エンディミオン(上) 価格:(税込) 発売日:2010-02-25 |
エンディミオン(下) 価格:(税込) 発売日:2010-02-25 |
一気呵成に読み終わった(と言いたいとこだがあれやこれやで5日かかってるにゃ)
前半でバラまいたナゾをきっちり収めようと書き始めたのかもしれないが何せ本来が大風呂敷をちぎって放り出すタイプ(筆者失念、見れば思い出すハズだけど)、読者はほとんど何1つ説明を聞かされることなく、またも2階へ上がってハシゴをはずされたまま後編を待つハメになる、まあこうなりゃ読むしかないやね、買ってはあるんだし
時代は前半終了から300年ほど後、カソリック教会があやしい力(AIと推測される)に操られてることはまちがいなさそうだが、いったいいかにして(How)またなぜ(Why)?は全くのナゾ、そのカギを握るのは過去から来た女の子で、彼女は前半の女探偵とAI青年との間に生まれ、不思議な力を持ってるというのだがそれが何なのかはわからない、教会は彼女を危険な存在と見て有能な軍人神父に捕獲を命じたが、これが大変な難事と判明する、酔いどれ詩人に彼女の保護を頼まれた主人公は別に何ということもない男の子らしい(まだわからない)のに、この2人の赴くところ次から次へと信じがたい奇跡が起き続け・・・・かくして銀河系を股にかけた壮大な追跡劇が読者を振り回し続けるのであった
要するに内容のほとんどはムダ、だけどそのムダがお話の筋そのものだからどこも省略するわけにいかない、あれ、前半と同じこと書いちゃってる、そういう作者なんだ
6/18追記-しっかし前半だけで完結してる(もっと言えば前半のさらに前編だけで完成してる)から後半はなかったことにするってどういうヒトだろな、たぶんミステリ読んでて犯人がわかったら読むのをやめちゃう、動機も犯行方法も聞かんでいいと思ってる読者なんだろな・・・ってホントにそんなヒトいるの?
もう一つ追記-さう言や思い出した、何かの本(たぶんジーン・ウルフ)に「この本の感想にネタバレはない、ネタなどないからだ」(うろ覚えゴメン)って解説があったよな、ファンタジーとはさういうものなのかも・・・って違うだろ?ホントにさう思うんだったらナゾをバラまくんじゃねえっての!!あ、もしや作者も答えを知らないとか・・・・・?
さらなる追記-「デビルマン」のアニメは何ともヌルいシロモノだったらしい(見てない)のだが、その当時(つまりアニメ進行中ってこと)「サタン=了」だとは作者も知らなかった・・・と後から聞いた、ホントかな?あ、もうこれネタバレじゃないよね?
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