群馬ケンミンのひとりごと2

群馬に住むケンミンが県内の出来事やイベント・鉄道旅行などを紹介しています。

紅葉の映える「めがね橋」とアプトの道ハイキング

2009-11-15 22:24:00 | ノンジャンル
群馬県内は紅葉が南下しつつあります。JR東日本の「駅からハイキング」では今回、安中市松井田町にて、紅葉に映える「めがね橋」とアプトの道ハイキングを実施しました。

このハイキングに合わせて、上野~横川間に臨時快速「碓氷号」が1往復運転されました。車内はハイキング姿の方で満員状態です。


この車両は実は昨日実施された「新前橋トレインフェス'09」で展示された183系OM103編成です。


横川駅に到着後、駅前にて受付開始です。約11kmを約4時間かけて歩きます。昨日と違い今日の天気は晴れていますがちょっと風が強く吹いています。


旧信越本線横川~軽井沢間の舗装された線路上を歩いていきます。歩き始めて約30分で国の重要文化財である旧丸山変電所が見えてきました。この変電所は碓氷峠を走る列車に電力を供給するために明治44年に建てられました。


そして歩き始めて約90分で、めがね橋に到着しました。この「めがね橋」は碓氷第三橋梁と言い、碓氷線に18あった橋梁のうち最大のものです。明治25年に7ヶ月という短かい期間で完成し、202万8千個のレンガが使用されました。国指定重要文化財です。真っ青の空と紅葉とめがね橋が素晴らしい光景になっています。ハイキング参加者だけでなく車で訪れている方が多く見られました。地元のボランティアの方によると今年は紅葉が早く、11月3日ごろが一番きれいだったとおっしゃっていました。



 明治の詩人・高野辰之は長野への行き帰りに妙義山や碓氷線の素晴らしい紅葉を見て、文部省唱歌「紅葉(もみじ)」を作られたといわれています。ハイキングはここで折り返しですが、2年後にはさらに1.5kmアプトの道は延長されて旧熊ノ平駅まで歩いて行ける予定だそうです。この「めがね橋」は「絹産業遺産群」として富岡製糸場とともに、世界遺産登録を目指しています。

 帰りは、途中の碓氷湖を一周しました。この辺りは紅葉が見ごろになっていました。


ハイカーの皆さんは、峠の釜めしをおみやげにして、臨時快速碓氷号上野行きに乗って家路に向かいました。


群馬県内の「駅からハイキング」のケンミンの参加は年内最後です。来年、県内はどこを歩くのか楽しみです。

ではまた。