kenharuの日記

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北海道6月の魅力

2023-05-23 | 野鳥
北海道行きの準備を始めた。
6月の北海道には花と鳥を楽しめる特別な魅力がある。
以前に書いた話の繰り返しになるが、魅力の一例としてオロロンラインを紹介する。

天塩のあたりから稚内に向けて北上する海沿いの道は、北海道の広大さを味わえる人気のドライブウェイとなっている。
紹介するのは海側に延々と続く、原生花園でも何でもない、一見普通の狭い草地である。
それを車窓から眺めるとこんな風である。

大抵の人は「花が咲いてるな」とは思うものの、わざわざ車を止めたりはしない。
この同じ場所を双眼鏡で覗くと景色は一変し、一気に華やかになる。
黄色はエゾカンゾウ、赤はハマナス、白は花ウド? 


この時期、北海道の花々は一斉に咲く。
ほとんどのドライバーが見過ごす、ただの草むらだが、よく見れば見事な花園になっている。

人の背丈ほどもあるエゾニュウの白い花。


エゾニュウのつぼみは、キャベツほどの大きさがある。


車窓から双眼鏡で観察すると、花々の根本にある背の低い植物たちも、一斉に花を咲かせていることに気づく。

草地の向こうはすぐ日本海である。

6月は小鳥たちの繁殖期でもある。
この時期の小鳥は巣や縄張りを守るために、見通しの良い場所(ソングポスト)にとまってさえずるのだが、天然の花園のソングポストはたいていが花の上になる。

ノゴマ♂

ノビタキ♂

コヨシキリ♂


6月の北海道は、花とバードウォッチングと野鳥撮影が楽しめる、最高の季節である。



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