I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

天山登山(佐賀県小城市)その3

2014年05月14日 | 山のお話

山頂でお昼ご飯を食べた後は、登ってきた道をそのまま辿って下山します 下山し始めてまもなくツルリンドウ(蔓竜胆)を発見 私の大好きな花なのでもっと近くで接写したかったのですが、後ろから別のパーティーが迫っていたのでじっくり撮れませんでした 足元によーく気を付けていないと見逃してしまうほど小さな花ですが、ちゃんとリンドウの花の形をしていてとってもキュートです

この時期の山は落葉樹の明るい緑と常緑樹の濃い緑のコントラストがすごくきれいです 気温も高すぎず低すぎず、この季節の登山は本当に気分爽快 日頃のストレスなんか吹っ飛んじゃいますよ~ 

ふと見上げるとサルトリイバラ(猿捕茨)に花が咲いているのを見つけました!秋から冬にかけて真っ赤な実を付けるのですが、花の方は地味であまり目立ちません。

これは我が家に飾ってあるサルトリイバラのリースですが、半年たってもほとんど色落ちがなく、長い間楽しむことができるので、とっても重宝しています

これはバラ科のキジムシロ(雉莚)かな? 似たような花がたくさんあるのでよく分かりませんが、葉の形からおそらくイチゴ系の植物ではないかと思われます

 

これはアケビ(木通)の花。私がいつも見るアケビの花と比べると明らかに色が濃いです。まるでブドウの皮みたいですよね

これは後で見つけたアケビの花。私がよく見かけるのはこちらの色が薄い方です。調べてみるとアケビの種類には、アケビ、ゴヨウ(五葉)アケビ、ミツバ(三葉)アケビの三種類があり、ゴヨウアケビはアケビとミツバアケビの自然交雑種なのだとか。葉が一か所に5枚あることから、これらはアケビまたはゴヨウアケビであると思われます。さらに葉が丸いのがアケビで、大きな波上の鋸歯(ギザギザ)があるのがゴヨウアケビなのだそうですが、上の写真からは区別がつきません ちなみに学名はAkebia quinataというそうで、日本名のアケビはそこから来ているようです。ほぼそのまんまなんですね~

下山した後は厳木温泉『佐用姫の湯』でゆったりと温泉に入り、佐用姫の大きな像がある道の駅厳木でお土産を物色して帰路につきました。ちょっとざっくりとした紹介になりましたが、5月の定例登山の報告はこれでおしまい。次は18日のオプション登山で黒髪山へ登ります。残念ながら私はバスケの試合と重なってしまい参加できませんが、久々にK原隊員の参加もあり、大変賑やかな登山になりそうです 隊員の皆さん、私の分も楽しんできてくださいね~ では、次回の更新をお楽しみに


天山登山(佐賀県小城市)その2

2014年05月14日 | 山のお話

歩き始めて40分ほどのところでふと後ろを振り返って見た風景。ちょっと霞んでいて遠くまで望むことはできませんでしたが、お天気がよく登山日和だったので私たち以外にもたくさんの登山者の方々とお会いしました

日が高くなるにつれ徐々に日差しが強くなり、 肌がジリジリと焼き付けられるのを感じます。いよいよ日焼け対策を万全にしておかなければいけない季節になってきました。特に天山登山では日焼け対策は必須!!クマザサ(熊笹)の生い茂る尾根を太陽の光に照りつけられながら、ひたすら歩き続けます。

今回の登山でとても印象的だったのは、写真の中央に見えるうす紫色のヤマフジ(山藤)の花。

きれいに整備された公園などは別ですが、藤の花ってだいたい手の届かない高い所に咲いているもの。でもこの登山道では私たちのすぐ手の届く場所にたくさん咲いていたのです

これは藤の花のつぼみ。公園などにあるノダフジ(野田藤)のように花穂が下に長く垂れ下がってはいないので、最初に見たときは「これは何のつぼみだろう?」と思いました。

ano隊員のお話によると、藤の花って天ぷらで食べられるそうです。あらゆる食材を天ぷらにしてしまうほど天ぷら好きの私ですが、いまだかつて藤の花の天ぷらは食べたことがありません。いつか食してみたいものです あ、ちなみに最近のヒットはパセリの天ぷらでした。なかなか美味しかったですよ~♪

真っ白な妖精のようにも見えるこの可愛らしい花はバイカイカリソウ(梅花錨草)の花。私の小指の先ほどの小さな花です。今回の登山ではたくさん見つけることができました。

この紫色の花はヒメハギ(姫萩)の花。日本全土で見ることができるそうですが、山野の日当たりが良くてやや乾いた場所に生息するので、ちょっとした山に登らないと出会うことはありません。

これはおそらくセリ(芹)の花かな?にしては少し花が小さいような気もしますが… 所々に白くて小さい花が固まって咲いていて、接写しようと思いましたがうまく撮れませんでした

これはツボスミレ(壺菫)かな??花が白いので特徴的ではあるのですが、スミレの種類は何十種類もあるので特定は非常に困難です 

晴天の下、尾根歩きはまだまだ続きます。今回のルートの4分の3は日なただといっても過言ではありません。登山口では少し肌寒いくらいだったのに、登山中は本当に暑かったです

4月に郡岳に登った時には見られなかったミツバツツジ(三葉躑躅)の花がここでは満開でした!もう花期が終わって枯れかけているものもありましたが、山頂近くのものはまだたくさん咲いていましたよ 

太陽の光にさらされ続けるT小登山隊と、相変わらず雲一つない快晴の青空。山頂が近づくにつれ、お腹も空いてきました~

 

七曲登山口から1時間40分ほどで天山の山頂(1046m)に到着~ご覧の通り山頂には日陰一つありませんが、冷たい風が吹いていたため、急に体温が奪われ始めました。上着を忘れた私たちは準備の良い他の隊員たちに風よけのジャケットをお借りし、寒さに震えることなくお昼ご飯にありつくことができました。やはり山では様々な状況に対応できる衣服の準備をしておくことが大切ですね。次の登山では今回の反省を生かして準備をしたいと思います

天山登山はもう少し続きます 


天山登山(佐賀県小城市)その1

2014年05月09日 | 山のお話

T小登山隊5月の活動報告です。
5月3日(土)に佐賀県小城市にある天山に行ってきました 天気は快晴!最高の登山日和でした 天山登山は今回で3回目。2回とも天山上宮の駐車場から登るコースだったのですが、今回は七曲峠の登山口から登頂し、来た道を戻るという往復コースを歩きました。

天山登山は木陰が少ないため、真夏に登るとかなり暑さにやられてしまうのですが、今はまだ新緑の5月。お天気が良く日差しも多少強かったものの、山頂付近の風はまだ少し肌寒く感じるほどで、そう汗をかくこともなく爽快な登山となりました。 植物たちは今まさに成長期を迎え、1年のうちで山の緑が最も艶やかで美しく映える時期です。4月の郡岳登山の時より葉は大きく育ち、私の視界に飛び込んでくる花の数も増えていました。

この色艶の美しい葉っぱはギボウシ(擬宝珠)の葉。山間の湿地などに自生する植物で、日陰でもよく育つ多年草です。花もきれいなので、よく園芸店でも見かけます。

こちらはアケビ科のムべ(郁子、野木瓜)。アケビに似たような果実のなる植物で、こちらの方言では『グベ』と呼ばれています。果肉は甘くておいしいですが、種がびっしり入っているのでなかなか食べるのに苦戦します

こちらはホウチャクソウ(宝鐸草)。筒状で垂れ下がった花はナルコユリ(鳴子百合)の花に似ていますが、花のつき方が違います。

 

しばらく森の中を歩いていると、栗みたいな丸っこいキノコを発見 なんだか小さな栗饅頭みたいでおいしそう~ このキノコ、調べてみるとどうやらサルノコシカケ科のヒトクチタケ(一口茸)のようで、枯れてから一年以内のアカマツなどに発生するのだとか。 うんうん、確かに松の木に生えてました!見た目や名前から一口でぱくっと食べられそうですが、食用にはならないそうなのでご注意を~

天山の登山と言えば概ねこんな感じ。尾根伝いを歩くことが多いので、思いっきり太陽の光にさらされます。登山口に着いた時には少し肌寒く、上着を忘れたことを後悔しましたが、登る間は大体「暑い~」って言ってました

天山登山はまだまだ続きます

その2へ続く 


珈琲けやき(長崎県大村市)

2014年05月07日 | 美味しいお話

天ぷら総会の帰りに、登山仲間でありバスケ仲間でもあるokaと大村にある『珈琲けやき』に行ってきました

古民家を改装して作られたという店内は、あったか~い雰囲気に包まれていて、とっても気持ちが落ち着く優しい空間。以前はコーヒーの移動販売のみされていたそうですが、2011年12月にこの場所に店を構え、このカフェをオープンされたのだとか。前から聞いてはいたけれど、なかなか行く機会がなかったこちらのカフェに念願叶って行くことができました♪(oka、ありがとー!)

私たちが頼んだのは深い香りとこくが漂う『珈琲けやき(400円)』。お店の名前がそのままついていることから、このコーヒーを飲めばこのお店の味が分かるかもと思いチョイスしたところ、この一杯がとってもおいしかった!コーヒー豆は炭火を使って自家焙煎するというこだわりを持っていらっしゃるようで、どちらかと言えば紅茶派の私でも、口に入れた瞬間素直に「おいしい!」と思える一杯でございました ソーサーに添えられたクッキーもまたコーヒーに合うんだな~、これが。お店の方もとっても気さくで優しくて、長々と居座っていた私たちに「どうぞゆっくりしていってくださいね~」って声をかけてくださいました。うちの近くにもこんなカフェがあるといいのにな~。

ここのコーヒー、本当におススメです コーヒー好きな方はぜひ!

 

『珈琲けやき』

場  所:長崎県大村市寿古町61
電  話:0957-55-0958
店休日:不定休
駐車場:あり