I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

新聞紙のコサージュ

2009年05月31日 | 手作りのお話

今回は私の手作りではありません。私の母の手作りのお話です

母が今はまっているのは新聞紙を使ったコサージュ作り。新聞紙の中でもきれいな色のものだけを使い、芯の部分と花びらを一枚一枚作って丁寧に花の形に仕上げたものがコレ。なかなかステキでしょ?ちなみに母曰くこの作品は一点ものだそうで、このような柄の新聞紙にはめったに出合えないそうです。確かにあんまり見ませんよね

芯も全部新聞紙。長方形にして二つに折りたたんだものに、細かい切れ込みを入れてくるくると丸めていくとこのような形になります。この芯と花びらの色の組み合わせで、それぞれ印象の違うコサージュが出来上がるのだそうです 最近はきれいな色の新聞紙があると「これだとどんなコサージュができるかしら?」と思わずイメージしてしまうそうで、まるで色紙のようにきちんと正方形に切り取られた色とりどりの新聞紙がたくさん出来上がってました 一回バザー出したら完売したらしく、また作るように頼まれたっていうのもあるみたいですけど、かなりはまっているようです。幼い頃から母の器用さには尊敬の念を抱いていましたが、これらの作品を見て改めて母の器用さに感服してしまいました。私も負けてられないなぁ。還暦を過ぎた母に創作意欲をくすぐられたkero-keroなのでした


松尾家滞在記2009 ~松尾家のお食事編~

2009年05月30日 | いろんなお話

                   ↑Satomiと一緒に握った三色おにぎり

松尾家滞在中の食事は基本セルフサービス。料理はたいていお母さんがメインで作ってくださるのですが、私も野菜を切ったり、後片付けをしたり、必ずお手伝いするようにしています。たくさん人が来た時はみんなで何かを作って食べることもしばしば。キッチンには大きな釜やせいろなど、普通の一般家庭にはないような道具もたくさんあって、それらを見ているだけでもおもしろいんですよ~

               

この日はお父さんが晩御飯に鯛をまるごと焼いてくださいました。鯛に塩をたっぷり振って七輪で丸ごとじっくり火を通し、食卓に出します。使っている炭はなんと備長炭。ちょっとリッチな気分!?ちなみに鯛がのっているお皿はチェコ出身長野県在住の陶芸家であるイエルカ・ワインさんの作品。ご夫妻のお友達で、毎年違う作品を送ってくれるんですって。お父さんがいつも私をイエルカさんに会わせたいと言ってくださるので、いつか長野県へイエルカさんを訪ねてようと密かに企んでいる今日この頃。自分でこんなステキな食器を作れたら楽しいだろうなぁ~

採りたてのソラマメも七輪でさやごと焼いてみました♪焦げたさやの中から出てきたのはホックホクのソラマメ。塩を振らなくてもソラマメそのものの味だけで十分美味しかったです

一番手前はニンジンの葉と桜海老のかき揚げ。これがまたパリッパリで美味しいんです!健康的なスナック菓子という感じなのでおやつにももってこいの一品。最初に水気を切った葉っぱに片栗粉をまぶすのがパリパリに揚げるコツなのだそうです

松尾家のお母さんはいろんなジャムも作っています。

こちらは松尾家の自家製苺ジャム。パンに塗っても美味しいけど、バニラアイスにかけてもGood!!砂糖の量は苺の量の30%ほどで、普通のジャムより糖分が控えめな分ほのかに酸味も残ってるので、バニラアイスにもよく合うんです

そしてこちらは自家製レモンジャム。これがかなり美味しかった!後味がすごく良くて、食べた後にレモンの爽やかな香りがふわ~っと残るんです。材料のレモンも松尾家の畑で採れたものなので、皮ごとジャムにしても安全ですよ~

とても珍しかったのがこの自家製にんじんジャム。にんじんそのものの甘みがあるので、砂糖は他のジャムよりもっと控えめ。20%くらいって言ってたかな?ちょっと変わった味だけど、ライ麦パンなど少し味のあるパンによく合いそうです

そしてこちらが自家製甘夏ジャム。甘さの中にも柑橘系独特の苦味が少し残っていて、バランスの良いお味でした これらのジャムも産直市で販売しているそうなので、野母崎に行く機会があればぜひ探してみてくださいね!

こちらは食卓に上がったものではないけれど、畑仕事中にお母さんがそっと摘んできてくれた苺たち。こんな風に採れたての果物や野菜を毎日食べられることが農家の一番の贅沢ですよね 他にも生地からトマトソースまで自家製の手作りピザを自家製の石窯で焼いたり、畑の野菜を使ってカレーを作ったり、採れたての野菜でサラダを作ったり、ファストフードでは味わえない美味しさが松尾家の食卓にはいつも溢れています。野菜を種から蒔いて収穫するまでの時間。火をおこして石窯を温めるまでの時間。木が十分に育って果実をつけるまでの時間。松尾家の生活では様々なことにたっぷりと時間をかける分、その味わいもひとしお。「スローライフ」とは、ただのんびり過ごすのではなく、あらゆることにじっくりと時間をかけて、一日一日を大切に生きることなのだということを、私は松尾家の生活から学びました。特に食事に関しては「手間をかけずにできるだけ早く」ではなく、「手間がかかっても美味しいものを」をモットーにこれからも頑張っていきたいと思います


松尾家滞在記2009 ~松尾家のお花編~

2009年05月29日 | いろんなお話

松尾家に来ると野菜や果物の収穫も楽しみですが、作業の合間に広々とした庭や畑のあちこちに咲いている花をカメラに収めるのも私の楽しみの一つ。私の目に留まったものだけですが、今回見つけたお花たちを紹介しま~す

アジサイ科アジサイ(紫陽花)

これはまだ初期段階。これから徐々に濃いピンク色に染まっていきます。

アジサイ科ガクアジサイ(額紫陽花)

一生懸命蜜を吸っている昆虫も一緒に撮ってみました。花は小さいけどちゃんと蜜があるんですね~。

アジサイ科ガクアジサイ・墨田の花火

ガクアジサイの中でもとってもキュートな「墨田の花火」。装飾花(花びらのように見える部分のこと)が八重咲きで、その姿はまるで隅田川に上がる花火のようです

キク科ヒマワリ(向日葵)

今年最初のヒマワリの花。明るいビタミンカラーが元気を与えてくれます。

カンナ科ショクヨウカンナ(食用カンナ)

新緑の中に一際目立つ真っ赤な花。普通のカンナより花はシンプルだけどすごく存在感があります。 

キク科カモミール(加密列、カミツレ) 

ハーブティーとしても知られていますが、キャベツやタマネギなどのそばに植えておくと害虫予防にもなるそうです。

シソ科メドウセージ(サルビア・ガラニチカ)

厳密にはサルビア・ガラニチカという名前で、本来メドウセージと言えばサルビア・プラテンシスのことらしいです。流通するときに間違えたらしい

バラ科シモツケ(下野)

名前は下野の国(栃木県)に多いことから。茶花にもよく用いられるそうです。

ドクダミ科ドクダミ

漢方では解毒剤として用いられます。真っ白な四枚の花弁が可愛くて好き

アヤメ科ハナショウブ(菖蒲)

まだ少ししか咲いてなかったけど、もう少ししたら満開の時期を迎えます。

 

左:キキョウ科ホタルブクロ(蛍袋)

毎年観賞するのが楽しみなホタルブクロ。学名campanulaは「小さな鈴」、punctataは「細点のある」という意味なのだそうです。たくさん増えてて嬉しかったな♪

右:サトイモ科カラー

カラーの花ってすごくシンプルだけど、背が高くて芯が太く、凛としていてとってもステキ カラーだけの花束にしてもステキですよね!

 

左:アジサイ科カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)

変わった形をしていますが、これもアジサイの仲間。その名の通り葉っぱがカシワの葉っぱに似ています。 

右:ナデシコ科ナデシコ(撫子)

とても濃いピンク色をしていて一際目立っていました。「秋の七草」の1つですがこの時期にも咲くんですね~。 

 

左:バラ科シキナリイチゴ(四季成り苺)ビバローザ

鮮やかなピンク色の花を咲かせるビバローザ。花も苺も楽しめる優れものです

右:バラ科ワイルドストロベリー

あまりたくさん収穫できないけど、実が成る度に少しずつ収穫して冷凍保存し、たくさん溜まったらジャムを作ろうと思っているそうです。 食べてみた~い

ツユクサ科ノハカタカラクサ(野博多唐草)

舌を噛みそうな名前だけどやっと覚えましたよ~。「ノハカタカラクサ」って続けて3回言えますか?

私のお気に入りの一枚はコチラ!とっても美味しそうでしょ?地球が生み出すステキなカタチに思わずうっとりしてしまうkero-keroなのでした。今回は自分でもお気に入りのショットが何枚かあったので、ポストカードにしてお礼の手紙と一緒に松尾家ご夫妻に送ろうと思っています。皆さんの身の回りにもステキな花が咲いてませんか?時間のあるときは周りの景色を足元からゆっくり眺めてみてください。きっと今まで気づかなかった花たちに出合うことができますよ~


松尾家滞在記2009 ~びわの収穫編~

2009年05月27日 | いろんなお話

今年もやってきたびわの季節。もうかれこれ5年以上お付き合いのある野母崎の農家へ、毎年恒例のびわの収穫のお手伝いに行ってきました~

日本のびわの生産量の約3割をしめる長崎県のびわ。最も有名なのが長崎半島の茂木で栽培される茂木びわですが、 野母崎で生産されているびわも同様に「茂木びわ」として出荷されます。私が毎年通っている松尾家の畑では、野菜はすべて無農薬&有機栽培で育てられているのですが、びわに関しても農薬の代わりに自家製の竹酢(ちくさく)液を使い、安心安全で美味しいびわを栽培しています。

  

松尾家のご夫妻とは家族のようなお付き合いをさせていただいていて、3年前から毎年泊りがけで(4~5泊)お手伝いに行っています。今年は土日にかけて私の友人satomiとshinoさんが手伝いに来てくれて、例年よりも賑やかにかつ速やかに作業を進めることができました。他にもご夫妻のお友達など4人の助っ人が集まり、お昼は自分達でピザを作って自家製の石窯で焼いて食べました。みんなでワイワイ食べるとうまさ倍増でとってもおいしかったです

びわは普通実が大きく育つように育ちのいいものだけを残し、1つの袋に3~4つの実がなるようにするのですが、何もせずにほっからかしにしておくと実が小さくなってしまい、商品にはなりません。しかし、松尾家のびわは摘果をしなくてもこのサイズ。けっこう大きく育ってます。木の力が強いのかな?ちなみに松尾のお父さんの話によると、毎年一人でなんと6000袋も袋がけをするのだそうです。すごいですよね~ 

この1つ1つのびわにはご夫妻の情熱がたっぷり詰まっているのですが、今年は豊作でどこの農家も収穫量が多く値段も若干下がっているそうです。旧三和町にある「みさき駅さんわ」と旧野母崎町にある「野母崎ふれあい市場」(水仙の里公園内)でたくさん販売されているので、もし立ち寄る機会があれば、今が旬のびわをぜひ召し上がってみてください。松尾家(生産者:松尾じゅんこ)のびわも袋入りだと一袋400円で販売中です。とってもジューシーでおいしいですよ~

 

『みさき駅さんわ』

場  所:長崎市布巻町88-1
電  話:095-829-0380
営  業:9:00~17:00
店休日:木曜日・年始・お盆
駐車場:25台

 

『野母崎ふれあい市場』

場  所:野母町568-1
電  話:095-893-2111
営  業:7:00~15:00
店休日:火曜日・水曜日・盆・正月
駐車場:あり


西海国立公園 川内峠園地(平戸市)

2009年05月21日 | 長崎県北部のお話

山きよく  海うるわしとたたえつつ 旅人われや 平戸よくみむ

(英訳:The clear mountain view and beautiful sea I admire. I, traveler, explore Hirado attentively. )

*解説板より

これは平戸島にある川内峠(かわちとうげ)から望む風景をこよなく愛した吉井勇さん(1886~1960年)が晩年に詠んだ歌。私も以前一度だけこの場所を訪れたことがあったのですが、その時に見た美しい景色をもう一度見たくなり、再び川内峠を訪れてみました

ここは長崎県でも有数の大草原地で、頂上からは東に九十九島、西に五島列島、北に玄界灘、また遠くには壱岐や対馬が一望できる絶景スポット。福江島にある鬼岳に雰囲気がよく似ていますが、標高315mの鬼岳に対し、こちらの標高は267mと少し低めなので、ちびっ子やお年寄りもお散歩ついでに登れそうな感じです。

この日は天気がよかったので、きれいな夕陽が見られるかもと期待して頂上に登ってみたのですが、ちょうど日が沈む頃に雲がかかってしまい、太陽が沈む様子は見られませんでした。どうやら天気が良ければいいと言うわけではなさそうです。うーん、残念! 

上着を持っていかなかったので、夕暮れ時の山頂はさすがに少し寒かったけど、 薄紅色に染まる海と空の境界線を眺めながら、懐かしくもあり、なんだか温かい気持ちになれたkero-keroなのでした 今度は昼間にお弁当を持ってきたいなぁ~。

ぶらり一人旅の最後に、これまた大好きな平戸大橋の夕景を一枚パチリ!田平教会といい、川内峠といい、この平戸大橋といい、平戸市には私のお気に入りの場所がたくさんあります。もっとゆっくり時間をかけて散策したら、もっとステキな場所にたどり着けるかも。今度は生月の方まで足を伸ばしてみようかな 


カトリック田平教会(平戸市田平町)

2009年05月20日 | 長崎県北部のお話

ずっと逢いたかった人が目の前にいる。

ずっと行きたかった場所が目の前にある。

どちらも感動のワンシーンですが、そんな感動を平戸市田平町で味わってきました

 

行こうと思えばいつでも行けそうな場所ですが、なかなか行くことができなかった田平(たびら)教会。佐世保から国道204号線を平戸方面へ向かい、平戸大橋手前の田平公園の近くから県道221号線を少し南下すると県立北松農業高校があり、もうしばらく行くとその教会は見えてきます。田園風景の中に突如として現れる赤煉瓦づくりの建物はとても存在感があり、ひと目で「あれだ!」と分かりました。

CMや写真などでは何度も見ていたのですが、やっぱり本物は違いますね~ ここ田平教会は明治時代に九十九島の黒島や西彼杵半島の外海地区から移住してきた信徒達が建立したロマネスク様式の教会で、大正4年(1915年)から3年の歳月をかけて建設されました。平成15年(2003年)に国の重要文化財に指定され、平成19年(2007年)には世界遺産暫定リストにも登録されており、その歴史的価値は世界的にも認められています。

教会のすぐ横にはカトリック墓地があり、たくさんの十字架が並んでいました。

この教会を設計施工したのは、五島にも数々の美しい教会を残している鉄川与助(1879~1976年)。上五島出身の棟梁で建築家でもある彼は、布教にやってきた宣教師の元で西洋建築について学び、県内外で数多くの教会建築に携わっていますが、以外にも彼自身は生涯仏教徒だったのだそうです。それゆえか、彼が設計した教会は西洋と日本の文化が見事に調和していて、正面から見ると西洋風の教会も、横から見ると屋根に瓦が使われていて日本家屋のように見えたり、装飾に椿の模様が使われていたり、本当にステキ。特にこの教会は彼自身も「自信作だ」と言うほど納得の出来栄えだったのだそうですよ。

 

窓にはめられたステンドグラスもとってもステキ!比較的新しいものだろうなと思って調べてみたら、やはり1998年に新しくなったのだそうです。以前はもっとシンプルなステンドグラスがはまっていたんだろうなぁ

教会の外にはなにやら窯の跡のようなものが残っていました。解説板によると、煉瓦の目づめにはコンクリートではなくアマカワ(石灰と赤土を混ぜたもの)を使っていたそうで、その石灰を作るのに信者達が各家庭で食べた貝の殻を持ち寄り、平戸や生月からも貝殻を集めてこの窯で焼いたのだそうです。その火は夜も絶えることなく交代で番をしたのだとか。教会の建立には信者さん達の熱心な信仰心と地道な努力があったのですね。

 こんなところに郵便ポストが!なんだか味があるなぁ~。ここから誰かに手紙を出してみたくなりました

平戸瀬戸を見下ろす小高い丘に立っているとってもステキな田平教会。ちょっと人里は慣れた場所にありますが、たくさんの人にその美しさを感じてもらいたいなと思いました。まだ行ったことがない方はぜひ訪れてみてください。かなりおススメです


短い一生で…

2009年05月19日 | うたとことばのお話

                    キク科オニタビラコ

先日NHKのとある番組で紹介されていた写真家星野道夫さんの言葉。 

 「短い一生で 心魅かれることに多くは出合わない もし見つけたら 大切に…… 大切に……」

人は誰でも何かひとつは無性に心魅かれるものを持っていると思う。私にとってそれは野に咲く花々とそれを育む自然。誰かと一緒に歩いていても、相手には見えていない小さな草花が私には見えていることがよくあるし、車を運転していても、歩く速さの何倍ものスピードの中で、自然の中に息づく命の輝きにふと振り返ることがある。まるで彼らの「ここにいるよ」っていう声に応えるみたいに。皆さんには何か心魅かれるものがありますか?もしそれを持っているのなら、どうか大切に…大切に…。

ではでは、最近私が心魅かれた花達をちょっとだけ紹介します

ベンケイソウ科マンネングサ

スイカズラ科オオデマリ

キョウチクトウ科ツルニチニチソウ

ムラサキ科キュウリグサ



キンポウゲ科キツネノボタン

キク科ノアザミ。

キク科ハハコグサ

今日もいろんな花達に出合えて幸せなkero-keroなのでした さて、明日はどんな花に出合えるかな?


眼鏡岩公園(佐世保市瀬戸越町)

2009年05月16日 | 長崎県北部のお話

瀬戸越町に変わった形の巨岩があるという噂を聞きつけ、眼鏡岩公園に行ってきました~ 

佐世保市街地を抜け、国道204号線を平戸方面へしばらく走っていると、左手に『眼鏡岩』の看板が見えてきます。そこから坂を上って行くと西蓮寺の駐車場があり、そこをスルーしてその先にある公園の駐車場に車を停め、散策開始~!

六角形の『仏陀殿』を過ぎ、さらに坂道を上って行くと…

ちょっとした広場に出ました。広場の入り口には大きな楠がどーんと立っていて、奥には藤棚もあるようです。

そしてこちらがお目当ての眼鏡岩。なんと長崎の眼鏡橋のような形をしています 写真では分かりにくいかも知れませんが、高さ約10m、長さ約20m、右の円直径約5m、左の円直径約8mと、真下に行くとなかなかの大きさです。一体どうしたらこのような形の岩が出来上がるのでしょうね!?

 

広場の片隅にある案内板にこんなことが書いてありました。

大昔、大きな鬼がひる寝をしていた。あたりの騒がしさに目を覚ました鬼が、うーんと手足をのばしたとたん、両足が前の岩に当たってポッカリ二つの穴があいた。

ほぉ~、なるほど。そういうことだったのか。…ってこれはこの辺りに伝わる眼鏡岩にまつわる民話で、実際は数十万年前この辺りが海だった時代に波の侵食によってできた海食洞穴なのだとか。 橋のような形になっているので以前は歩いて渡れたそうですが、残念ながら今は崩落の危険性があり、人が渡れないように有刺鉄線が張られていました。でも高い所が苦手な私はどっちにしろ渡れなかったかもしれませんけどね

それにしても本当に変わった形の眼鏡岩。眼鏡岩の真下に座って、昔ここが海の底だったことを想像しようとしてみたのですが、私には全く想像ができませんでした。それほど人の歴史は浅く、この眼鏡岩の歴史と比べると、私の人生はほんの少しの短い時間でしかないのでしょうね。御橋観音といい、弦掛観音といい、県北地区にはこのような奇岩がまだまだたくさんあるようです。さて、次はどんな自然の造形に出合えるのかな~?

 

眼鏡岩公園

場  所:長崎県佐世保市瀬戸越町1263
駐車場:あり(手前の駐車場はお寺専用なので、その上の駐車場へ)


ちょこっとカーテン

2009年05月15日 | 手作りのお話

4月に島を離れ長崎県本土に上陸したkero-keroです。今度引っ越してきた家はメゾネット式の2階建てで、小さな窓がいくつもあるので、これまで買い溜めていた布を使ってちょこっとカーテンをちょこちょこ作ってみました~

 

ちょこっとカーテンその1 1階のトイレの窓

明るい色調のストライプにデニムのテープを合わせてポップな感じに。すっきりとした印象になりました。

 

ちょこっとカーテンその2 2階のトイレ

私が大好きな伊藤尚美さんデザインのダブルガーゼとリネンのリボンを合わせてキュートなイメージに ドット柄に合わせて丸い葉っぱのワイヤープランツを置いてみました。

 

ちょこっとカーテンその3 1階の廊下

こちらは以前靴箱(→『日曜大工』)に使っていた目隠しカーテンをリメイクしたもの。布が少し余ったので、棒にかける部分を同じ布を使ってリボンにしてみました。ちなみにリメイクするときに外してしまったリネンのリボンは、2階のトイレのカーテンに再利用しています。

 

ちょこっとカーテンその4 台所

ここはカーテンレールがあったんですけど、あえて光が入るように小さめのカーテンを2枚掛けてみました。ここの台所は収納が少なかったので、突っ張り棚を窓枠に取り付け、調味料や普段良く使う調理器具を収納し、カーテンはそのサイズに合わせて作ってみました。意外とスッキリまとまって気に入ってます♪ 

布屋さんに行ってお気に入りの布があるとついつい購入してしまう癖があり、最近はあまりミシンを使っていなかったので布ばかりが溜まっていたのですが、今回の引越しでそれらの布たちがやっとこさ日の目を見ました。だいたい日常生活の中で自分が使うものしか作らないからなかなか減らないんですよね でもやっぱりものを作るのって楽しいな また何か作るものはないかな~?


ゴールデンウィーク 波佐見・嬉野編 

2009年05月14日 | いろんなお話

5月4日の夕方からtamiと入れ替わりで五島にいたときに友達になったkittyが遠路はるばる島原から遊びに来てくれました

この日一人で武雄温泉散策に行っていたkittyを佐世保駅で拾って、そのまま晩御飯を食べにパールシーリゾートの中にある『ピノキオ』というイタリアンレストランへ。食いしん坊の私達はラザニア・パスタ・ピザを1つずつ注文し、2人でシェアすることにしたのですが、最後の方はかなりお腹一杯で苦しかったです お腹が空いているとつい注文しすぎてしまっていけませんね~ この日の夜は家でおとなしくビールを飲みながら早めに就寝。今回のドライブコースは以下の通りとなりました。

5月5日ドライブコース

波佐見陶器市(やきもの公園) → 肥前夢街道 → 轟の滝公園 → 『BAMBOO CAFE』 → 諫早駅

ゴールデンウィーク最終日は前日とは打って変わって朝から快晴となりました 香港出身でカナダ国籍のkittyは、日本文化に興味津々で日本語も上手。そんな彼女のリクエストで今回の目的地は肥前夢街道となっていたのですが、それだけではちょっと物足りないと思い、まずはちょうどこの日が最終日となる波佐見陶器市へ立ち寄ることにしました。この期間だけあちらこちらに出現する有料駐車場(500円)に車を停め、歩いてメイン会場であるやきもの公園に向かったのですが、その途中『なっちゃんの店』という駄菓子屋さんを発見!中に入ってみると懐かしい駄菓子がズラ~リ 小学校の遠足の時、学校の近くの駄菓子屋さんで「300円でどれだけ買えるか」って競うみたいにお菓子を買っていたことを思い出し、思わずラムネやらグミやらミンツやら買ってしまったのですが、全部合わせてもなんと100円未満(笑)。これだから駄菓子屋さんはたまらない。ちなみにkittyも幼い頃香港で同じような駄菓子を食べていたんですって。結構共通点があるものなんですね~

こちらがメイン会場の入り口です。この日は天気もよく、最終日ということもあって、なかなかの賑わいを見せていましたよ~。

いつもはガランとしただだっ広い駐車場も、陶器市期間中はたくさんのテントが所狭しと軒を連ね、130もの窯元や商社がいつもより低価格で陶磁器を販売しています。焼き物ファンにはたまらないイベントで、毎年多くの人で賑わうのですが、昨年はなんと過去最高の28万4千人ものお客さんが足を運んだんですって。波佐見町の人口が1万5千人程ですから、陶器市期間中は毎日その倍以上の人が波佐見町を訪れているということになります。これってすごいですよね~

ここやきもの公園には「世界の窯広場」なるものがあり、古代から近世にかけての世界を代表する珍しい窯が12基も再現されています。様々な形の窯があるのですが、全ては人の知恵が生み出したもの。とても原始的なものから細かい工夫が凝らされたものまであるので、焼き物作りの変遷を辿ることができてなかなかおもしろいですよ~ 今回私は買い物をしませんでしたが(去年もいろいろ買ったので…)、kittyは猫柄のマグカップと自分の干支である猿の絵柄が付いた湯呑みをゲットしていました お気に入りが見つかってよかったね♪

波佐見陶器市をたっぷり楽しんだ後は、Kittyのリクエストであった肥前夢街道へ。波佐見町のお隣、佐賀県嬉野町にあるこちらのテーマパークは、 江戸時代初期の長崎街道を再現した歴史体験型テーマパークと称され、かつてはテレビCMを放映するほどの力の入れようだったのですが、最近はその名前をほとんど耳にすることすらなくなっていました。なのでKittyからその名前が出てこなかったらおそらく行ってないのですが、Kittyにとっては日本文化に触れる機会にもなると思いましたし、私も一度は行って見たいと思っていた場所なので、思い切って行ってみましたよ~。

こちらの入園料は大人1000円。フリーパスがつくと2500円になるのですが、そこまでしなくてもいいだろうと入園券だけ購入し、いざ中へ。これが正解でした。思っていたよりお客さんは多かったのですが、その大半は小さなお子さん連れ。子ども達は忍者の格好に着替えて手裏剣を投げたりアスレチックで遊んだりと、園内をかなり楽しそうにはしゃぎまわっていたのですが、正直大人はあんまり楽しめません。それでも一ヶ所だけ『からくり夢幻屋敷』というやつに300円払って入ってはみたのですが、からくりがイマイチで… ま、ある意味おもしろくはあったんですけどね~

でもね、そんな中でも私のお気に入りを見つけちゃったんです 出口付近にあった『夢工房』では、焼き物の絵付け体験やロクロ体験ができ、そこで作られた焼き物が販売されているのですが、その中に『福だるま』なるものがあり、その表情の柔らかさと素材の質感に思わず一目惚れしてしまいました 大きな方(といっても男性の親指くらいのサイズですが…)には頭に切れ込みが入っていて、カードスタンドになっているのですが、いくつか並べて置いておくだけでも可愛いかなぁって、自宅用に2つ購入。その日の夜、3組の同級生カップルと会う予定だったので、それぞれのカップルに1つずつお土産に買って帰ったのですが、みんなにもなかなか好評でした どうやらここでしか販売されていないようなので、今度は姪っ子&甥っ子でも連れて行って、そのついでにまた寄ってみたいなぁと思います

肥前夢街道で小さな子ども達に紛れて遊んだ後は、これまた嬉野町にある轟の滝公園へ。ここは緑豊かな公園で、春は桜やツツジが美しく咲き乱れ、川のせせらぎと滝の水音を聞きながらお散歩すると、心も体もリフレッシュされる感じがします。

この公園には一年中カモが住み着いていて、餌をもらえると思うのか、声をかけるとぞろぞろと近づいてきます。間近でかわいいカモ達と触れ合えるのもこの公園のいいところ。餌のやりすぎは良くないかも知れませんけどね

今この公園で花を咲かせているのは、不思議とバナナの香がするモクレン科のカラタネオガタマ(写真左)とトウダイグサ科のシナアブラギリ(写真右)。いつ行っても花が咲いてるっていいですよね~

こちらはちょうど滝の上から見える風景です。どこまでも澄み渡るような青い空と瑞々しい新緑、そして名前の分からない真っ白な花。すご~くきれいだったなぁ。この後は大村にある『おおむら夢ファームシュシュ』にアイスを食べに行こうと思ったのですが、残念ながら車がいっぱいで入れず その先にある『BAMBOO CAFE』でジェラートを食べながら一休みして、島原まで帰るKittyを諫早駅まで送り、今回はそこで再会を約束してお別れしました。またね~、kitty。See you next time!

私のゴールデンウィークはここで終わらず、この日の夜は友人夫婦宅で同級生達とのお食事会に参加。久しぶりにみんなに会ったけど本当に楽しかったなぁ。天気はずっと快晴とはいかなかったけど、気の置けない友人達と再会できて、たくさん笑って、たくさん歩いて、たくさん食べて、とても幸せな気持ちになれた今年のゴールデンウィークでした。一方旦那さんも上五島での一人旅を満喫した様子。お互いに充実した休日を送れてよかったよかった。ま、たまにはこんな休みもありですよね(笑)。


ゴールデンウィーク 吉井・世知原編

2009年05月13日 | 長崎県北部のお話

佐世保に引っ越してきてから初めてのGW。今回は旦那さんは上五島へ、私は佐世保で友達を迎え、それぞれの休日を楽しみました。5月3日~4日にかけて遊びに来てくれたのは長年の友人tami。 初日は朝からどんより曇り空でしたが、予定していた通り吉井町と世知原町を中心に以下のようなドライブコースを巡ってきましたよ~

5月3日ドライブコース

福井洞窟 → 直谷城址 → 御橋観音 → ポットホール公園 → 弦掛観音 → 奥の口橋 → 『てんとうむし』(晩ごはん) → 『山暖簾』(温泉)

まず最初に訪れたのは福井洞窟。案内板によると、ここは約3万年前から人類が居住地として利用してきた遺跡なのだそうで、昭和35年から行われた発掘調査では、深さ6m、16層に分かれた地層から3万年前の先史遺跡が確認されたのだとか。昭和48年に佐世保市の泉福寺洞穴から豆粒文土器が出土するまでは、当時としては日本最古(約1万2千年前)の土器である隆線文土器が3層から発掘され、また15層からはハンドアックスが発見されるなど、旧石器時代から縄文時代にかけての遺物が出土し、日本の旧石器文化の解明に大きく寄与したのだそうです。

神社の裏にある階段を上っていくと、赤い鳥居があり、その先が洞窟になっているようですが…

そこにあったのは大きな岩穴。私達がイメージしていた洞窟とは違って、奥深くまで穴が繋がっているのではなく、岩盤が屋根のようになっているスペースがあるだけでした これは「洞窟」というより「洞穴」と言った方がいいような…。

中から外を見るとこんな感じ。3万年前にここに住んでいた人類もこんな景色を見ていたのでしょうか。もっとも鳥居や神社はなかったでしょうけどね。

次に訪れたのは直谷(なおや)城址。直谷城とは吉井町の内裏山にあり、平安時代の末期より約460年間、松浦党の一族である志佐氏の居城だった場所なのだそうです。矢印に従って森の中を進んでいくと、あちらこちらにその痕跡を指し示す小さな看板があるのですが、私達素人にはここにお城があったということはなかなか想像できません

 

          

頂上まで上ると石碑や鳥居があり、本丸のあった場所には枯れかけた桜の木が何本も立っていました。一体どんなお城が立っていたのでしょうねー? 

直谷城址を目指して軽く山登りを楽しんだ後は、これまた吉井町にある御橋(おはし)観音へ。「御橋」というくらいだから立派な橋が架かっているのかと思いきや…

お寺の境内の奥にあったのは、至る所に小さな仏像が立っている大きな洞穴と、長さ27m、幅3.6m、高さ18mの巨大な天然の石橋。このみごとな自然の造形に、2人とも思わず口をぽかんと開けたまましばらくの間見とれてしまいました。この辺りは昔海だったらしく、水の浸食によってこのような天然の石橋ができたのだそうです。これはなかなか見応えがありましたよ~。石橋もさることながら、周りにある紅葉の新緑もとても美しくてステキでした 秋になると葉が紅葉してますますステキな風景が広がるのでしょうね

次に訪れたのは御橋観音のすぐ近くにあるポットホール公園。ポットホールとは河床の穴に小石が入り、川の流れによってその小石が動き、研磨してできた穴のことで、日本語では甌穴(おうけつ)というそうです。全長500mのこの公園には600余りのポットホールがあるんですって。穴ぼこだらけですけど遊歩道もちゃんと作られているので、散歩するにはもってこいですよ

 

遊歩道を歩いていると小さな噴水を発見!これは自然に噴出しているものなんですって。 なんでここだけ噴出してるんだろう?不思議だなぁ~

日が落ちてくると同時に、ポツリポツリと雨が落ちてきました。本降りになる前にもう一ヶ所、地元では「つるかけさん」の愛称で親しまれている弦掛観音を訪れました。

吉井町のお隣、世知原町にあるここ西福寺は1776年(安永2年)の開山といわれ、その奥には高さ10数mの巨岩が立ち並んでいます。こちらも御橋観音と同様にもともとは海だったそうで、水の浸食によってできた奇岩なのだとか。なんとも神秘的な雰囲気でしたよ~。

たまたま犬の散歩をしていたお寺の方に「もう少し奥の方へ行くと古い石橋がありますよ」と教えていただき、徐々に雨脚が強まる中、この日最後の目的地奥の口橋へ向かいました。ところがその場所に着いてみると何の変哲もない橋が架かっているようにしか見えません。あれが奥の口橋か?と思いきや…

その古い石橋は新しい橋の下のほうにありました。今では苔がむしている上に草が生えていて、元の姿がよく分からなくなっていますが、確かに石橋のようです。もう少し離れたところに新しい橋があればいいのですが、すぐ真横にあるのでとても見にくく、気付かない人もいるのでは!?と思うほどでした。世知原にはこのような古い石橋がたくさんあって、それを観光資源としているのに、これじゃちょっと見る人には不親切。できればもうちょっと橋の全貌が見やすいように工夫してほしかったです

               

この日の晩ごはんは、世知原町にある『洋食屋てんとうむし』でハンバーグ定食をいただきました。田園風景の中にぽつんと立っているこのお店はとてもアットホームな雰囲気で、窓の外にはきれいな川と緑豊かな森が広がっていて、穏やかな川のせせらぎを聞きながらお食事を楽しむことができます。デミグラスソースたっぷりのハンバーグもとてもジューシーで美味しかったのですが、ここのホワイトカレーも絶品なのだとか。今度来たときはカレーにしてみようっと!

最後は世知原にある公共の宿『山暖簾』でゆっくり温泉に浸かって旅の疲れを癒しました。ゴールデンウィークの最中で混雑していましたが、世知原の豊かな森林を望む露天風呂はとっても気持ちよかったですよ~ 中はあまり広くありませんが、入湯料は500円なので気軽に入れますし、ここからの眺めは最高です。きっと夜に来たら星がつかめるくらいきれいに見えるんじゃないかなぁ 

初日は最後に少し雨が降ってきた程度だったので、いろんな場所を巡ることができたのですが、翌日は朝から雨に見舞われ、一向にやむ気配がありません。とりあえずは弓張岳に上ってはみたものの、予想通りなーんにも見えず 仕方がないので『弓張の丘ホテル』でランチバイキングをいただきながら、これからの予定を再検討することに。どこへ行こうかと考えていたところ、波佐見にいる友人が最近出産したのを思い出し、彼女とベイビーちゃんに会いに行くことにしました。急遽予定を変えたので、当然のことながらお祝いを準備しておらず、「波佐見の人に波佐見焼きをプレゼントするのは長崎の人にカステラをプレゼントするのと同じだよね~」なんて言いながらも、結局波佐見焼きの子ども用プレートセットを購入し、プレゼントしちゃいました。ま、大切なのは気持ちですよね!?

 

kiichiよ、これからいっぱい食べて大きくなるんだぞ~!michiko、kiichiがもう少し大きくなったら例のプレートセットをぜひ使ってあげてね 

最近tamiとドライブに出かけると雨が降ることが多く、私から「雨女」のレッテルを貼られつつあるtami。でも雨でも楽しめちゃうところが私達のいいところ!?これに懲りずにまた一緒に探険ドライブにでかけようね。またのお越しをお待ちしておりま~す


皿山公園(北松浦郡佐々町)

2009年05月08日 | 長崎県北部のお話

GWの初日は、佐々町にある菖蒲の名所、皿山公園へ行ってきました

4月29日は「みどりの日」。…だと思っていたのですが、2007年から「昭和の日」になったんですね~。ちょうどその日にうちの両親と祖母が遊びに来てくれたので、菖蒲はまだ咲いてないかなぁと思いながらも、ドライブの途中に皿山公園に立ち寄ったのでした。案の定菖蒲はまだ咲いていなかったのですが、この公園には他にもたくさんの植物が植えられていて、様々な花を観賞することができました

こちらは菖蒲園。私達が普段「ショウブ」と読んでいるのはアヤメ科のハナショウブですが、同じアヤメ科でもアヤメやカキツバタなどがあり、花の色や形は微妙に違います。まだ花が咲いていないので花の様子はまた後日紹介したいと思います。

こちらはミズキ科のヤマボウシ(山法師)。4枚の花弁のように見えるのは総苞(そうほう)といって花びらではなく、真ん中にあるのが花なのだとか。

ちなみにこちらは同じミズキ科のハナミズキ。アメリカヤマボウシとも呼ばれ、色は白とピンクがあるようです。花が咲いているのが分かりますか?

スイカズラ科のベニウツギ(紅空木)。同じ木から白とピンクの花が咲くニシキウツギもよく見かけます。

 

ボタン科のシャクヤク(芍薬)もたくさん植えられていたのですが、こちらも菖蒲と同様にまだ少ししか咲いていませんでした。こちらも菖蒲と同じ時期に満開になりそうです

菖蒲園の周りではカモたちがひとやすみ。気持ち良さそ~う。

緑溢れる佐々町の皿山公園は、菖蒲園のほかにも桜の木や藤棚もあって、四季折々の花々を観賞できる自然豊かな公園です。川も流れていて、5月末ごろからは蛍の乱舞も見られるそうですよ~ 今回は少し時期が早かったので、菖蒲と芍薬が満開の頃にまた訪れてみたいと思います

 

皿山公園

場  所:長崎県北松浦郡佐々町鴨川免351番地
駐車場:あり


不老山総合公園(松浦市)

2009年05月08日 | 長崎県北部のお話

松浦市にある不老山(ふろうやま)総合公園は、長串山公園にも劣らないツツジの名所。…なのですが、今年はどこも開花の時期が早かったようで、4月28日に訪れたときにはすっかり枯れてしまっていました 

花の時期は終わっていたけど、とりあえず駐車場に車を停めて、公園内を散策することに。

ツツジ園にある遊歩道をどんどん上っていくと、ちょっと珍しいカタチをした展望台を発見!さて、あの渦巻き状のステキな展望台からはどんな景色が見えるのかしら?

頂上から見えたのは松浦市街と周辺の山々。海の方へ目を遣ると、モンゴル村のある鷹島や、椿の名所である福島などが一望できます。ちなみに背の高い煙突が立っているのは松浦火力発電所で、隣接する松浦発電所と併せて「東洋一の石炭火力」と称されるのだそうです。 そんなに規模の大きい発電所だったとは、長崎県民ながら全く知りませんでした。この公園には運動場やアスレチック広場などもあり、子ども達も思いっきり走り回って遊べそうです。また芝生も広いので、レジャーシートを敷いてみんなでお弁当を食べるもよし、周辺をゆっくり散歩するのもよし、老若男女を問わず楽しめそうですよ~。

               

まだまだ未開拓の地が多い県北地方。これからもっともっと開拓したいと思いまーす

 

不老山総合公園

場  所:松浦市志佐町高野免377
駐車場:あり(けっこう広い)


オランダの花やさん

2009年05月01日 | 植物のお話

アースデイさせぼに出店していた『オランダの花やさん』。そこで販売されていたお花のセンスの良さと自家製ハーブティーに惹かれ、一度店舗の方へ行ってみたいと思っていました。ちょうど4月に義理の両親の誕生日があったので、さっそくプレゼントの花を買いに行ってきましたよ~ 

 

花屋さんだからきっと商店街の中にあるんだろうな~と勝手にイメージを膨らませていたのですが、ナビを頼りにたどり着いたのは思わず「え?どこに花屋さんがあるの?」と言いたくなるような場所。なんせ商店街どころか周りには民家もまばらで、見渡す限りほぼ畑しかありません。でも看板はちゃんと立ってるし、店舗に通じているらしい小道もあります。半信半疑で矢印の指す方へ向かっていくと…

          

ちゃんと店舗がありました しかも私好みのステキな雰囲気 優しい風合いのアレンジメントもとっても気に入ってしまいました~ お店のこだわりはオランダスタイル。お店のHPにはオランダスタイルにこだわる店主の思いが以下のように綴られていました。

なぜオランダスタイルなのか・・・・
オランダスタイルは自由な個人を受け入れる豊かな社会、教育環境、
その生活を楽しむ人々の暮らし、のびのびと生きていく力強い人々がいます。
活き活きとした所で生活や仕事をしていきたい。
小さくでもいいからそんな楽しい環境を築きたいという希望をもっています。
私はお花とともにそんな生活を通してのお仕事が
紹介できたらいいなと願っています。

       

鳥の巣をイメージしたというアレンジメントの中には可愛らしい白い鳥がちょこんと座っています。こんなに優しい雰囲気のアレンジメントは初めて!見ていると作り手さんの思いが伝わってくるようです。また誰かのお祝いの時にはこちらの花屋さんにお願いしたいなぁ~

 

『オランダの花やさん』

場  所:長崎県佐世保市重尾町2654
電  話:0956-38-8783
営  業:9:00~16:00
店休日:日・祝
H   P:
http://oranda8783.com/