■■【経営マガジン】 8月31日号 経営とコンサルティング
経営コンサルタント歴35年の経験から、
◇ 経営者・管理職の皆様
◇ 経営コンサルタントを目指す人
◇ プロの経営コンサルタント
の皆様に、時宜に即した情報を、毎日お届けしています。
|
|
【今週の注目】ポイントを掴むと見えるものが異なってくる<o:p></o:p> 漠然とものを見るのではなく、今何がポイントなのかを押さえてみると、それまで見えなかったものが「視える」ようになります。 今週の動きを、NHKニュース、日経サイト他を参照して、独断と偏見で項目を選んでみました。また、最新記事を時系列的に掲載している【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。 |
※ 9月分は、情報の整理中で、9月2日(火)にアップロードできる予定です。 ご迷惑をおかけしますが、しばらくお待ちください。 |
|
【経営コンサルタントの独り言】 独断と偏見で、その日のNHK、日経などのニュースや話題などを、タイミング良く、できるだけ公平公正にお伝えしたいと思います。また、最後に私なりの私見も付けることがあります。読者の皆様からは「わかりやすい」をお褒めの言葉をいただいています。最新記事を時系列的に掲載しているまとめて【独り言】コーナーも併せてご覧下さると一層ヒントを得られやすくなります。 |
■ 日本の食糧自給率はなぜ低いのか? 2014/08/28
NHKの合瀬宏毅解説委員の「なぜ上がらない?食糧自給率」というテーマでの意見を拝聴しました。ご覧になった方も多いと思いますが、その概要を紹介し、私の拙いコメントを付けさせていただきます。
◆1 自給率の低い日本の現状
1965年に73%あった食糧自給率、一貫して下がり続けて、2013年度の食糧自給率は、4年連続で39%だったと報じられました。農林水産省は、食糧自給率として50%を目標にして、様々な政策を打ってきましたが、アメリカやドイツ、フランスは軒並み100%か、それ以上の自給率でありますし、オーストラリアはなんと200%を超えていると言われています。
そうした国々は農家1戸あたりの耕作面積が、日本の数十倍と広く、アメリカで日本の130倍、オーストラリアは1900倍もあります。このような国々とでは、コスト的に合わないのは自明のことのように思えます。しかも、TPPなどが締結されますと、日本の自給率は益々低下する恐れがありますことも指摘されているのです。
◆2 なぜ自給率が下がったのか
合瀬解説員は、消費者の食生活がコメ中心の食事から、肉や小麦主体の洋食へと変化していく中で、生産者が需要の変化に適応できず、消費者が求めるものを供給できなかったことが、自給率を下げた大きな原因だと説明していました。
政府は2000年以降、5年ごとに基本計画を作り、現在は50%を目標にして、莫大な予算をかけて自給率向上を目指してきましたにもかかわらず、今年はこうした数字になってしまったのでしょうか?
農水省によりますと「国内で消費された食料全体の20%余りを占めるコメが、消費税率引き上げ前の駆け込み需要などで増えた一方、大豆は台風や干ばつなどの全国的な天候不順で、全国各地の産地が生産量を減らしてしまった。さらに小麦も全国の7割を作る北海道で、去年並の生産を上げることが出来ませんでした。」ということがその理由であるようです。
◆3 食糧自給率の算出法
では、食糧自給率というのは、どの様に算出されているのでしょうか。
自給率算定の基準は、私たちの身体を支える熱量をカロリーベースで計算しています。そのカロリーベースの食糧自給率であります国内生産に、食料輸入額を加えた金額と国内で供給できたカロリーとの比率です。
換言しますと、食糧自給率は、消費者が自分が食べるもののうち、どれだけ国産品を選んだかを示す数値とも言えます。一方、農家は、農産物が売れませんと経営が成り立ちません。そのまま放置しておきますと、農家がなくなってしまい、消費者が困ることになります。
食糧が不足するのであれば、輸入すれば良いという声もあります。順調に事が運べば、それで食料をまかなうことができるでしょう。しかし、世の中は、期待通りことが進むときばかりではありませんで、ハプニングがつきものです。例えば、鶏肉加工の使用期限切れや衛生観念のなさが問題になりました。このことだけでも鶏肉価格が高騰しましたし、場合によりますと品薄ということになりかねません。
干ばつで小麦や大豆が高騰するなど、記憶にまだ新しいです。これらのことで世界的な食糧不足に陥るってしまうことも否定はできません。
【上記以前の最近の記事】 ←クリック |
|
季節の移ろいを見せる毎日ですが、毎日が変化の日です。今日は何なのかを起点に、経営の視点で物事を見て、徒然に自分の思いを記述した、エッセーとは異なる文章にまとめてみました |
【今日は何の日インデックス】 |
日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます |
|
8 月 |
2014(平成26)年 |
30 |
冒険家の日
8月30日は、冒険家で知られる植村直巳氏が1970年にマッキンリーに単独登頂した日です。1989年の同日、マーメイド号という小型ヨットで太平洋を単独横断した堀江謙一氏が、今度は太平洋単独往復した日でもあります。
それらを記念して、「冒険家の日」が制定されました。
|
31 |
天長節 野菜の日
8月31日は、大正天皇の誕生日で1912(大正元)年と1913(大正2)年に「天長節」が実施されました。
天皇の誕生日を祝った祝日。その起源は中国の唐代、748年(天宝7)にさかのぼり、玄宗皇帝が老子の「天地長久」の語に基づいて創始した。天地とともに天子の寿命の限りないことを希(ねが)うという意味で、日本では・・・・・<続き> ←クリック |
9/1 |
関東大震災記念日、防災の日 くいの日
9月1日は「関東大震災記念日」であり、「防災の日」でもあります。
関東大震災は1923(大正12)年9月1日午前11時58分に発生しました。このときのマグニチュードは7.9だったそうです。木造家屋の多い日本ゆえ、家屋の全半壊25万戸以上あったそうです。それよりも焼失家屋が44万戸以上でした。
|
2 |
くつの日
9月2日は、「く(9)つ(2)」の語呂合せで「くつの日」です。 靴というのは、主役になることは少ないですが、主役に不可欠なものです。長靴を履いた猫やシンデレラ姫などでは主役級の役割を果たしています。
登山をする人やゴルフをする人は、結構靴に注目をします。「足下を固める」という言葉があるとおり、足下の靴でスコアが変わってくると言うことをいうゴルファーもいます。
企業も足下を固めることが大切です。・・・・・<続き> |
|
|
|