I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

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久賀島クルージング

2008年09月30日 | 五島のお話

秋分の日は旦那さんの職場のレクレーションに乗っかって久賀島へ行って来ました!
なんと今回はコースが4つ準備されていたのですが、私は行きはクルーズ船『ソレイユ』に乗って久賀島の教会を巡り、帰りはグラスボート『シーガル』に乗り換えて海中公園散策というコースで行ってきました

ずっと行ってみたいと思っていた久賀島(ひさかじま)は、福江島の北東部にある馬蹄形の島で、福江港からは船で約20分ほどで到着します。人口は約500人で、面積は37.35平方km、周囲は62.8キロkm。福江島の面積が326平方kmですから、その9分の1ほどの大きさです。やぶ椿の原生林が広がっていて、1月~2月頃に訪れると島中が真っ赤な椿の花で彩られるのだとか。キリシタンの信仰が深い場所でもあり、今回はその歴史を垣間見るべく、島に残る教会を巡ってきました。

       

まず最初に訪れたのは田の浦港から程近い浜脇教会。この教会は明治14年に建立された木造の天主堂が潮風に晒されて痛みが激しかったため、昭和6年に五島で最初の鉄筋コンクリートの教会として建立されたものなのだそうです。痛んでしまった元の教会は、同じ島内の五輪という地区の信者さんたちの要望で一旦解体され、いかだにして海を渡して五輪へ移築されました。それが後に登場する旧五輪教会です。

       

当時のお金で2万7千5百円(今で言えば2億ほど)という巨額な財産を投じて建立されたというこの教会。決して財政が豊かではなかったはずなのに、なぜこれほど立派な教会を建てようと思い立ったのか。私にはその心境がなかなか理解できませんでしたが、その背景には明治元年10月8日に行われたまさに悲劇ともいえるキリシタンへの迫害があり、救いを求める信者さんたちの強い思いがあったのです。そのことについてはこの後訪れる牢屋の窄(ろうやのさく)殉教地のところで触れることにします。

浜脇教会のステンドグラスと壁の塗装は同じ時期に一度改修されたそうで、約80年も経っているとは思えないほど真新しい感じがしました。壁にはキリストが十字架に掛けられて復活するまでの様子が描かれた14枚の絵が飾られています。

                 

この部分だけは古いままで残されていたようです。きっと改修される前の壁の色もこんな感じの色で、内部はもっと暗い雰囲気だったのかも知れませんね。

こちらが浜脇教会からほど近いところにある牢屋の窄殉教地。島中のキリシタンが逮捕され迫害された場所です。

今はこうして教会のようなものが建っていますが、当時は6坪の広さの牢に約200人が押し込められ、老若男女を問わずありとあらゆる拷問が行われ、約8ヶ月の間に39名もの方が命を落とされたのだそうです。全員が放免されたのは約2年後のことで、帰宅後まもなくさらに3名が亡くなり、犠牲者は42名となりました。中には当時まだ5歳の女の子もいたのだとか。全く信じたくはないけど、これはこの久賀島で現実にあった出来事なのです。

そんな悲惨な出来事があって、明治14年に浜脇に建てられた最初の教会がこちらの旧五輪教会。昭和6年に新しい教会が建てられる時、その役割を一度は終えたこの教会は、五輪地区の人達の強い要望でこの地に移されました。

          

移築の際に大きな改変がなされていないため、この建物は創建当時の形が残された貴重な建造物と言えます。昭和60年に新しい教会(現在の五輪教会)がすぐ隣に建てられ、再び教会としての役割を終えたこの建物は、平成11年に国の重要文化財として保存されることになりました。127年の歴史を持つこの教会の外観は瓦葺の和風な建物でありながら、内装はリブ・ヴォールト天井を用いたゴシック様式。しかもヨーロッパの教会は石造りであるのに対し、全て木造というところがすごい。天井のカーブを木で作るのには並々ならぬ努力があったのだと思います。

               

私が驚いたのは、教会の窓がなんと引き戸であったということ。この窓の形からして外側に開くものかと思ったら、両サイドからスライドして出てくるようになっているのです。これも日本の教会ならではですよね!ステンドグラスこそはまっていませんでしたが、和と洋が見事に調和したステキな教会だと思いました。

                

赤いカーテンに包まれたこの場所は、信者さんが懺悔を行うところで、中で神父さんと一対一で自分の罪を告白するのだそうです。今回案内と解説をしてくださった木口さんのお話では、子どもの頃この懺悔室に入り、「友達に思いやりのないことを言った」などの日常の罪を告白していたのだそうですが、特に罪が思いつかないときは、その罪を忘れたことを罪としていたのだとか。子ども達にとってはちょっと苦手な場所でもあったようです。

今回久賀島のキリシタンの悲しい歴史を知り、同時に人間の「怖さ」と「強さ」を知りました。キリスト教徒であろうが仏教徒であろうがみんな同じ人間なのに、その違いをよしとせず、多数派が少数派を暴力という手段で飲み込もうとする人間の怖さ。多かれ少なかれ、もしかしたらそれは人間ならば誰でも持ち合わせている感覚なのかもしれない。同時に人間はとんでもない苦境から這い上がり、立ち直る強さを持っている。その強さがこの日本では宗教の自由を勝ち取ったといえるのかも知れない。しかし、そこにたくさんの犠牲者がいたことを、私達は決して忘れてはいけない。「お互いの違いを認め合うこと。」これってとっても大切なこと。怖さと強さを併せ持つ私達だからこそ、このことをずっと心に留めて生きていきたいものです。

          

帰りはグラスボート『シーガル』に乗り換え、いざ海中公園へ!

海中公園では五島近海に生きる珊瑚や熱帯魚を観察しました。写真の中に見える青くて小さな魚はソラスズメダイで、ニモで有名になったカクレクマノミイソギンチャクなどもたくさん見ることができました。福江に来たらぜひ一度シーガルに乗って海中探険をしてみてください。季節は夏がおススメでーす

さて、今週は上五島のさらに北の方に位置する宇久島(うくじま)に行ってきます。台風15号がさっさと九州南部を通り過ぎてくれることを期待しつつ、宇久島ツアーに備えたいと思いまーす

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ツルボ(蔓穂)とヤブラン(藪蘭)

2008年09月19日 | 植物のお話

幼い頃からよく見かけていたこのちょっとおしゃれなツクシのような野草。最近までその名前を知らなかったのですが、ユリ科ツルボ(蔓穂)であることが判明しました

          

花期は主に4~5月頃なのだそうですが、秋咲きの種もあり、鬼岳周辺のツルボは今まさに満開の時期を迎えています。

          

ぱっと見ツルボと同じように見えるこちらの野草は、同じユリ科ヤブラン(藪蘭)。私の大好きな野草の一つです。薄紫色の小さな花は、遠くから見ると分かりませんが、近くで見るととっても可愛らしい形をしていて、花が咲き終わるとそのあとには光沢のある黒い実をつけます。(→以前紹介した『ヤブラン』)ツルボもヤブランも鬼岳のコンカナ王国付近から鬼岳園地の駐車場までと、その先の下りの道路脇にたくさん咲いているので、気が付いたらぜひ近くで観察してみてくださいね!きっと惚れますよ~

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祝3歳!

2008年09月18日 | いろんなお話

先日甥っ子キョウの3歳のお誕生日パーティーに参加してきました

わんぱく坊主の甥っ子は私のことを「ミヨたん」と呼びます。1歳前からおしゃべりを覚えた姪っ子ミズキと比べると、這い這いや歩き出すのが早かった代わりに、いまだに言葉がはっきりしないキョウ。どうやらまだ「~ちゃん」が「~たん」になってしまうようです。同じ両親から生まれてくるのに、成長の仕方はまったく違うものなのですね。語尾だけはしっかり「~するとよー」「~やったとよー」と諫早弁丸出しなんだけど、その途中が何を言ってるのかよく分からなかったりもするキョウ。でもそれがまた可愛くて、そんなキョウにおばちゃんはもうめろめろ いつも走り回るキョウをとっ捕まえてぎゅーっと抱きしめてしまいます ま、すぐ逃げられちゃいますけどね

          

イベント好きな我が家では、家族の誕生日には必ずちょっとしたパーティーを開きます。小さい頃から誕生日パーティーに慣れ親しんできた甥っ子は、誰の誕生日であろうが、「ハッピーバースデートゥーユー♪」の歌の後にロウソクを吹き消すのが大好き。この日は本人の誕生日だったので、特別に3回もやりました。もちろん歌を歌うところから。

みんなにお祝いしてもらってご満悦のキョウに「何歳になったの?」と尋ねると、「よんさい!」となぜか鯖を読むわが甥っ子。「3歳やろう?」って周りの大人が言っても「よんさい!」と言ってニヤッとするところがまたおもしろい。まるで大人の反応を見て楽しんでいるかのよう。たった3歳でも私達が思っている以上にいろんなこと分かってるんだろうなぁー。子どもの感性、決して侮ることなかれ。ですね!

キョウの成長っぷりを見て、また次に会うのが楽しみになったkero-keroなのでした。プレゼントしたグローブとボールのセット、時々でも使ってくれるといいなー まだ右利きか左利きかも分からないのに、とりあえず右利き用のグローブをプレゼントしてしまいましたけど・・・ね

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ムクゲ(槿、木槿)

2008年09月17日 | 植物のお話

コンカナ王国に上る道の途中に、ピンク色の花をたくさん咲かせている一本の木を発見 花の形はハイビスカスによく似ています。ということは、これはきっとアオイ科の植物のはず。その線から調べてみると、やはりアオイ科ムクゲ(槿)であることが分かりました 学名はHibiscus syriacusといって、やはりハイビスカスの名前が入っています。

          

ハイビスカスと言えばもっと色が鮮やかで派手なイメージがありますが、ムクゲはちょっと控えめで和風な感じ。韓国の国花でもあるそうですが、原産地は中国・インドあたりなのだとか。朝方に咲き、夕方にはしぼんでしまうようですが、次々に花が咲き、花期が長い(7月~10月)ので、朝鮮語では無窮花(むきゅうか・ムグンファ)と呼ばれるそうです。

          

青空に向かって元気一杯に咲くムクゲの花達。その咲き方からは、何度躓いても立ち上がり、そこからまた次の希望を生み出していく力強さのようなものを感じます。私達人間も、命ある限り何度躓いても立ち上がれるはず。私もムクゲの花のように強く逞しく生きていきたいな~

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五島の空に浮かぶ謎の飛行物体

2008年09月11日 | 五島のお話

ある晴れた日、とっても天気が良かったので鬼岳へ登ってみようと思い、鬼岳園地の駐車場に車を停め、展望台の方へ続く階段を上っていると、なにやら空を飛んでいる謎の物体を発見

          

その謎の飛行物体は山陰からチラッチラッと姿を現すのですが、遠くからでは何が飛んでいるのかはっきりとは分かりません。でもあの色、あの姿、どこかで見たことがあるような…

          

んーっ もしかして、アンパンマン

展望台まで上ってみると、なんとアンパンマンが落下していました。青空を縦横無尽に飛び回るアンパンマンの正体は、なんとだったのです

        
       

凧といってもただの凧ではありません。人と同じくらいの大きさで、先端には弦が張られていて空を飛ぶときにビーンビーンという音を発します。実は五島には『バラモン凧』いう鬼に立ち向かっていく勇敢な武士の後姿が描かれた伝統的な凧があり、作りはそれと全く同じで、その姿をアンパンマンに変えたものだったのです。

一歳になるお孫さんを連れたご夫婦がそのアンパンマンの姿をした凧を揚げていたのですが、お話を伺ってみると、ご主人は昔からバラモン凧を作るのが好きで、最近はお孫さんのためにキャラクターものの凧作りにはまっているのだとか。私が去年から参加している五島列島夕やけマラソンのときも、毎年中間地点あたりで凧を揚げて選手達に声援を送っているのだそうです。走ることに夢中で全然気が付かなかったなぁ。

          

五島の空に浮かぶ謎の飛行物体の正体は、優しいおじいちゃんが一歳になる可愛いお孫さんのために作った、愛情いっぱいの凧でした。空高く舞い上がるアンパンマンのマントには、しっかりとお孫さんの名前が刻まれていて、お孫さんの健やかな成長を心から願うご夫婦の思いがひしひしと伝わってきました。saeちゃん、ステキなおじいちゃんとおばあちゃんがいて、あなたはとっても幸せだね!

ある晴れた日に思いがけず立ち会えたステキな時間。ご夫婦の優しい笑顔とsaeちゃんの屈託のない笑顔に、心がほっこりとあたたかくなりました。もし来年も夕やけマラソンに参加することができたら、中間地点あたりで少し足を止めて空を見上げてみたいと思います。もしかしたらまたこの優しい顔をしたアンパンマンに出会えるかもしれないから。

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ノゲイトウ(野鶏頭)

2008年09月10日 | 植物のお話

鬼岳の農道をドライブしていると、道路脇にめずらしい花がたくさん咲いているのに気が付きました。車を降りて近づいてみると、茎の先端に見たことのない小動物のしっぽのようなものが一つずつくっついています。 なんじゃこりゃ~!?

 

          

色は全体に白っぽくて少しピンクに色づいている程度。この時点ではまだ何の花か分かりませんでした。

          

数日経ってからまた同じ道を車で走っていると、前回見たときにはまだ白に近かった花の真ん中から先端にかけてすっかりピンク色になっていることに気が付きました。これってなんかの花に似てるなー。もしかしてケイトウ(鶏頭)?と思って調べてみると、どうやらこれはヒユ科のノゲイトウ(野鶏頭)で、熱帯アジアの帰化植物なのだそうです。今はまだ薄いピンク色ですが、これからもっと色が濃くなっていくようです。

          

よくよく観察してみると、しっぽのように見えていたのは小さな花の塊で、その一つ一つからやはりピンク色の雌しべや雄しべやがチラチラと顔をのぞかせていました。近くで見てもとても愛らしい花です。しかしノゲイトウなんて花が存在するとは全く知らなかったな。今まで園芸品種のケイトウしか見たことがなかったけど、野生のケイトウも品があってステキだなと思いました。最終的にはどんな色になるのか、もう少し観察を続けてみたいと思います

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ニラ(韮)

2008年09月10日 | 植物のお話

家の近所の道端で可愛らしい花を見つけました 

私の植物の知識によると、このようにたくさんの小さな花が集まって丸い形を形成するのは、ネギニンニクラッキョウなど薬味系の植物。で、その辺から調べてみると、これはニラの花だということがわかりました。

          

さらに気が付いたのは、ネギもニンニクもラッキョウもニラも全部ユリ科の植物だということ。ユリ科の特徴と言えば、ユリやチューリップのように地下に鱗茎や球根が発達しているものが多く、ここに紹介したニラを含むネギ属やアスパラガスなど食用のものと、チューリップやヒヤシンスなど園芸用のものとがあるようです。ニラはご存知の通り匂いは多少きついですが、ネギ属の花の中では一番可愛くて私好み 食材としても豚キムチやチヂミ、ギョウザ、ニラ玉には欠かせません。特に夏に食べたくなる野菜ですね。普段スーパーの野菜コーナーで葉っぱしか見ることのないニラですが、花を見ると少しイメージが変わったのでは?ちなみにニンニクの花も薄紫色でとっても可愛いんですよ~ 機会があったらまた改めて紹介しますね!

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ほっとする風景

2008年09月08日 | 五島のお話

先日音楽の先生をしているrikaちゃんとランチ&ドライブに行ってきました

ドライブにはもってこいのお天気だったので、ちょっと遠いけど車で30分ほどのところにあるBig Wave Cafeでランチを食べ、そのまま海を見に高浜へGo!

普段部活動で忙しく、日中ドライブに出かけることなんてほとんどないというrikaちゃんは、なんとこの高浜に来るのも約1年半ぶりとのこと。高校の先生って部活動を持つとほとんどお休みがないんですよね。そんなrikaちゃんが「教会に行きたい」と言うので、彼女のリクエストに答えて近くの教会を巡ることにしました。

       

まず最初に案内したのは、高浜から程近い貝津教会。私はこの教会のステンドグラスが映し出すカラフルな光の欠片が好き 下五島の教会の中でも、ここのステンドグラスの色が一番はっきりしているような気がするんです。教会の作り自体はシンプルですけどね

次に案内したのは岐宿にある水之浦教会。この教会のステンドグラスの色は全体的に淡く、貝津教会のようにカラフルな光を生み出すことはありませんが、シンプルな色使いや模様は私好み。特にこのピンク色のステンドグラスが好きです そういえば以前ステンドグラスのピンク色は金を使わないと出ないって聞いたことがあるけど、このステンドグラスもやっぱり金を使ってるのかな?だとしたらかなり高価なものなんじゃないかなー

水之浦教会を訪れた後は、日頃忙しいrikaちゃんにお花畑を見せたくて、そのまま近くにある魚津ヶ崎(ぎょうがさき)へ。海側の畑にはすでにコスモスが咲いていて、なんと早くも見頃を過ぎてしまっていました。しばらく涼しかったから季節を間違えちゃったのかなー?ちなみに道路を挟んで反対側の畑にはちゃんと新しい株が植えてあってので、おそらくちゃんと10月~11月頃に咲いてくれると思います またその頃に見に行かなきゃな

       

最後は魚津ヶ崎から見える五島岐宿風力発電所の風車へ。ここは九州で初めて地方自治体が出資し、第3セクターで運営している国内最西端の風力発電所なのだそうです。ここで発電した電気は風車のライトアップに使われているそうで、その他の電気は九州電力に売っているのだそうです。ちなみに一基が発電する電力は岐宿町で1年間に消費する電力の約6割にあたるのだとか。それってかなりすごいですよね!発電量もさることながら、真っ青な空にまっすぐ伸びる風車の姿は、凛として美しく、見ているだけで心がすっきりと洗われるようです。rikaちゃんはここに来るのも初めてだったようで、とても喜んでくれていたようでした

rikaちゃんと一緒にドライブしてみて、教師という仕事は本当に大変だなぁと改めて実感しました。部活動を持つと放課後は毎日その指導にあたり、土日もほとんどプライベートの時間はとれません。家に帰っても教材研究や採点などがあり、生徒が問題を起こせばすぐに飛んでいかなければいけません。常に子ども達のことを考え、子ども達の夢の実現や目標の達成のために時間や労力を惜しまず、悩みを持つ子どもがいればそっと寄り添い、時には叱咤激励し、子ども達が本来持つ能力を引き出そうと、先生はいつも必死です。

私の恩師もそうでした。毎日遅くまで部活動の指導に明け暮れ、練習中は常に真剣で、いつも本気で私達にぶつかってきてくれた。あの日もいつものように放課後体育館に現れ、部活動の指導をした後、「お疲れさん」という言葉を残して体育館を後にした先生。帰宅途中に倒れ、新人戦を目前に控えた私達を残してそのまま天国に旅立ってしまった。そんな先生に見せたかったほっとする風景。もう少しこんな景色を眺める時間と余裕を持てたら、今も元気に教壇に立っていたんじゃないかな。先生が亡くなって早十数年。先生、私は30歳を超えた今でも時々そんなことを思いながら、先生が大好きだったバスケを続けていますよ。「弱気じゃないよ!強気だよ!」気持ちが弱かった私にいつも先生が飛ばしてくれた言葉。先生の言葉と情熱の欠片は今も私の胸にしっかりと残っています。私が弱気になっていたら、いつでも天国から私に喝を入れてくださいね!

毎日忙しく暮らしている全ての人たちへ。疲れたときほど外へ出てこんな風景を見て欲しい。そこに咲く花の美しさや香り、肌に触れる風の心地よさ、空の青さ、差し込む光のあたたかさを感じて欲しい。そして自分の心や体とゆっくり向き合って欲しい。決して無理はしないで。あなたがいないと悲しむ人達がたくさんいるから。

rikaちゃん、ドライブに付き合ってくれてありがとう!同い年ながら私はrikaちゃんのことをとても尊敬しています。音楽に対する情熱、子ども達に対するまっすぐな姿勢、本当にステキだと思います。rikaちゃんに音楽を習って音楽が好きになった子ども達はきっとたくさんいると思うよ!これからも音楽の楽しさやすばらしさをたくさんの子ども達に伝えてあげてくださいね♪そしてまた一緒にほっとする風景を見に行きましょう!次回のドライブを楽しみにしてまーす

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タマスダレ(玉簾)

2008年09月04日 | 植物のお話

最近住宅の駐車場の片隅に白くて可愛らしい花が咲いているのを見かけます。数年前から気になっていながら、この植物の名前がずっと分からずにブログで紹介することもできなかったのですが、この花の正体がやっと分かりました

           

私が気になっていたこの花の正体は、ヒガンバナ科のタマスダレ(玉簾)。白い花を「玉」に、細長い紐のような葉を「簾」に見立ててこの名前が付けられたのだそうです。南米原産で日本には明治初期に園芸用として導入されたそうですが、今ではこうして道端でも見かけることができます。地下には球根があり、夏から秋にかけて花を咲かせ、日光がよく当たる所では花がよく開きますが、夜になると閉じてしまいます。

          

ちなみに別名ゼフィランティスは、ギリシャ神話に出てくる西風の神「ゼフィロス」と、花という意味の「アントス」を組み合わせたものなんですって。きっと皆さんの家の近くにも咲いているはず。ぜひ探してみてください

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手紙

2008年09月03日 | いろんなお話

昔はよく手紙を書いていた。携帯電話が無かった頃は、遠くに住む友人や家族との連絡手段は家の電話か手紙しかなかったからだ。毎日家のポストをのぞいて、その中に自分宛の手紙が入っていると、それがどんなに寒い冬の日でも、私の心はぽかぽかと温かくなった。初めて一人暮らしをした学生時代は特に嬉しかった。家に入って封を切るときのあのドキドキ感。あの感覚はほんとうにたまらない。中身は家族からの励ましの手紙だったり、友人からの近況報告だったり、時には恋人からの切ない内容だったりするのだが、そのどれもから手紙を書いた人の心が伝わってくる。それぞれの筆跡がその人の温かみを帯びて自分に語りかけてくる。捨てさえしなければ後から読み返す度にその時の思い出を蘇らせてくれるのも手紙の魅力の一つだ。そんな宝物のような手紙がうちには山ほどある。

携帯電話が普及し始めてからというもの、ほとんど手紙が来なくなった。それに比例するように、私自身もあまり手紙を書かなくなった。もともと文章を書くのが苦手だった私は、手紙を書くのがあまり得意ではなかったし、自分の字もあまり好きではなかったから、自分から手紙を書く機会もめっきり減ってしまった。自分に余裕が無くてせっかく友人がくれた手紙に返事を書かなかったこともあるし、何度も推敲している間に時間が経ちすぎてしまって、出さなかった手紙もたくさんある。いつの間にか筆不精になってしまった自分がなんだか寂しかった。

でも今は大切な人に感謝の気持ちを伝えたいときはなるべく手紙を書くようにしている。その時に一緒に撮った写真があれば、写真も添えて手紙と一緒に送るようにしている。相変わらず字もあまりきれいではないし、文章もへたくそだったりするのだが、私が昔手紙をもらって嬉しかったように、きっともらった人も喜びを感じてくれるのではないかという期待を込めて、つたない文章でもその時の気持ちが薄れないうちになるべく早く郵便ポストに投函するようにしている。相手の人に自分のありのままの気持ちが少しでも多く伝わるように。

今日も手紙を書いた。相手は屋久島でお世話になったガイドの寺田さん。ちょっと遅くなってしまったけど、出さないよりはずっといい!と自分に言い聞かせて、屋久島で撮った写真と一緒に今日投函しようと思います。

さて、今度は誰に手紙を書こうかな

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センニンソウ(仙人草)

2008年09月02日 | 植物のお話

私が大好きなこの花の名前はキンポウゲ科のセンニンソウ(仙人草)。蔓性の多年草で、今ちょうど花の見頃を迎えています 私が初めてこの花の存在に気が付いたのは、4年前の夏に上五島へ教会めぐりに行ったときでした。多分どこにでも咲いている花なんでしょうけど、島の自然の中ではこの純白の花(←厳密にいうと「花弁」ではなく「がく」)がより一層美しく輝いて見えて、その可憐さに一目惚れ それ以来毎年夏になるとこの花に会えるのが楽しみになりました

          

細長いつぼみがはじけると、中から飛び出すたくさんの雄しべと雌しべ。その姿はまるでパチパチと静かにはじける線香花火の火花のよう。他の植物に絡み合い、太陽の光りをたくさん浴びてとっても気持ち良さそうに咲いています。

高浜海水浴場を望む展望台からは今こんな風景が楽しめます。センニンソウと高浜のコラボレーション、いかがですか?同じ高浜の風景でも周りに咲く草花にちょっと目を向けると、季節によってまた別の雰囲気を味わうことができます。センニンソウは近くで見ると本当に魅力的な花なので、ぜひ顔を近づけてその花の形や香りを楽しんでみてください。きっと幸せな気持ちになれますよ~

 

ちなみにキンポウゲ科の植物には毒性のものが多く、このセンニンソウも毒をもっており、馬や牛は食べないそうです。間違っても口に入れたりはしないでくださいね!まぁないとは思いますが、一応念のため追記しておきます

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夏の終わりに

2008年09月01日 | 五島のお話


(幾久山の田園風景)

2008年の8月も終わり、今日から9月。私の福江島での夏もおそらく今年が最後。


(大瀬崎灯台の夕陽)

先日、この島で出会ったバスケットの仲間達と五島列島夕やけマラソン(ハーフの部)に出場してきました今年で22回目を迎えるこの大会は、毎年2000人以上が参加し、アイアンマンJAPANと並ぶ島の一大イベントです。ハーフの部と5kmの部があり、ハーフは夕方5:30スタートで、3時間以内にゴールしなければ完走者とは認められません。去年初めて参加したのですが、ろくに練習もせずぶっつけ本番で走ってしまい、案の定10キロ地点ですでに足が痛み始め、後半はろくに走ることができず、2時間57分というギリギリのタイムでした 今年は去年の雪辱を果たすため、「絶対歩かない!」を目標にし、二週間ほど前からアスファルトを走る練習を始め、本番に臨みました。

          
(大会終了後、バスケ仲間とバーベキュー)

当日はいつも一緒にバスケの練習をしている仲間達とスタートし、走り慣れている彼らの背中を追いながらも、自分のペースで一歩一歩ゴールを目指しました。沈み行く夕陽を背中に浴び、島の景色を目に焼き付けながら、時折吹き付ける心地よい海風を体に受け、それら全部を楽しみながら走りました。途中、沿道で応援してくれる人たちの中に友人の姿があり、彼らの声援を受け、その都度元気をもらいながら前へ前へと進みました。練習の成果もあり、10キロ地点で足が痛むこともなく、目標どおり最後まで歩かずに走りぬいた結果、今年のタイムは2時間3分。去年と比べると一時間近くも短縮することができました 自分でも本当にびっくりです。

一つのことを一緒に頑張れる仲間がいる。これってとってもステキなこと。ここで出会った仲間達がいなければ、私はこの大会をこんなに楽しむことはできなかった。みんなには感謝の気持ちでいっぱいです。私にとって仲間はかけがえのない財産であり、島を離れてみんなに会えなくなったとしても、それはずっと変わらない永遠の宝物。一緒に頑張った彼らとの思い出はこれからも決して風化しないし、大切な人たちとはまたいつか必ず再会できると信じているから。これからもずっと。

今度は10月にあるバスケの大会を目指して頑張ります!最終目標は11月にある県民体育大会。今年は大きな戦力を失ったので、一日ニ試合でもフルで最後まで走れる体力と脚力を養って、みんなで一つでも多くの勝利をつかめればと思います。
さて、今日の練習も頑張るぞー 

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