事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

クルヴェット、天から舞い降りる

2007-05-21 18:47:39 | 事件記者の物語

Photo 昭和42年俳優座公演のパンフがヤフオクに出てたのをみつけてしまいました。ああ、なつかしい、これTVで見ました。
 内容紹介がどこかにないかと検索したんですが、最近は上演されてないらしいですね。1980年代前半のいつかに坂上二郎さんと大地真央さん(?-ちがったらゴメン)主演のポスターを見た記憶があるんですが(いつもながら古い)。

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 普段はマジメなプチポン医師(永井智雄-だったのです)のベッドにある朝、見知らぬ娘クルヴェット(市原悦子)がいた。どうやら酔い払って町で拾った娼婦を連れ帰ったらしいのだが全く記憶にない。いっしょに飲んでいた友人のモンジクール(小沢栄太郎-メッチャおかしい)が見舞いに来て「ああやっぱり」と言う。
 そこへ突然、退役軍人の伯父さん(三島雅夫-これ連想ゲームの続きだったのだ)が訪ねて来た。クルヴェットを見て甥の奥さんだと思い込み、自分が後見している姪を部下と結婚させるから、奥さんを連れて田舎の家へ来てくれと言う。
 本物の奥さんはちゃんといたのだが、伯父さんはそちらをモンジクール夫人だと思った。一方、奥さんはと言えばクルヴェットをプチポン夫人=伯父さんの奥さんと思って納得。

 さて伯父さんが姪と結婚させようと思っていた部下のコリニョン中尉(近藤洋介)は実はクルヴェットと古いなじみで好き合った仲だった。別に上官の姪と好きで結婚するわけじゃない、やはり好いたどうしいっしょになるのが正しいだろうと、何となくそういうことになって、二人は駆け落ちする。
 アタマに来た伯父さんは「女房をとられて黙っているヤツがあるか、さっさと決闘しろ」と言うのだが・・・・

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 ハチャメチャな展開ですが、ラストは「願ったり叶ったり」(プチポン医師のセリフ)のハッピーエンドでした。
 加藤剛が出てたとはまるで記憶にございません。田中邦衛は確か公爵家の召使だったハズ、老公爵夫人の役で東山千栄子もいたような・・・
 何せ自分は、シロさんが出るから見てたんだったもんね。

 と、ようやくその件になりました、近藤洋介さんです。ほんと貴重な写真。ちょっと古過ぎのハンサム過ぎ(当時34歳のハズだけどそうは見えない)って気もするけど、事件記者ファンには全然かまわない。現役のシロさんだった時代に撮ったものってことになるんだから。

 で、お芝居はどうだったかって?ハイ、いたことはまちがいないんですが、あんまし印象ないんですよ。市原さんは可愛かったし、三島、小沢の両ベテランはいかにもカッコよかった(ホントだって)けど、シロさんにはあんまし見せ場なかったのです。高校生ファンは
「何だってそうアッサリ駆け落ちを決めちゃうんだよー、この無節操野郎」と思っただけ。
 いや、放送時間の都合で出番を一部カットされてたのかもしれないんですがね。


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1 コメント

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貴重な批評です (tws615)
2021-07-29 00:30:28
市原悦子さんファンの40代男です。貴重なレビューをありがとうございます。
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