■■【経営コンサルタントの独り言】 2015年の年頭に思う
各地で冷え込みが厳しく、雪や高波等で被害が出ています。年末の忙しい時期に寒波で身動きがとれないのは辛いですが、燃料が安くなって暖房費負担が軽くなったので、暖房をしっかり使って無理をせず寒さを乗り切りたいものです。
一方、年末、年始は恒例の駅伝が目白押しです。箱根の天下の険を上り下りする過酷なレースはドラマチックでした。近年、3が日はテレビ桟敷で駅伝観戦が定番ですが地域起こしの駅伝競走も盛んになってきました。見るだけではなく、地域の方と繋がって、駅伝に市民ランナーとして参加してはいかがでしょうか?仲間つくりができて運動不足解消、医療費削減に繋がります。尚、無理は禁物、体と相談しながら、時間をかけて少しずつ長く走れるように体を馴らしていくことが肝要です。
昨年亡くなられた経済学者の宇沢弘丈先生を紹介する番組が印象に残っています。宇沢先生の実績は、既にテレビでも度々取り上げられており、ご存じの方も多いと思いますが、アメリカに留学し、研究者として実績を上げたが、アメリカの経済学者のフリードマンの主張「儲かれば戦争も辞さない」に愛想をつかしてアメリカから日本に戻ってきた。しかし、日本に帰って目にしたものは、悲惨な公害の現実だった。そこで、新しい経済理論が必要の想いで研究を重ね到達したのが「社会的共通資本」。
私は、不勉強でマイケル・E・ポーターの「CSV(Creating Shared Value):共通価値の創造」を先に知ったが、宇沢先生の「社会的共通資本」こそ、これからの時代にふさわしい考え方だと思います。
なんでもアメリカ発をありがたがる日本人の生活習慣を卒業して、私たちが積み上げてきたものに光を当て、時代と「向き合うことで、新しい時代が拓ける気がします。2015年も大きな変化の年になると思いますが、本年もご愛読の程、宜しくお願い致します。
【筆者】 石原 和憲 先生
新環境経営研究所所長
日本経営士協会登録経営士、横浜経営支援センター センター長
大手事務機器メーカーに永年勤務後、経営コンサルタントとして独立。
「21世紀の環境経営を実現する技術コンサルティング ~地球環境に優しい21世紀のモノ作りを実現すべく、リスクマネージメントの視点で企業経営を支援する~」という理念の基にご活躍
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【 注 】
原稿時期と季節感やタイミングが合わないことがあります。原則として筆者の現行通り掲載しますが、前述の理由等から、発行者が、文章を変更した部分もありますが、ご容赦くださるようお願いします。
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