kenharuの日記

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黒ニンニク作りの参考

2020-05-17 | 食べ物
毎年6~7月には10キロほどの黒ニンニクを作りだめしている。
10キロというのは、わが家のほぼ1年分の消費量である。

今まで、全国各地のニンニクを試し、乾燥のさせかたもいろいろと実験した。
少しでも美味しいのを作りたいという思いからである。
美味しくするための工夫はホームページに掲載したので参考にされたい。

→ 美味しい黒にんにくの作り方

さて、美味しくする一番のポイントは水分コントロールにあると思う。
その参考になる、興味深いグラフ。


ニンニクは普通は出荷前に乾燥処理されるが、このグラフは各部位の乾燥進捗を表している。
茎や皮は30日ぐらいで乾燥しきるのに、りん片(食べる部分)だけは全く乾燥しないのが面白い。
りん片は極めて保水力が強いのである。
これは黒ニンニクに加工された後も変わらないようで、軒下に半年以上ぶら下げても、さほど乾燥が進まない。

生ニンニクを一月ほど自然乾燥させれば、元の重さの70~75%になる。
乾燥させたニンニクは黒ニンニクにしやすい。
生ニンニクが黒ニンニクになりにくいのは、りん片以外に含まれる水分が熟成の邪魔をするからである。

また、今は西日本産の生ニンニクが出回る時期だが、乾燥ものより3割ほど安くなければ割安とは言えない。
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