■■【経営コンサルタント竹根の起業日記】 十一月十二日(火) コンサルティング・ファームの実状
【小説・経営コンサルタント竹根の起業日記】は、10年のサラリーマン生活をしてきた竹根好助35歳の経営コンサルタントとしての独立起業日記です。
これから経営コンサルタントとして独立起業しようと考えている人の参考となることを願い、経営コンサルタントとしての実践を経験的に語るつもりです。
経営コンサルタント起業日記を読むポイント
日記の主であります私(竹根)は、35歳の商社マンです。産業機械部第一課課長、2013年4月1日に経営コンサルタントという職業に関心を持ちました。
最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
迷った挙げ句、部長に退職願を提出した。
毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となることもあります。
【注 】
ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。
【あらすじ】 【登場人物】 【作者紹介】 ←クリック
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最近、部長とぶつかることが多い竹根である。商社の限界を感じたり、経営コンサルティング業による社会貢献のすばらしさがわかってきたり、ついにはヘッドハンターからコンタクトがあったりと揺れ動く竹根。サラリーマンを辞めるのでしょうか、それとも、別な道があるのでしょうか。
迷った挙げ句、部長に退職願を提出した。
毎日20時30分頃発信しています。ただし、一部は翌朝の発行となることもあります。
【注 】
ここに記載されていることは実在の企業とは何ら関係ありません。
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十一月十二日(火) コンサルティング・ファームの実状
約束の時間に竹之下経営の畑上先輩を訪問した。事前に相談したい旨を伝えてあったので、かれの仕事のキリがつく時間まで待たされたが、二〇分ほどで近くの飲み屋に入った。お店の人達は、先輩と親しげな言葉を交わすことから、かれがしばしばこの店に来るようである。
奥に八畳ほどの畳敷きの場所があり、簡単なついたてで仕切りができていた。部屋の中でも一番奥に通された。
世間話を簡単に済ませて、本題に入った。私は中小企業を相手にしたコンサルティングをしたいこと、相談のポイントは竹之下経営のクライアントが大企業ではないかと言うこと、をかいつまんで話すと、先輩は、「もう、竹之下経営の社員も同様だから・・・」と言って会社の実状を話してくれた。
竹之下経営のような日系コンサルティング・ファームは、○○研究所というような金融系のコンサルティング・ファームは外資系のように、大企業だけを相手にしているわけではないということから、説明してくれた。
確かに、大企業のクライアントの仕事も結構あるが、その大半は社員研修が多く、コンサルティングといえる業務はあまりやっていないという。クライアントの大半が中小企業や中堅企業であると言うのである。
それを聞いただけで、私の心配は杞憂に期し、その後は二人の個人的な話や高校時代の思い出話となった。
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約束の時間に竹之下経営の畑上先輩を訪問した。事前に相談したい旨を伝えてあったので、かれの仕事のキリがつく時間まで待たされたが、二〇分ほどで近くの飲み屋に入った。お店の人達は、先輩と親しげな言葉を交わすことから、かれがしばしばこの店に来るようである。
奥に八畳ほどの畳敷きの場所があり、簡単なついたてで仕切りができていた。部屋の中でも一番奥に通された。
世間話を簡単に済ませて、本題に入った。私は中小企業を相手にしたコンサルティングをしたいこと、相談のポイントは竹之下経営のクライアントが大企業ではないかと言うこと、をかいつまんで話すと、先輩は、「もう、竹之下経営の社員も同様だから・・・」と言って会社の実状を話してくれた。
竹之下経営のような日系コンサルティング・ファームは、○○研究所というような金融系のコンサルティング・ファームは外資系のように、大企業だけを相手にしているわけではないということから、説明してくれた。
確かに、大企業のクライアントの仕事も結構あるが、その大半は社員研修が多く、コンサルティングといえる業務はあまりやっていないという。クライアントの大半が中小企業や中堅企業であると言うのである。
それを聞いただけで、私の心配は杞憂に期し、その後は二人の個人的な話や高校時代の思い出話となった。
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