事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

チャールズ・ボーモント

2014-11-02 23:35:57 | SF
夜の旅その他の旅 (異色作家短篇集) 夜の旅その他の旅 (異色作家短篇集)
価格:¥ 2,160(税込)
発売日:2006-07

これは全く知らんかった、まさに意外な収穫、改めてありがと、ハヤカワ殿、もっとも何せ若くて亡くなった作者、玉石混淆ってとこはあると思うけどね(上から目線)

黄色い金管楽器の調べ-何のこと?って思うよね、ファンファーレじゃないかな?入場合図とでも言おうか、闘牛士(マタドール)に抜擢された若い男の運命は・・・これって闘牛知ってる読者にはぶっとばされるよーなトンデモを書いてるのじゃなかろうか、ちょっと心配、
古典的な事件-何が古典的やねん、デューセンバーグってそんなたいしたクルマか?というツッコミは野暮、わかるヒトにはわかるんだろうから・・・あ、全然関係ないけど昔「原始家族」(アニメ)のフレッドがややこしいことを頼まれてしばらく家を空けることになり、すると奥さんは「浮気に決まってるわ」という、アホか、もっとずっと危険な話なんだよ!!と子供の私は怒り狂ったのであったが、はてそれからだうしたのか、誰か知ってるヒトない?
越して来た夫婦-新しい家へ引っ越したらどうも隣人たちが怪しい、子供もおびえてる、これはいったい何事?十分な情報があってクドい描写はほとんどない、そして結末は・・・これぞホラーのお手本ではあるまいか
お父さん、なつかしいお父さん-自分が受胎する前のお父さんを殺したらどうなるか?一番シンプルな解答だけどシンプル過ぎて何も言えない
人里離れた死-クルマのことをよく知ってるヒトなら「死ねこのバーーーカ!」と作者を殴りたくなるお話じゃないかと思う、でもクルマを全く知らない私は何かイケてると思う、こういうことってあるのよね、解説によればこの作者はレースマニアだったとのこと、時代・・・なのかなあ?
隣人たち-白人の住む町へ越して来た黒人、たちまちイヤガラセの嵐に会うが・・・やられた、これが60年初出とは怖るべし作者!!!
叫ぶ男-ボストン出身の私はドイツを旅しててとある修道院で監禁されてる変な男に逢った、さてそいつの正体は・・・やられたというか、え、それはないよとツッコむべきなのか?

魔術師-どーでもいーけどネタバラシはダメ、お宅ミステリ作家じゃないの?!
かりそめの客-絶対「ここは精神病院」ってオチだと思ったんだがなあ、メッチャ狂っててやられた感ゼロなSF、お宅SFは書かん方がよいよ・・・(上から目線)
夜の旅-何かアーティストを誤解してる気が、つかネタの使い方をまちがってる気が・・・

以下略(どう評価したらわからんから)、逢えてよかった、だけど二度と逢うことはあるまい、そういう作者(上から目線)

とか言いつつ追加(11/3)
淑女のための唄-古い客船に乗った新婚カップル、数人の老人に「乗らないでくれ」と頼まれたがそうなると意地でも何があるか知りたい・・・好奇心はネコをも殺すってね、いや死なずに済むんだけど
鹿狩り-何で西洋人は殺生が好きなのかねえなどと言ってはいけない、ご先祖様は狩猟で暮らしてたんだし動物はみんな他の生物を食わなくちゃ生きられないんだから・・・なんてこととはあんまし関係なく殺生に関わる哀しい真実を知らされてしまった若い男、今後の運命やいかに?(ということを作者は教えてくれない)
夢と偶然と-精神科医に「夢の中でジェットコースターがどんどん上がって行く」と話す男、コリアと違って一応理に落ちてるところが・・・やっぱ恐いかな?
引き金-誰でも自殺する可能性はあるんだよ・・・ま、ひょっとしたらさうなのかもねと思わせる説得力はあるかもな、キャラ立ちの勝利かも(「三羽のかも」とつっこまれる前に自分で言っちゃう)


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