akiちゃんが描いたカンボジアの子どもたち

久々に再会したいとこ達は、実は「難聴」という障害を持っています。

              

2人は補聴器を付けないとほとんど音が聞こえません。次女のharuちゃんは補聴器があればだいたいの音を認識することができますが、三女のakiちゃんは補聴器を付け、さらに口の動きを見ることで、相手が何を言っているのかを認識しています。

                 

幼い頃はそのことに全く気が付きませんでした。物心ついてから2人が難聴であることを知りましたが、それからいとこ達と会ったとしても、その話題に触れることはありませんでした。私はただそのことを意識しながら、いつもより口の動きを大きくし、少し大きな声で、いつもよりゆっくり話すようになっていました。

                 

そして今回、3人でドライブに出かけることで、今まで触れてこなかった「難聴」という障害について、初めて話をすることができました。表には見えにくい障害を持っていることで周りの人たちから誤解を受けたこと、言葉を発するまでにどれほどの苦労があったかということ、補聴器をしていても高い音は聞こえにくいということ、大きな声で話されると逆に音が響きすぎて驚くことがあるということ。

          

知らないことがたくさんありました。努力をしなくても耳が聞こえる私には経験したことのないことばかりでした。

          

でもお互いに共感できることもありました。それは、人と違うことを受け入れられずにとても苦しんだ時期があったということ。そして、ありのままの自分を受け入れることができるようになったとき、気持ちがとても楽になったということ。それを聞いたときに思ったんです。「私も一緒だ!」って。

          

誰もが自分にコンプレックスを持ったり、他の人ができることができない自分が嫌いになってしまうことってあると思うんです。私達にもそれぞれそんな時期がありました。だけど、「これが私なんだ」って自分で自分を認めることができるようになったとき、目の前が急にパッと開けて、何に対してもネガティブだった自分が、物事をポジティブに考えられるようになったのです。

                 

「年を重ねたからこそ、それが分かるようになったのかも知れないね!」

「そうかもしれないね~(笑)」

30年という年月は、私達に様々な経験と成長をもたらしてくれていました。

これまでなんとなく触れてはいけない話題だと思っていたけど、お互いにありのままの自分をさらけ出せたことで、私達の間の距離がぐっと近くなったような、そんな感じがしました。3人でドライブに行って本当によかった!やっぱり会話することって大切ですよね 

この場を借りて2人の作品をちょっとだけ紹介させてください

haruちゃんは鹿児島から取り寄せた大島紬の機織機で織物を織っています。烏賊墨染め(←函館限定!!)で染めた布を細く裂き、それを織り込んで作ったコースターは、金森赤レンガ倉庫にある『シングラーズ』というお店で販売されています。

           

一方akiちゃんの方は、宣教師たちと一緒にインドやカンボジアを訪れ、そこに生きる人々の姿を描き、ポストカードにして喫茶店などで販売しています。もし函館を訪れたときに2人の作品を見かけたら手にとってご覧になってみてください。よろしくお願いします!! 

北海道の旅も次回いよいよ最終回!長すぎてごめんなさいっ


車と船で北海道へ! ~いとこ達との再会 前編~

2007年10月23日 | いろんなお話

          香雪園の中にある書院造の園亭

皆さんにはいとこが何人いますか?

私のいとこはたった3人しかいません。というのも、父には妹が、母には姉がそれぞれ一人ずつしかいないので、必然的にいとこが少ないのです。おもしろいのは、その3人のいとこ達は北海道出身の母方のいとこではなく、長崎出身の父方のいとこであるということ。つまり、父は北海道からお嫁さんをもらいましたが、父の妹は北海道にお嫁に行ったというわけです。いわば「トレード婚」とでもいいましょうか(笑)。同じ国内ではあるけれど、気候も風土も全く違う場所にたった一人でお嫁に行くなんて、2人ともよく決心したなぁ~ 大人になってから聞いた話ですが、やはり当初はいろいろと苦労もあったようです。

いとこの話に戻りますが、私のいとこは三姉妹で、年はちょうど同じくらい。長女以外は今も生まれ育った北海道に住んでいます。ご存知の通り、長崎と北海道ではかなり距離があるので、この30年間で会った回数はおそらく指で数える程度。会ったとしても両親と一緒だったりするので、これまでいとこ同士でゆっくり話をする機会というのは皆無でした。

というわけで!!

今回はいとこ同士水入らずで、三人だけでドライブに行ってきました~

いとこ達が最初に連れて行ってくれたのは、牧場の中にある『函館牛乳アイス118』というソフトクリーム屋さん 濃厚なクリームがとーっても美味でした。写真の中の牛はパフォーマンスで時々放たれているとのこと。普段は牧草しか見れないんですって。運がよかったんだなぁ

                 

次に訪れたのは、明治31年に郷土の富豪であった岩船氏が私財を投じて建設し、後に函館市に寄付した『香雪園(こうせつえん)』。当時の知恩院貫主によって「雪の中に梅香る園」という意味を込めて名付けられ、「旧岩船氏庭園」とも呼ばれているのだそうです。

「庭園」というよりはむしろ緑あふれる「公園」という印象が強い香雪園の敷地内には、広場や遊具なども整備されていて、子どもを連れて散歩をするにはとても環境のよい場所です。

          

訪れたのは8月初旬でしたが、原種に近いと思われる淡い色のアジサイの花が見ごろを迎えていました 長崎では見たことのない品種です

          

木々の奥にひっそりと佇む書院造の園亭を発見!中は広い茶室になっていました。庭の池には水がなく、ちょっぴり寂しい印象を受けます。園亭の中は無料で見学することができ、昔のお手洗いなどもそのまま再現されていて、昔の人が生活していた様子を垣間見ることができますよ。

          

三人で今までしたことのなかったいろんな話をしながら、広~い園内を散歩していると、ずっと雲に覆われていた空から日が差してきました!やっと青空が見えたぞ~

          

いとこ達の話によると、秋の香雪園は紅葉がとてもきれいなのだそうです。ちょうど今頃、明るい緑色だった木々の葉が、赤や黄色に色付いているかもしれません。次回はぜひ秋の香雪園を訪れてみたいと思います!

後編に続きます


車と船で北海道へ! ~函館編~

2007年10月15日 | いろんなお話

          母の実家のすぐそばにある元町公園

朝10時頃小樽を出発し、ニセコ経由で約300キロの道のりを経て、ようやく最終目的地函館に着いたのは日も暮れ始める夕方18時頃。ここ函館は、私の母が生まれ育ったふるさとであり、私のたった三人しかいないいとこ達のふるさとでもあります。母の実家がある元町(もとまち)は、函館の有名な観光地で、美しい教会や建造物が立ち並び、坂が多く、港を見渡せる高台にあります。残念ながら函館滞在中はずっと天気が悪く、日中はあまりいい写真が撮れなかったので、今回は夜の元町の様子を撮影して来ました

          
          旧函館区公会堂

        
       カトリック元町教会と聖ヨハネ教会

夜の元町は、いくつかの教会や建物がライトアップされていて、同時に港付近の美しい夜景が見渡せるため、夜でも観光客を乗せたタクシーがウロウロしています。特に函館山へ上るロープウェイにはいつもなが~い行列ができていて、簡単に乗ることはできません。(数年前に函館に来たときの写真があるので、日中の様子や函館山からの夜景が見たい方はコチラをご覧ください→『母のふるさと』

        

元町でおススメのお店はココ『レイモンハウス』。1924年、ドイツの食肉加工マイスター、カール・レイモン氏が来日し、ここ函館でハム・ソーセージの製造販売を始めてから80余年、今もその味がレイモン氏の弟子たちによって引き継がれています。

          

母が飛行機で里帰りするときは、必ずといっていいほどここのソーセージをお土産に買ってきてくれるんですけど、これがまた美味しいんです!レイモンハウスの一階はハムやソーセージを使ったファーストフードも販売していて、初めてホットドッグを買って食べてみました。ホットドッグに関してはもうちょっと野菜がパリッとしていた方がよかったかなぁという感じでしたが、中のソーセージはやっぱり美味しかったです!お取り寄せもできるようなので、気になる方はコチラをご覧ください。→『カール・レイモンのハム・ソーセージ』 ちなみに私はレモン&パセリがお気に入りです

          

元町から車で30分ほど離れたところにある大沼国定公園は、北欧の緑豊かな自然を思わせるとってもステキな場所。湖のほとりに白樺並木なんかもあって、とってもきれいな場所なんです …が、やはりあいにくの雨でゆっくり散策することはできませんでした

          

せっかく大沼まで来たので、この日のお昼は大沼のほとりにあるクロフォードホテルのランチを食べることに。


ここの食事はまあまあですが、ロケーションは最高です 豊かな緑に囲まれ、とても閑静な場所にある洋館風のホテルで、辺りには野鳥がたくさん住んでいるのだそうです。自然派にはたまらないでしょう!?一度泊まってみたいなぁ~

大沼の名物といえば、『沼の家』の胡麻団子。今回はみたらし団子と胡麻団子の二種類を食べてみましたが、やっぱり胡麻がおいしい!気づいた時にはほとんど父に食べられていて写真を撮りそびれてしまいましたが、真っ黒の胡麻のあんがとっても美味な一口サイズのかわいいお団子です 大沼に行ったらぜひご賞味あれ!

          

こちらはハマナスの花が咲き誇る立待岬(たちまちみさき)。よくサスペンスドラマの最後のシーンで使われる場所なんだとか。ほら、よくあるでしょう?刑事が断崖絶壁の上で犯人を追い詰めるシーン。あれってなんで崖の上なんでしょうね~?

とにかく、ず~っと雨続きで思ってたような観光ができなかった今回の旅。私たちが滞在していた間、ず~っと梅雨前線が函館付近に停滞していたせいで、北海道ではありえない梅雨のような天気でした。地元に住んでいる親戚のおばさんも、こんなことは初めてだと言っていました。これも地球温暖化の影響でしょうか?そうではないかも知れないけど、私たちが子どもだった時とは明らかに気候が変わってしまっていることには間違いありません。この先どんな風に変わってしまうのかとっても心配になってきました…。

どうかこれからも北海道は梅雨のないカラッとした避暑地であり続けますように!

いとこ達との再会編に続く


車と船で北海道へ! ~ニセコのスープカリー編~

2007年10月10日 | 美味しいお話

                 スープカリーのお店『カリー小屋』

フリー冊子で紹介されていたお店『カリー小屋』は、ニセコアンヌプリのふもとにひっそりと佇んでいました

          

店内は木を基調としたアットホームな雰囲気で、壁一面に取り付けられた窓からは、木々の隙間からこぼれる光が差し込み、まるで森の中にいるような気分!反対側の壁際には北国の家らしく暖炉(いや、薪ストーブだったかな?)が備え付けられていました。この日はお客さんが多く満席だったため、私たちは別棟に通されたのですが、隣の棟からは羊蹄山がきれいに見えるのだそうです。

          

私が選んだのは、コロッケカリーのスパイシーカリー(*スパイシーカリーとタイ風カリーのどちらかを選べます)の3辛(*辛さは10辛まで!)で、お値段は1100円。ほっくほくのコロッケが二つもついてきて、ボリューム満点です!スープをかけて食べるのではなく、ご飯とスープを交互に食べるのがカリー小屋風なんですって

          

まだグツグツしているアツアツのスープカリーの中には、北海道の新鮮な野菜がたっぷり!辛党の人には物足りないかも知れないけど、ちょっと甘党の私には3辛でもちょうどいい辛さで、とっても美味しかったです ニセコに行ったらぜひ『カリー小屋』のスープカリーをお試しあれ!おススメでーす

レトルトの地方発送もしているようなので、興味のある方はお店のホームページへGO

ホームページはコチラから→『カリー小屋』
函館編に続く 


車と船で北海道へ! ~ニセコの湧水編~

2007年10月09日 | いろんなお話

                 ニセコのふきだし湧水

長崎を出発してから三日目。朝9時頃小樽を出発し、ニセコ経由で北海道の南端にある母のふるさと函館市を目指します 「なぜニセコ経由なのか」というと、フェリーの客室に置いてあったフリー冊子に、今年5月にオープンしたばかりの道の駅『名水の郷きょうごく』と、スープカリーで有名なお店『カリー小屋』が紹介されていたから。情報通の母がいち早く見つけ、二人で検討した結果(父は常に母の決定に従いますので…)、「これは行くしかない!」ってことになったというわけです

          

こちらが道の駅『名水の郷きょうごく』の敷地内にある『京極のふきだし湧水』。たくさんの水が懇々と湧き出し、その水しぶきが霧となって辺り一面に漂っていました。

          

この湧水は環境省認定の名水百選に選ばれていて、連日水を汲みにくる人で賑わっているのだそうです。私も少し飲んでみましたが、とてもおいしかったですよ~

        

敷地内には私の大好きな展望台もあります。天気がよければ、その美しい容姿から『蝦夷富士』と呼ばれている羊蹄山を望むことができるのですが、あいにくこの日は雲がかかっていてその姿を見ることはできませんでした。残念!

          

                 

林の中でズラリと並んだお地蔵さんを発見!中には膝に肘を突いて居眠りをしているようなお地蔵さんもいましたよ。こんなお地蔵さん、初めて見ました

          

          

自然に溶け込んだ土の遊歩道は、美しい緑に囲まれたさわやかな水辺をぐるりと散策できるように、きちんと整備されています。おいしい空気を吸いながら、マイナスイオンをたっぷり浴びることで、旅の疲れも癒されます

 

駐車場のそばにはレストランや物産館や売店も並んでいます。ここでちょっとおもしろいものを見つけました!

          

それがコチラ!北海道中の道の駅が載っているスタンプラリーの台紙(150円)です。約100箇所ある道内の道の駅をめぐり、それぞれのスタンプを集めると、その数によって記念品がもらえるという仕組みになっているようです(詳しくはコチラ→『北の道の駅』)。私も母もこういうの大好きなんですよね~(B型だから!?)。ドライブ好きな人の心をくすぐる、おもしろいアイディアだなぁと思いました

ちなみにこの旅で私たちが立ち寄った道の駅は全部で9ヶ所。中でもここ『名水の郷きょうごく』をはじめ、種類の豊富なパン工房がある『くろまつない』、豊かな自然を眺めながらおいしいコロッケが食べられる『230ルスツ』、宇宙飛行士毛利衛さんのふるさと余市にある『スペース・アップルよいち』はおススメです!さすがに全箇所制覇とはいきませんでしたが、スタンプラリーのお陰で車の旅がより楽しいものとなりました

次はおいしいスープカリーのお店を紹介しま~す!

ニセコのスープカリー編に続く


車と船で北海道へ! ~小樽編~

2007年10月09日 | いろんなお話

          夜の小樽運河 

20時間の快適な船旅を終え、小樽港に着いたのは20時45分。車に乗り込んで船を降り、あらかじめ予約していたホテル『SONIAⅡ』に向かいます

        

このホテルは小樽運河のすぐ近くにあるのですが、そのせいかサービスの割りには料金が少し高めでした ツインの部屋にエクストラベッドを一台入れてもらったのですが、ベッドというよりはソファとテーブルを合体させたような感じで、寝心地もイマイチ… エクストラベッドってそんなものなんですかねぇ。部屋の装飾は中世ヨーロッパを思わせるような、ちょっと豪華な雰囲気です。

          

                  

小樽といえばビールっしょ!

ということで、ホテルにチェックインしてすぐに向かった先は『小樽倉庫No.1』という名のビアレストラン 小樽運河沿いにあるこのレストランは、「小樽ビール発祥の店」という看板を掲げており、おいしい地ビールを飲むことができるお店なのです。

          

レンガ倉庫を利用した店内は、木を基調とした造りになっていて、あたたかい光とやわらかな雰囲気に包まれています。フロアは二つに分かれていて、私たちが座ったフロアの方はドイツのビアパブをイメージしているのだとか。どうりでビールが飲みたくなるわけだ!運がよければジャズの生演奏も聴くことができますよ~♪

                 

なんていうビールか忘れたけど、とりあえず店員さんおススメの地ビールを注文し、三人でカンパーイ!

料理もいくつか注文したのですが、一番おいしかったのは『北海道野菜のとろ~りチーズ焼き』。後を引くおいしさだったので、もう一皿追加しちゃいました

                                

三人ともちょうどほろ酔い加減でお店を出ると、なんだか怪しい雰囲気の漂う仮面のディスプレイを発見!前回来たときには気づかなかったのですが、運河といい、ホテルの雰囲気といい、この仮面といい、どうやら小樽のコンセプトは水の都ベネチアのようです。

          

小樽にはガラス工房も数件あり、これまたベネチアングラスを意識しているのではないかと思います。小樽港の売店で購入したカエルの携帯ストラップも小樽ガラスでできていて、とってもキュートでしょ??かなりお気に入りでーす

今回は二度目の小樽でしたが、前回と同じく夜着いて朝出発したので、残念ながら観光はほとんどしていません。なんせ目的地の函館まではまだ下道で400キロ以上あるので、小樽でゆっくりしていると函館にたどり着かないのです でもいつか小樽もじっくり歩いて観光してみたいなぁ。

翌日はニセコ経由で函館へと向かいます

ニセコの湧水編に続く


車と船で北海道へ! ~新日本海フェリー編~

2007年10月08日 | いろんなお話

          「はまなす」から見た「あかしあ」

実家のある長崎県諫早市から高速道路を走ること約10時間。途中いくつかのサービスエリアに立ち寄りながら、およそ800kmの距離を父と交代で200kmずつ運転し、あたりもすっかり暗くなった夜8時半頃、京都にある舞鶴港に到着しました

          

ここで早めに乗船手続きを済ませ、中のロビーで乗船改札が始まる23時30分までひと休み。出港は0時45分なので、あんまり早く港に着いちゃうと時間をもてあましちゃうんですよね~

          

        

乗船改札を済ませ船に乗り込むと、まずフロントで部屋の鍵を受け取ります。私と母が泊まった二人部屋の等客室(洋間)は、ベッドが二つに洗面所やテレビもあり、20時間の船旅もかなり快適に過ごすことができます。しかもこの舞鶴~小樽航路のフェリー「はまなす」と「あかしあ」は3年ほど前に作られた新造船なので、まだどこもかしこもピッカピカ!ヘタなビジネスホテルよりきれいです。ちなみに父は車両乗船券に付いてくる2等客室でご就寝。一部屋12人くらいで雑魚寝だったそうです。パパさん、ごめんね~

        

          

船の中には売店やレストランはもちろん、海の見える大浴場もあり、コンファレンスルームでは一日3回映画の上映も行われます。今回は夏休み期間中だったせいか、子ども向けのものが多かったようです。

          

船の先頭にあるフォワードサロンは、誰でも自由に出入りすることができ、ここでは日本海を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

また天気のよいときは、日本海の真ん中で交互運航している船(この時は「はまなす」に乗っていたので、写真に写っているのは「あかしあ」)とすれ違う瞬間を見ることができます。双方の船が次第に近づいてくる様子は一見の価値あり!すれ違う前にちゃんと放送が流れるので、見逃すこともありません。

レストランはバイキング方式になっていて、自分の食べたいおかずを選ぶことができます。味は悪くありませんが、値段はちょっと高めなので、食事にお金をかけたくない人は船に乗る前に食料を調達することをおススメします。

          

レストランの奥にはステキな展望デッキがあり、天気が良い時に限り開放されています。ここは唯一外に出て海風を感じることができる場所で、夕方には日本海に沈む夕日も眺めることができますよ。

                 

          

往きは台風の後だったので空は曇っていましたが、帰りはとってもきれいな夕焼けを見ることができました 20時間の長い船旅とはいえ、夜中に出港するので約半分は寝てますし、起きている間はゆっくりお風呂に入ったり、海を眺めたり、テレビを見たりしていれば、そんなに長く感じることもありません。17000トンという大きな船なので、揺れも少なく、船に弱い人でも安心して船旅を楽しむことができます。時間に余裕があるときはこんな船旅もいいと思いませんか?おススメですよ~

もっと詳しく知りたいからはコチラのHPをご覧くださいませ!→『新日本海フェリー』

小樽・ニセコ編に続く


復活!

2007年10月07日 | いろんなお話

新しいパソコンが届きました 

(お姉ちゃん、たけさん、その節はお世話になりました!)

これでやっとブログの更新ができます

かなり時間がたってしまいましたが、北海道旅行までさかのぼって、ぼちぼち…、いや、ばんばん記事をアップしようと思います

多少その時々の印象や感動が薄れてしまっていますが、その辺はご了承くださいませ

とりあえず、報告まで