I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

雲仙登山その2(国見岳~普賢岳)

2010年11月26日 | 山のお話
国見岳から見た平成新山(左)と普賢岳(右)

さて、いよいよ最後の目的地である普賢岳(1359m)へと向かいます。国見岳から我々が目指す普賢岳の頂上をよくよく見てみると…

なんとたくさんの人だかりが!私たちが着く頃には少し減っているといいのですが…とりあえず国見岳を下山し、普賢岳山頂へ向かいます


国見岳を下山した後は、谷間を通って普賢岳へ。この辺り一帯は紅葉が美しい場所なのだそうですが、残念ながらこの時はすでに見頃を過ぎてしまっていました


それでも空の青さと山の色のコントラストがとってもきれいで、その景色を見ているだけで大満足でした

 

樹のアーチをくぐりながら一路普賢岳を目指します。夏は緑のトンネルになるんだろうなぁ


いよいよ普賢岳山頂が見えてきました~しかしここからがふんばりどころまたまた岩場を這いながら最後の難所を越えて行きます

 

写真を撮る余裕もないほど急な山道を登って、ようやく山頂付近にある普賢神社に到着!神社といっても鳥居はなく、小さな祠があるだけですが、ちょうど正面に平成新山を望むことができます。ここまで来れば山頂はもう目の前です


私たちがここに辿り着くために歩んできた道。こうして眺めてみるとすごく長くて大変な道のりに見えますが、仲間が一緒だとその一歩一歩が楽しくて楽しくて、いつの間にか乗り越えてしまいました



そしてようやく普賢岳山頂(1359m)に到着

そこでは私たちと同じようにその顔に達成感を浮かべたたくさんの人たちが、真っ青な空に映える平成新山の勇壮な姿にため息をもらしていました。


tamiと二人で平成新山をバックに記念撮影
うーん、やっぱり山はいいなぁ。
自然の中で生かされていることを改めて感じることができた最高の登山でした
tami、誘ってくれて本当にありがとうね!
T小学校の先生方、楽しいひとときをありがとうございました

次の活動は1月の久住登山だそうです なんと樹氷を見に行くんですって!行けるかな?行きたいなぁもし行けたらその時はまたこのブログで紹介したいと思います

雲仙登山その1(仁田峠~国見岳)

2010年11月24日 | 山のお話
11月13日(土)雲仙仁田峠にて

小学校の教員をしている友人tamiの職場には、登山を趣味とされている先生がいらっしゃるそうで、時々その先生が参加者を募ってみんなで山登りに出掛けるのだそうです。今回は参加者が少ないということで、部外者ながら私もtamiと一緒に参加させていただくことになりました本格的な登山は去年10月に登った平戸にある秘密の山以来。久々の登山に心が躍ります

仁田峠までは仁田峠循環道路(通行料が無料になりました!できれば管理費として100円払いましょう!)を通って車で上り、駐車場に車を停めて装備を整えます。隊長に指示に従って各自準備体操を行い、まずはロープウェイの終着点である妙見岳(みょうけんだけ)を目指してLet's go

最初から急な上りが続き、登り始めてから10分も経たないうちに汗をかき始めた私たち。雲仙は寒いだろうと思い、ヒートテックのシャツの上にフリースを着てたのですが、この日は晴天&無風でとても温かく、途中からはシャツ一枚で登りました

妙見岳へ行く途中、パッと道が開けて美しい景色が姿を現しましたさっきまでいた駐車場(写真左下)がもうこんなに小さく見えます。

仁田峠から歩き始めて20分ほどでロープウェイの終着点に到着!ここからもう少し歩いて妙見岳の山頂へ。


山頂の近くまで行くと妙見神社がありました。と、お社の側にピンク色の花がたくさん咲いているのを発見

実はこれ、花ではなくマユミの実なんですって マユミ(真弓・檀)はニシキギ科の植物で、弓を作るのに適していることからその名が付けられたのだとか。花は白くて地味な色をしていますが、実の方はこのように鮮やかなピンク色をしています。外側の皮がはじけて、遠くから見るとまるで桃の花が咲いているみたい!なんだかここだけ一足早く春が訪れたような感じです



こちらは妙見岳山頂(1333m)から見た風景。空気が澄んでいたので、平成新山まできれいに見えました


一旦ロープウェイの終着点に戻って、次は国見岳山頂を目指します。目の前に見えているのが国見岳。けっこう傾斜が急だけど、大丈夫かな~?

国見岳の中腹にさしかかると、目の前に現れたのは大きな岩こりゃちょっとしたロッククライミングですな~。両手を使って足場を確認しながら一歩一歩登って行きます。

ふ~っ、ようやく最初の難所をクリアしました~ 岩場に寄りかかって後ろを振り返ってみると、この景色 わぁ~、きれい

 

休憩もつかの間、再び岩を這いながら斜面を登って行くと…

国見岳の山頂(標高1347m)に到着~

お天気が良すぎてみんな汗だくです

 

それもそのはず。雲一つない晴天に加え、気温が14℃もあり、さらに風もないので、標高が高くてもポカポカなのです

山頂では熊本から来ているという笑顔がとってもステキなカメラマンさんが平成新山の様子を撮影されていました

ちゃっかり私たちの写真も撮っていただきましたよ~

熊本のカメラマンさん、ありがとうございました


こちらは平成新山(1483m)。今からちょうど20年前の平成2年11月17日に起きた噴火によって形成され、長崎県の最高峰となりました。噴火から20年経った今もなお煙が上がっていて、山頂に登ることはできませんが、いつの日かあの頂上に登ってみたいものです。

一通り写真撮影をした後は、隊長が朝からご自分で淹れてこられたというコーヒーと、一人分ずつ小分けにして小さな袋に入れられた隊長お気に入りのピーナッツをいただいて、国見岳山頂でちょっとコーヒーブレイク。山で飲むコーヒーは下界で飲むコーヒーとまたひと味違ってとっても美味しかったです体に心地よい疲れを感じつつ、隊長の細やかなお心遣いに感激し、心がほっこりと温かくなった国見岳山頂でのひとときでした。隊長、本当にごちそうさまでした

さて、次に目指すのは普賢岳(1359m)!がんばりまっしょい!!


photo by kero-kero

マッちゃん(佐賀県佐賀市三瀬村)

2010年11月23日 | 美味しいお話

旅の最後に立ち寄ったのは、ずっと前から気になっていた野菜の直売所『マッちゃん』。よくテレビで紹介される有名な直売所なので、日曜日に訪れたときは車がいっぱいで入る気にもならなかったのですが、今回は駐車場に少し余裕があるようだったので、ちょっとだけ立ち寄ってみることにしました


中は単なる規模の大きな野菜の直売所かと思いきや、店舗の中に足を踏み入れると、なんとそこには食事ができるスペースが広がっていました人気のザル寄せ豆腐をはじめ、いろんなお店が入っていて、なんだか美味しそう!今回は昼食の後だったので何も食べませんでしたけどネ~


もちろん、メインは様々な種類の野菜や果物 どれも新鮮で美味しそうなものばかりです 奥の方にはお米の販売所もありました。

お花もありましたよ~シクラメン、パンジー、ビオラなど今が旬の色鮮やかな花々がたくさん並んでいました


こちらはパンの販売所。これまた美味しそうなパンがたくさんあったのですが、我々B型女四人衆がマッちゃんの中で一番気に入ったのは、様々な種類のドライフルーツ&ベジタブル。イチゴ・ブルーベリー・クランベリー・干し梅・ショウガ・イチジク・ミニトマト・かぼちゃの種など、その種類は数えきれないほど。これらを販売していた営業上手なおじさんに「食べなきゃ分かんないから食べてみて!」と次から次に試食品を出され、それらを口に運びながら説明を聞いているうちに、みんなそれぞれ2~3袋くらい自分のお気に入りのドライフルーツを手に取っていました でも本当に美味しかったので、ドライフルーツ好きな人にはおススメです!ちなみに私はイチゴと干し梅をチョイス。あっという間に無くなっちゃいましたけどね~

これで今回のお気楽女四人旅はおしまい。私の父をはじめ、うちの男性陣は運転するとあまり寄り道をしてくれないので、気兼ねなくいろんな所に立ち寄れる女性だけの方が楽しめちゃったりするんですよね~ しかも平日ということで、道も比較的空いていてよかったです♪おばあちゃん、お母さん、marikoさん、また四人でドライブに行きましょうね~


蕎波人(福岡県福岡市早良区)

2010年11月21日 | 美味しいお話

二度目の雷山紅葉見物の後は、三瀬名物のお蕎麦を食べに『蕎波人(そばんど)』へ。雷山方面からだと、前回訪れた『風羅坊』より手前にあり、看板のある所から右側の脇道へ入ると、小さな民家風のお店が一軒だけぽつんと佇んでいます


店内はやはり民家を改装したような感じで、なんとも家庭的で温かい雰囲気が漂っていました

私は鴨南蛮セット(1400円)、祖母と義母は山かけそば(1000円)、母は山菜そばセット(1300円)を注文。セットにはかやくご飯と小鉢が二つ、そしてお新香が付いています。お味は私好みの甘めのつゆで、とても美味しかったです。かやくご飯も思ったより量が多くて、完食するとかなり満腹になりましたメニューの中で温豚(おんぶた)そばやアボカドそばなど、少々変わったネーミングのそばが目を引きましたが、私の大好きな天ぷらそばがなかったのが唯一残念でした味は『蕎波人』の方が好みですが、天ぷらが食べたいときは『風羅坊』に行かなきゃかな~。


お店の前にはちょうど目印となるような背の高い銀杏の木があり、これまたきれいな黄色に色づいて、とってもきれいでした また銀杏の木の下には美しい小川が流れており、そのせせらぎも耳に優しく、辺り一帯がなんとも涼やかな雰囲気に包まれています。今度は夏に来てみたいなぁ。その時はざるそばを頼んでみようっと!

我が家の大御所3人も『蕎波人』の温かいおそばと辺りの景色に満足してくれた様子。初めて入ったお店だけど、美味しいおそばが頂けて本当によかった♪

女四人の旅はもう少し続きまーす


『蕎波人』

場 所:福岡県福岡市早良区大字飯場48
電 話:092−872−8486
営 業:11:00~17:30(そばが無くなり次第閉店)
定休日:木曜日
駐車場:あり(少々狭め)


再び雷山へ(福岡県糸島市)

2010年11月20日 | 旅のお話

先日訪れた雷山の紅葉があまりにも美しかったので、お出かけ好きな他の家族にもぜひ見せたいと思い、再び雷山へと車を走らせました。今回のメンバーは祖母・母・義母そして私のお気楽女四人旅。あの絶景から五日後、果たしてあの素晴らしい紅葉の景色はどのくらい変化してるのでしょうか?


平日にも関わらず、駐車場に入るのに15分ほど待ちましたが、先日の1時間と比べるとなんてことはありません。前回に比べるとかなり葉が落ちてはいましたが、紅葉の景色もこの通り健在でした

樹齢400年の大楓はより赤みを増し、少し見頃を過ぎてはいましたが、それでもこの美しさ 4人ともこの妖艶な楓の姿にしばしうっとりと見とれてしまいました。


庭園の楓はより赤く色づいていました緑と赤のコントラストがきれい!

太陽の光が紅葉の美しさをよりいっそう引き立ててくれます

心字池周辺の紅葉も美しく、たくさんの落ち葉で道も真っ赤に染まっていました。

 

 

先日は撮らなかった場所も撮影してみました。どこを歩いても色鮮やかな楓や銀杏が私たちの目を楽しませてくれます。

最後に大楓の前でハイ、チーズ!私の父と叔母を女手一つで育ててくれたちょっと天然の祖母(中央)と、毎日おいしいご飯を作り、祖母を含む家族6人全員の健康を支えてくれた偉大なる母(右)、そして小さな体で私の夫を含め3人の男の子を育て上げてくれた明るい義母(左)。私もそうですが、みんな陽気で明るいB型で、一緒にいると笑いが絶えません(笑)。私はいつまでも子どもで、特に両母にはお世話になってばかりですが、旅行が大好きな3人に今の私ができることは、車を運転してステキな景色を見に連れて行ってあげることくらいです。

 

おばあちゃん、お母さん、marikoさん、
どうかいつまでも若々しく、元気でいて下さいね!
そしてこれからもよろしくお願いします。

kero-keroより、感謝の気持ちを込めて


風羅坊(佐賀県佐賀市富士町)

2010年11月18日 | 美味しいお話

雷山からの帰り道は、再び三瀬を通ります。ところで、三瀬と言えば何を連想するでしょう?私の場合、

1.三瀬峠 ←映画『悪人』の舞台となる。ちなみ原作者の吉田修一さんは長崎県出身。
2.マッちゃん ←全国的にも有名な野菜の直売所。名物ザル寄せ豆腐も大人気なのだとか。
3.そば ←『三瀬そば』など三瀬周辺にはたくさんのおそば屋さんがある。

というわけで、今回のお昼ご飯はお蕎麦に決定!雷山に行く途中にめぼしいお蕎麦屋さんはだいたいチェックしていたのですが、中でもちょうど数日前にテレビで紹介されていた『風羅坊』というお店が気になったので、そちらに立ち寄ってみました

 

しかしお店は営業中ではあったものの、店内はなんと満席状態 さらに6組くらい待ってたけど、せっかく来たので名前を書いて待つことにしました。お店が小さくて中に入ることもできず、外で待つのも寒かったので、車の中とお店の中を行ったり来たりしながら名前が呼ばれるのを待ちました。

蕎麦を打つ様子も間近で見ることができますが、やはりじっとしていると寒いので、再び車と店内を行ったり来たり…。そして待つことなんと1時間。ようやく店内に入ることができました


今回注文したのは、お品書きの最初にあった『そば会席(1600円)』。まず最初に出てきたのは蕎麦豆腐ともろきゅう。蕎麦豆腐は豆腐というより寒天のような食感で、味は繊細すぎて私にはよく分かりませんでした きゅうりに添えられたもろみはゆず風味でとても美味しかったです


こちらは蕎麦つゆと薬味の本わさび&ねぎ。蕎麦つゆはちょっと辛かったかな



こちらが手打ちのざる蕎麦。この日は宮城県の新蕎麦を使っているとの説明がありました。三瀬で採れた蕎麦ではないのですね~


次に出てきたのは季節のお蕎麦。季節によって違うのだと思いますが、この日は私の大好きな海老天蕎麦でした 温かいおつゆの中には椎茸の佃煮が入っていて、その風味がいっそう食欲をそそります。


そして最後の〆がそばがき。ぜんざい・きな粉・そばつゆの三種類の中から一つ選べるのですが、私はぜんざいを、うちの旦那さんとtamiはきな粉をチョイス!実は私はそばがきがあまり好きではなかったのですが、こちらのそばがきはとっても美味しかったです このようなデザート風のそばがきは初めてでしたし、味もさることながら、このそばがきのふわっとした食感がすごく気に入ってしまいました。きな粉の方もちょっとだけ味見をさせてもらいましたが、きな粉に黒ごまが混ざっていて、これまたとっても美味でした 天ぷら蕎麦も美味しそうだったので、次回はそちらの方を頂いてみたいと思います


『風羅坊』

場 所:佐賀県佐賀市富士町下合瀬1051-1
電 話:0952-57-2841
営 業:平日11:00~16:00
土日11:00~18:00
駐車場:あり

洞鳴(どうめき)の滝(佐賀県佐賀市三瀬村)

2010年11月16日 | 山のお話

雷山へ紅葉見物に向かう途中、『洞鳴の滝 500m』という看板を発見!雷山での混雑が予想されたため、「行きは寄り道をしない!」と決めていた私たちでしたが、「500mなら…」とちょっとだけ寄り道をしてみました

しかし、そこにあったのは道路沿いにあるどこにでもありそうな川。これが洞鳴の滝??ほとんど落差もないし、ちょっと滝とは言えないような…

いや、あれだけ大きな看板が出ていたのだから、これで済むはずがない!ということで、tamiと二人で辺りを探索。すると、少し脇道に入った所に小さな立て札を発見矢印の通りに石段を下りて行くと…


こんな場所に出ました。う~ん、確かに音はするけど、滝はどこだ~??ん!もしかしてあの奥にある水しぶきが洞鳴の滝??


ズームで撮影してみると、どうやらあの奥の方に見えるのが洞鳴の滝のようです。まさかあんなに遠くに見えるなんて これまで数々の滝を見てきましたが、こんなに滝の姿が見えにくい場所は初めてです


でも滝壺(と呼べるのか分かりませんが…)が非常に浅く、靴を脱げば滝の近くまで近づけそうな感じ。できれば接近したかったのですが、今回の目的はあくまでも雷山の紅葉見物。洞鳴の滝に近づくのはまた次回のお楽しみにして、とりあえず夫の待つ車に戻ることにしました


道路脇にはちょっとした公園のようなものがあり、このような立派な看板も立っているのですが、この小高い場所からは洞鳴の滝を見ることはできません。


後から調べてみると、この鳴瀬川の中流にある滝は、勢い良く流れる水の轟音が洞窟に響き渡るように聞こえることから、『洞鳴の滝』と名付けられたのだそうです。延宝9年(1681年)、身分の違う恋に悩んだ音成(おとなり)家の御曹司善忠と村娘のお仙が、一緒に滝壺に身を投じたという悲恋も残されているのだとか。見た感じ、そんなに深い滝壺には見えなかったのですが… もしかして私たちが見てきたのは洞鳴の滝じゃなかったのかな??


ともあれ、今回の目的は紅葉見物。滝巡りはまた今度!ということで、寄り道はこの辺にして、雷山へ向かった私たちなのでした三瀬方面はまだあまり開拓しておらず、おもしろそうなスポットがたくさんあったので、近々リベンジしたいと思いまーす


千如寺で紅葉見物(福岡県糸島市)

2010年11月15日 | 旅のお話
11月14日(日)雷山千如寺大悲王院にて

紅葉の季節がやってきました~ 久々に福岡県糸島市(旧前原市)にある千如寺へ紅葉を見に行ってきましたよ


この千如寺を訪れたのは今回で二度目。前回は訪れたのは2007年11月22日で、大相撲好きのaiちゃんと福岡場所を見に行った翌日、紅葉のきれいな場所を求めて前原までドライブしたのが最初でした。その時はまだ緑色の葉っぱも多く残っていたのですが、今回はご覧の通りイチョウもカエデも見事に色づいていました

初めて訪れたときもその紅葉の美しさに思わず息をのむほどでしたが、今回は前回より時期が早かったにも関わらずこの美しさ!一緒に行った旦那さんとtamiもとても感動していたようで、この樹齢400年と言われるカエデの見事な紅葉ぶりに心奪われているようでした。


紅葉もさることながら、庭園もこの美しさ 室町時代につくられたと言うこの庭園は、福岡県の天然記念物に指定されているビャクシン・カエデ・ツツジに彩られています。


心字池の水面に映る紅葉もステキですよ~ この庭園の中には一体いくつの色があるんでしょうね


奥には国の重要文化財に指定されている木造の十一面千手千眼観音像が鎮座するお堂があり、さらにその奥には開山堂五百羅漢があります。


こちらは開山堂から見た五百羅漢とお庭の景色。様々な表情を持つ五百体の像がずらりと並んでいますよ~

開山堂は平成2年に再建されたもので、その壁画には八大菩薩・十二天・十六羅漢・八祖大師が描かれています。

それぞれが個性豊かな表情を持つ五百羅漢。にっこりと微笑んでいるものもあれば、右手を上げてむっとした顔をしているものもあり、なんとなく寂しそうにうつむいているようなものもあれば、陽気に両腕を上げて輪を作っているものもあります


私のお気に入りは右手を振り上げているこちらの羅漢様。ひときわ体格が良くて、かなりインパクトあるでしょう?(笑)何か動物の上に乗っているようだけど、猿かなー?それとも犬??いずれにしてもかなり重たそう…

 

下に落ちている落ち葉もきれい紅葉した木々に囲まれているせいか、まるでオレンジ色のフィルターがかかったみたいに、辺り一帯が少し赤みを帯びているように見えました。

 

境内にある木々もそれぞれが美しく色づき、私たちの目を楽しませてくれます。この景色を長崎に持って帰れたらいいのになぁ。


我が家からは諫早インターから高速に乗り、佐賀大和インターで降りてさらに三瀬トンネル(300円)を通れば約2時間弱で着くはずの雷山ですが、この日私たちと同じようにたくさんの人たちがこの素晴らしい景色を見に来ていたため、目的地まで後2kmのところで渋滞に遭い、そこから駐車場に入るまでさらに1時間もかかってしまいましたでもすっごくきれいだったから、それだけ待ってでも訪れた甲斐がありました紅葉って毎年同じ時期に同じ場所で同じように美しい紅葉が見られるとは限らないもので、タイミングとか運とかってあるんですよね。今回はお天気も良かったし、紅葉も見事だったし、渋滞を除けば本当に運が良かったです。人との出会いと同じで、景色との出会いも一期一会。これからもそんな出会いを求めて、いろいろな場所へ出かけて行きたいと思いまーす

白浜海浜公園(長崎県佐世保市)

2010年11月11日 | 長崎県北部のお話
これは一体何の模様!?

展海峰を通り過ぎてもっと先の方まで行くと、白浜海浜公園というきれいなビーチがあります。この日は夕方から友人と会う約束をしていたのですが、まだ少し時間があったので、一人でぷら~っと浜辺をお散歩することにしました


夏はたくさんの海水浴客で賑わう浜辺も、オフシーズンはほとんど人の気配がありません。あまのじゃくの私は、そんな静かな浜辺をお散歩するのが好き。


ほとんど足跡のない砂浜を歩いていると、どこから流れ着いたのか分からないシカの角みたいな流木に遭遇しました。とっても長い旅をして、この地にたどり着いたのかな?それともまだ旅の途中?


浜辺の砂をひとつかみして掌の上にのせると、サラサラと小さな音をたてながら、指の間を流れ落ちていきます。真夏の日に焼けた砂とは違って、ちょっとひんやりとした秋の砂。きめ細やかで気持ちいい。


砂浜の先にある洗濯板のような岩場に一歩足を踏み入れると、カサカサカサカサという何百、いや何千もの小さな足音が聞こえてきました。


その無数の足音の正体はフナムシ。彼らは私が一歩踏み出すごとに一斉に動き出し、私が止まると、彼らもピタッと足を止める。まるで「だるまさんが転んだ」状態です。よく「ゴキブリみたいで嫌い」って言われるフナムシだけど、私は意外と好き。だってよくよく見ると青く輝く斑点模様があって、とってもきれいなんだもん。カメラを近づけると逃げちゃうので、残念ながらその証拠を写真に収めることはできませんでしたけどね。フナムシは藻類や生物の死骸などを食べるので、浜辺のお掃除屋さんと言われています。もし浜辺からフナムシがいなくなってしまったら、この岩場や潮溜まりはどんなにひどい状態になってしまうことか。生き物はみんな、存在する意味があって生きてるんですよね。


再び砂浜を歩いていると、謎の模様を発見なんだこりゃ~?まるでナスカの地上絵みたい!


こっちのは鳥よくよく見ると、石の下に小さな穴があって、そこからこの模様を描いている数ミリほどの丸い砂の固まりが出てきているようです。これらの芸術作品の作者の正体が分かりますか?そうです、その正体はこの浜に住む小さなカニです。どうやらカニたちが巣穴を作る時に掘り出した砂が、偶然にもこのような模様を描くことになったようです。潮が満ちるとあっという間に消えてしまう砂の芸術。もしかしたら毎日毎日巣穴を掘っているうちに、お互いの模様を競い合うようになっていったのかも…なんてね(笑)


私の足跡(左)と誰かさんの足跡(右)。人の歩き方ってこんなに違うものなんですね~ サイズも大きいし、すっごいがに股だから、男性の足跡かな?


こちらは浜辺で見つけた緑色のシーグラス。ただのガラスの破片だけど、長い間波にさらされて角が取れ、つやが無くなってしまったもの。光にかざすとこれがまたきれいなんだな~


浜辺を歩くといろんな発見があって本当に楽しい。特にこの白浜海浜公園は砂浜あり、岩場あり、潮溜まりありと三拍子そろったステキな場所です。西の端っこにあるから夕陽もきっときれいだと思います。静かな気持ちになりたい時は、波音を聞きながら浜辺をお散歩してみては?フナムシたちも歓迎してくれますよ~(笑)

展海峰展望所(長崎県佐世保市)

2010年11月07日 | 展望台のお話
ご無沙汰しています。珍しく風邪をこじらせてしまい、最近お出かけを自重しているkero-keroです ブログの方もすっかりさぼっていましたが、とりあえず途中まで編集していたネタをアップしたいと思います


こちらは佐世保の展海峰にある展望台。コスモス畑もさることながら、ここから望む九十九島の景色もとってもきれいなんですよ~


こんなにたくさんの島々を一望できるのも、全国一離島が多い長崎県ならでは。『九十九』というのは『数が多い』という意味で使われている例え言葉で、実際にはなんと208の島があるそうです。また小佐々町、鹿町町、田平町の海域を『北九十九島』、佐世保市周辺を『南九十九島』と呼び分けていて、北の方は岩肌が荒く男性的な島が多いのに対し、南の方は優美で女性的な島が多いのが特徴なのだとか。ちなみにここから見えるのは『南九十九島』の風景。どうです?女性的な雰囲気を感じますか?


こちらは展海峰から見た佐世保市内の夜景です。九十九島の島々には明かりが点いていないので、当然夜は真っ暗ですが、佐世保の港や街の灯りはこんな感じで望むことができますよ。ちょっと街から離れているので、夜景はあまりおススメではありませんが、今回はコスモス畑のライトアップを見に行ったついでに夜景の写真も撮ってみました あ、そうそう!この辺りはイノシシが出没するそうなので、もし夜訪れることがあればくれぐれも気をつけてくださいね ちなみに佐世保の夜景を見るなら写真の左側に見える弓張岳の展望台の方がおススメです いつか弓張岳の夜景もこのブログで紹介したいと思いまーす