昨日に続いて、ゴミ問題の話。
これは二度目の掲載だが、何とか改善してもらいたいものだ。
****************
キャンピングカーのリヤラダーには、ゴミ箱を取り付けている。
1週間程度の旅なら、全部のゴミを持ち帰れるだけの容量がある。
しかし先回の北陸旅行では、道の駅やスーパーにゴミ箱があったので、自分のゴミ箱を全く使わないで済んだ。
北陸で買い物をして出たゴミは、全部北陸で処理出来たことになる。
しかし、このゴミ箱事情は地域によって異なる。
一番厳しいのは北海道だ。
ゴミ処理に困った末の自衛措置だろうが、ほとんどの道の駅はゴミ箱を設置していない。
小清水原生花園前にある道の駅「葉菜野花」は、飲料自販機があるのに、ペットボトルや空き缶の回収容器さえ置いていない。
道の駅「忠類」の売店では、ソフトクリームを食べ、手に残った紙クズを捨てようとしてもクズ箱が無いから、捨て場を探してウロウロする客の姿が見られる。
紙クズは自宅に持ち帰るか、カウンターの売り子に手渡すしか方法がない。
ゴミ箱から溢れ出して、カラスが散乱させたゴミを、駅の係員が毎朝片付ける姿を見れば、「観光客のマナーが悪い」と言いたくなる気持ちもわからないではないが、そもそもゴミの捨て場所が少なくなり過ぎたのである。
誰かがゴミ箱を撤去すれば、そこで出たゴミは、数少ない他所のゴミ箱に集中する。
一般に北海道のスーパーは、入り口にゴミ箱が無く、レジ前の袋詰めテーブル脇に、小さいのが置いてある程度だ。
コープのスーパーになると、レジ前にも無い場合があり、いつもは捨ててくる食品トレーや包装材料も持ち帰らねばならない。
知床の道の駅「うとろシリエトク」には「ここは世界遺産だから、ゴミは持ち帰れ」という意味の張り紙があって、誇らしげに「ゴミ箱は設置しておりません」と書いてある。
日本全国から大勢の観光客を集める商業施設が、こういう姿勢なのである。
モノは買え、カネは落とせ、ゴミは持ち帰れ・・・
滑稽なことに、うとろ駅の向かいにはゴミ箱を設置したコンビニがあって、道の駅に車をとめた観光客たちが、手にゴミを持って道路を横断する珍風景が見られる。
この知床に限らず、全道的に、公共的施設に拒否されて行き場を失った旅行者たちのゴミは、民間企業であるセイコーマートなどコンビニのゴミ箱に集中しているのが現実だ。
まるで「公共」と「民間」の役割が、逆転したかのような現象である。
「民間」に出来ることが、「公共」には出来ないのである。
厳しい北海道に比べて、逆に大アマなのが四国だ。
四国四県どこへ行っても、ゴミ箱と水とトイレに困ることは無い。
お遍路さんを接待しようという、優しい伝統文化があるからだろうか。
四国と北海道のゴミ箱事情は、対照的である。
これは二度目の掲載だが、何とか改善してもらいたいものだ。
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キャンピングカーのリヤラダーには、ゴミ箱を取り付けている。
1週間程度の旅なら、全部のゴミを持ち帰れるだけの容量がある。
しかし先回の北陸旅行では、道の駅やスーパーにゴミ箱があったので、自分のゴミ箱を全く使わないで済んだ。
北陸で買い物をして出たゴミは、全部北陸で処理出来たことになる。
しかし、このゴミ箱事情は地域によって異なる。
一番厳しいのは北海道だ。
ゴミ処理に困った末の自衛措置だろうが、ほとんどの道の駅はゴミ箱を設置していない。
小清水原生花園前にある道の駅「葉菜野花」は、飲料自販機があるのに、ペットボトルや空き缶の回収容器さえ置いていない。
道の駅「忠類」の売店では、ソフトクリームを食べ、手に残った紙クズを捨てようとしてもクズ箱が無いから、捨て場を探してウロウロする客の姿が見られる。
紙クズは自宅に持ち帰るか、カウンターの売り子に手渡すしか方法がない。
ゴミ箱から溢れ出して、カラスが散乱させたゴミを、駅の係員が毎朝片付ける姿を見れば、「観光客のマナーが悪い」と言いたくなる気持ちもわからないではないが、そもそもゴミの捨て場所が少なくなり過ぎたのである。
誰かがゴミ箱を撤去すれば、そこで出たゴミは、数少ない他所のゴミ箱に集中する。
一般に北海道のスーパーは、入り口にゴミ箱が無く、レジ前の袋詰めテーブル脇に、小さいのが置いてある程度だ。
コープのスーパーになると、レジ前にも無い場合があり、いつもは捨ててくる食品トレーや包装材料も持ち帰らねばならない。
知床の道の駅「うとろシリエトク」には「ここは世界遺産だから、ゴミは持ち帰れ」という意味の張り紙があって、誇らしげに「ゴミ箱は設置しておりません」と書いてある。
日本全国から大勢の観光客を集める商業施設が、こういう姿勢なのである。
モノは買え、カネは落とせ、ゴミは持ち帰れ・・・
滑稽なことに、うとろ駅の向かいにはゴミ箱を設置したコンビニがあって、道の駅に車をとめた観光客たちが、手にゴミを持って道路を横断する珍風景が見られる。
この知床に限らず、全道的に、公共的施設に拒否されて行き場を失った旅行者たちのゴミは、民間企業であるセイコーマートなどコンビニのゴミ箱に集中しているのが現実だ。
まるで「公共」と「民間」の役割が、逆転したかのような現象である。
「民間」に出来ることが、「公共」には出来ないのである。
厳しい北海道に比べて、逆に大アマなのが四国だ。
四国四県どこへ行っても、ゴミ箱と水とトイレに困ることは無い。
お遍路さんを接待しようという、優しい伝統文化があるからだろうか。
四国と北海道のゴミ箱事情は、対照的である。
北海道では仰るように、私もだいぶ手こずりました。
東北では例外はありますが、水もゴミも比較的楽でした。
ゴミ処理については、マナーが先か、ゴミ箱が先かわかりませんが、観光立国を目指すのであれば、少なくてもゴミがあふれる現状は放置しないでもらいたいですね。
寛大な気持ちで、市町村又は広域組合が公的産業廃棄物として収集、運搬、焼却処理、最終処分を実施して、みんなが快適な旅を楽しめるように願いたいですね。
彼女一人が頑張るだけで、組織的な対応がされないのでしょうね。
その後どうなったか未確認ですが、コンビニのようにゴミを受け入れ続けることが出来なくて、ゴミ箱の撤去に至ったかもしれません。
どこかで、良く音の出る熊鈴を探さなければなりません。
熊鈴で鳥も逃げるんじゃないかと心配ですが。
殆んどの道の駅でゴミは処理できています。
それに比べ北海道はゴミ箱が少ないです。
お土産は買ってくれ、でもゴミは全て持って帰れと取られても仕方ない状況です。
観光客を誘致する前に環境整備から始めるべきだと思います。
「ゴミお持ち帰り」を美徳と思っているとしたら改めて頂きたいですね。
北海道は日本中から多くの車泊者が集まるために、自衛上、一時的にガードが高くなったものと理解しています。
事例に上げた小清水の道の駅も含めて、道の駅の有料ゴミ引取りが始まりましたから、今後はシステム的な改善が進むと期待しています。
ゴミ箱があるのに、平気でゴミを置いていく人を見ますね。
マナーというのは「他人への思いやり」だと思うのですが、最初から世間や他人に敵意を抱いている人物には何を言ってもダメ、と気づかされた経験があります。