I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

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万葉の里公園 Manyou-no-sato Park

2006年04月30日 | いろんなお話

               展望台から眺める白良ヶ浜(しららがはま)

ここは三井楽町にある万葉の里公園。先日ハマグリを採った浜はこの展望台から見える白良ヶ浜です。遠くから見ても真っ白の砂浜とマリンブルーの海がとてもきれいです。万葉とは「ことのは(=言葉)のつづり」のことで、ここ三井楽は万葉集には「美禰良久(みねらく)」、藤原道綱母が著した蜻蛉日記には「みみらく」として登場します。

              
        公園内で見つけたシラン(紫蘭)の群生

三井楽町は遣唐使船最後の停泊地といわれています。遣唐使は先進的な唐の文化の摂取を大きな目的とし、留学生や学問僧などが630年から894年に渡り15回ほど(諸説あるのではっきりとはわかりません)中国の唐に派遣されました。初めは朝鮮半島の海岸線沿いを北上する北路がとられていましたが、新羅との国交が悪化した700年頃からは琉球列島沿いに南下する南島路がとられ、後には五島列島から出航する南路もとられたそうです。当時は航海技術も未熟だったため、時には遭難し、時には海賊船に襲われるなど、まさに命がけの航海でした。無事に帰って来られなかった人も少なくないのだそうです。

              
          公園内で見つけた遣唐使船の模型

そんな厳しい状況の中、遣唐使として派遣されることを拒む人が出てきたことや、巨額な派遣資金が財政を圧迫したことなどを理由にし、第18次遣唐使に任命された菅原道真が894年に遣唐使の廃止を建言し、遣唐使制度はなくなります。しかし、現在の日本独自の文化の礎となったのは、遣唐使たちが命がけで持ち帰った大陸の文化に他なりません。 今はすっかり欧米の文化に染まりつつありますが、日本人は異文化を吸収し、そこから独自の文化を創り上げることが昔から得意だったのでしょうね。

 
 

 この公園内にはアスレチックなどの遊具もあり、お子さん連れでも楽しめそうな場所となっています。展望台も他にもいくつかあるようでした。結構敷地が広いのでまた今度ゆっくり散策してみようと思います。 最後に蜻蛉日記より一首。

いづことか 音にのみ聞く みみらくの 島隠れにし 人をたづねむ

(訳:どこにあるんだろう、噂にしか聞かないみみらくの島は。亡くなった人に会いに行きたいものだ。 *みみらくの島とは福江島のこと) 

                

どうやらみみらくの島に行けば亡くなった人に会えると思われていたようです。

福江島の北西部に位置する三井楽町。歴史が深く、ちょっとミステリアスな場所でもあるようです。学生時代は「白紙(894年)にもどそう遣唐使」なんて適当に年号だけを覚えていた私ですが、その理由がわかって納得しました。(今頃!?)
これからはもう少し真面目に日本史を勉強してみようと思います

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ヤマブキ Kerria

2006年04月29日 | 植物のお話

               三井楽町の万葉の里公園にて

先日紹介したヤエヤマブキ、覚えていますか?三井楽町の万葉の里公園でたまたまヤマブキが咲いているのを見つけたので、すかさず激写してきました花がもう五輪ほどしか残っていなかったので、かろうじてきれいに咲いているものを撮ってみました。下のヤエヤマブキと比べてみると葉っぱの形と花の色はほぼ同じですが、花の形が明らかに異なっています。

              
               元祖ヤマブキ

              
        ヤエヤマブキ

しかしどちらも見事な山吹色ですよね!ご存じでしょうが、山吹色とはヤマブキの花のような黄色のことです。黄色と橙色の中間といった感じでしょうか。この二つのヤマブキはどちらもバラ科の落葉小低木ですが、花の形以外に明らかに違うのは、ヤエヤマブキは実をつけないという点だそうです。 幼い頃から観察してきたのはヤエヤマブキの方なので、ヤマブキの実といってもあまり想像がつきません。どんな実がつくのか気になるので、秋頃にまた見に行ってみようと思います。
もし「見たことある!」と思われた方はぜひ情報をお寄せ下さいませ
では今夜はこの辺で。おやすみなさい

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フジの花 Wisteria Blossoms

2006年04月28日 | 植物のお話

               岐宿町で見つけた野生のヤマフジ(山藤)の花

日本の春の花はサクラ→ツツジ→フジの順に花を咲かせるといいます。サクラとツツジはあちこちで見ることができるのですが、フジはなかなか見つけることができません。フジの花の写真が撮りたいなぁと思いながら、三井楽方面から福江方面に車を走らせていた時、山の斜面に念願のフジの花が美しく咲いているのを見つけました

              

「やっと見つけた!!」
宝物を見つけた気分で素速く車を道路脇に停め、デジカメ片手にフジの花に走り寄る私。すると私の足下で「ガサガサッ」と音をたてて何かが動きました。びっくりしてそっとのぞき込むと、なが~いヘビがニョロニョロと逃げて行くではありませんか!ちょっと怖かったけど、ヘビも私が怖かったのでしょう。脅かしてごめんね

フジについて少し調べてみると、同じマメ科フジ属でもフジとヤマフジがあることが分かりました。ヤマフジはフジと比べて花穂が短く、ツルが右巻き(左下から右上に巻く)に巻くそうです。確かに藤棚のフジはもっと花穂が長いような気がします。ツルの巻き方までは見ませんでしたが、花の形からしておそらくこれはヤマフジだと思います。しかし巻き方が違うとは驚きでした。間違って巻いてしまうことはないのかな…

  

フジの花って二色あるってご存じですか?私は紫色だけだと思っていました。右の写真は諫早市の第二児童公園で撮ったものです。この公園は幼い頃私がよく遊んでいた公園で、この白いフジの花もずっと前からあったのでしょうが、今まで全く気付きませんでした。自分の関心が高いものってよく目に入るものですね。逆に関心のないものは全く目に入らないし、記憶にも残らないのに。

皆さんもフジの花を見つけたら、花穂の長さとツルの巻き方に注目してみてください。今まで同じように見えていたフジの花も少し違って見えるかも知れませんよ

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お庭の花々 Flowers in My Mom's Garden

2006年04月27日 | 植物のお話

               実家のお庭で

再び、実家のお庭に咲く花々を紹介します!

こちらはアヤメ科のシャガ。私の大好きな花の一つです。誰が教えた訳でもないのに、白い花びらの中に紫色と黄色の模様が絶妙なバランスで並んでいます。今年は例年に比べて花の数も多く、緑の多いお庭をパッと明るくしてくれます。

              

こちらはツツジ科のドウダンツツジ。私たちが普段ツツジと呼ぶものとは花の形が全く違います。一つ一つはとても小さな花ですが、スズランの花のように愛らしい形の花で、たくさん咲くとツツジにも負けないくらいの存在感があります。我が家のお庭は日当たりがあまり良くないので、花の数が少し少ないようです

              

こちらはバラ科のヤマブキ。ヤマブキには一重のものと八重のものがあって、こちらはヤエヤマブキと呼ばれているようです。たくさん花をつけるので、この花が咲くとお庭がとても賑やかになります。まわりの木が生い茂って光が入らなくなり、あまり花をつけなくなってしまった時期もありましたが、母の手入れのお陰で以前のようにたくさんの花を咲かせるようになりました。
やはり植物には太陽の光が不可欠なのですね

              

こちらはシソ科のキランソウ。別名「ジゴクノカマノフタ」。この名前の由来はいろいろあるようで、一説には春の彼岸の地獄の釜の蓋が開く頃に花を咲かせるためそう呼ばれるようになったとか。「医者いらず」とも言われていて、昔は干して煎じたものを熱冷ましや高血圧の薬として重宝していたそうです。 これまたとても小さな草花で、地面の上を這うようにして生えています。毎年同じ場所で花を咲かせてくれるのですが、あまり増えることはないようです。

              

こちらはキョウチクトウ科のツルニチニチソウ。葉に斑のはいったものもあります。地中海地方原産で、確かにあたたかい海辺が似合いそうな花ですよね。一方同じキョウチクトウ科のニチニチソウマダガスカル原産で、花の形は似ていますが、色は濃いピンク色のものが多いようです。今は植えてないので写真はありませんが、品種改良も進んでいて、散歩をしていてもあちこちのお庭で見かけます。

             

こちらはラン科のキエビネ東南アジアや日本原産で、エビネにはいくつもの種類がありますが、鮮やかな黄色をしたこのエビネはキエビネと呼ばれています。私が帰省している間にちょうど花を咲かせてくれましたキエビネのことを調べていると、あちらこちらに「盗掘」という言葉が目立ちます。悲しいことに、自生しているキエビネを愛好家が盗掘するため、その数が激減しているとのことでした。美しいものを自分のものにしたいという気持ちは分からないでもないですが、野生のものであるからこその美しさ、またそれを発見した時の喜びを他の人とも分かち合う気持ちを大切にしたいものです。

              

こちらもラン科のシンビジウム。こちらも東南アジアや日本が原産地で、丈夫で育てやすいランなのだそうです。実際このシンビジウムは全くと言っていいほど手入れをしていないのですが、毎年元気よくこのようなきれいな花を咲かせてくれます。

春っていいですね今度帰省した時はどんな花が咲いているのでしょう?またお庭をのぞくのが楽しみです

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美と調和 Beauty and Harmony

2006年04月23日 | いろんなお話

              足下注意!!落ち葉の隙間から顔を出しているのは…?

昨日から今日にかけて西海市の山中にある西彼青年の家でネイチャーゲームのフォローアップセミナーを受講してきました。1月のリーダー養成講座に続き、ネイチャーゲームの研修としては2度目の受講となります。今回は東京にある日本ネイチャーゲーム協会の本部から三好直子さんという講師の先生をお招きし、『命のつながり』というテーマを意識しながら、食物連鎖の仕組みや私たちを取り巻く自然環境について考えたり、季節を取り入れたライフスタイルの実践計画を立てたり、雨の中で新しいアクティビティを体験したりと、私にとってはとても心に残る有意義な研修となりました。

            
            つわの葉に守られて…

東北や日本海側の一部ではまだまだ雪が残る場所も多いようですが、ここ長崎では落葉樹の葉が一斉に芽吹き、小さな草花たちがそれぞれ個性的な花をめいっぱい咲かせています。落葉樹の多いこの西彼青年の家の森では、ふかふかの落ち葉の中から小さな小さなフデリンドウがあちらこちらにひょっこりと顔をのぞかせていました。よ~く足下を見ながら歩いていないと気づかないくらいの大きさなのですが、顔を近づけてじっくりと観察してみると、とても愛らしいステキな花であることがわかります。

               

ネイチャーゲームのアクティビティは屋内でも可能なものもたくさんありますが、屋外での活動は、その場所や季節や天候などで毎回感じるものが違うという点で、私にとってはより魅力的で心に残る体験となります。中でも研修の最後に体験した『美の小径(こみち)』は、森との一体感を感じることができるとてもステキなアクティビティでした。木の枝や石の上などに一枚ずつカードが添えられていて、そこに書かれている詩や言葉を一つ一つ味わいながら森の中を歩いていくというアクティビティなのですが、それらのカードを辿っていくうちに森の木々や草花たちが語りかけてくるような感じを覚えるようになるのです。そして自分がいかにたくさんの自然の中で生かされているかを、頭ではなく、心と体で感じることができるのです。

               

『美の小径』を抜け、しばらくの間静かに森と語り合った後、講師の三好さんがアメリカのナバホインディアンの“With Beauty”という歌を歌ってくださいました。

With beauty, may I walk
With beauty above me, may I walk
With beauty below me, may I walk
With beauty before me, may I walk
With beauty behind me, may I walk
With beauty all around me, may I walk
In old age, wandering on a trail of beauty, lively may I walk
In old age, wandering on a trail of beauty, lively again may I walk
It is finished in beauty

(*ちょっと歌詞を間違えていました。訂正しておきます。)

「私のまわりにある美とともに歩いていけますように」という内容の歌です。たくさんの自然の中で暮らすナバホの人たちは美(beauty)=調和(harmony)ととらえていてるそうです。彼らにとって自然こそがまさに調和のとれた美そのものであり、美を大切にするという精神を祖先から受け継ぎ、子孫にも伝えていこうという思いが伝わってきます。私たちもこの歌を日本語で歌ったのですが、詩もメロディーもとてもシンプルでありながら深い意味をもつステキな歌だなぁと思いました。

              

今回もネイチャーゲームの活動を通してステキな体験をたくさんさせていただきました。講師の先生、スタッフの方々、また個性的な面々の受講者のみなさん、青年の家のスタッフの方々、本当にありがとうございました。私もまずは身近なところから一人でも多くの人に自然のすばらしさを伝えていけるように今後とも頑張っていきたいと思います

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タマノウラ(玉之浦)

2006年04月21日 | 植物のお話
               実家のタマノウラ(ツバキ)

ただ今一時帰省中です。春の陽気が心地よい今日この頃、実家の庭では様々な花が気持ちよさそうに咲いています。この花はツバキの一種でタマノウラといいます。私が現在住んでいる五島列島福江島の玉之浦町に自生するヤブツバキの一種だそうです。花びらが白く縁取られているのが特徴です。

            

母の話によると、このタマノウラは25年ほど前に父がいただいてきた苗を地植えしたものだそうですが、父がどこからともなくいただいてくる様々な木々がうっそうと茂っていた庭の隅に植えられていたため、何年もの間人知れず花をつけていたそうです数年前、母が大きな木を枝打ちし、庭を手入れした際に花を咲かせているのに気が付いたのだとか。今も日当たりの良くない場所にあるためあまり元気ではありませんが、時々母が花を一輪だけとって実家の玄関に飾ったりしています。

             

どうです?たった一輪でもこの存在感こんなにステキな花が自然に咲いているなんて、自然の力ってやっぱり素晴らしいなぁ。ツバキって派手な美しさではないけど、慎ましやかで清楚な感じがして私は大好きです。さっそく五島に戻ったら玉之浦町に出かけて自生している元気なタマノウラを撮影したいと思います

それにしてもうちのお父さん、植物をいただいてくるのはいいけど、もう少しお世話をしてあげてほしいものですなぁ
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アブラナ(油菜)

2006年04月19日 | 植物のお話
               魚津ヶ崎の菜の花畑

岐宿町にある魚津ヶ崎(ぎょうがさき)公園では今一面の菜の花が満開です。車を降りると、鼻がツンとするような菜の花独特の香りに包まれます。一面に広がる黄色い菜の花畑は、曇り空の下でも明るく映えてとってもきれい

              

私たちはこの花をよく「菜の花」と呼びますが、本当の名前は「アブラナ(油菜)」といいます。小学生の頃理科の時間に観察しましたよね!アブラナの種は40%が油分で、この種から搾り取った油が菜種油。その起源は平安時代にまでさかのぼり、江戸時代には行灯用の灯油として盛んに用いられたそうです。またアブラナの絞り粕は肥料となり、アブラナ自体はレンゲソウと同じように緑肥にもなります。アブラナは古くから私たち日本人の生活をいろんな面で支えてくれた植物なのですね



広大な菜の花畑の美しさはまさに感動ものです。平安時代の歌集万葉集にもこのような歌が残っています。

菜の花や 月は東に 日は西に (与謝蕪村)

ちょうど日が暮れかけた頃、一面に広がる菜の花畑を眺めながら詠んだ歌なのでしょう。菜の花は古くから私たち日本人の心に感動を与えてきたのですね。月と太陽が同時に空に現れる頃、もう一度この景色を眺めてみたくなりました

この魚津ヶ崎公園は秋には一面のコスモス畑に変わります。その時はまた改めて紹介しますね
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ハマグリ採り Digging Clams

2006年04月16日 | 五島のお話

               三井楽町のハマグリスポット

朝起きてカーテンを開けてみると、久々に雲一つない青空!!
まさに絶好の行楽日和です

というわけで、以前五島にいた時からのお友達naoと一緒にハマグリ採りに出かけることにしました。明朗快活でアウトドア派のnaoは五島生まれの五島育ち。自然が大好きで笑顔がステキな彼女は、私に島の言葉や島ならではの楽しみを教えてくれます。今日もnaoの案内で三井楽のハマグリスポットへ連れていってもらいました。

              
               kero-keroの五島の師匠nao

着いたところは三井楽町の『遣唐使ふるさと館』の側にあるちょっとした入り江。干潮の時間を見計らって少し早めに出かけたところ、見ての通り潮はかなり引いていて、ハマグリ採りにはもってこいの状態になっていました。きっとたくさん採れるんだろうなぁ♪と期待を胸に、さっそくnaoが準備してくれた熊手を使ってあちらこちらを掘り返してみるけれど、これがなかなか見つからない。しかも私が掘り当てるのはアサリサイズのやたらと可愛いハマグリばかりです。あまりにも採れないので、しまいにはヤドカリさんの宿取り合戦を観察する始末…


コロコロ小さなハマグリ達         ヤドカリさんの宿取り合戦

いっぽうnaoの方は、

              

見てください!この大きな大きなハマグリ達を
「いつの間にこんなに!?」と驚くほどの収穫量です。大きさはどれも私のハマグリの4倍くらい。naoさま、さすがです。あっぱれですやっぱりハマグリはこうでなくっちゃね

ハマグリを採りながら他にもいろんな海の生き物たちと出逢いました。


手のひらサイズの大きなカニ!      逃げ足の遅いエビ(五島弁ではエンビ)

約2時間半で採れたハマグリはこのくらい。一時はどうなることかと思いましたが、晩ご飯になるくらいはなんとか採れました。
それにしてもnaoのハマグリは立派だなぁ

              

結局私の小さなハマグリ達はおみそ汁に、naoの大きなハマグリ達はバター風味の蒸し焼きにしていただくことにしました。自分で採るとハマグリの美味しさも倍増です。今日も自然の恵みに感謝そしてハマグリ採りに連れて行ってくれたnaoに感謝今度はもっと大きなハマグリを採るぞぉー!
また一つ島の楽しみを覚えたkero-keroなのでした 

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白いタンポポ White Dandelion

2006年04月15日 | 植物のお話

               五島高校の駐輪場で見つけた白いタンポポ

「タンポポの花は何色でしょう?」と聞かれたら、ほとんどの人が「黄色!」と答えるでしょう。しか~し!この世には白いタンポポがあるんです。その名も「シロバナタンポポ」。去年の春、長崎市のとある公園で見つけたのが最初の出逢いでした。早速家に帰って調べてみると、関東地方以西から四国、九州の道ばたや人家の近くに生える多年草とのこと。東北地方や北海道では見られないちょっと珍しいタンポポなのですここでは黄色いタンポポと一緒にたくさんの花を咲かせていました。

              

綿毛になってしまうとどちらのタンポポかわかりませんね

              

どうです?白いタンポポもなかなかステキでしょう?よくよく観察してみると、自然界には私たちが当たり前と思っていることを覆すようなものがたくさん存在します。足下の草花にちょっと目を向けてみると、不思議な出逢いがあるかも知れませんよ

              

ちなみに、英名のDandelionとはライオン(lion)の(de)歯(dan)という意味で、葉の形がライオンの歯のようにギザギザになっていることからそう呼ばれるようになったそうです。花言葉は「思わせぶり」。お昼にはめいっぱい花を咲かせるのに夕方になると花を閉じてしまうからかなうーん…

『母のふるさと』のタンポポもご覧下さいませ

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レンゲソウ Renge-sou

2006年04月13日 | 植物のお話

               岐宿町で見つけたレンゲソウ

福江島の北東部にある岐宿町をドライブしているとよく見かけるのがこのレンゲ畑。一面ピンク色に染まったレンゲ畑を見ていると、幼い頃友達とレンゲソウで花冠を作って遊んだことを思い出します

              

春になるとよく見かけたこの風景、最近なかなか見なくなったと思いません?
ご存じかも知れませんが、実はこのレンゲ畑、自然にできるものではありません。レンゲソウはもともとは中国原産で、明治末期から水田などの緑肥用に導入されたもの。緑肥とは、なにか植物を育て、それを土に返して肥料にするという昔からある方法で、もうちょっと詳しく言うと、レンゲソウの根に付く根粒菌が空気中の窒素を取り込み、それが土や作物の栄養分となるわけです。緑肥作物には他にもアブラナやクローバーなどがありますが、レンゲソウはタンパク質も多く、家畜の餌としても利用されていたとか。

見て美しく、肥料となり、さらには家畜の餌となる。

レンゲソウはまさに一石三鳥のステキな植物なのです

      

近年めっきりその姿を見なくなってしまったのは、多くの農家が化学肥料に頼るようになったからです。化学肥料は決して体に悪いものではありません。速効性があり、生産性も高く、人口がこれだけ増えてしまった今、化学肥料は農業に欠かせないものであると言えるでしょう。しかし使いすぎると土が固くなって作物が根を張れなくなってしまったり、地下水や川に栄養分が流れ込んで(富栄養化)魚が住めなくなったりしてしまいます。一方、草木や家畜の糞を腐らせた堆肥やレンゲソウのような緑肥は、土の中で微生物に分解されてから養分となるため、速効性はありませんが、土を柔らかくし、土の保水性を高めてくれます。このような性質の肥料を有機肥料といいます。「有機栽培」といえば体にいいと思いがちですが、実は化学肥料のようにはっきりとした基準がないため、調整不十分な有機肥料を使うと逆に危険なのだそうです。

                

化学肥料の良さと有機肥料の良さを生かし、この二つの肥料をバランス良く使えば、 作物も健全に育つし、環境にも優しい農業ができる。そして、人々が毎年この素晴らしい風景に感動することで、人の心も豊かになる。

農業ド素人の私が言うのもおこがましいですが、この提案いかがでしょう?口で言うほど簡単なことではないとは思いますが、近年緑肥が見直されてきているのは確かなようです。また少しずつでもレンゲ畑が増えていくといいなぁ毎年レンゲ畑を見て育ってきた私としては、次の世代の子どもたちにもこのステキなお花畑を見せてあげたいです

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地球の歴史(1) History of Earth (1)

2006年04月12日 | いろんなお話

               5年くらい前に撮った多良見町大草の桜

今年は引っ越しのバタバタでゆっくり桜を見ることができなかったので、以前大草という所で撮った写真を載せてみました。五島の桜じゃなくてごめんなさいそれにしても桜って本当にきれいですよね毎年このような満開の桜を見る度にその場に立ちつくし、言葉を失うほど感動してしまいます。特に私たち日本人は昔から桜の美しさを歌に詠むなどしてその素晴らしさを表現してきました。

ところで、桜に限らず数々のすばらしい動植物を育んできた地球とは、一体いつ頃誕生したのでしょう?そして私たち人間はこの母なる地球の歴史の中で、一体どのくらいの歴史を持つのでしょうか?皆さんは考えたことがありますか?

              

先日あるニュース番組で、『北の国から』で有名な脚本家倉本聡さん(70歳)が「富良野自然塾」なるものを立ち上げ、閉鎖された北海道のゴルフ場に15万本の苗木を植え、自然林を復活させようという試みを行っていることを知りました。この壮大な環境事業は、ただ単に森を復活させようというのではなく、今の子どもたちに自然の大切さを伝えたいという強い思いから始まったものです。敷地内には46億年の地球の歴史を460mに置きかえて説明した道があり、子どもたちにその道を実際に歩いてもらい、人類が誕生してからの年数の短さを実感してもらおうというのです。その他にも、目隠しをした状態で裸足になって森を歩き、五感で自然を感じてもらおうというコースなどがあるようです。

 

46億年を460mに置き換えると、私たち人類の歴史は一体どのくらいの長さになるのでしょう?そしてその人類の歴史の中で私たち人間は一体どれほどの自然を破壊してきたのでしょう?ちょっとだけ考えてみてください→地球の歴史(2)へ

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鬼岳 Onidake

2006年04月10日 | 五島のお話

               鬼岳展望台(五島市)

五島列島南部に位置するここ福江島は、私が社会人1年目を迎えた思い出深い場所。たくさんの出逢いがあり、様々な経験をさせてもらいました。あれから6年。まさか再び戻ってくるとは。でもね、私この島を出る時心の中で思ってたんです。「また戻ってきたいな」って(笑)。
さてはて、今回はどんな五島ライフが私を待っているのやら!

ここでちょっと私が住む五島市をご紹介 
★2004年8月1日、福江市・南松浦郡富江町・玉之浦町・三井楽町・岐宿町・奈留町の1市5町の合併により誕生!
★人口 44,764人(平成17年度国勢調査)
★面積 420,16km
★名所 鬼岳・鐙瀬熔岩海岸・石田城跡・堂崎天主堂・高浜海水浴場など

まだまだ見所はありますが、一日あれば島を一周できるくらいの大きさで、自然もたくさん残っています。この島に土地勘のある私は早速福江島一周ドライブにでかけました。まず最初に訪れたのは鬼岳公園。福江島のシンボルとも言われ、一面芝生で覆われたなだらかな稜線を描くこの鬼岳は、実は世界でもとても珍しいシンダーコンと呼ばれる形状の火山なのです。

         

      

標高315mのこの鬼岳は、300万年前の噴火によってできた楯状火山(アスピーデ)の上に、5万年前の2回目の噴火で臼状火山(ホマーテ)が重なってできたもの。これをシンダーコンというそうなのですが、世界的にも稀な存在なんですって。噴火口からは火山涙(ペレーの涙)が産出していて、県の天然記念物に指定されています。ちなみに火山涙とは、流動性が極めて高いマグマが噴出し、急に冷やされて固まってできるガラス片のことです。色は黒く、涙型で光沢があるとか。ペレーの涙という名称はハワイのキラウェア火山に住むとされる女神ペレーの神話に由来し、他にもペレーの毛(繊維状のガラス片)、ペレーのケチャップ(溶岩流)、ペレーのタマネギ(火山弾)など火山用語によく用いられるそうです。

   

鬼岳は3年に1回(だったと思いますが)2月に野焼きをしてこの状態を保っています。一部にはまだ野焼きの跡が残っていて、油断すると体中にススが付いてしまいます。まだ緑が生えず焦げ茶色の地面に元気いっぱい芽を伸ばしていたのがこのゼンマイ達。逞しい生命力を感じると同時に、産毛をまとったまだ柔らかそうなゼンマイの赤ちゃん達がとても愛おしく思えました

      
           

こちらはすでに桜の時期は終わりましたが、岐宿町の魚津ヶ崎(ぎょうがさき)という場所では一面の菜の花が見頃を迎え、島のあちこちでピンク色のレンゲ畑を見ることができますカメラのバッテリー切れで今回は写真を撮ることができませんでしたが、お天気が良くなったらまた撮影に出かけたいと思っています。
はやく雨が上がるといいなぁ

これから始まるkero-keroの五島ライフ、なんだか楽しくなりそうです

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