I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

マルヒロとHASAMI(佐賀県西松浦郡有田町)

2012年04月09日 | 陶磁器のお話

ここは西九州道波佐見有田ICのすぐ近くにある『マルヒロ』という雑貨屋さん。私がしばしば訪れていたお気に入りのお店で、以前は『洒落陶。』という名前だったのに、いつの間に『マルヒロ』に?そこでこの会社の沿革をちょっと調べてみました。

この会社は初代馬場廣男さんが1957年に馬場廣男商店』として波佐見焼の露天商を営んだのが始まりで、1989年には有限会社『マルヒロ』を設立。2002年には二代目馬場幹也さんが新ブランド『syaretow.』を発表し、2003年にこの場所に『洒落陶。』をオープン。2010年に新ブランド『HASAMI』を発表し、2012年4月4日(←なんと私達が訪れた日)から再び店名を『マルヒロ』に改名したとのこと。

実は先日波佐見町にある『花わくすい』で見つけた鳥獣戯画の器に『馬場商店』の文字があり、「どこにあるんだろう?」と気になっていたのです。ブログでマルヒロを紹介しようとHPを眺めていたところ、その中に馬場商店のHPがリンクされていてビックリこんな繋がりがあったとは驚きでした

お店の中で気になったのは新ブランドHASAMI。すごくカラフルで、今までの波佐見焼にはなかったような色やデザインが目を引きました。斬新なんだけど、そこには波佐見焼の技術や伝統が集約されているような感じ。HASAMIのホームページからこのブランドのコンセプトを抜粋してみました。

HASAMIブランドとは

HASAMI」とは長崎県、波佐見町(ながさきけんはさみちょう)から発信する、波佐見焼(はさみやき)の陶磁器のブランドです。

波佐見は長い間、有田の下請け産地であったため、その名はあまり知られていません。

大量生産を得意とする波佐見焼きは、成形、型起こし、釉薬、窯焼きとそれぞれに作業を発注する分業体制をとっています。

多くの人が連携して関わるこの体制は、新商品の開発に多額の費用と時間がかかること、また各作業工程での意思疎通の問題を抱えています。しかしその反面、各分野の高い技術力と効率的な生産体制を育んできました。

HASAMI」は分業の垣根をこえ、産地としての誇りを胸に、"道具"としての陶磁器を作ります。

使われるためにあり、よく使い込まれ、そして使い古される。

言葉にはできない不思議な力をもった、愛される"道具"を作りたいのです。 

なるほど。HASAMIブランドには波佐見焼に関わる職人さんたちのプライドや陶磁器に対する想いが込められているのですね。まだできてからわずか2年の若いブランドですが、今後の展開がとっても楽しみですマルヒロには陶磁器だけではなく、中川政七商店のふきんなど厳選された雑貨も置いてありますので、ちょっと上質な雑貨好きの方はぜひ訪れてみてください。オススメでーす

 

HPはコチラ!

有限会社マルヒロ
馬場商店
HASAMI


波佐見皿山器替え祭り(長崎県東彼杵町波佐見町)

2012年01月23日 | 陶磁器のお話

12月は長いことブログの更新を怠っていたため、いまだに去年の記事をせっせとアップしている私… どうかもうしばらく去年のネタにお付き合いくださいませ!

毎年12月の第一週目の週末に行われる波佐見皿山器替え祭り。私とchieちゃんの毎年恒例参加イベントとなりつつあるのですが、2011年もしっかり行ってきましたよ~ 

過去の記事はコチラ

 2010年器替え祭り
 2009年器替え祭り

器替え祭りとは、焼き物の町波佐見町の皿山郷と稗古場郷一帯で行われるイベントで、全部で13の店舗が協賛しています。このイベントのステキなところは、不用な器を持っていくと、各店舗でお気に入りの器を一つだけ半額で購入でき、さらに回収された器は窯業センターにてリサイクルしていただけるということ。不用品を心置きなく処分できるし、新しい器を半額で手に入れられるし、まさに一石二鳥のイベントなのです このイベントのもう一つのお楽しみは各店舗で受けるおもてなし。お茶やお菓子をなんと無料でいただくことができるのです 今年はそのおもてなしにスポットを当ててご紹介したいと思います

アイユー

こちらでは毎年お抹茶とお饅頭が振る舞われます。お饅頭の横にそっと添えられた葉っぱがステキ

松尾商店 Nature196

こちらは毎年温かいぜんざいとお茶でおもてなし。ほんのり甘くて美味しかった~

ギャラリー源

こちらはだし巻き卵にお茶にコーヒー。コーヒーは私達がカップを手に取って見ていたらお店の人が「これでコーヒー飲んでみませんか?」とわざわざ入れてくれたもの。お店の方のお心遣いが嬉しいですよね

治甫窯

こちらは毎年恒例の芋の天ぷら。ほくほくしてて美味しい~ 手作りのお漬け物も美味しかったです

番外編 タゾエ農園

治甫窯に車を置かせていただいて、ちょっと寄り道~ 向かったのはおしゃべり好きなおじいちゃんが営むタゾエ農園という梨屋さん。こちらもこの季節には毎年伺うようになりました。ここではおじいちゃんが手塩にかけて育てた大きくてジューシーな梨を手に入れることができますよ

器楽館 孝商

こちらは去年と同じくマロングラッセと芋のお菓子でおもてなし。お店の方から「運転手の人はお芋の方ね~」って、確か去年も言われたような(笑)。

今回訪れたのはこの5軒。3度目ともなるとお気に入りの店舗が絞られてくるので、今回はこの5軒をゆっくりまわる作戦で行きました。全店舗見て回るのもそれぞれの店舗や窯元さんの作品の個性が見えて楽しいのですが、思った以上に時間がかかるので時間配分にはご注意を~。お店によってはこのような火鉢の側でおもてなしを受けることもあり、なんだか心までぽかぽかと温まっていくような気持ちになります。それにセンスの良い器でお菓子を出されると、その器を実際に使ってみたくなったりもしますよね さすが焼き物の町波佐見町です

 

 

こちらは今回の戦利品。左側のスープカップは松尾商店Nature196で、右側のカップは治甫窯でgetしました~ すでにどちらも我が家で大活躍しています まだ7回目ということで、地元長崎の人にもあまり知られていないイベントですが、断捨離できるし、ecoだし、ステキな器でおもてなしをしていただけるし、好きな器を半額で買うことができるし、器好きな人にとってこんなにステキなイベントはなかなかないと思います。ちょっと告知が早いけど、皆さんもぜひ12月の第一週目は波佐見町に足を運んでみてくださいね オススメでーす


波佐見皿山器替え祭り(長崎県東彼杵郡波佐見町)

2010年12月11日 | 陶磁器のお話

去年に引き続き、毎年この時期に波佐見皿山界隈で行われる器替え祭りに行ってきました。前回は佐世保の友人chieちゃんと二人でしたが(→『2009年波佐見皿山器替え祭り』)、今回は高校のバスケ部の後輩であるokachiも一緒です←kero-kero←chie←okachi

器替え祭りに参加している窯元や店舗は全部で13軒。自宅にある不用の器を持って行くと、一店舗に付き一つだけ、お気に入りの商品をなんと半額で購入することができます。さらに各店舗にはスタンプが置いてあり、全てのスタンプを集めるとさらにもう一つ半額になるという嬉しい特典が回収された不用の器はエコタイルとして生まれ変わり、トンネル内の反射板として活躍しています。不用なお皿は再利用されるし、お気に入りの器は半額で手に入るし、皿山の器替え祭りはとってもエコでお得なイベントなのです。さらにさらに各店舗ではそれぞれ心のこもったおもてなしを受けることができるのです 今回はそのおもてなしにスポットを当ててみましたよ

去年は時間が足りなくて全部の店舗を回れませんでしたが、今年は13店舗制覇を目指すべく、13番の利左エ門窯から1番の西浦陶苑を目指します

13番:利左エ門窯(りざえもんがま)

写真は撮りそびれましたが、こちらでは手作りラスクを頂きました

12番:器楽館 孝商(きらくかん たかしょう)



こちらでは芋のきんつばと栗のワイン煮でおもてなし。栗のワイン煮って初めて食べたけど、ワインの風味がふわっとして美味しかったです

番外編:タゾエ農園


 次の店舗に行く前に、okachiお気に入りの『タゾエ農園』へちょっと寄り道しちゃいました

こちらは店主のおじいちゃん。梨を作り続けてウン十年という梨栽培のベテランさんです


おじいちゃんが栽培している梨はなんと全部で14種類時期よって栽培する梨が違うんですって。ちなみに今出ているのはあたご晩三吉。12月に収穫するという今年最後の梨です。

 

おじいちゃんが丹精こめて作った大きな大きな梨を目の前にして、私達がその大きさに驚いていると、「一口食べてみてごらん」と言って、試食用に晩三吉を少しだけ切ってくださいました 口に入れると果汁がじゅわ~っと広がって、とーっても美味!おじいちゃんのお話によると、晩三吉はちょっと酸味があって、お酒を飲める人の舌に合う味なんですって。私たち3人の舌にはバッチリ合いましたヨ お話好きで笑顔のステキなタゾエ農園のおじいちゃん、どうかいつまでもお元気で、これからもおいしい梨をたくさん作ってくださいね 美味しい梨をゲットして次の窯元さんへLet's go!

11番:治甫窯(じすけがま)

器替え祭りに戻りまして、次に訪れたのは私とchieちゃんの元同僚であるma-macさんのご実家である治甫窯。こちらでは毎年芋の天ぷらでおもてなしをされています。3人並んで天ぷらを頂いていると、なんと同じテーブルに見覚えのある顔がもうひとり、赤ちゃんを抱っこして座っているではありませんか

そこにいたのは高校時代のバスケ部の一つ下の後輩hajime。もうずいぶん会ってなかったけど、まさかこんな所で偶然出逢うとは驚きです思わず3学年揃って記念撮影しちゃいましたこんな偶然ってあるんですね~

こちらでは伝統工芸士である治甫さんのお湯呑みをゲットしました。この独特の紋様は線彫りした部分に違う色の土を埋め込んで描いているんですって。元同僚のよしみでちょっとお安くしていただきましたよ~ ma-macさん、どうもありがとうございました

10番:陶秀堂(とうしゅうどう)

こちらのおもてなしは自家製ムース。左はオレンジ味、右はアセロラ味です。ごちそうさまでした~ 

9番:ギャラリー源(げん)


こちらはサンドイッチでおもてなし。具沢山のポテトサラダやカボチャサラダがたっぷり挟まれていました。中には生クリームとフルーツが入ったデザート風のサンドイッチもありましたよ


なんとコーヒーも頂いちゃいました あ、このコーヒーカップの柄!去年買ったお皿と一緒だ~

という訳で、こちらでは去年買ったお皿とお揃いの柄の器を2つゲット!なんと一つ200円という破格の安さでしたサラダボールやスープカップとして活躍してくれそうです

8番:松尾陶器(まつおとうき)工房 風


こちらでは可愛らしいどんぐりの箸置きをゲット 本物のどんぐりみたいでしょ?

7番:正光窯(せいこうがま)



こちらのおもてなしは濃い目の緑茶とお菓子。お湯呑みの細やかな編み目模様はこちらの窯元さんの特徴です。すごく手間が掛かりそうですよね~

6番:朝永陶園(ともながとうえん)

こちらのおもてなしは新鮮な大根一本ということでしたが、いただかずに次の店舗へ

5番:ギャラリー松(しょう) 


古民家風のステキなギャラリー松には、普段使いの器が盛りだくさん!温かいぜんざいでおもてなししていただきました。お餅が香ばしくて美味しかったぁ

そこでゲットしたのがりんごのキャンディーボックス。とってもカラフルで飾っておくだけでも部屋の雰囲気がパッと明るくなる存在感たっぷりの一品です

4番:アイユー

こちらでは抹茶とお菓子のおもてなしを受けました毎年お店のおばあちゃまが一服ずつ丁寧にお抹茶を立ててくださいます

そしてこちらで手に入れたのはアイユーの奥さまが推奨する新商品。何に使うかわかりますか?なんとこちらは箸&スプーン置き。箸だけでなくスプーンも置けちゃう便利な一品です。さらにお刺身などを食べる時の醤油皿としても使えますよ~

3番:田澤幸祥窯(たざわこうしょうがま)

こちらではお茶とお菓子のおもてなしがあったようですが、スタンプだけ頂いて次の店舗へ~

1番:西浦陶苑 一遊会(にしうらとうえん いちゆうかい)

こちらのおもてなしはお寿司だったようですが、スタンプだけ頂いて去年も最後に訪れた平三窯へ

2番:平三窯(へいざぶがま)

去年、店じまい直前に行ったらお客さんがもう私達しかいなくて、平三さんやそのお友達のお話を聞いているうちに真っ暗になってしまったという平三窯。こちらの窯元である平三さんの技術は無形文化財に指定されていて、巷ではろくろをひかせたら平三さんの右に出る者はいないといわれるほどの実力者なのです その作品にはほとんど値札が付いていないので、なかなか手が出せないのですが、おもてなしの時に出していただいたお湯呑みはすごく手に馴染んでとっても使いやすかったです 来年はお客さん用にいくつか購入したいなぁと思いつつ、素晴らしい作品の数々を見て、目の保養だけさせていただきました ちなみに最後に頂いたおもてなしはハート形のババロアでした。紅葉が添えられていて、見た目にも美しく、とっても美味しかったです。ごちそうさまでした

去年は10軒しか訪れることができなかった器替え祭り。今年はなんとお昼から5時間ほどかけて13軒全て制覇しました~お気に入りの陶器を手に入れて、おもてなしもお腹一杯受けて(ちょっと食べすぎ)、大満足のイベント皿山器替え祭り。皆さんも機会があればぜひ参加してみてくださいね


波佐見皿山器替えまつり

2009年12月08日 | 陶磁器のお話

佐世保の友達cheiちゃん。冶甫窯の窯の前にて。

12月5日(土)に佐世保の友達chieちゃんと波佐見町で行われていた皿山器替えまつりに行ってきました 

このイベントでは、使わなくなった器を持って行けば、各店一品に限り半額の値段で交換できるという特典があり、回収された古い器はエコタイルとして生まれ変わり再利用されるという、お財布にも環境にも優しいイベントです。家にある不用な器が無くなって新しい器を半額で買うことができるなんて、器好きの私達にとっては願ったり叶ったり。家で使わなくなったいくつかのお皿を持って、私達はお昼前から意気揚々と波佐見町へ向かったのでした

このお祭りに参加している店舗は13店舗あり、嬉しいことに何も買わなくてもお菓子やお茶などのおもてなしを受けることができます。最初は全13店舗を見て回る予定でしたが、各店舗でおもてなしを受けたり、お皿を見ているだけで結構時間がかかってしまい、4~5時間ほどかけても10店舗しか回ることができませんでした 直接窯元さんとお話ができるのも陶磁器の町波佐見町ならではで、買い物を楽しみながらも日本の伝統文化についての見識を深めることができてとても楽しかったです

今回手に入れたのは全5品で、こちらは冶甫窯で購入した一輪挿し。冶甫さんの作品には自然にある野の花がぴったり たくさん揃えて家のあちこちに飾っておきたい一品です。

そして同じく冶甫窯で購入した緑茶を入れるときに使う湯冷まし。前から欲しかったのですが、なかなか見つけることができずにようやくゲットできました。これで美味しいお茶が飲めそうです

こちらはギャラリー源(だったかな!?)で購入した仕切りのあるプレート。カレーなんかにちょうどいいなかぁと思って購入しました。一枚2000円のところを器と交換で1000円になり、さらに気前の良い店主がもう一枚を1500円にまけてくれました いい買い物だったなぁ~。

翌日のお昼にオムライスを作ったので、早速器替えまつりでゲットしたお皿に盛り付けてみました お気に入りのお皿が増えると毎日の家事も楽しくなって、普段作らない料理にチャレンジしてみたり、いつも作っている料理でもちょっと盛り付け方を変えてみたりと、生活にも潤いが生まれます。年に一度だけ古い器を新しいものに替え、不用な器はリサイクルするというこのエコなお祭り。なんだか癖になりそうです


波佐見町散策

2008年11月28日 | 陶磁器のお話

バスケ仲間のshinoさんと波佐見町散策に行ってきました~ 

今月同級生のmichikoが波佐見出身の方と結婚するということで、披露宴で流すオープニングDVDを作ったのですが(かれこれ4作品目)、すでにご主人と波佐見で暮らしている彼女に完成品を届けるため、shinoさんに付き合ってもらって波佐見までドライブに行ったのです 今回はその道中で体験した波佐見の珍事を紹介しながら日記を綴っていきたいと思います。

波佐見の珍事その1 からっぽのカフェ

午前中はある試験を受けに行っていたので、お昼前にshinoさんと待ち合わせて、まずは波佐見でランチを食べることに。目的地は私がずっと行きたいと思っていたカフェ『モンネ・ルギ・ムック。前回訪れたときはちょうど定休日で、中に入ることすらできなかったのですが、今回は定休日を外して来たので絶対にランチにありつけるはず!…と思いきや、なんとカフェごと東京に行っているそうで(→詳しくはコチラ)、カフェのスペースはもぬけの殻となっていました ランチを食べに来たのにがっかり。ただ隣のギャラリー『モンネ・ポルト』は開いていたので、中に入ることはできたんですけどね。中は陶磁器に限らず、様々な分野の若手アーティスト達の作品を鑑賞したり購入したりできるスペースになっていて、古い製陶所のあとを改装して新たに生まれ変わった建物はなんとも味のある佇まいでした。

波佐見の珍事その2 雑貨屋さんに焼き芋!?

こちらは同じ敷地内にある雑貨店『HANAわくすい』。中に入ってみるとこちらにはおもしろい雑貨がズラリと並んでいて、たくさんのお客さんで賑わっていました。私達が雑貨を眺めていると、お店の中心に設えられた薪ストーブのそばに、私達に向かって思いっきり手招きをするおじさんが一人。え?誰?何の用?と思っていると、「ほら!こっちに来て焼き芋ば食べんね!」と言って、なんと薪ストーブの中から焼き芋を取り出して私達に振舞ってくれました どうやらお客さんみんなに焼き芋を配っている様子。ランチを逃しお腹が減っていた私達にはとっても嬉しい計らいでした。今年初の焼き芋、美味しかったなぁ~

ステキなギャラリーや雑貨屋さんを堪能し、思いがけず焼き芋にまでありつけてホクホクだったのですが、ちょこっと食べた焼き芋が逆に私達の胃を刺激してしまい、私達の空腹はピークに…。ギャラリーもいいけど、まずはランチだ!というわけで、他に食べる場所を数軒考えてみたけど、今日はどうしてもカフェの気分。あ、そうだ!確か中尾山の『三喜工房(さんきこうぼう)』の中にカフェがあったはず。そこで食べたことはないけど、とりあえず行ってみよう!…というわけで中尾山に向かったのですが、そこでもまたもや波佐見ならでは珍事が私達を待っていたのです。

波佐見の珍事その3 誰もいない町

ランチを求めたどり着いたのは中尾山の入り口付近にある『三喜工房』。着いたのはいいけど、なんだかし~んとしていて、全くと言っていいほど人の気配がありません。人の代わりにちょっと太った猫が一匹いるのみ私達が近づいてみると、「ニャー」と言ってまるで私達を店内へ案内するかのように階段を上り、「どうぞ~」みたいな感じで店へと誘うのですが、お店の中は真っ暗です。

私:「お店の人はどこへ行ったんだい?」

猫:「ニャー」

私:「今日はお休みかい?」

猫:「ニャー」

私:「・・・・。」

そうかい。お休みなんだね。わかったよ。でもここまで来たからにはshinoさんを私のお気に入りの窯元へ連れて行こうと思い、何軒か窯元を訪れたのですが、どういうわけかどこももぬけの殻で人っ子一人いません。おかしいなぁと思っていると、上の方から手に何かの景品らしき袋を提げた地元の人と思われる人たちがぞろぞろと下ってくるではありませんか。

私:「今日は何かあったんですか?」

おばちゃん:「今日は相撲大会があったけん、どこも出払ってるよー」

相撲大会??そうか、町をあげての相撲大会にちょうどぶつかってしまった訳ね。そりゃ誰もいないわけだ。うーん、残念。がっかりしながら駐車場へ歩いて戻っていると、酔っ払いのおじさんに「お姉ちゃん達!ビールとおでんがあるけん、ちょっと寄って行かんねー」って何人かのおじさんに声掛けられちゃいました。波佐見の人はどこまでフレンドリーなんですか!!と突っ込みを入れたくなるほどの人懐っこさ。そうそう、私が住んでいた時もそうでしたけど、ここの人たちって本当にマイペースで親しみやすい人が多いんですよね~。ま、それがいいところなんですけどね

波佐見の珍事その4 サラダ無しで500円

二軒目もだめだった私達はもうお腹がすき過ぎていたので、カフェ探しは断念して結局最初に目に付いた『館山(かんざん)』という焼き物屋さんの喫茶コーナーで食事を取ることにしました。そこにあったカレー(650円)を注文すると、「今日はサラダが無いので500円にしますけど、それでもいいですか~?」って…。500円でいいなら別にサラダ無くてもいいけど、そんなのってありなのね!?このゆる~い感じも波佐見の良さ。さすがにちょっと笑っちゃいましたけどね

その後、友達michikoと待ち合わせ、無事にDVDを手渡し、ちょっと立ち話をして次の目的地『紫明窯(しめいがま)』へ。以前長崎の夢彩都の催事場でそこの作家さんの作品に一目惚れしたので、ぜひとも窯元へ行ってみたいと思っていたのですが、たまたま友達が場所を知っていたので、その情報を元に『紫明窯』を訪れたのでした。

波佐見の珍事その5 誰もいないギャラリー

ちょっと奥まった場所にある『紫明窯』へは友人のお陰で迷わず辿り着いたのですが、表には車が4台くらい停まっているのに、中に入ると真っ暗で、『三喜工房』の時と同じく全く人の気配がありません。こんなに車が停まっているのになぜ!?と入り口でウロウロしていると、インターホンを発見!『ご用の方は押してください』と書いてあったので押してみると…、誰も来ない。うーん、一体どういうことだ!?やっぱ休みかな?諦めて引き返そうと思っていたその時、どこからともなく一匹のダックスフントが猛ダッシュで現れました。

ダックス:「(しっぽをふりふりしながら)わんわんわん!」

私:「(なでなでしながら)お店の人はいないのかい?」

ダックス:「(お腹を見せ、服従姿勢で)くぅ~ん」

私:「・・・・。また休みかな。」

と、その時若くてきれいなお姉さんが登場!

お姉さん:「すいませ~ん、今日は休みなんですけど、よかったらどうぞ!」

って、え?日曜日って書き入れ時のはずなのにお休みなの??お姉さんの話では基本的に窯元さんは日曜日はお休みらしいのです。この商売っ気のなさがまたステキでしょ(笑)。ちょっと登場は遅かったけど、お休みにも関わらずニコニコしながらギャラリーの中を案内してくださいました。さらにいろいろと話をしていると、彼女が私が好きな作家のHANAさんであることが判明!作家さん自ら案内してくれるってすごく嬉しいですよね。これがまた人懐っこくて楽しい人で、おしゃべり好きな私はすっかりHANAさんと意気投合し、そのうちお姉さんも登場して、女四人とダックスフントのポムぞうくんとでとっても愉快な時間を過ごすことができました 

こちらがギャラリーの看板犬ポムぞうくん。じっとしてないのでぶれちゃってます(笑)。ポムぞうくん、お出迎えありがとう!また一緒に遊ぼうね! ちなみに、『紫明窯』はHANAさんのお父さんの窯元で、HANAさんの作品が並ぶこのギャラリーは『GARALLY HANA』といいます。ちょっと奥まったところにありますが、ステキなギャラリーなのでぜひ探してみてくださいね

あ、そうそう。表にあった4台の車は全部HANAさんの家族の車で、お客さんの車ではなかったのでした。どうりで誰もいないわけだ。騙された~

珍事の多かった波佐見へのドライブツアー。人と自然と動物がゆったりとした時間の中で心にゆとりを持ちながら生活をしている。今回の旅でそんなことを感じました。本当に楽しかったな~。HANAさんが描いたミニ屏風やポストカードも手に入れることができたし。ちなみにカエルの屏風は最後の一枚で、即購入しちゃいました。本当はもっといろいろおもしろいことがあったのですが、今日はこの辺で終わりにします。あとは皆さんが波佐見に行って実際に珍事を体験してくださいませ~

 

『紫明窯』のホームページはコチラ!ポムぞうくんも登場してますよ~


波佐見陶器まつり

2008年05月15日 | 陶磁器のお話

          5月2日(金)

毎年ゴールデンウィーク中に開催される波佐見陶器まつりも、なんと今年で50回目!!(→『波佐見陶器まつり』)…にも関わらず一度も行ったことのなかった私ですが、今年は焼き物好きの母&義姉と3人で張り切って出かけてきました~

         

この日はお天気も良く、平日だったためにさほど混雑も無く、最高のドライブ日和でした メイン会場となるやきもの公園へは、実家のある諫早から国道34号線をひたすらたどって、嬉野経由で行くのが好き なぜかというと、山の中を通るので信号は少ないし、茶畑や新緑を横目に見ながらドライブできるから。この時期はたくさんお花も咲いていますしね!川棚経由で行くのとあまり距離も変わらないようなので、ネイチャー好きのkero-keroとしては諫早方面から行かれる方には嬉野経由をおススメしたいです。

         

         

やきもの公園周辺には、この期間中だけ準備された駐車場が16箇所もあるそうですが、私達は旧中央小学校跡地に車を停め(駐車料300円、シャトルバスあり)、歩いてメイン会場へ向かいました。やきもの公園に着くと、公園の入り口付近から真っ白なテントがズラ~リ!!普段は駐車場として使われている広い敷地もテントでいっぱいでした。波佐見中の窯元さんや焼き物屋さんが集結するのですから無理もありませんが、一軒一軒物色しているうちにさすがの私もくたびれてしまうほどでした 陶器まつり、おそるべし!

         

途中休憩も入れながら4~5時間くらい歩き回って、くたくたになりながらも、結局3人でこんなにゲットしちゃいました ちょうど義父&義母の誕生日もあったので、2人にはメダカのすかしの入ったカップを購入しました 2人とも喜んでくれてよかったです。来年は引越しもあるし、その他には買うまいと思っていたのですが、本来2000円のカレー皿がなんと400円で販売しているところがあり、しかも残り2枚しかなかったので、思わず2枚とも購入してしまいました。B級品ではあるのでしょうけれど、普段使う分にはまったく問題ありませんし、こういう掘り出し物を見つけるのが陶器まつりの醍醐味なのだし、せっかく波佐見まで来たからにはやっぱりそれを味わわなくては…(←ハイ、全部言い訳です) しかし、さすがに今回は五島に持って帰るのはやめて、本土に帰るまで実家で使ってもらうことにしました。カレー皿たちよ、しばらくは実家で可愛がってもらうのだよ。来年は引き取りに行くからねー!って言いながら転勤がなかったりして…。まぁそれならそれでいいですけどね

なにはともあれ、自分の好きな器を探すのってやっぱり楽しいなぁ~。また来年も機会があったら出かけてみたいと思います


洒落陶(しゃれとう)

2007年06月27日 | 陶磁器のお話

                    外観もステキなお店、その名も『洒落陶』!

ノリタケショップに行った帰りにちょっと寄り道しちゃいました

                   

ここは佐賀県有田町と長崎県波佐見町のちょうど境目にある雑貨屋さん『洒落陶(しゃれとう)』。波佐見・有田インターのすぐ目の前にあるkero-keroお気に入りの雑貨屋さんです

                   

店内には有田焼や波佐見焼をはじめ、日本手ぬぐいや竹細工の製品などステキな和雑貨がきれいにディスプレイされています

                   

お店の商品を眺めていると、店員さんが麦茶を出して下さいました。こういう心遣いって嬉しいですよね!ゆっくりとした時間を過ごして欲しいというお店の方の思いが伝わってくるようです

                   

こちらはお店の奥にあるアウトレットコーナー。日本各地の百貨店に出荷されている商品がズラリと並んでいます。なんと価格はすべて値札の半額

                   

しかも前から欲しかった波佐見町中尾山にある陶房『青』の蕎麦猪口を発見しちゃいました!今までちょっと高くて買うのをためらっていましたが、「これはチャンス!」と思い、半額の900円で2個ゲット 蕎麦猪口以外にも、こうしてヨーグルトを入れたり、お湯のみとしても使えますよ~

                   

この器がなぜアウトレットなのかというと、ココ!これだけで規格外になっちゃうんですね~。でも器としては申し分なし!お気に入りの器を手に入れることができて、満足なkero-keroなのでした 

皆さんも『洒落陶』でお気に入りの器を探してみませんか?西九州自動車道波佐見・有田インターの目の前でーす

 

洒落陶(しゃれとう)

所在地 : 佐賀県西松浦郡有田町戸矢乙775-7
電  話 : 0955-42-2777
営  業 : 10:00~18:00
定休日 : 第3土曜日
駐車場 : 有り


紅蓉窯 Koyogama

2006年05月18日 | 陶磁器のお話

               紅蓉窯の作品

あまり知られていないようですが、福江島にも陶芸の窯元さんが何軒かあります。今回はnaoママに道案内をしてもらい、富江町の繁敷ダムの近くにある窯元さんを訪ねました

              

富江町の繁敷ダムは蛍で有名な場所で、ダムに注ぐ清流は今もその美しさを保っており、蛍の時期になるとたくさんの見物人が訪れます。そのダムの傍らにひっそりと佇む紅蓉窯は、佐々野さんという女性の方が営むとってもアットホームな雰囲気の窯元さん。向かって左側がギャラリー、右側が陶芸教室になっていて、中からは生徒さん達の賑やかな笑い声が聞こえてきます

              

ギャラリーに入り作品を眺めていると、笑顔のステキな店主佐々野さんがお菓子とコーヒーを振る舞ってくださいました こちらの作品は陶器に釉薬をかけて焼いたものが多く、土の持つ独特の優しさや温かさを感じます。

      

様々な作品の中でも、中に灯りを入れたランプシェード(って言うのかな?)が印象的でした。 暗い所で見るとまた雰囲気も変わるのでしょうね。彫り込まれた模様の隙間からこぼれる光がこれまたなんとも温かい!

              

抹茶茶碗もステキでしたよ!お値段もお手頃でした。茶道をやっているの祖母への誕生日プレゼントに良さそうだなぁ 飾り棚も手作りのようです。

              

店主佐々野さんの話によると、この紅蓉窯は雑誌やパンフレットにはいっさい広告を載せていないそうですが、今回私が自分のブログで紹介したいので写真を撮らせてほしいとお願いしたところ、快く承諾してくださいました どんどん紹介してくださいとのことでしたので、興味のある方は是非訪れてみてください。

紅蓉窯 五島市富江町繁敷1008 0959-86-2431

車で行くと、福江方面から県道27号線(福江荒川線)にのり、二本楠の手前で繁敷ダムを目指して左折。そのまま道なりに行くと「紅蓉窯」の小さな看板が出てくるので、後はそれに従ってください。周りに建物がほとんどないのですぐに分かると思います。詳しい地図はコチラ

      

余談ですが、紅蓉窯の駐車場に大きなクワの木がありました。佐々野さん曰く、クワの実をジャムにするととっても美味しいそうです 今はまだ黄緑色で食べられませんが、今から徐々に黒く色づいて甘くなるのだとか。naoママ、今年はクワの実ジャムに挑戦してみましょうね

              

紅蓉窯の佐々野さん、美味しいコーヒーと楽しいお話をありがとうございましたまた近いうちに伺わせていただきます! 

今日の五島弁

しゃーなか → びっくりした、驚いた *「仕方がない」とはニュアンスが違う
          例:しゃーなかよーッ!(びっくりしたよー!)


波佐見の登窯 A Kilm with Stepped Chambers in Hasami

2006年02月06日 | 陶磁器のお話

               ↑畑ノ原窯跡(復元)   波佐見町村木郷

波佐見に陶芸の技術が伝わったのはおよそ400年ほど前。豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に連れ帰った朝鮮の陶工達によって伝えられたといわれています。タイトルにある「登窯(のぼりがま)」とは、上の写真のようにいくつもの部屋が階段状に並んでいる窯(階段状連房式登窯)のことで、江戸時代から昭和初期にかけて陶磁器を大量生産するために使われていたそうです。
内部の構造はこんな感じです↓

                        

                                    

しばらく波佐見町に住んでいたこともあり、焼き物の歴史に興味を持った私は、昔からの窯元が多く軒を並べる中尾山に何度となく足を運びました。そこではお気に入りの窯元で器を購入したり、地元の人たちといろんなお話をしたり、昔の窯跡を訪ねたり。自然もたくさん残っていて、訪れる度に四季を感じることができるステキな場所です。そこにある中尾上登(なかおうわのぼり)窯跡は、今は畑や民家になっていて案内板がないと気づかないような所ですが、全長が160メートルもあり、世界最大規模の登窯といわれてきました。

    

  中尾上登窯跡                     ↑高温で焼けた跡?

ところが今、それよりも大きな規模の登窯が発掘されているというのです。その名も大新窯(おおしんかま)跡四季舎の気さくなおじさんに場所を教えてもらい、最近作られたと思われる表示をたどっていくと、竹藪の方へ入っていきます。本当にこんな所にあるのか?と思いながらもさらに表示をたどっていくと…

              

ありました
畑ノ原の登窯とは比較にならないほど一つ一つの部屋が広く、写真にも入りきれません。たまたま発掘調査中の方がいらっしゃったのでお話を伺ったところ、幅約8メートル、奥行き約5メートルの部屋が階段状に39室も並んでいるとか。全長は170メートルを超え、その大きさからこの大新窯跡が世界最大規模の登窯であると推測されるそうです
窯の中にはいろんなものが落ちていました。その名も、タコハマ・ヌケ・トチン

        

        
               ちょうど回収される寸前でした

       

○の中のようにヌケやトチンの上にタコハマをのせ、4つの足の部分に茶碗を1つずつ並べたものを部屋にズラリと敷き詰め、一度に大量の茶碗を焼いたそうです。ヌケやトチンが安定するように、当時床には砂が敷き詰められていたそうです。 

同じ登窯でも畑ノ原登窯と異なるのは屋根の素材。畑ノ原登窯は土でつくられているのに対し、大新窯は全て煉瓦(トンバイ)でつくられていたそうです。現存する同じつくりのものが永尾郷にあるこの智恵治(ちえじがま)窯跡で、この窯は昭和初期まで使われていたそうです。近くで見ると結構大きい!

 

下の写真は部屋と部屋の間にある壁。火はこんな感じで通炎孔を通って下から上の部屋へと上っていきます。下の部屋から順に焼き上げていく仕組みです。全部の部屋が焼き上がるのに2ヶ月くらいかかったとか。長いなぁ

                

陶磁器を焼くのに欠かせないのが窯焚き職人。窯焚き職人のお仕事は窯の温度調節です。下の部屋がある程度に達すると、次の段の火床に薪をバンバン投げ入れ、窯の温度をどんどん上げます。これを「攻め焚き」というそうです。幅8メートルの部屋の入り口は片側にしかなく、焚き口といわれる狭い穴から火床に向かって均等に薪を投げ入れる様はまさに神業調査員さんのお話によると、シュートとカーブを使い分けて薪が交互に並ぶように投げていたとか火加減によって作品の出来が決まるので、熟練した職人さんはかなり尊敬されていたそうです。

    

これらは窯から出てきた失敗作。焼成中に歪んでしまったり割れてしまったり。窯から出てくるまで失敗か成功か分からないのが焼き物の醍醐味、なのかな?
でも長い時間かけて作ったのに、窯から出てきた時に失敗していたらショックだろうなぁちなみに右側のお茶碗の絵柄は筆先を二つに割って描いた柄だそうです。絵付け師さんも筆使いをいろいろと工夫していたのですね江戸時代に波佐見で大量につくられたこのような茶碗は「くらわんか腕」といって、全国各地で広く愛用されていたそうです。

         

        

陶磁器の生産が始まって数百年経った今も、波佐見の職人さん達はその伝統を守りつつ、日々新しいものを作り出す努力をされています。手作りの陶磁器を見ていると、色も形も絵柄も一つ一つ違って、職人さん達の個性や人柄を感じます。もともとは水と土と火から人によって生み出された焼き物は、まさに人と自然とのコラボレーション昔の人ってすごい!

今回は人のすばらしさとあたたかさを感じた旅でした。中尾山で出逢った皆さん、いろいろと楽しいお話をありがとうございましたまた伺います!


陶山神社(有田) Tozan Shrine ( in Arita )

2005年12月01日 | 陶磁器のお話
先週の土曜日、陶芸の町佐賀県有田町を訪れました。
この写真は有田公園の中にある陶山神社で撮ったものです。
真っ赤に染まった紅葉の葉に思わずうっとり
 
この神社の特徴は、鳥居や狛犬が陶磁器でできているということ。
ご存じの通り、有田は陶磁器でとても有名な町なのです。
5月の陶器市もいいですが、秋の有田をゆっくり探訪するのもいいですよ

I visited Arita in Saga prefecture last Saturday.
This photo is taken at Tozan Shrine in Arita Park.
I was enchanted with these red clored leaves.

Arita is famous for Porcelain.
The shrine is characterized by *Torii and Komainu made of porcelain.
Usually they are made of stone.
You can find a lot of things made of porcelain around Arita.
Why don't you take a walk around Arita in Autumn?
It will be fun!

*Torii : a Shinto shrine archway
Komainu : stone statues of Chinese dogs

★ケロケロ豆知識★   

有田焼のはじまり  

16世紀末、豊臣秀吉が朝鮮から多くの陶工達を連れて帰ってきた。 
その中の一人、李参平が有田泉山で陶石を発見し、白磁を焼くことに成功。

これが有田の磁器生産のはじまりである。

有田で作られた磁器は、伊万里港から長崎の出島を経てヨーロッパに輸出され 
西洋の文化にたいへん大きな影響を与えた。 
当時のヨーロッパの貴族たちにとって有田焼は金銀よりも価値が高いものとされ、 
たいへん珍重されたそうだ。スバラシイ