I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

郡岳登山(長崎県大村市重井田町)

2012年04月23日 | 山のお話

4月21日(土)曇りの雨

T小登山隊のメンバーと大村市にある郡岳(こおりだけ)に登ってきました

今回のメンバーは、N隊長、S副隊長、山登り大好きT先生、久々の登場K先生、はるばる平戸から参戦I先生、ニューフェイスI先生&K先生、tamiそして私の計9名です。

8:30に野岳湖にあるロサモタ広場に集合し、そこから乗り合わせて南口登山口まで車で移動して、9:00ピッタリに今年度初の登山スタート

たくさんの木が切り倒された原っぱで、タラの木を発見このまますくすく大きく育って、来年は美味しい新芽を食べさせておくれ~ 

杉の木が立ち並ぶ森の中をどんどん登っていくと…

 

ギンリョウソウに遭遇いつ見ても不思議な姿をしていますなぁまだ土から出たばかりなので、これからが見頃です

冬眠から目覚めたばかりなのか、まだ動きの鈍いカエルさんせっかく上手に隠れていたのに邪魔してごめんね~

こちらは炭焼き窯の跡。多良山系ではよく見かけます。ちなみに今回の登山では3~4ヶ所発見しましたよ

キノコ類ではホコリタケに遭遇コロコロしてて可愛らしいキノコです 

よく咲いていたのがこのミヤマシキミ。丸っこい花を中心に葉っぱが広がっていて、ちょっとしたブーケみたいです

さてさて、頂上まであと0.5km。隊長によると「登山の1kmは1時間」かかるそうなので、あと30分くらいかな?

南口登山口から1時間15分ほどで山頂に到着~先ほどのポイントからは約20分で到着しましたよ頂上にはレンギョウの黄色い花がたくさん咲いていました 

お天気はあまり良くなかったのですが、意外と空気は澄んでいて、虚空蔵山・青螺山・黒髪山をはっきりと望むことができました。

今回は午前中だけの軽い登山なので、ちょっとだけ休憩して坊岩の方から下山します

下山中に見つけたフデリンドウ。本当はもっときれいな薄紫色なのですが、写真に撮ると濃い青色になってしまいますなんでかなぁ?

山の中でシイタケを発見今日のお昼の食材の足しに頂いていきましょう~雨にも降られずちょうど12時前に下山し、ここから昼食の準備に取りかかります

 

実は今日のメインイベントは山菜の天ぷらパーティー下山した後、ロサモタ広場にある義太夫記念館で調理室を借りて、みんなで作りました天ぷらの材料は、タラの芽・ウド(根元と新芽)・シイタケ・ヨモギの四種類。隊長が仕込んできてくださったヨモギ団子もみんなで丸めて湯がき、きな粉をまぶして楊枝に刺して出来上がり~付け合わせのワラビの煮物は隊長の奥様が作ってくださったもの。どれもこれも本当に美味しかったです中でもウドは初体験だったのですが、私の好物であるタラの芽よりも風味が強くてとっても美味でした春の食材には少し苦みがあるものが多いのですが、それが冬の間に鈍った体を目覚めさせてくれるのだとか。このパーティー、毎年の定例会にしたいものですね

ではでは、今年度のT小登山隊の登山計画をお知らせします。

 4月 郡岳登山(大村市) 春の山菜を天ぷらにして食す
 5月 多良山系(大村市) ツクシシャクナゲを観賞する
 6月 雲 仙 (雲仙市) 5月に開通する新ルートを歩く
 7月 多良山系(大村市) オオキツネノカミソリを観賞する
 8月 天 山 (佐賀県) マツムシソウを観賞する
 9月 八郎岳 (長崎市) 頂上からの絶景を楽しむ
10月 七面山周辺(長崎市)紅葉を楽しむ
11月 黒髪山系(佐賀県) アップダウンを楽しむ
12月 雲 仙 (雲仙市) 霧氷を楽しむ
 1月 経ヶ岳 (大村市) 雪の斜面を登り体力を付ける
 2月 英彦山 (福岡県) 霧氷の景観、神社、大杉を楽しむ
 3月 岩屋山 (長崎市) チャンポンを作って食べる

(オプション 5月:雲仙のミヤマキリシマ、9月:平尾台、1月:難所ヶ滝の大つらら) 

今年度も楽しそうな登山計画が目白押しです皆勤できるように頑張るぞ~

隊長を初めとする隊員の皆さん、今年度も広報担当としてこのブログで活動内容を報告していきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします 


ヤブチョロギ!

2012年04月23日 | 植物のお話

私を悩ませていたこの植物の正体が判明しましたその名もヤブチョロギ(薮草石蚕)。ヨーロッパ原産の帰化植物で、長崎県で見出され、今では畑の害草となり県内各地に分布しているとのこと。ずっと同じシソ科の植物であるクルマバナだと勘違いしていましたが、ようやくその正体が分かり、スッキリしましたチョロギ(縁起を担いで「長老喜」、「千代呂木」などと表記されることも)と言えばおせち料理などに使われる食材として知られていますが、本種は草むらに生え、その花と似たような花を咲かせることから「ヤブチョロギ」と名付けられたようです。

宮崎先生、的確なご指摘ありがとうございました今後ともどうぞよろしくお願いします


春に咲く花たち

2012年04月21日 | 植物のお話

花の写真が溜まってきたので、今日は一気に15種類ご紹介します。今回は野生のものと区別できるように、庭で見つけたものには<庭>という表記を付けてみました。和名の覚え方もちょこっと載せているので、参考にしてみてください 

バラ科ヤエザクラ(八重桜)

サクラの花が終わる頃に咲き始めるヤエザクラ。花びらの数が多いので花が開くとポンポンみたいになります花の色は濃いものから薄いものまであるようです。

ツツジ科ブルーベリー <庭>

実家にあるブルーベリーが可愛らしい花を咲かせていましたブルーベリーは北アメリカ原産の植物。ツツジ科ってのがちょっと意外ですが、ドウダンツツジの花にもちょっと似ています。

アブラナ科ハマダイコン(浜大根)

海辺に行くとよく見かけるハマダイコン。「ハマ(浜)~」が頭に付けば、「浜辺にある~」という意味です。ハマダイコンの他にハマボウ・ハマゴウ・ハマボッス・ハマナス・ハマエンドウ・ハマヒルガオ・ハマユウなどがあり、どれも海の近くに分布しています

マメ科ハマエンドウ(浜豌豆)

カラスノエンドウ(通称ピーピーマメ)に似ていますが、花も葉っぱも一回り大きく、浜辺でよく見かけるのがこのハマエンドウ。マメ科植物は花や葉の形が似ているので分かりやすいです

ツツジ科サツキ(皐月) <庭>

一般にツツジよりも花も葉も小さいものがサツキ、またはサツキツツジと呼ばれるようです。このように同じ枝に異なる色の花が咲くものを生物学的には『キメラ(chimera)』というそうで、同じ植物体に遺伝子が異なる細胞が混じっているのでこのようなことになるのだとか。モモにも同じ枝に白とピンクの花が咲くものがありますが、それもまた同じ原理なのだそうです。なるほどね~

ヤブコウジ科イズセンリョウ(伊豆千両)

センリョウと似ており、伊豆地方に多いことからイズセンリョウ。決定的な違いは、センリョウはオレンジ色の実をつけるのに対し、本種は白い実をつけるということ。八郎岳にたくさん咲いていました。

リンドウ科フデリンドウ(聿竜胆)

前回もご紹介しましたが、こちらの写真の方がこの花の大きさが伝わるかと思い、再度登場させてみました。名前の由来は花の様子が筆の穂先に似ていることから。花の大きさは2~2.5cmありませんが、この花を見つけた人はみんな笑顔になるという愛嬌たっぷりな春の使者です

キク科オニタビラコ(鬼田平子)

タビラコといえば、春の七草のホトケノザにあたりますが、それよりも大きいのでオニタビラコ。「オニ(鬼)~」が付くと「大きい~」という意味になり、オニヘゴ・オニバス・オニユリなどはどれも同じ種類のものと比べると大きな植物です。きのこだとオニフスベなんてものもあり、その巨大さは目を疑うほどです

シソ科タツナミソウ(立浪草)

久々に見つけたタツナミソウ。シソ科の植物の中でも私のお気に入りの花です花の形を打ち寄せる波頭に見立てて付けられたタツナミソウという名前はこの植物にピッタリ群生しているとまさに打ち寄せる波しぶきのようです

ミカン科ミヤマシキミ(深山樒)

薄暗い森の中でコデマリのように小さな花を丸く咲かせるミヤマシキミ。雌雄異株でこれは雄しべがはっきり確認できることから雄花と思われます。頭に「ミヤマ(深山)~」が付くと「山奥にある~」という意味で、雲仙に咲くミヤマキリシマ(*キリシマはキリシマツツジのこと)などがあります。

ユリ科ホウチャクソウ(宝鐸草) 

ナルコユリにも似ていますが、花の付き方からホウチャクソウだと思われます。「ホウチャク(宝鐸)」とは、寺院の軒先の四隅に吊り下げられた飾りのことで、花の様子が似ていることからこの名が付けられたそうです。

イチヤクソウ科ギンリョウソウ(銀龍草)

この時期山に入ると落ち葉の隙間からピョコピョコと顔をのぞかせるギンリョウソウ。本種は腐生植物といって、菌根を形成し、菌類と共生して栄養素を得て生活しています。ご覧の通り真っ白なので、葉緑素を持たず、光合成で自活する能力はありません。これらはまだつぼみですが、花が開くとうっすらピンク色になるものもあり、より個性的な姿を見せてくれます

ミズキ科ハナミズキ(花水木) <庭>

別名アメリカヤマボウシ。ヤマボウシ(山法師)は日本原産ですが、本種は北アメリカ原産です。ヤマボウシより花が大きく、色も白の他にピンク色のものもあります。英語ではdogwood。以前ヨセミテに住んでいた友人に教えてもらいました。

バラ科コデマリ(小手毬) <庭>

中国原産の帰化植物。花の様子が小さな手毬のように見えることからコデマリと名付けられました。色は白のみですが、八重咲きのものもあり、シモツケの花と良く似ています。 

アヤメ科スイセンアヤメ(水仙文目) <庭>

原産地は南アフリカで、色は赤の他に白やオレンジなどがあるようです。球根植物なので、この時期になると毎年旦那さんの実家の庭できれいな花を咲かせてくれます。


春の山歩きは本当に楽しい♪次から次へと個性豊かな花を咲かせる植物達と出逢えるから。今回紹介した中で最も個性的なギンリョウソウはこれからが開花のシーズンです。山の中で落ち葉がふかふかした少し薄暗い場所に入ったら、ちょっとだけ足を止めて辺りを探してみてください。真っ白なイカしたアイツと目が合うかもしれませんよ~


春のワラビ採り

2012年04月20日 | 山のお話

昨日は南長崎にあるワラビスポットへ隊長とワラビ採りに行ってきました

今週土曜日に行われるT小登山隊の2012年度第1回目の登山は、大村市にある郡岳登山。野岳湖から頂上を目指すのですが、下山後みんなで野草を調理して食すため、その材料の調達へと出掛けた訳です。途中沢を渡ったりしながら、登山口からおよそ50分で目的地に到着。約1時間でたくさんのワラビを収穫することができました

「自分で採ったものは自分で食べていいよ」と言われたので、家に持って帰って早速ワラビのアク抜きを。隊長に教えていただいた方法は、

1. 大きめの鍋にワラビがひたひたに浸かるくらいの水を入れる。 

2. 塩(大3)、小麦粉(大3)を入れ、その中にワラビも投入する。

3. 沸騰すると泡が出てくるので、ブクブク泡立ったら1分ほどで火を止める。

4. ざるにあげ、流水でよく洗ってアク抜き完了!

この方法だと家にあるもので簡単にアク抜きができますただし、吹きこぼれには十分注意してくださいね!写真のようにかなりブクブクと泡が立ちますので~

後は水に浸して冷蔵庫に保存し、毎日2回くらい水を換えれば一週間くらいは持つそうです。この日は山菜ご飯とみそ汁に、今日は薄揚げ、こんにゃく、フキと一緒に炊いて煮物にしていただきました。隊長オススメの食べ方は、モジャモジャのところを採って7cmくらいに切りそろえ、わさび醤油で頂くとのこと。焼酎や日本酒にとっても合うんですってもう全部使っちゃったから、今度試してみようっと

残った山菜ご飯は翌日のお弁当に。実家で摘んできた木の芽を入れたら、なんだか『春のお弁当』って感じになりました春ってあちこちでお花がたくさん咲いて、自然にある美味しい食材もたくさん手に入って、本当に幸せ今週末は雨っぽいですが、春の山菜(タラの芽・ヨモギ・ユキノシタの天ぷら、ワラビのみそ汁など)を食すお食事会はいくら雨が降っても中止にならないので、今からとっても楽しみですその様子はまた後日アップしたいと思いますので、どうぞお楽しみに~


諫早市十二支公園

2012年04月16日 | いろんなお話

このような案内板が目印です

『諫早市十二支公園』ってご存知ですか?

私は諫早で生まれ育ちながら去年までその存在を全く知りませんでした

諌早市には市街地を中心として右回りに子の公園から亥の公園まで十二の公園があります。それに気付いたのはちょうど約1年前。旦那さんと家の近くをウォーキングしていると、『戌の公園』を見つけたのがきっかけでした。「戌があるのならその他の干支の公園もあるのでは?」と気になってインターネットで調べてみると、十二支全ての公園が旧諫早市内にあることが判明。しかしそれらがいつどういった経緯でできたのかは不明の上、どこにあるかを詳しく書いている人はほとんどおらず、詳細は分からず仕舞いでした。ところが最近、母とドライブをしていたところ、道を間違えて入ったところに『酉の公園』を発見再びその他の公園がどこにあるかを調べたくなり、詳しく検索してみると、全ての公園がそれぞれ何町にあるのかが分かってきました。いくつかのヒントを手がかりに実際に訪れてみると、その多くが人里離れた場所にあり、辿り着くまでにかなり難儀した場所も…とりあえず全ての場所が判明したので、難易度・町名・ポイント(見所)・駐車場の有無を中心に一ヶ所ずつご紹介しまーす

『子 緑豊の里』 難易度:☆☆☆☆☆

場所:本野町
ポイント:昭和天皇ご成婚記念に作られた運動場。何も見えない展望台。八重桜。
駐車場:きれいな駐車場あり

ここが一番難しかった諫早方面からだとまず本野入口から右折。次に二股の交差点を右折してひたすら道なりに湯野尾町を目指します。棚掛から川頭の間辺りにあったと思うのですが、そこからの詳しい順路は説明できません一度は林道に迷い込み、道を聞いたおばあちゃんには「山ん中はさるくもんじゃなか。猪の出てあぶなかぞ。」とご忠告をいただきましたそんな場所なので、行かれる方は十分ご注意を

『丑 赤岩名水広場』 難易度:☆☆☆☆

場所:大場町
ポイント:大きな岩。ピカチュウのよだれかけをしたお地蔵様。巨大な蔓。
駐車場:道端 

御手水観音を通り過ぎてずっとまっすぐ道なりにいくと辿り着きます。路肩が狭いので注意が必要谷間にあり、目の前には大きな川が流れているので、夏場は涼しそうな場所です。御手水観音の手前に案内板が出ているので、比較的分かりやすいのですが、結構山奥にあるので難易度は☆4つ。

『寅 青岩と観音の滝』 難易度:☆☆☆

場所:御手水町
ポイント:岩に描かれた磨崖仏。数本の小さな滝。そうめん流し。
駐車場:少し離れた場所に広めの駐車場あり

御手水観音のある場所が寅の公園に指定されていました。桜や紅葉がたくさんあって四季折々の景色を楽しめそうなステキな場所です。ある程度メジャーな場所なのですが、山の中にあり、途中の道も狭いので難易度は☆3つ。

『卯 龍王公園』 難易度:☆☆

場所:長田町
ポイント:長田村時代のものと思われる古い石碑。近くの土手におもしろい案山子数体。
駐車場:道端 

干拓の里方面から不知火橋を渡る手前の堤にあります。この時期は土手にシバザクラが咲いているので、そこを目指して脇道に入っていくと辿り着きました。写真でも確認できる通りとても小さな公園で、なぜ『広場』と呼ばれているのかは甚だ疑問です

『辰 赤とんぼ広場』 難易度:☆

場所:小野島町
ポイント:干拓の里のお隣。メタセコイヤの並木。子どもがハマる楽しいシーソー。
駐車場:干拓の里に多数あり 

干拓の里の駐車場をずっと奥の方まで入っていくと、左手に入り口が見えます。遊具はシーソーが一台あるのみですが、生きた化石と呼ばれるメタセコイヤの木がたくさん植えられていて、リースの装飾用にもなる可愛らしい実が採取できます

『巳 宗方公演』 難易度:☆

場所:宗方町
ポイント:桜の木。広場。吊り橋。ダム。キャンプ場。トイレあり。
駐車場:整備された広い駐車場あり

諫早方面からだと、国道57号線を小野小学校から右折してひたすらまっすぐ進むとすぐに見つかります。梅の木ダムの周辺に整備された公園で、景観もよく、お散歩にはもってこいの場所です。遊具は一つしかありませんが、子どもを連れて遊びに来ても楽しめそうな、十二支の中で最も広くてきれいな公園ですよ~

『午 平家と大杉の里』 難易度:☆☆

場所:小川町
ポイント:国の天然記念物に指定されている巨大な杉の木。女夫木バス停の目の前。
駐車場:道端 

雲仙方面に向かって、国道57号線を小川町交差点から右折し、ひたすらまっすぐ行くと見つかります。駐車場と思わしき場所はバスのUターンポイントなので注意落雷により割れたという杉の木にはたくさんの留め具が施され、その隣には避雷針まで設置されています。満身創痍とはまさにこのことですな

*過去の記事はコチラ!この時は十二支公園とは気付いていませんでした

『羊 南風の海浜公園』 難易度:☆☆☆

場所:早見町
ポイント:目の前に広がる海。愛嬌のある大黒様。歳大明神。諫早の名木クロガネモチ。
駐車場: あり

諫早方面からだと国道57号線を鷲崎交差点から右折。国道251号線にぶつかったら右折し、有喜中学校を過ぎてしばらく行ったところの左手に案内板があります。あとは案内板の矢印に従って海の方へどんどん下っていくだけ。途中道が細いので離合には注意が必要です目の前には海が広がり、見晴らしが良くてとても気持ちがいい公園ですよ~

『申 天狗と大蔵の里』 難易度:☆☆☆ 

場所:土師野尾町
ポイント:立派なモミジの木。サクラとヤブツバキ。土俵。
駐車場:道端

八天狗の大きな鳥居から中に入ってしばらく道なりに進むと、左手に案内板があります。そこから細い道に入って、少~しだけ広くなっているところに車を停め、少し辺りを散策すると見つかります。階段を上った先には土俵があり、『稲妻大蔵と天狗が相撲をとったという民話がある』と書かれてありました。モミジの新緑も見事でしたが、紅葉の時期も訪れてみたいものです

『酉 蔦木の森』 難易度:☆☆

場所:津久葉町
ポイント:社殿に続くたくさんの真っ赤な鳥居。東屋。サクラ。
駐車場:広い駐車場あり。

中核工業団地の中にあるひっそりとした公園。久山方面からだと、土師野尾ダムに繋がる道の一本手前の道を右折して突き当たった場所にあります。比較的きれいに整備された公園なのですが、人目につかない場所にあるせいかほとんど人が来る様子はありません。良い公園なんですけどねぇ… 

『戌 久山城山公園』 難易度:☆☆

場所:久山町
ポイント:歳神社から続く長い階段。サクラの木多数。テーブル付きベンチ。
駐車場: 神社に少しあり

久山町にある歳神社の鳥居付近に案内板があり、神社の脇にある階段をひたすら上っていくとその頂上にあります。見晴らしは特に良くありませんが、階段が結構長いので、体を鍛えるためのウォーキングにはもってこいの場所ですよベンチもあるので、お弁当を持ってピクニックに来てもいいかもしれませんね

*過去の記事はコチラ

『亥 諫江見渡しの丘』 難易度:☆☆☆

場所:下大渡野町
ポイント:長崎街道筋。神武天皇縁の地。立派なサクラの木多数。見晴らし良好。
駐車場:数台あり。 

旧国道34号線を諫早駅の裏から大村方面へ行くと、北バイパスとぶつかる道の左手に案内板があり、そこの急な坂をずんずん上っていくとこの公園があります。路肩が狭い上に急なので、運転は十分注意してください「見渡しの丘」と呼ばれるだけあって、最も見晴らしの良い公園でした


こうして十二支公園全てを巡ってみると、どこも市街地から車で20~30分の距離にあることが分かり、旧諌早市がどのくらいの広さであったのかを実感することができました。平成の大合併により、2005年に諫早が飯盛町・森山町・高来町・小長井町・多良見町と合併してからはその面積が格段に広がり、端っこに住む人たちは不便を強いられているのではないかと心配になってしまいました。行政が行き届く大きさとしては合併前の方が良かったのでしょうけどね。

しかし地元にもまだまだ知らない場所がたくさんあるなぁ。地元にいる間にもっといろんな場所を発掘したいと思ったkero-keroなのでした。もし十二支公園を訪れてみたいと思われた方は、とにかく運転には十分気を付けてくださいね離合できない場所もたくさんありますので、バイク所有の方はバイクで行かれた方がいいかと思います。歩いて巡ったら…う~ん、さすがに一日では回れないかな。数カ所に分けて歩くのも楽しいかもしれません。もし興味があれば、私が独断で決めた難易度をご確認の上、足を伸ばしてみてくださーい


春の草花たち

2012年04月13日 | 植物のお話

まだまだあります!春の草花たち。まずは実家のお庭で見つけたお花達をご紹介します

ユリ科チューリップ

言わずと知れたチューリップですが、なんと和名は鬱金香(うこんこう)と言うそうです。上から読んでも下から読んでも「うこんこう」。読み間違えちゃイヤですよ~ちなみに原産地はトルコのアナトリア地方と言われ、オランダではありません。生産地ではオランダが有名で、日本のチューリップはほとんどがオランダからの輸入なのだそうです。

ツツジ科アザレア

別名をセイヨウツツジ、またはオランダツツジと言います。もともとタイワンツツジを、ベルギーのプラントハンター(17世紀から20世紀にかけてヨーロッパで活躍した職業で、観賞用植物の新種を求めて探検する人のこと)によってもたらされたものを中心に品種改良されたもの。海外ではツツジ全般をAzaleaと呼ぶので、本種を区別するならベルギーアザレアと言った方が良いようです。

バラ科ハナカイドウ(花海棠)

中国原産で、八重の大きめな花を下向きに咲かせるのが特徴。中国語の和名の由来は「海棠」をそのまま読んだもの。確かに音読みっぽい名前ですよね。このように名前から原産地が推測できることもあります。 

バラ科ヤエヤマブキ(八重山吹)

山吹色とはこの花の色のこと。我が家の庭にあるのは八重ですが、一重のものもあります。小さい頃からこのふわふわした花が好きで、よく庭で眺めていたのを思い出します。 

モクセイ科ネズミモチ(鼠黐)

昔から我が家の庭にあるのですが、花を見たのは初めてとっても小さい花なので今まで気付かなかったのかも知れません。鼻を近づけてみると、キンモクセイのような甘い香りがしました。調べてみると同じモクセイ科だったので納得。新たな発見でした 

 

ここからはお散歩先で見つけた花をご紹介します

ミズキ科アオキ(青木) 

日本原産の植物で、日本中どこでも見られる常緑樹です。茎も葉も一年中青い木で「青木」。花は濃い紫色をしていて、この後真っ赤な実を付けます。雌雄異株(←雄株と雌株がある)で、これは真ん中に雌しべが中央に一つ見えることから雌株。葉に黄色の斑の入ったものもあれば、入っていないものもありますよ。

ツツジ科ドウダンツツジ(燈台躑躅)

枝分かれしている様子が結び灯台(←三本の棒を途中で結わえて開いたものの上に油盞を載せただけのもの)の脚部と似ており、「トウダイ」がなまって「ドウダン」になったのだとか。これまた知らなかった新事実!調べてみるといろんなことが分かるものですね 

クスノキ科アオモジ(青文字) 

雌雄異株で、雄株の方が雌株よりも花を多く付けることから、こちらは雄株と思われます。爪楊枝の原料とされるクロモジに対して小枝が緑色をしていることからアオモジ。若葉が出るこの時期はパイナップルのようにも見えます。桜より早く春を知らせる花なので、もう花期も終わりですなぁ

アケビ科アケビ(通草)

こちらは雌雄異花(←株は同じだが、花が雌雄異なる)で、大きい方が雌花、小さい方が雄花です。自然界ではだいたいメスの方が大きいですよね。 由来は熟すと実が開くことから「開け実」、それが転じて「アケビ」という説が有力のようです。アケビの蔓は「木通(もくつう)」という名の生薬で、利尿作用、抗炎症作用、通乳作用などがあるのだとか。果実は甘みがあるので、昔から山遊びをする子ども達の絶好のおやつとして親しまれています。

 

どうです?見たことのある花はありましたか?また写真がある程度たまったら春の草花たちをアップしますので、どうぞお楽しみに~

 


春の草花たち

2012年04月11日 | 植物のお話

今まさに花盛りの春の花をご紹介します

シソ科オドリコソウ(踊り子草)

花の形が笠をかぶって踊っている人のように見えることからオドリコソウ。一ヶ所に群生していることが多く、色は白っぽいものからピンク色まで様々です。 

シソ科ヒメオドリコソウ(姫踊り子草) シソ科クルマバナ(車花)

「姫」が付くと、小さなオドリコソウという意味です。道端でよく見かける花です。

失礼しました!これはクルマバナでした由来は花が車軸状につくことから。ヒメオドリコソウ同様、よく道端で見かける花です。

何度も訂正してすみません専門の先生にご指摘いただき、この花はシソ科ヤブチョロギであることが判明しましたヨーロッパ原産の帰化植物で、今では県内各地に分布しているそうです。去年から確信が無くずっとクルマバナだと勘違いしていましたこうなったら本物のクルマバナを探さなければ~

ケシ科ムラサキケマン(紫華鬘)

「華鬘」とは仏殿の垂れ下がったような造花状の飾りのこと。山の中の日当りの良い場所に群生していることが多いです。

ケシ科キケマン(黄華鬘)

ムラサキケマンの黄色バージョン。キケマンの方が花が小さいようです。こちらも山でちらほら見かけます。

ケシ科ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)

ムラサキケマンに似てるけど、よく見ると葉の形が違います。「次郎坊」とは伊勢地方の子どもの遊びに由来し、スミレと本種の花の部分を絡ませて引き合う遊びで、先にちぎれた方が負けというもの。その際、スミレが太郎坊、本種が次郎坊と呼ばれていたのだそうです。

キク科ハハコグサ(母子草)

春の七草のゴギョウは本種で、野草で若い茎葉を食用とします。由来は諸説あるようで、定説はないとのこと。似たような植物でチチコグサ(父子草)もありますが、こちらは花の色が茶褐色です。

キク科ノボロギク(野襤褸菊)

野に咲くボロギクで、ノボロギク。ボロギク系は花が開かないのが特徴で、このノボロギクだけは毒性があるの注意ですそれにしても可哀想な名前をつけられたものですよね。ヘクソカズラくらい可哀想です

モクセイ科ウンナンオウバイ(雲南黄梅)

よく民家の庭に植えられている蔓生の植物で、枝垂れた枝にたくさんの黄色い花を咲かせます。 

ヒガンバナ科スズランスイセン(鈴蘭水仙)

鈴型の花を咲かせるとっても可愛らしい花。別名を「スノーフレーク」といいますが、実際には春に花を咲かせます。 

スミレ科タチツボスミレ(立壺菫) 

薄紫色で、ハート形の葉っぱと、花の真ん中にある黄色い模様が特徴です。普通のスミレより花が少し大きいみたいです。

ヒガンバナ科ハナニラ(花韮)

葉っぱがニラに似ていて、美しい花を咲かせることからハナニラ。この花を初めて見たとき、夜空に輝く星のような花だと思ったのですが、別名を「ベツレヘムの星」と言うそうです。分類によってはユリ科ともネギ科ともされています。

サトイモ科マムシクサ(蝮草)

森の中に怪しく佇むマムシグサ。名前は茎の模様がマムシに似ていることに由来し、マムシのごとく葉や茎には毒があるので注意しましょうカラーのような仏炎苞はサトイモ科の特徴です。 

自然界には数えきれないほど多くの植物が存在していますが、少しずつ名前を覚えていただけると嬉しいです私ももっともっと勉強したいと思います!


マルヒロとHASAMI(佐賀県西松浦郡有田町)

2012年04月09日 | 陶磁器のお話

ここは西九州道波佐見有田ICのすぐ近くにある『マルヒロ』という雑貨屋さん。私がしばしば訪れていたお気に入りのお店で、以前は『洒落陶。』という名前だったのに、いつの間に『マルヒロ』に?そこでこの会社の沿革をちょっと調べてみました。

この会社は初代馬場廣男さんが1957年に馬場廣男商店』として波佐見焼の露天商を営んだのが始まりで、1989年には有限会社『マルヒロ』を設立。2002年には二代目馬場幹也さんが新ブランド『syaretow.』を発表し、2003年にこの場所に『洒落陶。』をオープン。2010年に新ブランド『HASAMI』を発表し、2012年4月4日(←なんと私達が訪れた日)から再び店名を『マルヒロ』に改名したとのこと。

実は先日波佐見町にある『花わくすい』で見つけた鳥獣戯画の器に『馬場商店』の文字があり、「どこにあるんだろう?」と気になっていたのです。ブログでマルヒロを紹介しようとHPを眺めていたところ、その中に馬場商店のHPがリンクされていてビックリこんな繋がりがあったとは驚きでした

お店の中で気になったのは新ブランドHASAMI。すごくカラフルで、今までの波佐見焼にはなかったような色やデザインが目を引きました。斬新なんだけど、そこには波佐見焼の技術や伝統が集約されているような感じ。HASAMIのホームページからこのブランドのコンセプトを抜粋してみました。

HASAMIブランドとは

HASAMI」とは長崎県、波佐見町(ながさきけんはさみちょう)から発信する、波佐見焼(はさみやき)の陶磁器のブランドです。

波佐見は長い間、有田の下請け産地であったため、その名はあまり知られていません。

大量生産を得意とする波佐見焼きは、成形、型起こし、釉薬、窯焼きとそれぞれに作業を発注する分業体制をとっています。

多くの人が連携して関わるこの体制は、新商品の開発に多額の費用と時間がかかること、また各作業工程での意思疎通の問題を抱えています。しかしその反面、各分野の高い技術力と効率的な生産体制を育んできました。

HASAMI」は分業の垣根をこえ、産地としての誇りを胸に、"道具"としての陶磁器を作ります。

使われるためにあり、よく使い込まれ、そして使い古される。

言葉にはできない不思議な力をもった、愛される"道具"を作りたいのです。 

なるほど。HASAMIブランドには波佐見焼に関わる職人さんたちのプライドや陶磁器に対する想いが込められているのですね。まだできてからわずか2年の若いブランドですが、今後の展開がとっても楽しみですマルヒロには陶磁器だけではなく、中川政七商店のふきんなど厳選された雑貨も置いてありますので、ちょっと上質な雑貨好きの方はぜひ訪れてみてください。オススメでーす

 

HPはコチラ!

有限会社マルヒロ
馬場商店
HASAMI


日岳公園(長崎県大村市日泊町)

2012年04月09日 | 桜のお話

桜ドライブの最後に訪れたのは、大村の三浦半島にある日岳公園。眼下に大村湾を望むこの公園は美しい夕景を眺めることができる夕陽スポットで、周辺には桜の木も数多く植えられています

諫早方面を望むと、桜の木の向こうには諫早の町並みが広がっていて、日が落ちるとちょっとした夜景と満点の星空を楽しむことができます

夕陽と桜を一緒に撮ってみたのですが、桜の木がシルエットになって何の木だか分からなくなってしまいましたやっぱり桜は青空の下で撮影するのがいいみたいですね

それにしてもきれいな夕陽。いつもならこの時間は晩ご飯の準備に入っているので、久しぶりにゆったりと夕陽が沈んで行く様子を眺めることができました

太陽が山の端に沈んで行く様子を撮りたかったのですが、途中で雲の中に隠れてしまいました。太陽が沈むにつれて、海も空も琥珀色に染まっていきます。

さて、お月様も出てきたことだし、そろそろ帰りましょうか。

一日で5ヶ所の桜スポットを巡った今回の桜ドライブ。新たな発見もいくつかあり、とっても充実した桜巡りとなりました一緒に巡ったshihoちゃんも満足してくれたようでよかったです長崎の桜はこの週末くらいまでが見頃だったようですが、大村公園のオオムラザクラなど八重桜はこれからが見頃です。年度始めて余裕がなかった方もまだお花見のチャンスはありますよ八重桜が咲き始めたらまたレポートしますので、お楽しみに~


池田湖公園(長崎県大村市池田)

2012年04月08日 | 桜のお話

波佐見→武雄→嬉野と巡ってきた桜ドライブもいよいよ終盤。次は大村市へと向かいます

ここは長崎自動車道大村ICから程近い場所にある池田湖公園。大村市の山沿いを通るレインボーロードから少し入ったところにあります。

池田湖はもともとは江戸時代に作られた農業用のため池で、現在はその周囲が公園として整備されており、近所に住む人たちの憩いの場となっています。湖の周囲は遊歩道になっていて、その長さは900m。湖に浮かぶ鳥たちを眺めながら2~3周も歩けばなかなかいい運動になります

 

木の枝に丸い実がいくつもぶら下がっているのを発見このなんとも個性的なトゲトゲの実の正体はフウの実です。日本にあるのはタイワンフウ(サンカクバフウ)アメリカフウ(モミジバフウ)のどちらかで、葉が3つに割れているのがタイワンフウ、5~7つに割れているのがアメリカフウなのだそうです。 実は同じような形をしているので、実だけを見てもなかなか判断がつきません

 

この公園には筋トレ用の器具や一風変わった遊具が点在しています。

中でも私達がはまってしまったのがこのインディアンブランコ。とっても風変わりなブランコでしょう? あまりにも気になったので、近くにいたおじさまにお願いして写真を撮ってもらいました(笑)。このままプロペラみたいにグルグル回ってブーンって飛んで行ってしまいそうです

次第に日も沈んできて、桜の花も徐々に茜色を帯びてきました。この一日でたくさんの桜の風景を見てきたけど、最後は私の大好きな夕陽を望む小高い丘で桜見物と行きましょう

shihoちゃん&kero-keroの桜ドライブは次回いよいよ最終回です


轟の滝公園(佐賀県嬉野市嬉野町)

2012年04月08日 | 桜のお話

これは嬉野町を走る塩田川にかかる轟の滝。この滝の周辺は『轟の滝公園』として整備されており、春は桜の花を楽しむことができます。

この公園には野生のカモが住み着いていて、この日は約10羽ほどのカモたちが河原でお昼寝をしていました

つがいで仲良くお昼寝中のカモ。春のうららかな日差しを浴びて気持ち良さそう

遊歩道があるので、ちょっと周囲をお散歩してみましょう~ 

桜と一緒に桃の花も咲いていまいしたこうして桃の花と比べてみると、桜の花の色って本当にほんのり淡~いピンク色。桃色と桜色の違いがよく分かります。 

ブランコの後ろにも桜の花がここに子どもの笑顔があったら、ほっこりとしたステキな写真が撮れそうだな

『轟の滝と縫ノ池に今もなお残る恋物語』ですって。最近立てられたと思われる説明板によると、この轟の滝はここから15km離れた佐賀県白石町にある縫ノ池と地下水で繋がっていると言われ、轟の滝の龍神様は縫ノ池の弁天様にこの地下水を通じて逢いに行っていたという言い伝えがあるそうです。縫ノ池の地下水は汲み上げのため枯渇してしまったこともあるそうですが、2000年には湧水が復活。これは弁天様が龍神様に逢えない寂しさから流した涙なのでは…とのお話が書かれていました。縫ノ池か。気になるなぁ。今度探して行ってみようっと 

庭木ダムの桜がすご過ぎてちょっと見劣りしてしまいましたが、滝の音を聞きながら眺める桜もなかなか乙なものです野生のカモたちにも出逢える轟の滝公園。私のようにカモ好きな人にはオススメの公園でーす

shihoちゃんとの桜巡りはいよいよまだ続きますよ~


庭木ダム(佐賀県武雄市西川登町)

2012年04月07日 | 桜のお話

波佐見町から県道1号線を嬉野方面へ走っていると、左下の方にチラッとダムが見えます。普段はほとんど気にも留めない場所なのですが、この時期はダムの周りが薄紅色の桜の花で縁取られ、車窓からでも思わずその光景に目を奪われてしまいます。

ここは佐賀県武雄市にある庭木ダム5年前にたまたまこの場所を通った時に見つけた私の大好きな桜スポットです

見てくださいこの満開の桜このダムは車でも一周ぐるりとまわる事ができるのですが、今回は写真を撮りながら右回りに歩いてみましょう 

ほぼ等間隔に植えられたたくさんの桜たち。3月30日に立ち寄った時はまだほとんどつぼみだったので、それから2~3日の内に一気に開花したようです 

ダムの奥の方には桜の山があり、その中を通る坂を上って行くと… 

なんと茶畑にたどり着きました 

整然と剪定された緑の茶畑と薄ピンク色の桜のコラボレーション。 こんなに美しい光景が見られるなんて思ってもいませんでした

対岸から見た桜の山。あの桜の奥に茶畑があるのです。これまで何度か来たことがあったのに、いつも車で廻っていたのでその存在に全く気が付きませんでした。やっぱり歩いてみるといろんな発見があるものですね

青い水面に映える桜の花々。空よりも水の方が青くて本当にきれいでしたどこを切り取っても絵になる風景です

前回来た時もものすご~く感動したけど、今回は新しい発見もあってますますこの庭木ダムの春の景色が好きになってしまいましたもう少し見頃が続きそうなので、お時間があればぜひ訪れてみてください。kero-keroイチオシの桜スポットです

shihoちゃんとの桜巡りはまだまだ続きます


鴻ノ巣公園(長崎県東彼杵郡波佐見町)

2012年04月06日 | 桜のお話

先日、高校の同級生であるshihoちゃんと波佐見町へ桜見物に行ってきました

波佐見町はとっても自然豊かで、長崎県では唯一海に面していない町です。広大な盆地には水田が広がり、大村湾へ注ぐ川棚川沿いにはたくさんの桜の木が植えられています

鴻ノ巣公園に行く途中、工事中で橋を渡ることができなかったため迂回路を通っていると、偶然にもその桜並木の側を通る道に出ました。ちょっとだけ道路脇に車を停めて写真撮影をしていると、通りかかった人に「記念樹?」と聞かれ、何のことだか分からなかった私達。桜の木の根元をよくよく見てみると…

「~記念」と書かれた陶板がどうやらこの川沿いに植えられている桜の木は全てどなたかの記念樹のようで、この木には『初孫誕生記念』と書かれていました。こんな風光明媚な場所に桜の木を植えるなんて、なんて粋な贈り物なのでしょう他にも結婚記念や退職記念まど、様々な記念樹がありました。ここに植えられた桜の木にはたくさんの人たちの想いが込められているのですね

ちょっと寄り道した後は、波佐見高校のすぐ近くにある鴻ノ巣公園へ。 お天気がとってもよかったので、遊具のあるコーナーでは小さな子ども達が楽しそうに遊んでいました。

園内にはたくさんの桜の木が植樹されていて、そのほとんどは薄紅色の花を咲かせるソメイヨシノのようでしたが、中には白っぽい花を咲かせる桜の木やしだれ桜もありました。

仲良く並んだ夫婦桜。

太陽の光をたくさん浴びて白く光り輝く桜。

澄み切った青空をキャンバスに咲き誇る桜。

幹からひょこりと顔を出す可憐な桜。

遠景に見える山の姿を隠してしまうほどの満開の桜。

今回は久々にデジイチで撮影したので、いつもとはちょっと違った雰囲気の写真をたくさん撮ることができました

 

波佐見のしだれ桜は何度も見に来たけれど、鴻ノ巣公園の桜は今まで見落としていて、こんなにゆったり観賞したのは初めてです。 今週末くらいまでは見頃が続いていると思いますので、まだお花見をしていない方はぜひ訪れてみてください。土日は混み合うのかも知れませんが、公園の規模の割に人も少なくてオススメですよ~

shihoちゃん&kero-keroの桜ドライブはまだまだ続きます


りぶさんライブ@諏訪の杜

2012年04月04日 | うたとことばのお話

竹山酒店ブログ『諏訪の杜の小唄』よりお借りしました↑

事後報告ですが、4月1日(日)に我らが同級生バンド『りぶさん』のライブが諏訪神社のふもとにある竹山酒店『諏訪の杜』で行われました

まず最初に登場したのは、福岡県のからやってきた大石みつのんさん。軽やかな歌声もステキなんだけど、いろんな楽器の音色を自在に生み出しちゃうところがすごかった一言で言うなら「声のマジシャン」って感じかな。博多弁のトークも楽しかったです

そしてこの3人組が横浜を中心に活動を続けている我らが同級生バンドりぶさん。ギターのけんぢまんとヴォーカルの江口くんは小学校からの幼馴染みで、ベースのきくちゃんだけ静岡出身なんだけど、そのきくちゃんともすっかり顔なじみで、なんだかもう三人とも同級生みたいな感じ。ここ数年は全国あちこちでライブをやっていて、今回は3月9日に行われた横浜のTHUMBS UPでのライブを皮切りに、静岡や大阪を経て九州各地を巡り、この長崎ライブが終わった後は再び関門橋を渡り山口へ。5月3日の大阪までライブツアーは続きます。そんな彼らのテーマは『人生は修学旅行』。結成から間もなく10年が経とうとしていますが、彼らの夢は今も消えることなく、彼らとともに楽しい旅を続けています

りぶさんのライブにはいつも高校時代の同級生が集まるのですが、結成当時からりぶさんを応援し続けてきたこの仲間達といると、その時ばかりは気持ちが10歳くらい若返って、ついつい昔のノリで飲んじゃいます(笑)。多分おじいちゃんおばあちゃんになっても、ずっとこんな感じなんだろうなぁ。この仲間達との縁は絶対に切れないと思う。もともと仲が良かったメンバーではあるけれど、今やこの縁はりぶさんが繋いでくれているとも言えます。こんな機会がないとなかなか集まれないですしね。人の縁って言うのは人が繋いでくれるものなんだなぁって改めて感じました。けんぢまん、江口君、きくちゃん、あなた達はとても貴重な存在ですよ。みんなの夢をのせて、これからもずっと修学旅行を続けてくださいね

 

りぶさんはこれまでに3枚のアルバムを出しています。もしよかったらお手に取って聴いてみてください元気になったり、勇気をもらったり、カレーが食べたくなったりする(←いや、ホントに!)楽しい楽曲が盛りだくさんですよどうぞよろしくお願いします

りぶさんのHPはコチラ


春の草花たち

2012年04月01日 | 植物のお話

近所の山の麓を散策していると、たくさんの春の草花達に出逢いました。今日はその一部をご紹介します

モクセイ科レンギョウ(連翹)

もともと中国原産の植物で、英名をgolden bellsと言います。まさにその名の通り黄色いベルのような花が下向きにたくさん咲きます。

シソ科ホトケノザ(仏の座)

道端でよく見かけるホトケノザ。その名前は葉っぱの部分が仏様が座る台座のような形をしていることに由来します。ちなみに春の七草の「ホトケノザ」コオニタビラコというキク科の別の植物なので注意しましょう

キク科シロバナタンポポ(白花蒲公英)

タンポポと言えば黄色い花を思い浮かべる方が多いと思いますが、実はその多くは外来種のセイヨウタンポポ。しかしこのシロバナタンポポは日本在来種で、多良見町中里地区にはこちらの方が数多く自生しているようです。

シソ科キランソウ(金瘡小草)別名:ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)

開花期の全草は筋骨草という生薬で、高血圧、解熱、下痢止めなどに効果があるとされており、別名のジゴクノカマノフタは『病気を治して地獄の釜に蓋をする』ということに由来するのだとか。面白い名前をつけられたものですね

マメ科コメツブツメクサ(米粒詰草)別名:キバナツメクサ、コゴメツメクサ

ヨーロッパ原産の帰化植物で、和名はシロツメクサに似ているけど花が小さいことに由来します。葉っぱが丸いのはマメ科植物の特徴で、「詰草」の由来は、1846年にオランダから献上されたガラス製品の緩衝剤として詰められていたから。米粒みたいに小さい詰草と覚えましょう

ユリ科ムスカリ 別名:ブドウヒヤシンス

これは野花ではありませんが、私が好きな花なので一緒にご紹介しちゃいます。ムスカリの由来はギリシャ語のムスク(moschos)で、麝香(ジャコウ)のこと。南西アジアまたは地中海沿岸地方原産で、日本には30数年前くらいから市場に出回り、今では人気の品種となっています。

バラ科サクラ

今が花盛りの桜。実はバラ科の中でもサクラ亜科に属し、アーモンドアンズウメスモモモモなどが同じ仲間です。どうりで似たような花が咲く訳ですね。今年は寒さが一気に緩んだせいか、あちこちで桜が一斉に開花し、どこに行っても美しい満開の桜を観賞することができます今週いっぱいが一番きれいだと思いますので、お花見はお早めに